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ボニン浄土
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ボニン浄土の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.31pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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かつて日本人だけでなく、南洋や欧米も含め、国籍・人種を問わず様々な人々が小笠原諸島に住んでいたこと。そして、明治以降、太平洋戦争後の日本返還まで、住民たちが様々な苦労をしてきたことを、僕はこの作品を通して知った。 漂着した江戸時代の日本人、現代の思春期の少年、自分のルーツを探るバツイチ中年男といった3人の男性にまつわるバラバラのエピソードが次第に一本の歴史に繋がっていく様子は謎解きにも似て、お話自体は飽きさせない。だが、終盤の視覚的クライマックスの描写がクリスチャン・ラッセンの絵みたいでコテコテだった点、ラストの種明かしエピソードが余韻を削ぐ点で、星は2つ削った。小笠原の自然を背景に孤独な少年と中年男の再生が描かれるという、いかにも最近の日本映画が好きそうなお話なのだが、今の邦画では小笠原で長期ロケをやる予算は作れないだろう。 私と同年代の作家なのだが、コツコツとエピソードを連ねていくスタイルは、最近の若い作家にはない落ち着いた読み心地で、この地道なリズムは少し懐かしくも感じた。勿論、誉め言葉である。 | ||||
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リーダビリティが高く、ページを繰る手が止まらなかったです。ですが、物語を進めるにあたり、偶然が重なりすぎている感じがして、それだけが残念でした。 全く知らなかった小笠原のことを知ることができたのはとてもよかった。 | ||||
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