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(短編集)
サム・ホーソーンの事件簿Ⅰ
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サム・ホーソーンの事件簿Ⅰの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.55pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全20件 1~20 1/1ページ
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高評価なので読んでみたけれども、期待外れでした。このレベルなら国内のミステリを読んだほうが楽しいです。購入して後悔しました。 | ||||
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1巻 より面白かった! 軽く楽しめる、ハチミツ味のポテトチップスのような事件簿です。 1巻よりこじつけ感がなく、クスっと笑えるところがよかった。 | ||||
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不可能犯罪や奇々怪々な事件を扱う作品といえば、私はチェスタトンのブラウン神父やカーの作品、日本人でいえば、初期の島田荘司の作品や高木彬光の神津恭介作品を思い浮かべるでしょうか。 そんな中でこの作品も中々楽しいのです。 個性豊かなキャラ達やトリックはなんぞやってなる、不可能犯罪を扱っています。 翻訳物では読みやすいほうだと思うので、オススメします。 | ||||
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イニシャルがあの名探偵と同じ(SH)という開業医サム・ホーソーンが探偵役をする田舎町での事件。一つ一つが独立した話であるにもかかわらず、微妙につながっているのがミソ。ちょこっとした余り時間に読むのに適した長さのミステリーである。 多少なりとも饒舌に過ぎるんではないかと思われる表現が多いが、最後まで読み進むとすっきり・なるほどと了解するトリックが多い。 もう一方のSH(シャーロック・ホームズ)のように100年後も読まれ続けるシリーズになりえるかどうかは分からない・・・・ | ||||
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イニシャルがあの名探偵と同じ(SH)という開業医サム・ホーソーンが探偵役をする田舎町での事件。一つ一つが独立した話であるにもかかわらず、微妙につながっているのがミソ。ちょこっとした余り時間に読むのに適した長さのミステリーである。 多少なりとも饒舌に過ぎるんではないかと思われる表現が多いが、最後まで読み進むとすっきり・なるほどと了解するトリックが多い。 もう一方のSH(シャーロック・ホームズ)のように100年後も読まれ続けるシリーズになりえるかどうかは分からない・・・・ | ||||
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◆「長い墜落」 霧の深い三月のマンハッタン。 ジュピター製鋼ビルの二十一階の窓から、 社長のビリー・カームが飛び降りたらしい。 しかし、どこを捜しても彼の死体は見つからない。 そしてその三時間四十五分後、忽然と消えていた彼が地面に落ちて来た……。 これはもう、文句のつけようのない傑作でしょう。 人間ドラマとトリックが有機的に連関し、間然するところがありません。 作品全編を覆う雰囲気と響き合う最後の一行も美しく、激しく好みです。 | ||||
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老医師サム・ホーソーンが聞き手とお神酒を酌み交わしながら、 若い頃(1920年代)に、アメリカの片田舎、ノースモントで開業 していた際に遭遇した不可能犯罪の話をする――という形式が 採られた連作短編集。 特別付録として、ノンシリーズ作品である「長い墜落」も収録されています。 ※収録された各短編の内容については「コメント」をご参照ください。 | ||||
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不可能犯罪ばかりを集めた連作短編集のその1。おまけとして「長い墜落」を収録。 1920年代のアメリカ東部ニュー・イングランドの田舎町「ノースモント」を舞台に、 青年医師サム・ホーソーンが、身辺で起こる不可解な事件を快刀乱麻を断つごとく 解決していく。 すぐにネタが割れるものもあるが、ヤラレタ!というものも少なくなく結構楽しめた。 何よりも簡潔簡明な描写でパズラーに徹しているところが魅力(勿論、当時の風俗、情景描写もそれなりに興味を引くが)。 厳密に考証していけば、現代の科学捜査の観点からは成り立たない(ミステリーとして) ものや、「不可能」とされる状況に疑問が生じたりもするのだが、そこは大らかに 不可能犯罪のスペシャリストの「離れわざ」を楽しむのがミステリーファンというものか。 特に印象に残ったのは「そびえ立つ尖塔の謎」、「古い樫の木の謎」、「長い墜落」。 | ||||
