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同志少女よ、敵を撃て



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【この小説が収録されている参考書籍】
同志少女よ、敵を撃て
同志少女よ、敵を撃て (ハヤカワ文庫JA)

同志少女よ、敵を撃ての評価: 4.08/5点 レビュー 575件。 Sランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.08pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全428件 341~360 18/22ページ
No.88:
(4pt)

これはドキュメンタリーフィクションと言うべき

物語は面白い。特に女性狙撃兵という想像しにくい人物像に焦点をあて、心理面の克明な描写は見事というしかない。ロシア ドイツ ベラルーシ ウクライナの歴史的背景も理解できるし、戦争とは何なのか?ロシアにおける女性である意味は?敵とは何なのか?最後に戦争によって、生存者も重い十字架を背負いながら互いに支え合って生きていく読み応えがある物語です。
今この時だからこそ読むべき書物だと思う。反戦の一助になると思う。
同志少女よ、敵を撃てAmazon書評・レビュー:同志少女よ、敵を撃てより
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No.87:
(5pt)

戦争の凄惨さが解る作品

2022年本屋大賞を受賞をしたこの作品は以前から勧められていたのですが、大賞受賞をきっかけに興味が湧いたので購読しました。

 時は1940年、旧ソ連がナチ・ドイツによって侵攻を受けていた時代に遡ります。主人公の少女ファティマはドイツ軍によって母を殺され、村を焼かれ母を撃った敵に復讐をするため自分の命を救ってくれたソ連赤軍のイリーナに師事し、軍の狙撃手になります。
  
 この作品はロシアのウクライナ侵攻以前に発表されたものですが、ロシア(旧ソ連)が主に戦争の主役に登場し、現在の戦争映像が生々しく伝わってきます。

 もちろん、時期が重なったのはたまたまの偶然ですが、戦争と重ならない時期に読んでいたら作品の捉え方はまた異なっていたかもしれません。
 
 主人公ファティマは戦友の死や過酷な試練を乗り越えてついに目的を果たす訳ですが、その後に残されたものは戦争とはいかなる事かを考えさせられました。

 ウクライナ戦争がなければこの作品はどのように世間に受け取られていたかわかりませんが、多くの史実を基に深く練られた考察は発表時期が異なっても高く評価されるべき作品だと思いました。
同志少女よ、敵を撃てAmazon書評・レビュー:同志少女よ、敵を撃てより
4152100648
No.86:
(5pt)

(2022年―第38冊)「しかし死を選ぼうとするな、イリーナ。それは、自分の人生に対する裏切りだ」(100頁)

1942年、モスクワ近郊のイワノフスカヤ村に暮らす18歳のセラフィマ・マルコヴナ・アルスカヤは母エカチェリーナと狩りに出かける。鹿を仕留めて戻ったところ、村はドイツ兵の急襲を受け、村民は全滅。母も惨殺されるが、セラフィマは赤軍の女性兵士イリーナに救われる。これをきっかけにセラフィマは、イリーナが教官を務める狙撃手訓練学校で特訓を受ける。訓練を終えたセラフィマは、イリーナに連れられ、同じように若い女性狙撃手とともに、スターリングラードの前線へと送られることになる……。
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 先週4月6日に発表された今年(2022年)の本屋大賞に決まった長編小説です。早川書房主催のアガサ・クリスティー賞受賞作だといいますが、クリスティーの名が連想させるようなミステリー小説ではなく、がっしりとした戦争小説です。

 それにしても作者の逢坂冬馬氏にとってはデビュー作だといいますが、あの苛烈な独ソ戦の息苦しい最前線を、徹頭徹尾、精緻に描出していく手腕には舌をまきます。新人作家の技量とはとても思えません。当時のソビエトの政治経済そして民族的状況、緻密なまでの銃器に関する知識によって構成される狙撃訓練の日々、スターリングラードとケーニヒスベルクの戦略上の位置づけなど、戦争フィクションとはいえ、あの時代の様子がつぶさに見渡すことができ、歴史書を読むような思いにとらわれます。

 また、現在(2022年4月)ロシアによるウクライナへの軍事侵攻のニュースを浴びる毎日を送りながら手にするこの小説の中で、ウクライナに関する情報にはいやがうえにも目が行きます。
「ウクライナがソヴィエト・ロシアにどんな扱いをされてきたか、知ってる? なんども飢饉に襲われたけれど、食料を奪われ続け、何百万人も死んだ。たった二〇年前に話よ。その結果ウクライナ民族主義が台頭すれば、今度はウクライナ語をロシア語に編入しようとする。ソ連にとってウクライナってなに? 略奪すべき農地よ」(78頁)

