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神薙虚無最後の事件



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【この小説が収録されている参考書籍】
神薙虚無最後の事件
神薙虚無最後の事件 (講談社タイガ)

神薙虚無最後の事件の評価: 3.50/5点 レビュー 10件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.50pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全10件 1~10 1/1ページ
No.10:
(3pt)

一作目でやる内容ではないような

※以下の内容には【ネタバレ】が含まれる可能性があります

過去に起きた事件と,名探偵や怪盗らを巡る,作中作を中心に物語は進みますが,
その作品がシリーズ,しかも最終作の体であるためか,設定などの情報がほぼなく,
彼らに思いをはせるような幕引きにもピンとは来ず,入り込めないまま終わった印象.

一方,そんな一冊の本に翻弄される現在の名探偵たちは,かなりテンプレ気味で,
特に代表とされる人物の設定には,マシマシの要素に飽き飽きとなってしまいます.
また,ラブコメの展開もあり,こちらはいささか好き嫌いが分かれるかもしれません.

終盤での『電撃参戦』や,様々な推理が飛び交う様子は読み応えがありましたが,
今後,全体のテーマになるのか,冒頭で交わされた『議論』にも物足りなさが残り,
次への気になる部分は見られましたが,一作目でやる内容ではないように思えました.
神薙虚無最後の事件 (講談社タイガ)Amazon書評・レビュー:神薙虚無最後の事件 (講談社タイガ)より
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No.9:
(4pt)

「作中作」の「多重推理もの」という好きな人にはたまらない作品

『毒入りチョコレート事件』を彷彿とさせる多重推理ものです。
違うのは推理する対象が「作中の未解決のミステリ小説」である事。
これを読んだ三人+αがそれぞれ推理を披露しあうわけですね。
ミステリ好きでこの設定にワクワクしない人はあまりいないのではないでしょうか。

ただ、僕も面白かったという前提で気になったのは、当の作中作を読んだ時に一番違和感がある点を中々皆指摘してくれないという事ですね。
てっきりそこに対する解釈がメインになるかと思っていたのでちょっとやきもきしました。
基本的に推理とかしない読者だからこそ逆にそこが気になっただけなのかもしれませんが。

あとは作者がラノベを描かれる方だからなのか陰鬱な展開にならないのは好印象でした。
神薙虚無最後の事件 (講談社タイガ)Amazon書評・レビュー:神薙虚無最後の事件 (講談社タイガ)より
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No.8:
(1pt)

全ての面において納得のいかない作品

ここまですべての面において納得のいかない作品には初めて出会った。ミステリー部分についても、それ以外の部分についても読者を納得させるには不十分な装置・理由・結論であり、キャラクターは必要以上に過剰装飾であり、地の文章についても技量不十分を感じた。読了までの時間を返して欲しい。
自分の中のセオリーとして「三点リーダーを多用する作品は駄作」というのがあるが、そのセオリーが間違っていないことを確認できた点のみが収穫だった。
神薙虚無最後の事件Amazon書評・レビュー:神薙虚無最後の事件より
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No.7:
(2pt)

多重解決よりも

多重解決の整合性や驚きよりも、登場人物全てがライトノベルか昔のPCゲームの設定のようで、白けてしまった。御剣まわりの設定は重いものでラストに直結しているのだから、余計なキャラ付けや固有名詞は捨てて、全部がクライマックスに奉仕するよう組み立ててほしい。そうじゃないと御剣唯の心の叫びが伝わってこない。
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No.6:
(4pt)

濃厚です

過去におきた未解決事件を、大学の名探偵倶楽部のメンバーが解き明かすミステリー。

<名探偵たち>と<怪盗王>が集った館で起きた事件は大いに興味をそそる謎ですが、エンターテインメントとはいえ、キャラクターたちがあまりにも現実離れしていて、個人的には感情移入しにくく、物語への没入感は浅めでした。

しかし、作中作の設定から多重推理に密室トリックの不可能犯罪とサービス満点で、更に従来のミステリーの手法も、またロジックも駆使されたミステリー好事家には堪らない一冊です。
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No.5:
(3pt)

ちょっと入り組み過ぎ、

最後もすっきりせぬまま。
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No.4:
(5pt)

過去と現在が繋がる!

過去にあった事件をそれぞれの人間が模索していく姿と依頼人に寄り添った解決方法がいっそ、潔くて面白かった!過去の事件だから真相は関わった人間にしか分からないのに、それをやろうとするのが凄い!
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No.3:
(4pt)

楽しく読めるが、読者の意識によって評価の分かれる作品

現実味はおよそないし謎解きのトリックも特別にアッといわされる程のものではない、でも全体としてはとても面白い ―― そういう小説をどう評価するか?この作品の評価はそういう読者の意識に掛かっているのではないかと思います。わたしはエンタテインメントとしての小説を認めるし評価する方なので○ですが、あくまでミステリーとしての完成度を求めないと気が済まないというひとにとっては大いに不満の残る作品ではないかと思います。この作品の評価は分かれるのではないでしょうか。でも、楽しく読めます。ご一読をお勧めします。
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No.2:
(4pt)

多重推理の面白さを味わえる良作

【過去の事件をめぐる多重推理もの】
 真相が明かされないまま終わった小説「神薙虚無最後の事件」は実際に起きた事件だった。真相の究明を求める依頼者の頼みに応じ、大学の名探偵倶楽部に属する四人がそれぞれの推理を披露する多重推理ミステリ。

【それぞれの伏線回収が上手い】
 ラスト120ページから始まる各々の推理は全く違うものでありながら、小説の細かい部分を伏線として捉えて指摘するなど毎回新たな発見があり驚かされる。個人的には二人目のエレベーターについての推理が90年代の新本格味を感じて好きだ。メインの仕掛け自体はミステリ慣れしているならわかりそうではあるが、それぞれの人物の伏線回収のうまさを楽しむのが本作の醍醐味だろう。

【評価】
総合   3.5
読みやすさ4
意外性  4(メインの仕掛けに関しては3.5)
読後感  4

【要望】
 続編があるなら名探偵倶楽部の四人の関わり合いをもっと見てみたい。
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No.1:
(5pt)

やっぱり多重解決は面白い!

二十年前の大ヒットミステリ「神薙虚無」シリーズは、最終巻で名探偵が炎上する館にて失踪し、未完のまま最終巻となった。
主人公の大学生の瀬々良木白兎(せせらぎはくと)は、「神薙虚無」シリーズの作者の娘、御剣唯(みつるぎゆい)から、未完のまま終わった「オルゴール館の謎」を解いて欲しいと依頼される。
白兎たちは、それぞれに次作の推理を披露していくのだが、そこには思わぬ謎が……

と言った内容。作中作の事件を大学のミス研(的なメンバー)がそれぞれ開陳していく様は、なるほど、多重解決ミステリにこの手があったか、と思わせられる。
『medium 霊媒探偵定塚翡翠』や『虚構推理』といった近年の多重解決ミステリの傑作がお好きな方は必読です。
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4065273501

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