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丘の上の賢人 旅屋おかえり



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【この小説が収録されている参考書籍】
丘の上の賢人 旅屋おかえり (集英社文庫)

丘の上の賢人 旅屋おかえりの評価: 3.67/5点 レビュー 21件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.67pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全21件 21~21 2/2ページ
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No.1:
(5pt)

大人の純愛、そしてふるさとの意味

「旅屋おかえり」がめちゃくちゃ好きだったので、この続編(正確には未収録分)も迷わず購入しました。今回の旅依頼主は40歳のアクセサリーデザイナー、めぐみ。ふと目にしたふるさとの丘の動画に、昔駆け落ちしようとまで約束した彼の姿が映っていたことから、物語が動き出します。全編とにかく心洗われるストーリーで、22年ぶりの再会シーンは思わず涙が出ました。
中年の純愛をテーマとする小説では、朝倉かすみ『平場の月』が思い出されます。こちらは恋人の死で終わりましたが、「丘の上の賢人」はハッピーエンディングです。読み終えた後もしばらく温かな余韻に浸ることができます。
家族と恋の間で悩んで結局どちらも捨ててしまっためぐみは、鬱屈から逃れるように仕事に打ち込み、20人の社員を擁するアクセサリー会社を経営するまでになります。しかし心の中にはいつも、迷惑をかけてしまった家族と彼に対する想いがあり、そのけじめをつけるため、「おかえり」こと丘えりかに旅を頼んだのです。そんな彼女の想いを「おかえり」は深く汲み取り、精一杯旅を楽しみながらこれ以上ない成果物をめぐみにプレゼントします。
いとおしくて仕方ない「おかえり」の活躍をもっともっと読みたい!!ぜひ「旅屋おかえり」をシリーズ化してほしいです。
丘の上の賢人 旅屋おかえり (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:丘の上の賢人 旅屋おかえり (集英社文庫)より
4087443299

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