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(短編集)
マイクロスパイ・アンサンブル
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マイクロスパイ・アンサンブルの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.73pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全40件 21~40 2/2ページ
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サラリーマンの視点とスパイの視点の入れ替わりに何の意味があって、それを通じて何を表現したかったのかが全く読めなかった。筆者のファンならばわかるのかもしれないが、初めての当方にはさっぱり。なので視点の入れ替わりが煩雑で意味の分からない本という感想しか残らなかった。 コンサートのパンフレットのままの方が良かったのかもしれない。 | ||||
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社会人一年目の男と、スパイとして生きる男、二人の世界が交錯しながら、失恋したり、失言したり、残業したり、謝罪したりしながら、成長していく物語。 猪苗代湖を会場とした音楽とアートのイベント「オハラ☆ブレイク」で、毎年配布されていたという連載短編小説が一つの作品となって出版されたのが本書。 ところどころに出てくる曲のフレーズが伊坂さんの言葉らしくないなぁと思ったら、TheピーズとTOMOVSKYという歌手の曲を引用していたということで納得した。 相変わらずの軽妙な会話と、伏線の回収は見事。 わりと早い段階から二つの世界の仕組みは分かってくるのだが、その扉がどう繋がっていくのか、お互いに干渉できるのかなど、楽しみながら読めた。 | ||||
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福島県の猪苗代湖を舞台にした、新人のスパイと新卒会社員の世界が交錯するお話。フェスで配布された小冊子を七年分(+α)収録しており、小説のなかの人物たちも年ごとに成長していたりライフスタイルが変わっていたりして、毎年フェスに参加したくなるような内容に仕上がっている。もちろん、猪苗代湖や引用元の歌詞が分からなくても、伊坂さんファンならきっと楽しめると思う。 何気ない善行も、びっくりするような偶然の一致も、どこかで誰かの役に立っているのかもしれないと思うと、ちょっと嬉しい。 大切な人たちが、今日も笑っていますように。 | ||||
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私にはあいませんでした。 | ||||
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章立てが「一年目」「二年目」……「七年目」「おまけ」となっていて、舞台は必ず猪苗代湖。これはフェスとのコラボだから。そして、伊坂幸太郎お得意のパラレル展開。まったく関係がなさそうなスパイとダメな上司。それが微妙に絡んでくる。誰かの意図しない行動の影響が別の世界に及んでしまう。ダークに表現すれば、スティーブン・キングの『アンダー・ザ・ドーム』になるが、そこは伊坂幸太郎。同じ作者の『夜の国のクーパー』のようなおとぎ話になっている。 ダメな人間の理解できない、本人は無償の善行と思っていることが、個人や会社を救う見事な逆転劇を演出する結果となる。世知辛い事件が続く現実に、嫌気が差した人に贈る、極上のおとぎ話だ。 | ||||
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込み入った話と言えば込み入っていて、なかなか、ワールドに入れない人には、受け入れ難いのかもしれないけれど、私は気に入った。 読後感爽やかな楽しい1冊だった。 | ||||
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あとがきを読むと話のおもしろさが増す。 読みやすくて、朝に読むのにちょうどいいなと、感じました。 | ||||
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まず、発送してる奴が、何を考えて発送しているのか聞いてみたい。 実際の本屋で手に取ったら、絶対に買わないレベル。本当に気分最悪。 | ||||
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私たちが何気なく生きていく中で、あれっ、どうして、なんかうまくいったよ。てなことがあったら、それはもしかしたら、見えない世界のだれかが任務を果たした結果かも。 | ||||
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毎年恒例のフェスと小説のコラボという事で、視界が入れ替わりつつ、物語と歌詞がリンクしつつ話が進んでいきます。 一年に一度のフェスとの絡みで話を進めているため、本で読んでも、物語の序盤はブツ切り感が否めませんが、一方の視点側のメイン主人公である社会人が同期への態度で自己嫌悪したり、切れ物の先輩や一件弱腰な先輩との絡みで成長していく姿、他方の視点のメイン主人公のスパイが、自身のいる組織の矛盾やスパイの仕事の中で折り合いをつけていき、持ち前の真の強さをベースに強くなっていく姿、2人の主人公が交差する条件… 過去に関わった人、行った事が数年先の出来事に少なからず関わってくるところ、主人公たちはうっすらと感じている何かしらの縁の様なものをこちらは濃密に感じられ、ニヤリとさせられるのは、さすが伊坂幸太郎、といった所です。楽しませて頂きました。 これからも新刊が出たらすぐに買って読む作家の一人であり続けると思います。 | ||||
