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無明: 警視庁強行犯係・樋口顕
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無明: 警視庁強行犯係・樋口顕の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.35pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全20件 1~20 1/1ページ
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なんとなく先が読めたけど読まずにはいられない。 よかったです。 | ||||
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いや、面白いのは面白い。 最後まで読みたくて夜更かししてしまったくらいに。 が、ふと考えるとロートル巡査部長がそこまでの影響力を持ち得るか?? う~ん、ちょっとそこは現実的ではないなぁ。 | ||||
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様々な事象での心の揺らぎをそのまま見つめつつ、自分の思いに正直に向かいながら、向き合う課題に取り組もうとする姿勢に感動! | ||||
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隠蔽捜査、以外ではじめて読んだ者です。 ストーリーはあまり動かないのですが、組織に存在するいち警察官、男が浮き彫りになり、リアリティーがあります。 僕はこの本を図書館で5ヶ月待ったのですが、読んで良かったですよ。 おすすめがあったら、他にも読んでみたいです。 | ||||
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警視庁捜査一課係長の樋口顕は、人とはあまり争いたくない刑事である。この物語は、二つの事柄に分けられる。一つは、所轄の千住署が高校生の自殺と断定した事件に、新聞記者の情報から遺族が納得していないということを聞いて樋口は調べ始めるのである。初めは協力的な所轄も、変化する。ここでは、自殺ではなくて他殺であるという確証を得る。もう一つは、本部の理事官から、重要な事件があるのに所轄が決めて済んだ仕事をほじくり返すな。やめて、重要な事件の捜査をしろという言葉を、無視して、継続的に高校生の自殺事件の捜査を続ける。警察組織のルールを破ってまで、真実解明のために必死に取り組む樋口顕。 事なかれ主義ではない。上司に対しても、真実の究明を訴える。そのことで、命令に反いたとされ、クビだと言い渡される。真実を究明しているのに、首にされたら、そんな組織にいたくないと思う樋口。 四面楚歌だと思っていた樋口に、あなたをきちんと見ている人がいる。応援し、味方してくれる人がいるという政治家のアドバイスで、周囲が見えてくる。真実を見ている人がいるのだ。 氏家という友人、上司の天童管理官は、実に頼もしい。事件の本質を見ている。田口課長の判断も優れている。組織の持つ、浄化力ともいうべきか。 そうだよね。逆境に立った時こそ、それを見ている人がいるのだ。真実を追求する人に、手を差し伸べるのは、大切なことだ。 組織は、なんのためにあるのか?そして、上に逆らっても戦える勇気があるのか? 樋口顕の芯の強さに感心する。忖度では、事態を変えることはできない。 | ||||
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今野敏さんの警察小説は数多く読んだが、私はこの樋口顕シリーズが1番好きです。著者自慢の武術知識をひけらかして暴力を暴力で裁く他シリーズも痛快な事もある一方で、人間味溢れる主人公刑事の私生活を含めた人間関係の機微を通して啓示捜査を展開する手法は、今野敏小説の真髄です。 | ||||
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上司にこれほど反発する樋口は初めてかな?ストーリーは複雑ではないが、素直に読めます。娘のエピソードはなくてもいいかな。 | ||||
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毎回、今野さんの小説をおもしろいく読んいます! | ||||
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今回も一気読み。組織の中でこんなふうに生きられたらいいなと思う。 | ||||
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控えめで実直な係長刑事の主人公というのが、クライム小説として目新しく感じられ、とても日本的で惹きつけられる。半面、展開まで控えめで地味。 本筋事件の犯人はいかにもなヤツのまま意外性はなく、登場人物たちとの関り、別の事件とのつながりもない。エピソードがバラバラのまま散逸していく。フィクション筋立ての妙は期待だけで終わる。 憎々しい権力者たち、所轄のヌシ、本部理事官、恥かくだけで淘汰されず、ちょっと今回は揉めちゃったね、くらいで淘汰されず。 物語のピークポイントは「権力に歯向かう無頼派モードに突入した主人公」なのに、それはただの一時の情緒不安のように「事なかれ主義の保守派」に勢いよく縮小していく。 遺族に苦しみを与えた理由、握り潰しの起源となる理由は特に言及されず、据え置き。なぜ権力者の横暴を追求しない? 同じようなことが起こる残念な未来を想起させる。 校長副校長が、なぜ強く主人公を遠ざけたのか意味不明。何となく警察介入がイヤだから? リベラルっぽい娘の再就職先も権力志向で鼻につく。野党だから一応リベラルなのか? 何より相棒の若手女史は、主人公の話し相手以外の役割がないのが残念すぎる。後輩はペットじゃないでしょ? 社会の信用 ≠ メンツ というテーマをもっと掘り下げてほしかった。つまり消化不良。 | ||||
