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(短編集)
マイクロスパイ・アンサンブル
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マイクロスパイ・アンサンブルの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.73pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全40件 1~20 1/2ページ
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作者らしい小説作りと思ったが、どうも薄っぺらくて、私には訴えかけるものがなかった。 現代版おとぎ話と言う惹句だけど、作者のエッセンスが薄められただけに感じてしまった。魔法が解けちゃったのかな? | ||||
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伊坂幸太郎デビュー25周年を祝して発刊された「マイクロスパイ・アンサンブル」。相変わらずの「遊び心」に満ちた伊坂節は、懐かしかった。特に、5年目のP148〜P150の「免許証のくだり」。7年目のP221に出てくる昆虫「カマドウマのくだり」。そこには、作者の弱者に対する並々ならぬ優しさがにじみ出ている。このように、示唆に富んだ言葉がさりげなく書かれている所も、伊坂作品の一番の良さといえるだろう。だれの人生の中にも、心の中に「異国の扉」を認知する時は必ずあるものだ。その不思議な扉を開けられるのは、その人の中の「本当の勇気」をもつ人に限られるだろう。「本当の勇気」とは、他者との共通項を見つけられる勇気のことだと思う。それさえあれば、誰しもこれからの人生を何とか幸せに生きていけるであろう。それを改めて考えさせてくれた「マイクロスパイ・アンサンブル」。さすが伊坂幸太郎、本当にありがとう。 | ||||
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フェスのための書下ろしということで、歌詞から引用された軽妙な歌詞が受け入れられず、ずっと違和感がありました。ストーリーも展開がありきたりで、最後まで読むのがしんどかったというのが正直な感想です。 初めからこの本のあらましを知っていたらもう少し違った印象になったのかもしれませんが、個人的には今まで読んだ作品の中では断トツに満足度の低い作品でした。 | ||||
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本レビュ-のため一通り全部読んだが、全く時間の無駄であった。本書は、あるイベントの余興?として依頼されたもののため、著者の「こころの叫び」などは当然ない。 内容は現実世界と異世界との間を交互に行き来するので、目まぐるしく読み難い。しかも内容は安易で中学生程度の想像力の範囲で、著者が文筆家と称するのはいかがなものか? | ||||
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上手くお話が繋がっていて、面白かった。 世界観が不思議で、面白かった。 読みやすくて良かった。 | ||||
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伊坂幸太郎さんらしい、素晴らしい世界観でした! あらためて、この方の凄さというか、うまさというか、とにかく最高でした!! 心の中がシュワシュワっと炭酸で爽快に洗われた感じです! | ||||
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自分を見下す相手に、これまで隠していた圧倒的な身体能力や財力によって完膚なきまでに反撃するとか、相手を徹底的に論破するなどして、溜飲を下げる、といった作品がちまたにあふれる中(もちろんそういったお話も面白いですが)、伊坂幸太郎作品のいずれからも、そのような手段を使わずとも、こちらの考え方次第でいかようにも問題を解決できるという、優しさが伝わってきます。 たぶん溜飲を下げさせるような書き方もできるのでしょうが、そのような作品は他の作者にも書ける、自分は自分にしかない書き方で、それでも読者から納得感の得られる、読者が面白いと言ってくれる作品を書くんだ、という意思のようなものを感じます。 そして本作もそんな優しさ溢れる作品の一つとなりました。 少し薄めの長編作品(7年間かけて毎年1編ずつ書かれた連作作品だったものに書き下ろしや手直しを加え長編化しています)ではありますが、お話が進んでいくにつれ面白さが加速度的に加わり、気が付いたら一気読みしており、心地よい読後感に浸りつつ、このレビューを書いています。 本書タイトルのとおり、マイクロスパイの物語パートと平凡なサラリーマンの物語パートが、お互いに知らず知らずのうちにアンサンブルして影響しあっているという構成に、これまでも斬新なアイデアを取り入れた作品が数多くある伊坂作品ではありますが、こんな手法もあるのかという驚きもあります。 きっと読んで良かったと思えますよ。 また、本書ブックカバーの装画は、同じ幻冬舎から出版されている『アイネクライネナハトムジーク』のブックカバー装画を担当されたTOMOVSKYさんで、本棚にこの2冊の単行本を並べて置くと、ペンギンの絵が二つ並び、とても良い感じになります。 | ||||
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意味がわからなかった | ||||
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二つの世界が交錯するお話なんですが、 いつもの作品より奇想天外でファンタジー色が濃い感じです。 それでもやっぱり伊坂さんらしい優しい世界は変わらずといったところです。 私個人の感想としては、話の展開がちょっとうまくいきすぎかなという印象。 もう少し毒があったり、読者の期待を裏切ってもいいかな、と。 例えば、二人のエージェントが異世界に戻る場面で、 二人のうち、一人は殺されてしまうとか。そのあと、浮遊霊の後継者になるとか… 場面転換がスピーディーなわりに、予定調和的でちょっと飽きてしまいました。 伊坂さんの世界観は好きですが、この作品に限っては、いい人や優しさがちょっと退屈でした。 | ||||
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さらっと読めるけれどなんだか不思議な話だなと思っていたら イベントのお土産としてのショートストーリーから始まった話ということで納得 伊坂さんらしい優しいフレーズに楽しめました | ||||
