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薔薇のなかの蛇
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薔薇のなかの蛇の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.59pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
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シリーズものと知らず、館ものの、ゴシックミステリと思って読んだ。冒頭で、ヨハンと名乗る人物が出て来て、? となったが、猟奇的殺人が発生してからは、連続殺人事件として、面白く読んだ。アーサーと言う人物の視点で、癖のある登場人物が描かれ、その中に出て来るヒロイン「理瀬」は、謎めいた美少女で、異彩を放っている。比較的理性的でまともな人間として。 話が進み、馬鹿なフリをして、アーサーに盗聴器を仕掛ける美女スパイなど、大いに楽しめる。派手な連続殺人だけど、ミステリと言うより、スパイ小説のようだった。何だかスッキリしない、解決だったし。 結局「理瀬」や「ヨハン」の事を知らないと、単体では面白味が半減。せっかくのスリリングでミステリアスな話なのに、残念。 | ||||
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理瀬シリーズ!!泣きそうです!! | ||||
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場所はイギリスの田舎。貴族の館の、当主の誕生日を祝う集まりの中で事件は起きる。連即する殺人と殺人未遂事件。近所で起きた猟奇的殺人事件との関連は?屋敷の中に大勢で警察官が警戒する中で、当主が姿を消す。 舞台はシャーロック・ホームズが出てきそうな館。雰囲気はアガサ・クリスティの小説のよう。中身はミッションインポッシブルみたい。 作者は多彩な作家だとは思っていたが、ここまでいろいろな要素を詰め込んでくるとは。ただ、ネーミングがいただけない。マクラーレン警部補とハミルトン刑事って。F1じゃないの。オズワルドとロバートというのもどんなものか。まさかジョンはいないよね、と思ったらヨハンが出てきた。英語読みならジョンではないか。ジャクリーンとキャロラインが出てきたらあきれてしまうけれどもね。 | ||||
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結末は分かっているし、キャラクタの動きも知っているからこそ、やっぱり面白い。 キャラクタ小説のよさ、続編の持つチカラ。魔法にかかっている間に早く完結してほしい。 以前の作品も、読み直したくなる。 持っている本を読み直す。 | ||||
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このシリーズは学生時代に読んだ懐かしいものの続き、久しぶりに続作が出て一気に読み終えてしまった。 | ||||
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理瀬シリーズ3作目(理瀬が主人公でない短編等は除く)。もとから3部作だと読んだ気がするため、今作で何らかの幕引きが描かれると思っていましたが特にそれらしいことはなく、若干肩透かしをくらった感はあります。3部作というのを何で見たのかすら覚えてないし、そもそも記憶違いかもしれません…なんせ17年経ってるし。 理瀬視点ではなく物語が進むため、前作までのゴシックな少女漫画のような雰囲気は薄れています。また、理瀬の心理描写がないため、彼女の人間らしさや少女らしさを感じることも少ないです。 他の方の「理瀬不足」という表現がとても的確だと思います。 それでも、理瀬をはじめとした登場人物は魅力的で不快感なく読めます。ミステリー部分は前2作のロマンチックさはなく、どちらかというと現実的。 全体的に、登場人物が歳を経ると同時に、少女期の世界から現実世界に近づいてきた、という印象でした。 もし続きがあるなら絶対読みたい!けど、理瀬にはずっと少女でいて欲しい(既に二十歳前後だけど)。今後の邂逅を予感させる彼らはどうなるの!? …と、やはり続きを期待せずにはいられません。 | ||||
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ネタバレなので詳しくは書きませんが、犬が好きな方は読まない方がいいかもしれません。描写は少なめです。 以下は小説の感想です。 17年ぶりの理瀬シリーズが配信されるとのことで、12時から読んでいました。途中、とても怖くなったのでホラーが平気でない方は深夜に読むのはあまりおすすめはしません。2時間くらいで読み終わりますが、眠れなくなります。 今までの理瀬シリーズは大半が理瀬の視点で描かれていますが、今回はアーサーという青年の視点が大部分です。 ちょくちょく理瀬視点もありますが、今までに比べたらとても少ないです。 今回理瀬は美しく気品もあるミステリアスな女性として描かれています。アーサーの目を通してみても、やはり彼女は魅力的に映っているようです。 遺跡の中で猟奇殺人が起こり、ブラックローズハウスでも同じような殺人が起こり、訪れた客人たちは混乱と恐怖の中に突き落とされるお話なんですが、ミステリーとして読者も混乱と恐怖の坩堝に突き落としてくれました。 所々伏線もあり、ミスリードもあり、さすが恩田陸と言いたくなるようなミステリーでした。 麦の海に沈む果実は舞台が舞台なので幻想的な雰囲気でした。黄昏の百合の骨は白百合の館と呼ばれる家が舞台で、麦の海に〜よりは現実的なお話になっていました。そして今作はまるで神原恵弥シリーズのような現実的なお話になってきているイメージです。そしてアリス・レミントンは神原恵弥シリーズのブラックベルベットで少し出てきています。ということはいつか二人が出てくるのだろうか…なんて楽しい妄想をしています。 今回理瀬は少し大人になっていて、麦の海に〜ではまだ早いと言っていたスカートとパールを身に付けた姿で出てきます。貴族のパーティーに招かれたからという理由ももちろんあるのでしょうが、もうそんな年になったのかと少し感慨深くなりました。 カバーイラスト、挿絵は全て北見隆先生です。理瀬シリーズにはやっぱり謎とインパクトのある北見先生の作品が合っています。 とても面白い作品で、ああ、こうなるのか!と最後は驚かされました。取り急ぎ感想を書きましたが、まだまだ読み込めてないところが多いのでもう一度今から読んでみます。 上質なミステリーを読みたい方は、是非この本を読んでみてください。 | ||||
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