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同志少女よ、敵を撃て



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【この小説が収録されている参考書籍】
同志少女よ、敵を撃て
同志少女よ、敵を撃て (ハヤカワ文庫JA)

同志少女よ、敵を撃ての評価: 4.06/5点 レビュー 520件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.06pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全383件 261~280 14/20ページ
No.123:
(5pt)

戦争の悲惨さを感じる作品だった

戦争の夜悲惨さや、兵士もふくめ、人が変わっていくさまが描かれていて苦い思いになるが、それが戦争だと思わせてくれる作品で多くのひとによんでもらいたい。
同志少女よ、敵を撃てAmazon書評・レビュー:同志少女よ、敵を撃てより
4152100648
No.122:
(5pt)

とにかく、読んでみてください。

かつてドイツと戦ったロシアが、今度はウクライナに対して同じことをしている!
なんだかなー!!!
同志少女よ、敵を撃てAmazon書評・レビュー:同志少女よ、敵を撃てより
4152100648
No.121:
(5pt)

今を知り、これからを考えるうえで必読書

現在進行中のウクライナ戦争について、足元の報道を超越した「戦争の公理」のようなものを提供している。まるでこの本が表象する独ソ戦をいまの戦争が上書きしているに過ぎないと言わんばかりに、この本で描かれる差別、非人道的行為、加害者と被害者の交錯は現在と精通する。
また、私たちの国や社会のあり方、そして一人ひとりの生き方がどうあるべきか「女性と戦争」という視点から、問いかけてくれる。表紙には、セラフィマが狙撃銃の照準を合わせている様子が描かれているが、彼女が無心で睨む標的は、彼女自身の中の「悪魔」かもしれないし、ひいては今を生きる私たち読み手とも解釈できる。自分自身に潜む「悪魔」に対して徹底的に向き合うこと、そしてその手がかりは「女性性」であることを、この本は独ソ戦という人類史に記憶されるべき悲惨な戦いを通じて訴える。
ヴァージニア・ウルフ「灯台へ」とも底通する、洗練された魂の入った小説。時に陳腐に思える文章のリズムは、あらゆる読者層でも一気に読めるポテンシャルを併せ持つ。
同志少女よ、敵を撃てAmazon書評・レビュー:同志少女よ、敵を撃てより
4152100648
No.120:
(5pt)

現代にも繋がる物語り

第二次世界大戦のヨーロッパでの戦争の物語。
現代のロシアのウクライナ侵略戦争もあり、
興味深くよみました。
同志少女よ、敵を撃てAmazon書評・レビュー:同志少女よ、敵を撃てより
4152100648
No.119:
(5pt)

サクサク読めて楽しいお得感

同志少女よ
 敵を撃て

・まず初めに面白かったことをお伝え致します。
・文章で表現される戦闘描写が分かりやすく、かつ無駄な描写がないので、ページを捲る速度が下がることはありませんでした。
・小説を読む時特有の最初の数ページがどうしても読めない…って方に考慮した物語の書き出し方が素晴らしく、普段読書をしない人でもスルッと入り込むことができると思います。
・流血、欠損、暴力、凌辱、残酷、拷問、死が苦手な方は気を強く持って読むか、諦めた方が良いかもしれません。
・日本のサブカルに例えるなら、『シグルイ』と『MGS3』を足して2で割った内容に仕上がっていると思います。スパイスにガンスリンガーガールを少々…。
・1人として無駄なキャラが居ない、素晴らしい配役でした。
・終盤は良い意味悪い意味でため息の連続でした。
・映像化して欲しいですが、ヒトラーやナチスをぼかすとリアルさが無くなるので、無理だと思います。

以上です!

読んだ損はないと思います
同志少女よ、敵を撃てAmazon書評・レビュー:同志少女よ、敵を撃てより
4152100648
No.118:
(4pt)

歴史から学ぼう。。。

第二次世界大戦にいたロシア狙撃兵の少女の物語です。

目まぐるしい展開に一気読みました。

今なお戦争をしているロシアに、残念な気持ちになりました。
同志少女よ、敵を撃てAmazon書評・レビュー:同志少女よ、敵を撃てより
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No.117:
(5pt)

良い作品です。多くの人に読んで欲しい。

450ページを超える大作だったが、2日間で読了。
ナチス・ドイツに自分の母親を含めた村人全てを殺された少女セラフィマが
危うく命を助けられ、女性狙撃兵となって、ソ連赤軍の一員として敵を倒していく。
もちろん、フィクションである以上、構成上で作為を感じた部分も正直あった。
(特に復讐相手を倒した後の幼馴染みと対する場面など)
しかし、私が最も感じたのは、現代に生きる大部分の日本人が未体験である戦争というものを、
様々な資料を元にソ連の女性兵士という視点から再構成し、描き出した作者の熱い想いと誠実さだった。

話題作の宿命なのか、酷評(というより罵倒)するようなレビューも多数見られるが、
私は、より多くの人にぜひ読んでほしいと思う。
同志少女よ、敵を撃てAmazon書評・レビュー:同志少女よ、敵を撃てより
4152100648
No.116:
(5pt)

