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パンとサーカス
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パンとサーカスの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.94pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全52件 1~20 1/3ページ
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島田ワールドはなかなか面白い。もつといろんな本を読んでみたい。おすすめだ。 | ||||
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久々に島田雅彦氏の本を読みましたが、分厚いにもかかわらず止まらないほど面白かったです。 特に第2次トランプ政権になり、ウクライナに対する政策を見ていても、やはり米国が有事で日本を守るなんて言うのは夢物語と思っている最中で、この本を読んで正解でした。 島田雅彦氏が共産党支持者だからという理由で、この本を敬遠していたら絶対にもったいないです。けっして共産主義万歳な本ではもちろんありません。 これは日本人が日本という国がどうなっているのか、どうするべきなのかを考えさせられる必読な本だと思います。 (解説にも書いてありましたが、読み始めて村上龍氏の「愛と幻想のファシズム:を思い出しました) | ||||
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戦後日本を風刺した、近未来小説。現実にあってもおかしくない内容で、楽しめました。とても面白かったです。 | ||||
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他のレヴュアーも皆認めるように、一気呵成に読了した。多数の登場人物の造形やその登場のしかた等、ほぼ違和感なく読者をしてストーリーに没入させる手腕はさすが練達の士、と言っては大作家に失礼か。 あまたある日本属国論やジャパンハンドラー関連の諸断片情報?を破綻なく壮大な構想の中に糾合できていると思える。 望蜀の言をお許し願えるなら、以下の2点に一層の探求を加えた続編に期待したい。 ①ジャパンハンドラー達の本国中枢における存在感やその位置付けと国益への関わり等の詳細描写 ②本邦主権奪還に向けたより実際的な活動のあり方、それは多分大きな矛盾をはらむが、より秘密裏かつ大規模な国民的運動?、鄧小平に見られた韜光養晦的政策の大遠謀が必須だろう。 そう考えると本邦民主主義体制下では不可能に思えるが、その総本山米国での現下の「トランプショック」は建国以来の国是たる「アメリカン・プライマシー」の放棄を云う。本邦も無傷ではいられぬとしても主権奪還に向け千載一遇の好機をもたらすかもしれない、などと愚考するのは小子だけではなかろう。 とまれ、近来稀にみる傑作サスペンス、読まない手はない。 | ||||
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「「アメリカの属国」という屈辱的なステイタスから身をふりほどき、国家主権の回復、「自由日本」の創建をめざして戦うテロリストたちの冒険譚ですから、痛快でないはずがない」という内田樹氏の解説どおりの小説です。文庫本で690ページというボリュームには圧倒されますが、一気呵成に読み終えることができました。 しかし現実に目を戻すと、依然としてアメリカの属国であることに不満や疑問を抱くことなく、いやそれを嬉々として受け入れ、思いやり予算を注ぎ込み、古い戦闘機を馬鹿買する政権を選択し続けるという大多数の国民がいます。不愉快でないはずがありません。戦後79年が経っても、このような小説で気持ちを楽にすることしかできない現状には、やりきれない思いがします。 | ||||
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人間性が滲み出る文章。 右も左もなく、ただただ退屈 | ||||
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作者の熱い想いを汲んでこの国の抱える現実問題として読めば、その後の考え方や生き方に少なからず影響を受ける事になるでしょう。「そういうのしんどい」という人はファンタジーとして軽い気持ちで読めば、現代版『必殺・仕掛人』って感じで、それでも充分楽しめます。 | ||||
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最後どうなることかとヒヤヒヤしたが、ほっとしました。それにしても、日本はアメリカの植民地みたいなもの‥ってなんとなく実感。へらへらしてないで毅然として自立してないと怖いですね。大国に食われちゃう。日本を舞台の代理戦争なんで地獄です! | ||||
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ノンフィクションだと「どうでもいい」ところまでしか迫れない現実があるということ,そして,フィクションだからこそ肉薄・表現できる現実があるということを,とんでもなく遠大な想像力でもって教えてくれた. | ||||
