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同志少女よ、敵を撃て
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同志少女よ、敵を撃ての評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.06pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全383件 241~260 13/20ページ
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戦争描写の迫力あり、ソ連とドイツの歴史に垣間見れて良い。人の生きる意義を考えさせる良い。 | ||||
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史実に載せたエンタメです。構成が巧みで楽しめます。 エンタメ部分が、伝統的「七人の侍」のようなキャラベースチームの構造に乗っているからかも。 かなり強引ですが、主人公セラフィマを菊千代とするならば イリーナ:勘兵衛 シャルロッタ:勝四郎 アヤ:久蔵 ヤーナ:平八 オリガ:五郎兵衛 ターニャ:七郎次 という感。 | ||||
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単純に小説として読み応えがあり購入して良かったです。 | ||||
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最近ニュースで良く聞く地名がたくさん出てくる。80年たっても同じ事をやっているのだなと思う。この本の次に「戦争は女の顔をしていない」を読んでいる。その次は「独ソ戦」を読む予定。今起きている事を考えてみたい。 | ||||
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戦争、戦闘に身をおく女性狙撃手の内省から、偏見、差別、ジェンダーといった思考のための軸を提示されたように思われました。 | ||||
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連休中に、不破哲三の「スターリンと大国主義」新日本出版社 を読んだ後で、この本を読みました。続いて大木毅の「独ソ戦」を読みました。Youtubeサイトで「ウクライナ ロシア ゆっくり 歴史」を見ながら、プーチンの戦争を考えています。 | ||||
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横になって読むには重い本です。 公園のベンチ5月の陽気でゆったり読みふけって贅沢な時間を過ごすのにいいかもー | ||||
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実在した女性スナイパー部隊と史実を舞台にしたフィクション。実際の時間軸とのズレや史実との違いで酷評されてる方もいますが、これはフィクションでありそれえお求めるなら正書を読めば良いでしょう。登場人物がやや多く呼びなれないロシア人名であること以外は、テンポもよく一気読みでした。素人目には歴史考証や軍事考証もしっかりしていて、近代史物にありがちな間違いでずっこけることもなくい。おすすめです。 | ||||
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本屋大賞を受賞したらしい本作、なんと驚きのデビュー作。 そして、ロシア侵攻が世の中を混乱させている、今。 そんなご時世は、もちろん偶然に違いないが、この作品はなにかいろいろなものを引き連れて、本屋にどんと置かれている。 小説好きなので、さすがに買わざるを得なかった。 第二次世界大戦のソ連とヒトラー率いるドイツの戦いの中で、ひそかに組織された少女のスナイパー部隊がいた、という史実から描かれている。 戦争を描きつつ、無垢な少女という主人公をメインに添えることで完全なるエンターテイメントとなっている。 かなりボリュームのある本だが、飽きずに読むことができた。 そして、ロシア、ドイツ、ウクライナの関係性など、今だからこそスーッと入ってくる戦史。 ロシアを舞台に描いているため、現状は反発が強いだろうこの作品。 昨年出ていてよかったと思わざるをえない。 狙撃手に関する心理的な葛藤が、とても細やかで緊迫感があった。 戦争の悲劇や矛盾、さまざまなご時世などもごちゃまぜにしつつ、良質なエンターテイメントとして仕上がっている。 日本も出てくるが、ロシア視点からの日本であるので、あくまでも反発は意味がないだろう。 小説というのは自分ではないだれかを体験できるメディアである。 現状の敵国であり、時代を遡り、また少女であり、スナイパーである。 これほど小説の醍醐味を感じさせるものも少ないだろう。 | ||||