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伊坂幸太郎ワールドが好きな人向けの本ですね。 著者の作品は何作も読んでますがそこまでドップリでもない私には入り込めませんでした。 伊坂ファン向けに特化した作品だと思います。 | ||||
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気を張って読む感じじゃなく、サラッと読む感じのお話し 何かを考えさせられる訳でも無く、後味残らぬ炭酸水を飲んだみたいな読後感 でも面白い | ||||
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え、まさかそんな流れ?が少しベタでもあり、新しくもあり、ちょうどすごく面白かったです。今までの伊坂さんの本で一番好きかもです。 | ||||
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それでも作者の作品である。伏線の回収されていく様が、心に響いてくる。 後半で意図せず声が出た。涙が出た。 電車の中で読まなくてよかった。 家族のいないところでよかった。 と、改めて思う。 作中の登場する皆さんに、少しでも多くの幸せが巡り会えるようにと、思わず願った。 | ||||
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わぁ!面白かった。不思議な出だしで心配したが、読みながらハッピーになる言葉が散りばめられていて飽きさせない。 伊坂さんの作品では珍しい爽快なファンタジー。猪苗代湖でトラブルに巻き込まれるスパイと、失恋や失言で落ちこむ会社員という意表をつく組み合わせ。そして短い章。それらの繋がりが小気味良い。 40年前に読んだ村上春樹と安西水丸が組んだ作品『像工場のハッピーエンド』の読後感をふと想起し、嬉しくなった。 「いいか、これから人生で大変なことがあるかもしれない。いや、きっとある。だけど、びびることはないぞ。たいがいのことは、またもとにも戻る」という作戦。「プライドがなんだ!プとラとイとドだ」という励まし。「何も威張っておらず、何も誇っておらず、そこに風景としてあるだけなのに‥〈いい星じゃんか〉とそう思える‥」猪苗代湖の癒し。なんだか心が軽くなる、お勧めの一冊です。 | ||||
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ハルトは諜報員。学生時代の教師が国家に雇われた諜報員で、秘密情報局の仕事に誘われたのだ。 そして場面は変わり、松嶋という失恋した男が出てくる。次に、誰かから逃げる少年。伊坂幸太郎らしく、次々と場面が切り替わる。 少年はハルトと一緒に逃げた。そして、ハルトの仕事を手伝うことになった。スタン術や熱スタンプなど、聞き慣れない言葉も出てくる。 松嶋の方は、太った女性を傷つけるようなジョークを言ってしまい、その罪滅ぼしとして女性が落としたアクセサリーを探しに猪苗代湖に行く。 ハルトたちは仕事の関係で敵から追われ、2人乗りの大型の蝉(飛行マシン)に乗って逃げ切った。 少年はその後、格闘術などの訓練を受け、ハルトの助手として活躍する。しかし、ある仕事を終えて逃げようとしたところ、昔のいじめっ子たちにつかまる。この時点では少年の方が強くなっているのだが、事を荒立てずに済ませようとする少年。そうこうしているうちに、銃を持った敵に囲まれてしまった。 そのとき、地震のような現象が起き、その隙に少年は脱出した。 一方では、松嶋が淡々とサラリーマンとしての日々を過ごしている。もちろん、この2つの物語は後でつながっていく。それも、伊坂作品らしく、奇想天外な形で。 本当に自由な発想ができる作家さんなのだなあと思わされる。読後感も非常に良い。これからも新作を楽しんで読んでいきたい。 | ||||
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芥川賞作家である絲山明子先生の『逃亡くそたわけ』をはじめ、Theピーズの歌が扱われている作品はたまに見かけますけれども、本作も、過去のピーズが扱われている作品に負けず劣らず、ピーズ愛にあふれた作品になっております。ピーズのヴォーカル、はる君の弟である、トモフスキーの歌も同様に本作にたくさん出てきますので、両アーティストのファンでいる方ならば、さらにさらにぐっと来ます。 ただ、伊坂先生の作品は、特定のバンドを知っている必要もないくらい、作品としての完成度が高いため、ファンならずとも一読の価値の高い作品です。 あまりに作品が素晴らしいため、3冊購入し、ピーズ、トモフファンの友人2名に寄贈しました。 後日集まって作品について語り合うのが楽しみです。 | ||||
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作者の独自のパラレルワールド、伏線だらけ、回収、全てワクワクドキドキします。 が、この本を読み始めてから後半あたりから、いつもにくらべてどうにも話が分からない。最後までハテナが多く‥‥ あとがきを読んで分かりました。 なるほど、音楽フェスのために書き下ろしたおとぎ話だったのですね!! 納得!!!! そう思って軽い気持ちで読めたら楽しいお話しです。 人のために動くこと、また、何気ない行動が気付かず人を救っていること、 あの人が幸せでいてくれたらいい、というような(違ったかな?)歌の歌詞も含め 全て必然で繋がっていると思って毎日を過ごしたいなと思いました。 虫のような大きさの人間が、扉の向こうにいるのかもしれない、 虫は悪いことをしていないのに嫌われて冤罪だと言う言葉も その虫に助けられていることがあるのかもしれないということも 改めて あらゆる可能性を感じさせてもらえました。 日々、凝り固まっている方に軽い気持ちで読んでもらいたい一冊です。 | ||||
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大好きな一冊になりました。全ての人や物に感謝したくなるような…あたたかい気持ちになれます。 | ||||
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伊坂さんの作品らしい伏線回収があり FESの為に書かれた作品とあって 仙台以外が舞台となる貴重な作品です。 スパイやエージェントという ちょっとチープな設定にげんなりしたものの 敗者と負け犬は違う。 勝負に負けただけなら敗者だが 自分を敗者として受け入れた時に負け犬になる。 という趣旨の言葉があり、納得させられました。 | ||||
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