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この本は「エンターてインメント政治小説」であるが、先に書かれた人のレビューの様に、明らかに日本の近々の政治・外交をトレースしたように、権力を持った人が誰だかおよそ分かるようなノンフィクション的であるが、「事実は小説よりも奇なり」と言うか「怪奇」であり、ドンキ・ホーテ的な要素が伺える「エンターテイメント政治小説」と言える。 前川喜平氏の帯にある言葉「日米同盟と言う名の永続占領から、自由日本を開放する革命戦士たちの叙情詩」が適格に内容を表現していると思う。 同じことを書いてもしょうがないので、私は「幕末に各国の黒船が来航、開港を求められた結果、治外法権的、関税自主権の無い「不平等条約」を徳川幕府は結んだ。其れに怒った有志(幕末維新の志士たち)が天皇を担ぎ出し、「こんな事では、だめぜよ」と荒っぽくも純真な気持ちで命をなげうって立ちがり、私の郷里である長州は外国船に砲撃をくらわしたが、報復でコテンパンにやられた。一番過激な若者たちは若くて死に、残ったものが倒幕、明治維新を実現した。 この小説は、これとかなりオーバーラップする。「戦争に負け、占領統治され、日米安保条約体制に雁字搦めにされ、アメリカには逆らえない従属的な政府・政治家・官僚の姿に強烈な違和感を持つ人たちがいる。「何とか、日本はもっと自立できなければ、紗ぶるだけしゃぶられて見捨てられ、破滅する」と言う意識で、日本の革命的な変革の志士、起爆剤として動く。そこで、アメリカ、中国、日本の諜報謀略機関のどちらに転ぶか分からない危なっかしいゲームが繰り広げられる。ドローンによる爆撃テロ、CIAの日本支部長と日本の政商、主人公たちのオモテとウラや揺れ動く心や状況変転、窮地そしてそれぞれの諜報謀略機関の権力行使の凄まじい、容赦のない圧力と実行が行われていく。 私は「パンとサーカス」を、「パン」は「あくなき人間の持つ欲望」と「サーカス」は「危なっかしいゆえに鬼気迫る関心とやりがいある使命・アクラバット的行為」のように感じた。まさに現実の世界は有象無象のエリート実力者たちが国民に「パンとサーカス」を与えながら、自らのあくなき欲望を満たすゲーム的バトルロワイヤルであり、そのことを、著者はエンターテイメント的政治小説として上程したものと言えようか。 | ||||
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悪貨、ニッチを探して、虚人の星、絶望キャラメルなどの過去作品との連なりを感じさせる、空虚に立ち向かう世直し文学の傑作。 | ||||
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読み終えて、なんとも複雑な気持ちになった。この本で描かれる日本の状況は、全くその通りだと思う。日本はアメリカの属国であり、仮に日本が戦争状態になっても、アメリカは助けはしない。長く政権についている政党は根っこから腐っていて、己の利益に直結しない国民のことなど全く眼中にない。データも記録も改竄する。平気で嘘をつく。いざとなれば邪魔者を抹殺することも辞さない。 こんな状況を変え、日本は真の民主的な独立国にならなければならない、私は強くそう思う。しかしだからと言って、この国を真っ当な方向に向けるには、この本に書かれたような手段しかないのだろうか。大震災を経験しても、原発が爆発しても、結局嘘をつき通し、苦しんでいる人を踏み台にして、ほんのわずかな特定の人間の利益を追求する国柄の国である。著者が論文の形で登場人物に語らせる、根底に「国譲り」DNAがあるという説も頷ける。 しかし私は、黒幕を隠密裏に殺していくことに、やはり喝采を送れない。書評にあるような「痛快さ」を感じない。そうした手段を経て変わった国は、どんな姿をしているだろう、民主主義独立国家の形をしているのだろうかと、強く疑問に思ってしまう。もしそのような手段でしかこの国を変えることができないとしたら、私は全てに絶望する。 長大ながら飽きることなく読み進められる小説であることは間違いなく、登場人物の現状認識には共感する。文章も巧みである。読む価値はある。が、私は本書を、手放しで称賛することはできない。 | ||||
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相当の分量がある大著にも関わらず、どんどん読み進めてしまう。そこが、この著者の圧倒的な力量か・・・ 一気に読んでしまうと勿体無いので、毎日少しずつ読んだ。 これまでも、様々な方面から情報を得ていたが、ここに書かれていることは、ほぼ真実なのであろう。 この真実を日本政府は絶対に認めないし、主要メディアも報道することは未来永劫ないだろうことは間違いない。 『知ってはいけない 隠された日本支配の構造』矢部 宏治(講談社現代新書)も合わせて読めば、更に理解も深まると思う。 何故、これほどまでにアメリカに従属的なのか?古来は中国に近代ではアメリカに、従属してきた。とにかく自分で決断して何かを成す、と言うのが嫌で仕方ないのだろうか。 アメリカに対抗する、唯一の手段はEUとNATOに加盟することだろうけど「ざけんじゃねえ、アジア人なんか、お呼びじゃないよ」と断られるのが、オチか・・・ | ||||
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2022年3月刊。この人の小説をかなり久しぶりに読んだ。これは2020年7月から約1年間、東京新聞などに連載されたものを加筆・修正のうえ単行本化したもの。とっても長いが、けっこう面白かった。学生時代からの親友二人の主人公~一人は裏社会の跡継ぎとして、一人は日本の政権中枢とCIAエージェントのダブルキャラクターとして、この国の戦後長く続いてきた「対米隷属関係」と「権力に異様に従順な国民的病い」を打ち破るための壮大な闘いを挑むが・・・これは典型的な政治エンタメ小説だが、登場する政治家・政商などが実在の「あの人この人」がモデルなのを容易に類推できるし、現実の政治状況が「どうにもこうにも変わりようがない」閉塞感に包まれる中での「せめて小説の中ではやりたい放題やらせてもらうでえ!」という島田氏の一種の「毒吐き」のようでもある。どういう形であれ、もっとまともな政権にチェンジできればいいよなあ!という夢想の世界。かなり荒唐無稽なお話なので気軽に読めるが、現実世界が安倍・菅・岸田と続くどうしようもない政権続きなので(この小説世界も一緒)、まあこれを読んで一種のカタルシスを得たところで、何の慰めにもならない。島田氏もそれを重々承知の上でこれを書いたのだろうと思う。本当は「面白かったね」で済ませてはいけないお話なんだな、これが・・・ | ||||