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不可能犯罪ばかりを集めた連作短編集のその1。おまけとして「長い墜落」を収録。 1920年代のアメリカ東部ニュー・イングランドの田舎町「ノースモント」を舞台に、 青年医師サム・ホーソーンが、身辺で起こる不可解な事件を快刀乱麻を断つごとく 解決していく。 すぐにネタが割れるものもあるが、ヤラレタ!というものも少なくなく結構楽しめた。 何よりも簡潔簡明な描写でパズラーに徹しているところが魅力(勿論、当時の風俗、情景描写もそれなりに興味を引くが)。 厳密に考証していけば、現代の科学捜査の観点からは成り立たない(ミステリーとして) ものや、「不可能」とされる状況に疑問が生じたりもするのだが、そこは大らかに 不可能犯罪のスペシャリストの「離れわざ」を楽しむのがミステリーファンというものか。 特に印象に残ったのは「そびえ立つ尖塔の謎」、「古い樫の木の謎」、「長い墜落」。 | ||||
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1920年代禁酒法時代のアメリカを舞台にした時代ミステリである。 長い墜落はオマケの現代ミステリですが、全編不可能犯罪ものという、 エラリー・クイーンの一人でもあったホックの面目躍如の短編集である。 白ける自殺ネタもあるが、短編集としては買っても損はない。 不可能犯罪ものって、不可能に思われるから犯人は頭が良いというのがセオリーだが、 不可能に見えても、事件として警察に存在を知られては、 トリックを暴かれる危険性があるので、 派手な不可能犯罪をする犯人の心理に疑問が生じるが、 何故、わざわざ大勢の目撃者の前で殺人をする必要があったのか? という動機にも踏み込んだ「呪われた野外音楽堂の謎」が本書のベストですな。 野外音楽堂で刺殺事件が発生する! 現場にいた人々は犯人を取り押さえようとするが、 犯人は空中に消えてしまう! 過去に幽霊の目撃談があった野外音楽堂なので、 人々は犯人の正体は幽霊なのかと恐怖する! 幽霊がナイフを使って刺殺するとは大笑いだ、 我らのサム・ホーソーンは犯人の正体と動機を見事に暴く! この事件は殺すことが目的では無かったのです。 目撃者を作ることが目的だったのです。 何故ならば…。 続きは買って読んでね。 | ||||
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田舎町で次々と起こる不可解な事件を赴任してきたばかりの若き医師、サム先生が解決していく、というパターンのミステリです。本作の魅力はやはり事件のすべてが「あり得ない」状況で起こる事ですね。 こういった「不可能犯罪モノ」は「魅力的な謎」を前提として話を作るために、解決が強引だったり複雑すぎたりして謎の魅力が解答に勝ってしまうことが多いのですが(たとえば「不可能犯罪」の大家ディクスン・カーは名作も多い分、解答を読んでしょんぼりとなる作品も多いですよね)本書の作品はどれも本当によく出来ていて、感嘆の連続でした。 どの作品も30P強くらいですから、サクサク読めます。謎解きや本格ミステリが好きならぜひ読んでみてください。 | ||||
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医学校を卒業したばかりの青年医師サム・ホーソーンは、全く知り合いの無いニュー・イングランドの田舎町、ノースモントにやって来た。両親が卒業祝いに買ってくれた7000$の黄色いピアース・アロー・ランアバウトに乗って。しかし、彼は直ぐに町中の有名人になった…。それも『不可能犯罪の専門家』として!!「有蓋橋で消えた馬車」事件、「廊下の行き止まりから消えた強盗」事件、「鍵のかかった乗務員車両内で『小人』と言うダイイング・メッセージを残し死んだ車掌」事件、「空中で絞殺されたスタントマン」事件等の不可能犯罪を12編集めた珠玉のミステリー集。また、付録として「長い墜落」も付いているのでオタノシミ。 | ||||
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ニュー・イングランドの田舎町ノースモントの老医師サム・ホーソーンが、数々の不可能犯罪を解決した若かりし日々を回想する、シリーズ物の短編集。第1集の本書には、サム先生が開業した1922年から、トーキー映画が始まった1927年までの6年間に起きた、12の事件が載せられている。本シリーズは、アンソロジー等で何作か散発的に読んだが、まとめて読むのは今回が初めて。1つ1つの話はトリックに工夫が凝らされた、上質の推理パズルとして楽しめるが、まとめて読むとまた違った魅力がある。古き良き時代のアメリカの田舎の牧歌的な暮らしぶりや、季節ごとの風物詩などが、なかなかに味わい深い。つまり「サム先生の不可能犯罪事件簿」のみならず、「サム先生のノースモント郷愁物語」としても十二分に楽しめるのだ。何よりも、作者が楽しんで書いたというだけあって、筆づかいがのびのびとしているのが良い。また、アメリカの社会史的な側面を垣間見られるのも興味深い。特に禁酒法は、アル・カポネ対アンタッチャブルのイメージしかなかったので、サム先生のような田舎のまっとうな市民が、割と容易に密造酒を手に入れ、割と平気で飲んでいるのが、やや意外だった。また、トーキー映画黎明期のエピソードもおもしろかった。 | ||||