 一方で、作者の逢坂氏自身が本屋大賞受賞後に次のように発言していることも目をひきました。
「ウクライナで起こっていることと重ね合わせて作品を読まれることはしょうがないと思いますが、今恐れているのは誤った読み取り方をされることです。この作品は防衛するために武器を取って勇ましく戦えと言っているようなものに読めなくもない。そうじゃないんだということは、読んでいただければ分かると思うんですけど、あまりにもタイムリーになりすぎたことが本当につらい」(NHKインタビュー 2022.04.06)

 誤読のおそれは少なくともないと思います。
 そのためにも、以下のくだりは、(たとえロシア人でなくとも)肝に銘じる必要があると思うのです。
「私の知る、誰かが……自分が何を経験したのか、自分は、なぜ戦ったのか、自分は、一体何を見て何を聞き、何を思い、何をしたのか……それを、ソ連人民の鼓舞のためではなく、自らの弁護のためでもなく、ただ伝えるためだけに話すことができれば……私の戦争は終わります」(101頁)
「たとえば船頭を替えても『大祖国戦争』の物語を美しく受け継ごうとするこの国には、それ以外の面を見ようとする日は、決して生まれ得ないのだろうか」(475頁)

 最後の最後に、あの戦争の物語を伝える機会が、思わぬ人物によってもたらされる終幕には、心が震えました。大変見事な小説でした。

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 以下の映画を紹介しておきます。

◆アメリカ映画『 スターリングラード 』(2001年)
:『同志少女よ、敵を撃て』の中で狙撃兵ユリアンの師がヴァシーリィ・グリゴーリエヴィッチ・ザイツェフであると紹介されています。映画『スターリングラード』でジュード・ロウが演じたのがこの実在の狙撃兵ザイツェフです。

◆ドイツ映画『 スターリングラード 』1993年)
:スターリングラード攻防戦をドイツ兵の視点から描いた映画です。

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同志少女よ、敵を撃てAmazon書評・レビュー:同志少女よ、敵を撃てより
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No.85:
(4pt)

読むまではラノベかと思った

女性スナイパーの表紙の絵も相まって、ラノベかと思ったけど、本屋大賞獲ったし試しに
冒頭だけでもと。でも、途中で参考文献も出てくるので、もしかして女性スナイパーって実在した?
と思いネットで検索したら第二次世界大戦のソ連に確かにいた。まさかと言う思いと、無知ですみません
でしたという思いと、日本人がソ連時代の物語に挑むリアリティへの挑戦心に
頭が下がった。そりゃリアリティってことで言ったらツッコミどころはいろいろあるだろう。
でも、現代人が書くという時点で、それはしょうがない。明治維新や戦国時代だって同じだ。誰も
本当の意味でリアルな物なんて書けない。それよりも物語を一気に読ませる展開力とキャラクター、
アクションシーンの描写力はエンターテインメントとして、十分楽しませてもらった。日本人キャストでは映画化不可能である。日本人が演じたらそれこそファンタジー、いやお笑いだ。
作者も映画化は想定せず書いたのであろう。その勇気と小説家としての意地も称えたい。
同志少女よ、敵を撃てAmazon書評・レビュー:同志少女よ、敵を撃てより
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No.84:
(4pt)

読みやすさとテーマの重さの両立がすばらしい

戦争という重いテーマですが、とても読みやすく、ページをめくる手が止まりませんでした。それでいて戦争、価値観、生と死について考えさせられます。読む価値は十分あると思います。ゴリゴリの戦争文学を期待している人にとっては物足りなく感じるかもしれません。
同志少女よ、敵を撃てAmazon書評・レビュー:同志少女よ、敵を撃てより
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No.83:
(5pt)