いつかお店を持ちたい腕のいい料理人がスナイパーになる戦争の巻壊れる怖さ

インタビューで逢坂さんが、戦争における本当のか悪は何か?を考えたと言っていました。最後にとある人が出てきますが、欲望に駆られる人間の本性のようで、うすら怖く、また、普通の一般の人であったはずの人が、理性を失っていくのが戦争と思いました。
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No.115:
(4pt)

戦う人たちの虚無

「4年に満たないその戦いによりドイツは900万人、ソ連は2000万人以上の人命を失った」。
戦争の最も残酷で醜悪な部分、すなわち殺し合いの現場が延々と描かれる。そこには戦略も外交も対話も人道も何もない。大義名分すらない。敵を殺さなければ自分が殺される。敵から逃げれば味方に殺される。それは「食べる(生きる)ために殺す」という自然の摂理とはまったく別のところにあるおよそ意味を見出せない殺し合いであり、人間以外の動物には見られない行動だ。天王星(ウラヌス)作戦、土星作戦、青号作戦、雷鳴作戦など参謀が仰々しい名前の作戦をつくり、その全容を知らされないまま戦線の兵士たちは人殺しのマシーンとなってひたすら戦う。

主人公のセラフィマは家族を皆殺しにされたうえに生まれ育った村を焼き払われ、感情が麻痺したまま過酷な訓練を受けて激戦地に投入される。その異常な状況における認知と行動の変容が描かれている。戦場を経験したセラフィマは自身の変化に戸惑う。「イワノフスカヤ村にいたとき、自分は人を殺せないと、疑いもなく思っていた。それが今や殺した数を誇っている」「自分を支えていた原理はどこにあるのか」「自分が怪物に近づいてゆくという実感が確かにあった」。ともに戦った青年狙撃兵ユリアンも同様に戸惑っている。彼はこんなふうに言う。「狙撃兵の高みにはきっと何かの境地がある。旅の終わりまでいって旅の正体が分かるように、そこまでいけば分かるはずだよ。そうでなけれ、ぼくらはただ遠くの蝋燭を吹き消す技術を学んでそれを競っているようなものだ」。伝説の天才的射撃兵リュドミラ・パヴリチェンコはセラフィマに「狙撃を続ける意味、その果てにある境地」で何が見えるのかを聞かれ、ネジ作り職人の話をする。記者に「あなたにとってネジづくりとは何ですか」と聞かれた職人は「ネジづくりが何かなんて考えたこともありません。ただ作っているだけです」と答えた。その肩透かしのようなエピソードからセラフィマは悟った。人を殺す技で頂点へ上り詰めた者の境地には何もないこと。

虚無。実際にその言葉は出てこないがこの物語を貫いているのは命をかけて殺し合いをすることの虚無である。訓練学校でセラフィマたちは教官イレーヌに「動機を階層化しろ」と命じられる。戦場では何も考えずに銃を撃ち、あとからそれぞれの動機に立ち戻ればよいと。そうでなければ死んでしまうと。戦場における動機や理由や原理原則について、少女たちは問われ続ける。脱走を試みた歩兵大隊長と彼に帯同していたNKVD(チョーカー)の政治将校に下された銃殺の決定に対してセラフィマがジューコフ上級大将に捨て身で除名嘆願したとき、ジューコフは彼女に「[ルーマニア兵を]撃たなければ、味方が殺されました」と言わせたうえで「自分だけは正常だと立証する試みは成功しているか?」と問う。

もっとも虚無的存在なのはコサック出身のNKVDのオリガだろう。訓練学校ではすべての級友を欺いていた。彼女の言動にはすべて裏がありけっして心を許してはいけない存在。だが、セラフィマはオリガに命を救われる。オリガは最後までロシア人への悪態をつきながら死んでいった。彼女は「動機の階層化」で死ぬ間際に自信の動機の起点に戻ったのだろうか。唯一、虚無に陥っていない存在がサンドラだ。生き延びて亡き夫との子を産むことが彼女の生きる目的である。その目的は後付けでも正当化でもなく実存的である。

第二次世界大戦においてソビエト赤軍は実際に女性狙撃兵を従軍させたという史実に基づいた小説とのことだが、女性兵士の言葉遣いだけは少し気になった。とくにイリーナとターニャは宝塚の男役のようで違和感があった。ニュートラルな表現でよかったのではないか。
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No.114:
(5pt)

戦争について考えるきっかけ

表紙の絵が気になって購入しました。
ストーリーがしっかりしていて文体もとても読みやすく登場人物もラノベのキャラクターみたいで戦争物を読んだことがない自分でも読めました。

ロシアとウクライナの戦争やもし自分が主人公と同じ立場になったらどうするか考えるきっかけになりました。

戦争物が好きな人には物足りないかもしれないけど初めて戦争物を読む人には良いと思います。
同志少女よ、敵を撃てAmazon書評・レビュー:同志少女よ、敵を撃てより
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No.113:
(5pt)