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短編推理小説の雄と言えば、G.K.チェスタトン。ホックも彼を大分意識しているらしく、この本にもチェスタトンへの言及があります。確かに、チェスタトンの描く、スリリングで鮮やかな推理も読んでいて楽しいですが、ホックの短編もなかなかのもの。作品に優しく素朴な味わいがあるのは、主人公サム・ホーソンの誠実な性格によるのでしょう。 主人公の名字は、アメリカを代表する作家ナサニエル・ホーソーンから取ったそうです。ナサニエル・ホーソーンは、ニューイングランドの閉塞感漂う清教徒コミュニティを描きました。サム探偵が住む村も、その陰鬱な雰囲気の名残を留めています。 この本には、有名な短編『長い墜落』が収められています。トリックの一貫性と物語の美しさが調和した作品で、北村薫氏など多くの推理小説家に影響を与えました。ぜひ、ホック独特のミステリを味わってみてください。 | ||||
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田舎の町医者 サム・ホーソン 小さな町なのに事件がたくさんおきる!すべての作品の結末に感動があり。密室・不可能・消失ありシリーズ全巻おすすめです。エドワードDホック 長編もおすすめ | ||||
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ひとつひとつの事件は短い中に凝縮され、余計な描写はほとんどないにもかかわらず人物像も風景も鮮やかに浮かぶ。なんといっても、これだけの鮮やかなトリックを考え出せる作者のイマジネーションに脱帽!評価が高いのも納得できるシリーズです。 | ||||
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長編は数作しかなく、精力的に短編ミステリを発表しているエドワード・D・ホック。その数多くのシリーズ探偵の一人、サム・ホーソーン医師の事件簿。1922年に田舎町ノースモントに診療所を構えてから、そこでおこった事件が時代順に語られていきます。その事件も、密室での殺人やら、人間消失やら、観衆の前での殺人やらと、どれもこれも不可能犯罪ばかり。田舎町で、よくもこんなに不思議な事件が次々とおきるもんだ、などとヤボなことを言ってはダメ。サム先生の名推理が楽しめるのだからいいじゃない!解説によると、まだまだ事件は続いて、今のところ1940年までに59件もの事件がおきているらしい(ちなみに本書では1922年から1927年9月までにおきた12の事件が語られています。楽しみは長く続いたほうがいい!ということで、ノースモントとその周辺で、もっともっと不思議な事件がおこっていますように。 | ||||
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近年の某傑作ミステリーBest10に入ってて、「~の事件簿」というだけで気軽に読めるかなぁ~と思い購入決定!なのでこの作品が実は70年代から書かれ続けていると知って驚いた。舞台設定は1922年の片田舎から時間が推移していくので、サム先生も徐々に年を取っていくんだけど、巻末掲載の“医師略歴”なる一巻目では垣間見れないサム先生周辺のその後が分ったりする。探偵役の登場人物が謎解きや推理ショーをして犯人を追詰める形式に慣れ親しんでいたので、「犯人は・・・」の後に「なぜなら・・・」の形式にがくる謎解きに「なぜその人が?どうやって?」と最後を読むまでまで分らない(笑)老齢のサム先生が読者に御神酒を勧めつつ、若かりし頃に自分が解決した不可能犯罪を語るというスタイルで、手品の種明かしをされると「なぁ~んだ」と思うように、犯罪のトリックが分ると「そんなことか」と思ってしまうような不可能犯罪なんだけど、別の種明かしをまた読みたくなってしまいます。2巻目が早く読みたい! | ||||
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近年の某傑作ミステリーBest10に入ってて、「~の事件簿」というだけで気軽に読めるかなぁ~と思い購入決定!なのでこの作品が実は70年代から書かれ続けていると知って驚いた。 舞台設定は1922年の片田舎から時間が推移していくので、サム先生も徐々に年を取っていくんだけど、巻末掲載の“医師略歴”なる一巻目では垣間見れないサム先生周辺のその後が分ったりする。 探偵役の登場人物が謎解きや推理ショーをして犯人を追詰める形式に慣れ親しんでいたので、「犯人は・・・」の後に「なぜなら・・・」の形式にがくる謎解きに「なぜその人が?どうやって?」と最後を読むまでまで分らない(笑) 老齢のサム先生が読者に御神酒を勧めつつ、若かりし頃に自分が解決した不可能犯罪を語るというスタイルで、手品の種明かしをされると「なぁ~んだ」と思うように、犯罪のトリックが分ると「そんなことか」と思ってしまうような不可能犯罪なんだけど、別の種明かしをまた読みたくなってしまいます。2巻目が早く読みたい! | ||||
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不可能犯罪を解決する探偵それがサム・ホーソーン博士元はサム博士だったそうですが、それではリリアン・デ・ラ・トーレのサム・ジョンスン博士との区別が付かないとクイーンにアドヴァイスされて姓がついたそうな有蓋橋に突っ込んだ馬車が出てこなかったり投票ブースの中で衆人環視の中刺殺され凶器が見つからなかったり土中に埋められたタイムカプセルから死体が現れたりまあ、よくもまあこんな小さな村で犯罪が起きるものだ傑作「長い墜落」も併せて収録 | ||||
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