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ババヤガの夜



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【この小説が収録されている参考書籍】
ババヤガの夜
ババヤガの夜 (河出文庫 お 46-1)

ババヤガの夜の評価: 3.83/5点 レビュー 215件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.83pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全141件 121~140 7/8ページ
No.21:
(5pt)

女性が読んで爽快感を感じられる感じられるアクション物

女性が作者というだけでは、表題のような物語にはならないと思うがこの作家は違う。私が女として感じてきたことをリアルに描いている。
社会からはみ出した女の生き様も描いている。お勧め。
ババヤガの夜Amazon書評・レビュー:ババヤガの夜より
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No.20:
(5pt)

ニューシネマのような疾走感

女性の強さ、生き方が良い。気持ちが前向きになる。文章もシンプルで、ハードボイルド純文学とでも呼びたいような物語性だった。
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No.19:
(5pt)

これぞエンターテイメント

余計なディティールを省いたアップテンポなストーリー展開はもちろんのこと、作者の私情を挟まず、読み手を楽しませたいという情熱と工夫、美学こそがまさに爽快。創作とは、エンターテイメントとはかくあるべきと思わせてくれる作品でした。感情描写を最小限に留めることで逆説的に発生する情緒をよく理解されてらっしゃるのだと思います。ミニシアター的なノリで映像化してほしいですね。
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No.18:
(5pt)

圧倒的な爽快感

純文学系の作家さんのようですが、ライトノベルのような息もつかせぬスピード感のある展開で、一気に読ませます。適確な描写力で、軽くはなく、リアリティがありながら、ぶっとんでいて、悲惨な描写まで娯楽性があります。何よりも読後の圧倒的な爽快感には、すごい快感を感じました。
 わざとらしくない少しの仕掛けも見事に決まっていて、最後まで本当にどきどきしながら読めました。すごい作品です。
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No.17:
(5pt)

表紙装画もイメージにあっている

喧嘩が生き甲斐と言えるような女ファイターが、暴力団の娘のボディーガード兼運転手をやらされる。いきなり流れるように始まった物語はテンポ良く進み、すぐに主人公のキャラに惹きつけられた。
暴力しか知らない主人公と、窮屈に暮らす娘の心の解放のような話かと思ったら、少し予想と違う方向へ進んだ。

本編の合間に挿入されるサイドストーリー的なものが、どこで繋がるのかと思っていましたが、叙述的な仕掛けもあり、そうきたかと気持ちよく思わせてくれました。
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No.16:
(4pt)

痺れる

血湧き肉躍る暴力が、軽快に描かれる。際どさと爽快さが同居して、たまらない面白さです。こうなると、それ以外の無駄なストーリーを描かないのは正解ですね。
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No.15:
(5pt)

カッコいい

王谷さんの描くカッコいい女の人たちが大好きです。
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No.14:
(5pt)

女性性として男性社会に生きることの難しさと解放

昨今、女性らしさとか、男性らしさとかそういった枠組みをひどく嫌い、多様性を大切になどという言葉が耳障りよくいわれる。しかし、いつまでも、男性優位の社会は変わらずあり、私自身もその世界の中で生きている。
この小説は、女性ゆえに男性に搾取されてきた女性、尚子と、女性だが男性の象徴である暴力性を持った女性、依子の解放が描かれている、と私は思った。
尚子は外見的に男性性を手に入れ、追われていた相手に復讐することで、
依子は自身の狂暴性を一時的に封じ普通の女として生活し、やはり最終的には追われていた相手を自身の力で倒していく。
そして、タイトルにもつながる、今まで自身に感じていた暴力を欲する異常性が、鬼婆(ババヤガ)になることを願うことで浄化されていく。
私自身、やはり男性優位の社会に対して、なんらかの反発心があるのは否定できないが、真っ向から男女平等を!と声高に叫ぶのはどうも性に合わない。ある程度、仕方のないこととわりきってしまっているところがある。
しかし、この作品を読んだ後、そういった無意識の男性優位の社会に対するモヤモヤが、スッとした。暴力描写や流血も躊躇なく描かれ、けして癒される作品ではないが、個人的な読後感は、真冬の朝のような清々しい気持ちにさせてくれるものであった。
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No.13:
(5pt)

スカッとしたり騙されたりで最高

新聞の書評欄で見て面白そうなので読んでみました。
そうじゃなかったらこの作品にはたどり着けませんでした。
作者も知らないし、「ババガヤ」って意味不明だし。。。
読んでからググったら、スラブ民話に出てくる妖婆で、日本では
山姥とか鬼婆にあたるものとのこと、そーか、納得しました。

テンポよく、展開も早く一気読みしました。
暴力の描写が喧嘩でも拷問でも本当に痛そう。
でも悪い奴は後でキッチリ酷い目に会うのでそこはスッキリ。

途中、あれっ?となって戻ることしきり。
自分の思い込みを利用され見事に騙されていました。
騙される快感ですね。もう一回最初から読みます。
でも、他のレビュワーさんもおっしゃってましたが、
映像化は難しいですね。

読者が騙される件については、いろいろ方がネタバレレビューを
しています。
そのようなサイトをほっつき歩いて「そうそう」とか「やっぱり」とか
共感するのも楽しいですね。←あくまで『本篇を読んでから』
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No.12:
(5pt)

何と言っても女の人暴れ方が気に入りました。

仕事の合間に読書ですが、この本は一気読みでした。良かったです。
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No.11:
(5pt)

最&高

シスターフッド、という狭い定義なんかにおさまらない、性を超越したバディ・エンタテイメント。
傑作韓国映画『お嬢さん』のソウルを胸に、小説『ゲルマニウムの夜』を現代版にリミックスしたような作品でした。
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No.10:
(5pt)

ババヤカヤの夜

女性が執筆したとは思えないハードボイルド。次回作に期待。
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No.9:
(5pt)

他店には無かったもの。

読みやすく、楽しい。
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No.8:
(5pt)

バイオレンス百合…!