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世界という大きなスケールを、ナノ・マイクロの小さな世界観で表現している。ように読み進めました。 おもしろいですね。 それ以前に「ぽかぽか」していますね。 あり得ないことはあり得ない、それが読み終えた率直な感想です。 | ||||
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毎年ちょっとずつ仕上がっていく本作は、長い年月をかけて伏線を回収していくので、フェスでこのお話に出会った人は幸せだと思います。 | ||||
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なるほどそういう趣向でしたか 曲知ってる方が楽しく読めるんだろうな。自分は知らなかったんでそこで曲のフレーズが頭に浮かんで相乗効果が得られるだろう部分を堪能する事は出来なかった あまつさえ、心を揺さぶるフレーズであろう<心動かせ><まわれ 転がれ 動け>のトコで、<叫べ 転がれ 慌てろ>のパニック煽動ポイントを連想しながら読んでいた…我ながら駄目だねぇ…苦笑。みたいな ま、読後いつも通り「いいもの貰った」気分になれたから、よし 楽しみました | ||||
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村上春樹にもよく似た趣向の本があったけど、文中に引用される歌詞をまったく知らずメロディーが浮かばなかったり、知ってはいるがむしろ嫌いなミュージシャンであった場合、読者はあまり楽しめません。猪苗代湖のフェスに参加した人なら楽しさ倍増の本になるのだろうけれど。もともと万人に向けて書かれた作品ではないため、万人向けのおもしろさを期待するのが間違っているのかもしれません。帯の裏には猪苗代湖の音楽フェスでしか手に入らなかった連作短編と書いてあり、ここを読んで、あとがきも読んだ上で買っていれば、もっと納得できたでしょう。著者の本はすべて購入しているファンですが、これは残念な部類に入る作品でした。 | ||||
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クジラ頭~みたいな話かぁ…と思いつつ 二つの世界を行き来する流れで読み進めてたけど しんどい! 面白さが分からない。 著者の作品は全て読んできたけど ……戦闘を含む話とか、ずば抜けた権力や才能の持ち主の登場は…… 筆力が追いついていない。 戦いのシーンの表現が 幼稚すぎる印象。 著者の書く 「人が持ち得る気持ちの具現化」の風景が好きだけど SFに傾く方向になると …… 台無しです 残念な1冊でした | ||||
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伊坂作品らしく別の話が並行して進み繋がっていく。 この手のちょっと異次元の設定と、お互いの話が最初は関係なさそうな世界から一つに収まっていく様はいつものように読ませる。 場所や音楽の絡ませ方もさすが。 最初のうちはちょっと別々のストーリーが理解しがたく、ファンタジー的な部分も合わさってこの辺りは好み分かれるかもしれない。 小さな幸せでも幸せを感じさせる、著者らしいやさしさが詰まってストーリー。 | ||||
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緻密で驚きの伏線を楽しみに読んだが、少し物足りなかった。つい読み返したくなる複雑性とスケール感を期待してしまった。こじんまりとしたお話で、ライトに楽しむ作品。登場人物のキャラ設定は相変わらず最高です。 | ||||
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チャンネルを変えるように住む世界を変える。 周波数を変えれば、聞こえる声がある。 どこに行っても、目の前のことに一生懸命になる。 会津磐梯山を聴く。 | ||||
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※以下の内容には【ネタバレ】が含まれる可能性があります とある音楽・アートイベントにて,毎年配られていたお話が一冊にということで, 地域色だけではなく,出演バンドの名前や歌詞が,物語にうまく取り込まれており, 散りばめられた前向きなメッセージとともに,伊坂さんらしいちょっと不思議な世界, 連鎖し,収束をしていくエピソードとやり取りにホッとなる,七年分,七篇の作品です. プライドが何だ,正解は一つじゃない,立場によって大きく変わる物事の見え方など, 何より,あの人たちが幸せに,笑っていればいいなと,設定自体はファンタジ風ですが, 何気ない,いいことばかりでもない毎日に,小さな喜びや希望が見つかりそうな一冊です. | ||||
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コロナとか戦争とか嫌なことが多い世の中、読んでいる間、とても楽しく、穏やかな気持ちになりました。楽しかった!! | ||||
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