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本屋大賞を受賞したらしい本作、なんと驚きのデビュー作。 そして、ロシア侵攻が世の中を混乱させている、今。そんなご時世は、もちろん偶然に違いないが、この作品はなにかいろいろなものを引き連れて、本屋にどんと置かれている。 小説好きなので、さすがに買わざるを得なかった。 第二次世界大戦のソ連とヒトラー率いるドイツの戦いの中で、ひそかに組織された少女のスナイパー部隊がいた、という史実から描かれている。 戦争を描きつつ、無垢な少女という主人公をメインに添えることで完全なるエンターテイメントとなっている。 かなりボリュームのある本だが、飽きずに読むことができた。 そして、ロシア、ドイツ、ウクライナの関係性など、今だからこそスーッと入ってくる戦史。 ロシアを舞台に描いているため、現状は反発が強いだろうこの作品。 昨年出ていてよかったと思わざるをえない。 狙撃手に関する心理的な葛藤が、とても細やかで緊迫感があった。 戦争の悲劇や矛盾、さまざまなご時世などもごちゃまぜにしつつ、良質なエンターテイメントとして仕上がっている。 日本も出てくるが、ロシア視点からの日本であるので、あくまでも反発は意味がないだろう。 小説というのは自分ではないだれかを体験できるメディアである。 現状の敵国であり、時代を遡り、また少女であり、スナイパーである。 これほど小説の醍醐味を感じさせるものも少ないだろう。 | ||||
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300ページ以降は本を置くことができず睡眠不足になる。 アレクシェービッチの「戦争は女の顔をしていない」岩波現代文庫は、ノーベル文学賞受賞時に購入したが、5分の1くらい読んで、あまりの淡々とした記述に断念した。村上春樹の「アンダーグラウンド」に近いものがあった。また、同時代を描く川越宗一『熱源』と同じ読後感でもある。 この本は、そのアレクシェービッチのテーマを小説として読ませてくれた。ソ連の女性狙撃兵の物語であるが、人間が戦争という環境に適応する過程を描く。最近のウクライナ関連のニュースであるように、平和で観光旅行するような日常と、戦争状態とはそれほどかけ離れた世界ではないようだ。 戦闘シーンの描写が秀逸だ。読んでいるほうが息をとめそうになる。プライベートライアンやスターリングラードとった映画を見ているように情景がうかんでくる。 そして、この小説のなかで示される、国家と個人の関係、組織の不条理、技術を磨いていくなかで達する境地といった描写も楽しみであった。 読み終えてみて、大団円に至る最後の戦闘は少し現実味がないようにも思われたが、充実した読書体験を得られるものであった。読後すぐにまたこのような没入感を得たいとアマゾンで次の本を探すくらい、読書の楽しさを得られた。 | ||||
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ソ連の過去についても一端を知ることができました。 アクション、ドキュメント、ドラマ、ロマンス、ファミリー、歴史、犯罪などの要素を含んだ読み応えのある本です。 | ||||
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久々に読み進めた小説です。帯に寄せられたコメントの通り、MGSで高名な小島監督がオススメしていたため、ノールックでAmazonにてポチりました。それほど史実に詳しいわけではないので、バックグラウンドチェック等は一切せず、単純に「小説」として楽しみました。リズムが良く、(体験したことはないですし、したくもないですが)リアリティも感じる。それでいて、厚みのある内容であり、手に汗を握りながら読み進めることが出来ました。 恐らく、戦争を取り扱う小説では語り尽くされているのでしょうけれど、「悲しいけれど、どれほど普遍的と見える倫理も、結局は絶対者から与えられたものではなく、その時にある種の『社会』を形成する人間が合意により作り上げたものだよ。だから絶対的にしてはならないことがあるわけじゃない。戦争はその現れだ」といった分にはその通りだなと頷くところがあります。 