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エラリー・クイーン完全ガイド



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【この小説が収録されている参考書籍】
エラリー・クイーン完全ガイド (星海社新書)

エラリー・クイーン完全ガイドの評価: 4.67/5点 レビュー 9件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.67pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(3pt)

「入門書」と言うより「研究家の雑談」

厳しい「レビュータイトル」にしたが、本書のイメージは、このとおりだと思う。

著者は、日本におけるEQ研究の第一人者で、研究書で賞を受賞された方なのだか、そのためか「入門書」と言う名前の割に、これからEQの本を読んでみようと言う人には不向きな本になってしまったようだ。

同じ主旨で描かれた?「霜月 蒼」の「アガサ・クリスティ完全攻略」(早川文庫)の方が、断然「入門書」として優れている。

どこが問題かと言えば

本書では「アガサ」の様に作品毎に星何個といった採点も無くて、どれから読んでよいか分からない。

「アガサ」では、更に「傑作なのでとりあえず読むべし」等と、煽り文句まで書かれている。

本書の著者は、EQが好きなので独断で採点するのは、忍びないと考えたと思うが、やはり沢山の本の題名を並べられても初心者は、途方に暮れて、結局読まなくなるのでは無いか。

やはり、初心者なら、まず、この1作!

みたいな作品の紹介が必要不可欠だと思う。

更に言えば、作品毎に影響を与えた日本の新本格派の作品を上げているが、これもいらない。

そもそも、初心者が、新本格派の作品に興味があるとは限らないからだ。

そして、研究者が問題にする「前期・後期問題」たが、これも全く初心者には、いらない知識で、返って、何か難しい印象を与えるだけだ。

「アガサ」も作風の変化について書いてあるが、それも含めて星何個で現してくれるのでわかり易い。

なので、EQ好きのミステリ好きには、中々面白い部分もあり雑談を聞いている様な楽しさもあるが、
「入門書」としては、評価出来ない。

残念である.
エラリー・クイーン完全ガイド (星海社新書)Amazon書評・レビュー:エラリー・クイーン完全ガイド (星海社新書)より
4065261554

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