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虚魚
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虚魚の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.31pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全16件 1~16 1/1ページ
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怪談師とか怪談の本質を解明していくというようなテーマの作品で、これまでにない題材の小説でした。 怪談やホラーはよくありますが、怪談とはそもそもなんぞや?ということを解き明かそうという試みでした。なるほどねという感じでした。多少文章に安易なところは感じるものの、それは往年の作家さんと比べてなので、勿論素人が上からいうことではありませんが、それがなんというか違和感になって、面白さを削がれそうになった箇所があったので、そういったのは今後作品を重なるにつれてなくなって、良い作家さんになっていかれるんだと思います。 本自体はとても読みやすくマンガのようにサクッと読めてしまうので、娯楽としてはとても良い本でした。 | ||||
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第41回横溝正史ミステリ&ホラー大賞受賞作。 しかし過去の受賞作のクオリティを期待して読むと肩すかしを食らうかもしれない。 「体験した人が死ぬ怪談」を求める主人公たちが、怪談のなかに潜む謎を追っていくストーリー。 怪談とミステリー両方が楽しめるような構成で、アイデアはとても面白い。 しかし本文を読むと惜しいなと思う部分が多い。 まず、伏線などが甘く先の展開を読みやすい。そのためにミステリーとしては中途半端だったなという印象が強く残ってしまった。 ホラーとしても、終始静かな印象で怖さは控え目。 キャラクターもストーリーに引っ張られ、所々都合の良いように動かされていると思った。 キャラクターの葛藤や、それを突き抜けるための要素もややパンチに欠けた。 最後まで読みやすく、決してつまらないということは無い。が、惜しいなと思ってしまう。 | ||||
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怪異を信じない人は、怪異を信じたがっている人なのかもしれない。 | ||||
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ただ、ミステリもホラーも弱い印象がある ミステリーに関しては、現代の陰謀論的なものを反映していて良いと思った 女の子なのに、真剣に考えすぎではないか? JD設定にして、ふらふら怪異に近づく危なっかしいヒロイン二人の方が、コミカルさもあって良いのではないか | ||||
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kindleの朗読機能を使って聴きました。 最後まで裏切られることなく、面白く読めました。 | ||||
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●「釣り上げた人が死んでしまう魚」の怪談をひたすら追いかける物語。情報ばかり集まって来るが その実体(正体)がなかなか姿を見せない。若干物足りない点もあるが、怪談の影を追いかける過程 が何とも不気味で、高揚感すら覚える。 悲鳴を上げる程の恐怖ではなく、真綿で首を締められるマイルドな作品でした。ホラー小説などオ カルトものの着地の仕方は難しいと思う。ストンと納得できる理論でまとめるか、それともオカルト (神秘的)なままの不安定な状態で恐怖を持続させるか・・・。 | ||||
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百合と聞いたので読んだが全然百合じゃなかったので萎えましたが、それさえ抜けば普通に読みやすいミステリです。なので点数はつけます。 | ||||
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第41回横溝正史ミステリ&ホラー大賞受賞作ということで、読みました。 選考委員の四氏が、ベタぼめの本作、「ほんとかな〜?」と疑いの眼で、ページを捲り始めました。 …本当でした。 まず、文章がお上手で、読みやすい。受賞作にありがちな素人臭がほとんどなく、洗練されています。 キャラクターに嫌味がなく、変に引っかかりを覚えることがありませんでした。 非常にテンポよく、1日で読めてしまった。 話の質も、しっかり担保されていますので、安心して、最後まで楽しめます。 お見事、という感想でした。 才能のある作者さんだとお見受けしたので、きっと今後活躍される方だと思いました。 難点をあげるとすれば、選考委員で唯一本作にネガティブな反応を示していた、黒川博行氏の評によく表れていると思います。 ホラー要素があるのに、怖くない。怪談がつまらない。話の展開に起伏が乏しく、エンタメに欠ける。というのです。 その通りだと思います。 よって、怖さや刺激をこの作品に求める方は、買わない方が良いです。 しかし、青春小説や、米澤穂信のミステリーが好きな人なんかには、強くオススメしたい。 そんな一作だと感じました。 | ||||