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描きたいものを素直に吐露してる。 共感できることが多々あった。 | ||||
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個人的な印象だが、おそらく本書は露骨な煽動の類である。 あたかも本書の内容をなぞるかのように起きた、元首相の暗殺事件。 そして、それに追随したかに見える現首相の暗殺未遂事件。 実際のところ、ただの偶然に過ぎないのだろう。 とてもじゃないが、本書に触発されてそれらが起きたとは到底思えない。 しかし、それでも一向に構わないのだろう。 重要なのは、それらが実際に起こったという事実だ。 きっと、もっともっとこの国が混迷を深め、そしてそのことに絶望して目覚める者が少しでも多く現れるようにと、そんな動機から本書は書かれたのではあるまいか。 とはいうものの、正直本書で描かれたこの国はずいぶんと戯画化されてもいる。 政治家は自分の地盤と金ばかりを、官僚は自分の出世だけを、そしてアメリカは日本を効率的に支配することだけを考えている。 そこで暮らす人々はJ1とJ2に画然と分けられ、J2側の人間はひたすら「搾取される」こと、従順であることを強いられて生きている。 そして、そんな腐った世界に颯爽と反旗を翻すヤクザの二代目兄妹の暴走と活躍…と、ストーリー自体はずいぶんとまあ極端というか単純である。 じっさい、そんなワケはないのだ。 確かに政治家や官僚は自分たち独自の「論理」で動いてはいるだろうが、それとて世の中のことを少しぐらいは考えているはずである。 自分の利益7に国益3ぐらいかもしれないが、いやもしかしたら国益1ぐらいかもしれないが、全く私利私欲のためだけに動いている人間などいるまい。 時折タガの外れてしまった人間はいるようだが。 少しぐらいは、あるいは建前ぐらいは、天下国家のことを考えているだろうと思われる。 そして、おそらくはきっと日本の国民全体が、彼らと同じようなな割合で動いているはずなのである。 基本的には自分の損得で動くけど、少しぐらいは全体の事を考えているという。 一般人が自分の暮らしで精一杯なのは仕方ないけど、エリート層はもっと全体の利益を考えて生きるべきだと思うのは、民主主義に甘やかされた愚鈍な発想である。 だから、権力の中枢で甘い汁を吸う腐敗した人間を一掃したところで、今度は別の新たな人間が甘い汁を吸うだろうというだけの話である。 権力者は犯罪者になり、テロリストは英雄になるだろうが、結局元のJ1とJ2の区分じたいは残り続ける。 多少の入れ替え戦ぐらいはあっても、この世界には食物連鎖の仕組みが残り続けるのだ。 革命などといっても、しょせんその程度の事である。 ただ一つ思うのは、結局のところこの世は「万人の万人に対する戦い」の場だということだ。 近代に入り、民主主義の平等な世の中になって、それが少しだけ見えづらく、隠微になったというだけで。 戦いのない、支配のない世界など、有り得ない。 ヒトがヒトである限り。 ところが平和憲法を奉じるこの国の住人は、ずいぶん従順に飼い慣らされてしまった。 暴力というだけで、即座に無条件に否定されるぐらいには、人々は平和志向になってしまった。 しかし、忘れてはいけない。 J2の側、毟られる側の人間にとって、「暴力」というのはほぼ唯一残された抵抗の、主張の手段であり、また同時に希望であり、そして絶望でもあるのだ。 ルールは、勝者の都合によって書き換えられる。 敗者の得意分野、勝者にとって分の悪い領域は、ルール違反にされる。 暴力など、その最たるものだ。 今現在のところ、人間の命は一つ限りである。そのうち金で買えるようになるだろうが。 だから、虐げられる側が「死なばもろとも」の精神で果敢に特攻すれば、虐げる側にも恐怖と不安ぐらいは与えられるはずなのである。 結局は何の意味もなくても、奇跡的にうまく世の中をひっくり返したところで、新しい上下関係が再構築されるだけだとしても、牙を剥かねばならないのだ。 軽々しく、無計画に命を捨てて暴れなければならないのだ。 暴れなければ永遠に誰かのパン、食い物である。 しかし、暴れればサーカス、見せ物ぐらいにはなれるだろうから。 だから煌めけ、虐げられた者達よ。 その5秒後には殺されるとしても。 微細な塵が掃き清められないためには、ひたすらうず高く積もるしかないのだ。 | ||||
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著者の思想が偏っていて、それが作品の中にも色濃く現れていた。安倍元首相が殺害されたテロ事件を正当化するような発言をしている人間が書いています。 | ||||
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無理… | ||||
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そして自称頭いい勢パラノイヤが満足する分厚さマシマシするために無駄文章を紡いだ感が甚だしい。 | ||||
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皆さんの評価は相対的に高めですが、酔っぱらって書いている為か読んでいて飽きます。 立ち読みでトライしてみてください。 | ||||
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