戦争は女性だけではなく男性をも、人間を変えるというのと

不謹慎かもしれませんが子供の頃に読んだハリーポッターを思い出すかのように、次のページを捲りたいと思えるストーリーの流れでした。

戦争の最後の場面が衝撃的でした。
ミハイルの部下が放った、自分は何のために戦っていたのだろう、という言葉。
ミハイルが悪者のようにされている感想がありますが、戦争は女性だけでなく、男性をも変えてしまうものでした。
戦争さえなければミハイルだって女性に乱暴な事なんてせず、大学に行ってセラフィマと恋人になり結婚だってしてたかもしれない、現代では普通の生活を送っていただろうに。
セラフィマだって、ミハイルのことを敵と見なし撃つという行為さえしていなかっただろうに。
戦争が人間を変えてしまうこと。
だからこそ、誰のことも責めることは出来ないと感じました。仕方のないことだったのだろう。
それぞれの登場人物の立場に立って、戦争がもたらす人間の形を変えてしまう程の恐ろしさを考えさせられました。
人間は戦争をする為に生まれてきたのではない。戦車に特攻した犬もそんなことをする為に生まれてきたのではない。
現代の平和な世界では考えられないような、考えもしなかった歴史に思いを馳せて生きていこう思いました。
同志少女よ、敵を撃てAmazon書評・レビュー:同志少女よ、敵を撃てより
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No.112:
(5pt)

同志とは?敵とは?を問いかける傑作

オーディブルで聞きましたが、表題がこの本の全てを表しています。
 なぜ「味方」でなく「同志」を使うのか?
単純に敵というが「敵」とは何か?なぜ「少女」を使うのか?そして、なぜ命令形の「撃て」を使うのか。全てを読み終わったのにわかりました。
 同志と敵は他の本でも扱われるが、この本では、残酷だけど現実の戦争における女性の立場、そしてスナイパーという特殊な役職から、自分の行動(人生)を自分で決定する重要性が主人公である少女を通じ戦争というこの世の理不尽の象徴の中で描かれてます。
 一度は読んでみる価値ありです。
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No.111:
(4pt)

読み進めるのが楽しかった

最後まで楽しく読み進められました。
第二次世界大戦のロシアとドイツ、ウクライナを舞台に、虚実合わさった登場人物やストーリー展開が面白い。

主人公セラフィマの最終章の言葉、「ロシアとウクライナの友情は永遠に続くのだろうか」に、今の世情を連想させられました。

人が人を殺める猫写もリアル。絶対に戦争は起こしてはならないと思える一冊でした。
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No.110:
(5pt)

狙撃兵たるものの、孤独とそれゆえの高貴さ

戦争をする軍隊という組織は、戦争犯罪を嫌悪する規律と気質をもってはいる。が、続く戦闘行為が敵への憎悪を生み、それが戦争犯罪を誘発する。その具体的状況に迫っている。
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No.109:
(5pt)

ウクライナVSロシアの今の戦争が見えて来る

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No.108:
(5pt)

本屋大賞の醍醐味とは

私がたまたま読んだレビューにて、本作が酷評されていた。
色々な感想があって、いいのだけれど、
本当に、本当につまらなかったのかな??

文章に無駄がなく構成も良かった。
戦争という難しいテーマをとても読みやすく、またエンターテイメント性を大事にした、小説である。

事実とは異なる!みたいな事を書いてる人がいるが‥、いや、フィクションだから。

とにかく、個人的にはイリーナ隊長がかっこよくて、たまに見せる優しさでホッコリする。
同志少女よ、敵を撃てAmazon書評・レビュー:同志少女よ、敵を撃てより
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No.107:
(5pt)

とても良い作品ですね。

とても綺麗な状態で届きました。
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No.106:
(5pt)

非現実の超フィクションでもいいじゃない。

これがデビュー作とは信じ難い卓越した手法と筆歴とストーリー構成とリアルフィクションの技法が読むものを引き付ける物語です。小説というより展開が映画的で情景のリアルさは見事ですね。良く考えるととんでもない話で女性スナイパーという在り得ない存在を恰も実在している様に描くのはまさに非現実の世界ですがフィクションだからいいんですよ。歴史の解釈とか別にどうでもよくて伝記ではないので忠実である必要はないでしょう。読ませる力量があればアクション劇でもあっても面白ければそれは正解なのでしょう。読む価値がどうだとかの問題ではない。教養と史実は必要ないところで展開するストーリーの進行はそれでも有りです。
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4152100648
No.105:
(5pt)

デビュー作とは思え無い素晴らしい作品

この作品が、著者のデビュー作とは。
今後、世界に進出出来る作家さんに成る事を
期待したい。
同志少女よ、敵を撃てAmazon書評・レビュー:同志少女よ、敵を撃てより
4152100648
No.104:
(5pt)

敵とは誰か?

情景が生々しく想像できて戦争がテーマで抵抗が最初あったけどすらすらと読めた作品でした!
同志少女よ、敵を撃てAmazon書評・レビュー:同志少女よ、敵を撃てより
4152100648

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