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とらすの子
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とらすの子の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.06pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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面白いよ!面白いんだけど、オチが王道というか、キャラの立たせ方がもうひとつというか。 トラスとは何なのかマレ様とは誰なのかミステリー要素もあり読み応え抜群。 また想像できない怪異の怖さが芦花公園さんの素晴らしさだと思っているのだが、洋物由来の怪異は説明がされすぎていて怖さを感じなかったのかもしれない。 | ||||
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著者の本を全て読んでいます。 「ほねがらみ」から本作まで、吸引力や読みやすさは素晴らしい!他の方も書かれていますが、読者をのめりこませる筆力は凄いです。 また、今回登場した二人の女性のキャラクター造形がリアルで、いつの間にか二人の女性の間に芽生えていく友情の形が、とてもいいなと思いました。 ただ、パターンがいつも同じなのです。 今回は特に、物語のキーパーソン「希彦」と、前作「漆黒の慕情」の「片山敏彦」のイメージが余りにも似すぎていて、既視感が半端ありませんでした。名前まで似ている……「あれ?片山敏彦の子ども時代の話だっけ?」と誤解しそうになりました。 絶世の美少年、美青年と、彼に恋する男性のあれこれも同じ(笑) おどろどろしい宗教、無惨な死体、人々の怨念、絶世の美少年……。そして、結局「答え」は提示されない。書き手として、「訳の分からぬもの」を「人智を超えた怪異」で毎回終わらせてしまうのは、ある意味逃げではないかな……と、思ってしまいます。 その怪異の源泉を、もっと突き詰めて欲しい。人の業を、もっと容赦なく炙り出して欲しい。 作者のこだわりなのかもしれませんが、一度宗教とはまったく関係のないホラーを書いて欲しいとも思います。 次作、とても楽しみです! | ||||
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直近の著書に引き続き絶世の美男子が登場し、 直近の著書に引き続き男性同士の情事などが書かれています。今回はより直接的に。 苦手な方はお気をつけを。 2作品連続でメインにそういう人物を据えられた為 延々と彼は美しい的な描写を見る羽目になりやや過食気味。 (インタビューを拝見すると著者も自覚されてるようですが) ただ一気読みさせる話の展開は相変わらずお見事。 難解な言い回し、奇抜な単語に乱用もなく読みやすいのも良いですね。 和製ホラーのようなジワジワくる怖さではなく スプラッタ!広範囲無差別!!と エンターテイメント性を重視した洋画チックな怖さでした。 カクヨムに後日談もありますので 読了した方はそちらも是非! | ||||
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リーダビリティ高くて先が気になり一気に読まされてしまうのはいつもどおり。 でもなんだか小さくきちっとまとまって終わる印象なのもいつもどおり。 この作者の作品は、途中までのわくわくに対して、ラストは肩透かしを食らうことが多い。 あるいはキリスト教的価値観が自分に合わないということなのかもしれない。カトリックの世界では怪異がどうしても名付けされた既知のものになってしまう。 終盤に進むにつれ、なんだかよくわからない怖いものに輪郭が与えられていったことで、尻すぼみになった印象。 人間の悪意とやらも想定内であった。 | ||||
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