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今野敏の作品はほぼ全て読んでいる。多作家で有り警察モノシリーズも多数手掛けているので、正直に言うと樋口顕ってどのシリーズだったっけ?と考えながら読み進めていった。 樋口のもとに馴染みの記者が樋口の担当では無いある事件について、自分が手に入れた情報をもとに疑義を伝える。高校生が死亡した案件で、所轄署は自殺と断定。しかし両親は納得せず、その記者も疑問を感じている。更に再捜査を願う両親に所轄署の刑事が恫喝したという話しも出てくる。 別の場所で発生した二人が殺害された事件に樋口班が駆り出されるが、上司の天童の判断により、樋口と樋口班の藤本が別働という形で千住署で起きた高校生死亡の案件に取り組む事となる。 さて本作のレビューは、いや本作のレビューもと言うべきか、今野敏の警察モノはレビューが難しい。警察モノだけでも多数のシリーズが有る為に、STシリーズの様な現実離れしたシリーズや、安積班シリーズはすぐにわかるが、それ以外はパターンが似通っている為に「どれだっけ?」と思いながら読み進めていくことになる。 パターンが似通っていると言うのは、 ・自分に自信が無い、または自分が相手に信頼されたりする理由がわかっていない。 ・しかし部下は主人公に絶大な信頼を置いている。 ・警察内部の別の部署に、主人公の味方となる人物がいる。 ・同様に、警察内部に主人公を快く思っていない人物がいる。 ・事件の発生とともに家庭内でも何かの事件が起こり、結末は両方ともうまく解決していく。 といったところ。 本作も、上司の天童からは信頼されて別働を命じられるが、その上の理事官からは命令違反として厳しく対応される。少年犯罪に慣れない主人公だが、味方である氏家が都合よく少年犯罪担当に戻ることになり、助言を得る。一方、家庭内では娘が現在勤めている会社を辞職し、やりたい職に就きたいと言う希望を言い出す。 本作で気になった点は、事件そのものに主眼を置いていないせいか、事件の動機や所轄署の対応などに疑問が残る点。え?そんな事で?と大人が考える様な理由で少年は重犯罪に走る事は理解出来るが、本作は殺意に全く重点を置いていない為に、なぜ殺害に至ったかがわからない。もっと加害者と被害者の間のトラブルをより深刻なモノにすれば良かったと感じる。 また、今回主人公の敵役となる刑事。今野敏の警察小説を読み慣れた人なら、所轄署に帳場が立つと年末の忘年会予算が無くなるという地の文を良く読むと思うが、殺人事件にするより自殺にした方が署の予算や手間は相当省けるのは理解出来る。しかしその辺りの描写が無いために、なぜ所轄署の黒幕が自殺にしたのかが、今野敏の警察小説を読み慣れていないと理解出来ない。 また、樋口の味方となる同じ係長職の氏家。本書にも沢山警察組織の上下関係について書かれているが、なぜ氏家が二歳年上である樋口に対して「おまえ」という言い方をするのかが気になった。 最後に三つ。主人公と部下が自殺とされた生徒の学校を訪問した際の帰り道、副校長と校長の対応について、部下の藤本は「そうとうのタヌキですね」と答える。表現が古臭いし、部下の藤本世代が使う言葉でも無いだろう。 また、前後の描写が無かった為に違和感を感じたのが、主人公と妻が家でビールで乾杯をした際の妻の科白。時代劇がかった科白を言うのだが、唐突に出てきたので違和感しか残らなかった。 娘の再就職に関しても、余りにもご都合主義で適当過ぎる。 今野作品のファンなので厳しいレビューとなるが、半分まで読み進んだのが金曜日だったので、後半半分は夜更かしして一気に読んでしまった。なので読み進めさせる力量は十分にある作品ではある。 | ||||
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お気に入りの作家なので、ほぼ全作品読んでます。毎回面白く一気に読み終えた。 | ||||
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とても満足しています。 | ||||
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少年犯罪,警察組織の隠蔽・脅し体質,本部と所轄,,マスコミとの関係等々の建前と本音の社会,警察組織も例外ではないことを教えていただきました。 上位下達,年功序列との関係vs.真実の追求がギリギリのところで展開されるのでハラハラドキドキ感もあります。 人間味溢れる樋口係長の奮闘ぶりや少年犯罪の得意な氏家係長や天童管理官との軽妙なやりとりが一服の清涼剤になる展開はいつもの通りで安心感があります。 公的機関への忖度感が一挙に解放された感もあり全体的に円熟味に溢れています。 | ||||
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竜崎のようなエリートではなく、安積のようにクールではないが、控えめながらも信念を曲げない点では前2者に勝るとも劣らない強者係長「ヒグッチャン」。著者自身が最も等身大のキャラクターであると言うだけあって感情移入しやすく、シリーズ中最もスリリングな展開でしたが一気に読了しました。 | ||||
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今野作品は、毎回期待通り満足してます。 | ||||
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気に入ったけれど、波乱万丈というわけでもなく、いつも道理の展開に安定感はあるものの、いまいち物足りなさを感じましたね。 | ||||
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購入して、読み始めましたが最初のページからの展開が、とても面白く、興奮の連続でした。 昼食後から読み始めてから夕方までに一気に読み、読了しました。 | ||||
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この警視庁強行犯係・樋口顕シリーズと隠蔽捜査シリーズは、立ち位置を変えて、正義を貫くべきことを力説している。 読みやすさは抜群。 いずれも軽快なテンポで読み進めることができる。 横暴で高圧な力に対峙していく。 理不尽であっても命令に従うべきか。 否。 ”四面楚歌の状況に陥れば見方を見つけることが大切”と。 ”秩序のために警察組織があるわけではない”と。 ”真実を追求することが重要だ”と。 | ||||
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もちろん樋口係長の個性がストーリーの軸ではあるのだけど、事件そのもので引っ張るものではないので安心して読み進められるシリーズ。 反面事件の解決という面に展開の面白さを主体に捉える人には物足りなさがあるかもしれないが、主人公とその周辺の人がキャラが立ちすぎない普通の人というのがポイント高い。 本作品も所轄と本部というような対立軸や、警察内部の人間関係という設定は定番ではあるけど、定番ならではの落ち着きとか期待に沿った展開で良い構成に仕上がっている。 | ||||
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