どうしても現在のロシアの蛮行と重なってしまったが、内容はよかった

『2022年本屋大賞』を受賞し、NHKでも紹介されていたので、興味を抱いた。
結果、期待は裏切られず、たいへんおもしろかった。自分の知識で酷評しているレビュアーがいるが、これはあくまでも “小説” なのだ。本書はかなり史実に基づいているのだし私は問題ないと思う。
第二次世界大戦時のソ連女性兵士に関しては、最近では『亡国のハントレス / ケイト・クイン 』でも女性飛行隊について描かれている。
「戦争には、人間を悪魔にする性質がある」(P353) とあるが、本当にそう思う。何人殺したと自慢げに語ったり、無抵抗な市民や子供を平気で殺したり、女性に集団暴行したり――。ここでのミハイルやドイツ人狙撃兵のように、戦争は「本来のその人」を失くさせてしまうのだろう。だからと言って共感の余地は全くなく、鬼畜以外のなにものでもないが。
80年経てもいまだに同じ事が起こっており、現在ロシアがウクライナを侵略している。本作のドイツは「今のロシア」だ。 加えて第二次大戦では、日本が敗戦を認めた後にソ連が行った数々の仕打ちから、私は個人的に元々ロシアを好んでいない(それを言うなら無差別大量殺戮を犯してくれたアメリカもだが)。なので本書を読みながら、どうしてもソ連側に立って小説に没頭することはできなかった。
終盤の、その後の独ソの経緯に関しては的を射ており、臭いものに蓋をして栄光を語るだけのロシアだからこそ、現在の蛮行に至ったのだろうと思える。

本書は物語としてとてもいい作品だ。ストーリーがよかったし、退屈しないスピーディーな展開で読みやすかった。優れた作品だと素直に思う。カバー表紙のイラストも実際とは違うのだろうけど、好ましい画だし親しみやすくていい。
同志少女よ、敵を撃てAmazon書評・レビュー:同志少女よ、敵を撃てより
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No.82:
(4pt)

【戦争が人間と悪魔とを選別する】

「戦争が人を悪魔にする」のではない、命のやり取りという極限状態で人間の内なる獣が戦争という刺激で顕在化するわけだ。兵士は極論すれば殺し屋ではあるが、その全てが拷問好きの虐待者や婦女暴行犯ではない。
【戦争が人間と悪魔とを選別する】
女子供を手にかけるということは上官命令である場合を除いて、兵士ひとりひとりの罪過である。人間として踏みとどまれなかった者が、それを弱さとするのは加害者の自己憐憫に過ぎない。
「秩序正しく紳士的な戦争」というクリスマス休戦がただの幻想で思い違いでしかなかったように
人間が戦争と手を切る方法を模索すべきだ。
 平和に暮らすために戦争する アリストテレスが提唱したように、紀元前から私たちは戦争と長い付き合いになっている。闘争本能を人間から切り離さない限り、平和へと人間は歩いていけないものか。
同志少女よ、敵を撃てAmazon書評・レビュー:同志少女よ、敵を撃てより
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No.81:
(5pt)

ただただ面白かった!

上手く伝えられませんが、とにかくお勧めの一冊です。読んで後悔は無いと思います。
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No.80:
(5pt)

あまりの上手さに舌を巻いた

アガサ・クリスティ賞で満点。直木賞の候補作。そういった事前情報で、この作品に対する期待と共に、ハードルも上げまくって読み始めた。
するとどうだろう。平和な村に暮らす少女が、突然戦争へと巻き込まれていく流れに思わず固唾を飲みながら、いつの間にか次のページへと指を伸ばすのをやめられなかった。
本の煽りに使われていた審査員の言葉は、リップサービスなしの掛け値無しの本音だったのだと、読み終えたあと思い知った。
本作を手に取れば、良書を読み切ったあとのあの何とも言えない読後感を味わいながら、本作のタイトルを思わず反芻してしてしまうはずだ。成程、まさしく……『同士少女よ、敵を撃て』
まだ本作を読まれていない方が、もしこのレビューをご覧になっているのなら、一人の本好きとして自身を持っておすすめできる一作です。
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No.79:
(4pt)

ロシア映画を見るような書物

実在の女子ロシアンスナイパーを彷彿させた。映画で実在のスナイパーを映画で見た。
 306人のドイツ軍兵士を射殺したことを実感させることができた。
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No.78:
(5pt)

これはいいよ

戦争ものは毛嫌いしてて、あまり読んで無かったけど、これは読みやすいしスケールが大きくて読み応えがあったぞ。仲間っていいよね。
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No.77:
(4pt)

タイムリー

タイムリー過ぎて
読むのが辛いです

時代に翻弄され生きていく
それは悲しい現実なのかも
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No.76:
(5pt)

地には平和を! ウクライナに栄光あれ、全ての女性に栄光あれ!