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2021年度横溝正史ミステリ&ホラー大賞の作品。 ホラーとミステリー両方を書こうとして、何にもできなかったって感じです。 話が全く進まず淡々と面白くもない話が続く、兎に角苦痛。 基本的にホラー小説は1週間ぐらい掛けて読むのですが、これは3か月かかりました。 なかなか読みたいと思えない話で結局、最後も取ってつけたようなミステリ&ホラーで本当に読まなきゃよかったと思いました。 | ||||
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たんたんとつまらない話が繰り返しのように出てきて、ギリギリ最後になってサスペンスの要素が入ったかなと思ったらあっけなく。笑 すべてが中途半端でわけがわからないまま終わる。確かに釣られた。 | ||||
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登場人物たちの怪談に対する切実な想いが丁寧に描かれていて、心理を描いた小説として読み応えのある作品になっていると感じた。怪談を求めて次第に上流へ、上流へとのぼっていく様の不気味さもスリリング。 ホラーの醍醐味と、ホラーだからこそ描ける死生観や人生観の考察が魅力だった。 | ||||
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途中まではとても良かった。 テンポもよく、読みやすい。ページ数も少ない。 ラスト30ページまでは★4つだが、そこから先は酷かった。 伏線は未回収だらけで、完全にどちらかイヤミスの作品、モヤモヤする。 読み終わった後はなんだかなあ、というミステリーは個人的には大嫌いです。 終わり方が続編を出す前提っぽいけど、買わないかな。 | ||||
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21年度ミステリーホラー大賞を受賞した本作。 怪談師の主人公が怪談を集め、本当に人が死ぬ呪いがあるのかを検証していくというお話です。最初は新鮮な設定だなと思いながらもそこまで展開に起伏がないので、最後まで刺激的な内容には感じられませんでした。 一番面白かったのは巻末にある大賞に選んだ選考員の方々の選考理由の部分。 他の作品に対する不満を率直に書かれていて、実はこの虚魚という作品にもけっこう批判的だったりします。 選考作品にダメ出し連発の中、消去法で本作を選んだというニュアンスが強くて、そのへんの切り口が意外と楽しめました。 | ||||
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キーとなる女の子の生態もイマイチ不鮮明だし、最後の意外な犯人像は取って付けて無理矢理サスペンス感出した風にしか思えなかった。 合間に挟まれる都市伝説的ないくつかの怪談もクッソつまらないし。 どの登場人物も存在感薄いし読んでて退屈でしかなかった。 | ||||
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怪談の根源を探ろうとする人たちの物語だと思う。共に苦悩を抱えた三咲とカナちゃんを巡る物語でもある。盛り込まれた要素が多いのでいろいろな読み方ができると思うが、自分としては、穏やかなホラーの味付つけをしたミステリー小説として楽しく読んだ。とくに三咲とカナちゃんの会話が生き生きしている。次作も楽しみである。 | ||||
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帯にあると多り、確かにホラー作品としては巧妙にできている作品。上質さと至る所に飾られたトリックが上手くマッチしていて、描写に過不足がなくちょうど良かったです。 ただ文章が巧みかと言われれば曖昧なもので、読みやすさに重要視しすぎているせいか短文が多く、区切りが良すぎて逆にだるい。評価の通り物語の起伏が乏しいために、序盤はかなり退屈さも見受けられた。読んでいて疲れるということは無いが、全体的なカタルシスや面白さを感じ取れなかったので、それに慣れている人やじわじわくるよう怖さが好きであればおすすめなのかなと思いました。 一度読むことに対しては問題ないのですが、二度読みたいと言われたら、そうでも無いかな……。それから、この内容で1800円は高いと感じました。 ぶっちゃけ、選考委員の感想や選考内容に見る価値があります。消去法で選んだ感が否めないかな | ||||
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