読んでいて、個人的に気になったところといえば、終戦後、かつての「スターリングラード」という都市が「ヴォルゴグラード」という名前に変更されたようです。ニキータ・フルシチョフによる「スターリン批判」の流れの中で、都市の名前が改められたものとのこと。これによって思い出や歴史が書き換えられるというか、飛び地に残ってしまうことってあると思います。何が言いたいかと言うと、我々は歴史や事実というものを今の価値観に照合することはまだしも、その結果としてそれらを変えてしまってはならないと言うことです。歴史や事実及びそれらの解釈を遡及的に変更可能であるとすると、我々が歴史から学ぶことがなくなってしまいます。 やや長すぎるかと思うようなボリュームですが、決して冗長ではない。久々に読み応えのある小説に出会えました。読み終えたのは年末でしたが、時差のある投稿となってしまいました。 「敵」とは何か、これが移り変わっていく様は何人も経験しうる価値観の変化のように思います。 | ||||
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2022年1月の直木賞候補で、本屋大賞受賞というのと、ちょうどロシアのウクライナ侵攻も重なって50万部弱(5月頭)の発行部数だという話題作。直木賞受賞作より売れてるのかもね。「元帥」との議論や、英雄の女性スナイパーとのやり取りなど、なかなか読ませる場面がある。 物語としては、これは最近多い「レイプ・リベンジ・フィルム」というジャンルだとも言えるかな。敵とは誰か、と。そのあたりのタイトルに対する答えというのが、「ミステリー」として機能している感じか。あと、歴史の史実に嘘を混ぜて、それで作者の思想を語るっていう手法(歴史小説ではなく時代小説)だとエンタメだとわりと最近多い気がする。ちょっと前の直木賞候補「インビジブル」「ベルリンは晴れているか」あたり。まあ司馬遼太郎の昔からそうか。 まあ、登場人物が日本人のような思考をしているような気もしなくはないけど、ウクライナのコサック、カザフスタン、などの登場人物なども魅力的。フェミニスト色が強いのはそうだけど、独ソ戦を戦った女性スナイパーの物語としてなんだかんだ読ませるよ。 | ||||
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第二次大戦をソ連の側から書いたものを読んだのは初めての事である、 登場人物のキャラクターが際立ち頭の中にはっきりとした人物像が想像できる、ソ連という体制の中で兵士はロボットのように捉えがちだが、心の葛藤は我々と変わりはないのだろう、 主人公は少女から戦士に変化していき、冷徹な教官との心の絆が本当に少しづつ変わっていく様は感動である、 久しぶりに終わるのが惜しく、ページをめくる手が止まりがちになった作品であった、爽やかな読後感とあいまり、本屋大賞に輝いた事も充分うなづける、文句なしの星5つである、 | ||||
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独ソ戦の映画や書籍を観たり読んだ人でも、楽しめる内容。 また、ウクライナで悲惨な戦争が続いている2022年において、読む価値ある作品。 | ||||
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ニュースキャスターがロシア情勢を解説するニュースで紹介してたので、もっと硬派な小説家と思って読み始めました。…まんまライトノベルです。 導入が雪の中での「家族皆殺し」? いや村人皆殺しから始まります。「毀滅の刃」か!! そのまま、ヒロインがいきなり陵辱されてしまうのかと思ったら、そうでも無かった。現実のウクライナ情勢見てたら、半分くらいされてる方がリアルでしょ。この辺がいかにもフィクションぽいです。 お母さんの描写も、体重が80キロ以上あるとか、いかにも日本人の考えるステレオタイプなロシア人母親像。 教習所で女の子が集まってキャピキャピ始めると、「ガールズパンツァー」を彷彿とさせる。 ロシア人が金髪美少女に対して「お人形みたい」と感じる感覚、日本に置き換えると「菊人形みたい」って意味か? いろいろツッコみたくなる。 こういった軽さも、後半の重々しい展開のフリと予想できるけど、それも「マドカ・マギカ」ってアニメが有ったしね~。どうにもライトノベル感を払拭できない。 展開的にコイツ死ぬな~って思ったら、やっぱり死ぬし…フリがエンタメで使い古されてて冷める。 冷たく見えるキャラクターが実は…とか、キャラクターの真の目的だとか、ドラマチックに演出すればするほど戦場のリアリティーは無くなっていくよね。 