なんか、この作品の中で従軍慰安婦や、旧ソ連軍が旧日本軍に参戦した描写があることから、本作をdisってる人がいるようだけど、そういう狭量な心持の読者を心底哀れに思う。
高橋源一郎さんは言う。
 (ここから引用)
この小説って、ノーベル賞を取ったスヴェトラーナ・アレクシエーヴィチさんの『戦争は女の顔をしていない』というのに依拠している、多くのものを負っているところがある。
それは、根本的なところですよね。戦争というのは結局「男の物語」になってしまう。その中にいた女性は、いなかったことになる。

それに対して、どうしていくか。それを、美しい、激しい小説の形で作品化した。本当にすごい。おもしろいというのがすごいですね。
特にウクライナやソ連の話が生々しく出てくるということで、いま読むと何とも言えない気がします。
 (引用終了)
いま、というのはロシアがウクライナに侵略している2022年2月末~のことである。
もう一つの引用をお許しいただきたい。
 
(「労働新聞」大矢博子さんの書評から)
反戦小説であるが故に、今回のことで著書が注目されるのは著者にとっては本意ではないかもしれない。だが私は、これを読んでいたからこそ今回のニュースを「オリガの国の話だ」と感じることができた。今のかの地にいる多くのオリガたちに思いを馳せた。これが、「ここではない場所・今ではない時代」を舞台にした文学の力なのである。
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No.75:
(5pt)

ロシア軍の構成が分かる

エンタメ性が高い。ウクライナ侵略する前にプーチンが読んだら、やめたかも知れない。プーチンは、恐ろしい相手を敵に選んだ。
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No.74:
(5pt)

全てを失った少女は女狙撃兵として戦場に向かう

山奥でささやかに幸せに暮らし、ドイツとの掛け橋になるべく外交官になることを描いていた少女は、ドイツ兵に目の前で母親を殺され、隣人女性を暴行され、村を焼かれたことで、復讐のみを生きる糧に女狙撃兵となる。

①狙撃兵として敵を撃つ際のリアルな描写と心情のみならず、②戦争の惨さ、③戦争に翻弄される女性たち、④戦争によって人格が変容していく様が、感情を揺さぶってくる。
個人的には、狙撃兵として経験を重ね名を上げるにつれて、無垢だった少女の良心や感情を徐々に失っていく様は見応えがあった。
ハードボイルド作品としても十分に楽しめるが、決して英雄譚ではなく、女狙撃兵を描いた作品としての明確なメッセージがある作品だと思う。

ラストとエピローグはちょっと納得いかないところもあったが、最後まで目を離せず、一気に読めた。
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No.73:
(5pt)

傑作!

読み応えがあって凄まじかった。

セラフィマもそうだがイリーナ アヤ オリガ シャルロッタ ヤーナ みんな魅力的なキャラたちだった。

独ソ戦の話だから詳しくない自分にも読めるかなと思ったがキャラクターに惹かれて面白かった。
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No.72:
(5pt)

面白かった!

試し読みの最後辺りからこの物語に惹き込まれて、あっという間に読み進めてしまいました。とても考えさせられる面白い内容で本当に読んで良かったです。
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4152100648
No.71:
(4pt)

とにかく、力作

時代考証とか、そもそもソ連を描くことなどできないとか、色々と批評はできるでしょうが、この作品、不思議とプロットが淡々と進み、クライマックスに突き進む、所謂、エンターテイメントなので、よしかと思う。私的には、涙も出だし、叙情的、感情をむき出しにしたエンターテイメントであった。
このような作品を書きたいという作者の意図が見え見えで逆に潔さを感じる。
同志少女よ、敵を撃てAmazon書評・レビュー:同志少女よ、敵を撃てより
4152100648
No.70:
(5pt)

秀逸なラノベ

史実とフィクションを上手く織り混ぜた傑作だと思います。女性スナイパーとして成長していく主人公の姿は、エンタメとして良くできてますし、終盤の展開には舌を巻くほど圧倒されました。いやあ、これは面白い。

ただし、単なるエンタメとして終わらないところが、この本が称賛される理由だと思います。主人公は架空の人物ですが、女性スナイパーは実際に存在しました。そしてこの本の主人公と同じように、男達の始めた戦争に振り回され、戦いに身を投じていったのでしょう。
彼女達の思う「敵」とはいったい何だったのか。その問いに対する答えを探すことは、現代を生きる我々にも通じる課題だと思います。
同志少女よ、敵を撃てAmazon書評・レビュー:同志少女よ、敵を撃てより
4152100648
No.69:
(4pt)

読みやすく、読み手が自由に味わえる戦争像

ストーリーは起承転結がはっきりしていてとても読みやすいです。
レイプ、戦地の恋、レズビアン、殺人、復讐、などさまざまなテーマが出てくるので読み手が自由に味わいたいことを味わえます。
逆に幕の内弁当チックな感じもあり、登場人物一人ひとりの心理描写もそこまで深遠なわけでもない。

個人的には、男は集団レイプで絆を深めるという描写が考えさせられた。
同志少女よ、敵を撃てAmazon書評・レビュー:同志少女よ、敵を撃てより
4152100648

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