唐突にロシアの美少女が女同士でチュッチュしちゃうはロシアでは常識ですって説明があるけど、ほんとなのだろうか? 作者が百合要素を入れて、そっちの読者も釣ろうという意図を感じて非常に気持ち悪かった。 結果的に男に失望してレズに走る展開にすれば、流行の「LGBT」も釣れる…非常に打算的で気持ち悪いです。 どこもかしこも計算されていて作為的でとてもイヤらしい感じがするのだけど、一般読者は平気なのだろうか? そういう無神経さが羨ましいです。 表紙が硬派風にしてるんだけど、今時のアニメな女の子が表紙のライトノベル風でも違和感なかっただろう。あんがい、一般小説とライトノベルの境目も無いものだと感じました。 戦争のリアリティー? 他者の経験? いやいや純然たる低俗小説ですけど、まあ、そういう風に読めばそこそこ楽しめたよ! 本屋大賞受賞? ああ、どうりで…。 | ||||
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まず、読み物として、最後まで息呑む展開。 考えさせられる深みのある一冊です。 人間の恐ろしさ、刹那と、女性の弱さ、強さ 様々な感情が渦巻き今は言語化できません。 今この世を不自由なく生きれているのなら 知っておくべきことが書かれている本だと思います。 | ||||
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本屋大賞受賞おめでとうございます!! 最近の本屋大賞受賞作品はとても残念な作品ばかりでしたが、この小説は稀に見る大傑作です!本屋大賞を見直しました。 人類歴史上最大の3000万人以上、未曾有の犠牲者を出した独ソ戦を背景とした戦争歴史小説です。 私は人類史上最大の焦土戦となった独ソ戦の歴史を調べた事があるのですが、歴史にほぼ忠実に物語は進行します。 一人で300人以上のドイツ兵を倒した実在の女性狙撃兵リュドミラ・パヴリチェンコも登場します。 レビューで少女を戦地に送り込んだ非現実的な空想物語との批判がありますが、史実でソ連は当時多くの女性兵士を前線に送った歴史があります。後方支援でなく多くの女性兵士を最前線に送ったソ連の特殊な史実を背景としているので物語に説得力があります。 戦闘描写も素晴らしい!最前線に読者がいるような緊張感があります。 また登場人物の内面の変化など繊細な心理描写も素晴らしいです! 壮絶な戦争小説ですが、このような戦争があった事実と、また現在のウクライナ戦争の現状を考えると、凄惨な戦争の実態を体験するためにも是非読んで頂きたいです。 戦争は人を狂気に走らせてしまう。 平和の尊さを改めて認識すべき時だと思いました。 ロシアから搾取されてきたウクライナの歴史の悲劇も登場人物の少女オリガを通して読者として理解出来ます。 またこの小説はアガサクリスティ大賞を受賞しているミステリー小説でもあるのですよ!タイトルの「少女よ、敵を撃て」の敵とは何かが理解出来ると感慨無量です…… ミステリーの伏線が回収されると、この壮大な復讐物語の読者として感銘しました。 またこの作品は百合小説です。 個人的に百合作品が大好きなので、このような重厚な百合小説が読めた事は奇跡で、とても印象に残った歴史的作品です。 百合好きな方は是非読んで頂きたい。 凄惨な戦争小説ですが、この時代にこそ目を背けずに読んで頂きたいです。 この10年では最高の大傑作小説です! 是非読んで頂きたいお薦めです。 表紙カバーの雪下まゆさんのイラストも素晴らしいです! 長くなりましたが素晴らしい作品なので熱く語ってしまいました。読んで頂きありがとうございました。 追記 逢坂先生は長年デビュー出来ずに苦労されたのですよね。 逢坂先生本屋大賞受賞おめでとうございます!!デビュー作品で快挙ですね! この本の印税の一部をロシアの平和活動へ寄付されているとのこと。 こらからのご創作応援しています。 | ||||
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ロシアのウクライナ進攻がこの本を読もうとした動機です。人類はあと数百年は地球上で平和に暮らすことなどできない動物なのだということが、描写されていると思います。どちらかが悪いのではなく、人間という生物が未完成な創造物だということを痛感させられます。きれいごとを言っていても、それを裏打ちするバックボーンが神でない限り正解を導くことができないでしょう。スナイパーとして育つ少女の運命は、その時代に生を受けたアンラッキーなタイミングに同情せざるを得ません。 | ||||
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