映画化してほしいけどぜったい実写化無理じゃない?だって…と言いたくなる仕掛けがあって、とても気持ちよく騙される。
最高。
喧嘩に次ぐ喧嘩で、ド派手に血みどろ!長ドス匕首!ヒャッハーです。
こんな鬼強く美少女でも美女でもない女の主人公が泥臭く暴れる話、小説でもアニメでも見たことない。ずっと欲しかった。ありがとう2020年。ありがとう王谷先生。
最高。
ヤクザのお嬢さんのキャラも良く、二人のシスターフッド(日本語で言いたいけどうまく言えない、百合…)も素晴らしくてやっぱり最高。
ヤクザの世界って男社会だし、そりゃホモソの煮こごりみたいなもんだろうから女性を見る目もこうなりますよね〜知らんけど。女性に乱暴狼藉を働こうとした輩は(現実と違って)作中きっちり痛い目に合うので安心して読めます。2回目の漆塗りの箱の中身には笑いました。最高。
装丁もド迫力で、本棚に並べとくだけで魔除けになりそう。アガります。最高。
不満と言えば、面白すぎて勢いも凄くてソッコー読んじゃってもう終わってしまったのか…と喪失感がすごいので、もっと読みたい。
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No.7:
(5pt)

著者のメルクマールになる傑作だと思う

「完璧じゃないあたしたち」以来、注目を集めている著者の最新作。
タイトルや寺田克也さんのカバーイラストからして編集者の力が入っている作品であり、またそれに違わぬ読み応えのある作品でもある。
混血児で両親もいないままに、喧嘩術のみを祖父から叩き込まれた依子。祖父母を亡くして身寄りのないままに、体内に籠もる熱が呼び寄せたのか、ヤクザの娘の用心棒をする羽目になる。本来ならば関わりがまったくないであろうはずの箱入り娘との交流を経た後の二人は……。
細谷正充賞という目利きの賞を受賞してから、いつかすごい作品を書くのじゃないかと思っていた著者の勝負作とも言える。ヤクザの父親や拷問を快楽とする婚約者といった腐臭の漂う男からの暴力に二人はどのように立ち向かっていくのか。
読み応えがあったものの、多少定形にハマっている部分もあり、もっと書ける著者だとも思う。その意味で本作は通過点であるが、著者のメルクマールとして必読の傑作である。

私は柳と三号が好きです。
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No.6:
(5pt)

おもしろくそして勿体無い

内容と表紙
看板隠れなし、の格好よさ

ヤクザの組長の娘のボディーガードに
わかりやすい設定

喧嘩の腕を買われた主人公(女)
聞いたことないわ

よくもこれ程の設定を一作品のみで惜しげも無く完結
勿体無い、しかしおもしろい

作中、主人公の背骨に関わる描写に不可思議な箇所多々あれど、説明過多を避ける筆致が反って人物のリアリティーへの効能抜群
読了後再びタイトルに翻れば、お伽噺、すごくバイオレンス、と納得する

拳の渦に懸命にしがみつき猛スピードでたどり着いたラスト
「シリーズ化、映像化」と未練たらたらその光景を見送った

おかわりが欲しくなる快作

他のレビュアーも言うように
鬼婆に、私もなりたい
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No.5:
(5pt)

鬼婆になりたい

誰かのお母さんや娘、妻になるよりきっと楽しく生きられる。何になってもならなくても自由がいい。一緒に生きていくのに、好きとか嫌いとか、どうでもいい事なのかもしれない。依子と尚子は互いに何にでもなれて、自由だった。
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No.4:
(5pt)

面白かったです

Twitterで見かけて気になったので読んでみました。面白かったです。一気に読みました。自分が女性のアクションや血みどろが好みとは思わなかったので、はまったのが意外でした。途中まんまと騙されて数十ページ戻って読み直しました。
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No.3:
(5pt)

最高! 一気読み!!

こんなにイキが良くて、こんなに応援したくなる、これからの活躍が楽しみな作家は久しぶり。
うまい。でもゼッタイもっと上手くなる。
装丁もなんてカッコイイんだ。
もうね、ひたすら爽快に駆け抜けるアクション小説なのよ。最高!!!
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No.2:
(5pt)

とにかく力強い

文藝掲載時に読了しましたが、とても良かったのと装丁がかっこいいこと、加筆もあるとのことで購入しました。
帯や各種の紹介どおり、強い女性達の話なのは間違いありません。しかしそんな先入観なしに読んでも十分、楽しめます。文章のキレがいいしキャラも立ってるし、後半に「そっちか!」という驚きもあって、読後の満足感がすごかったです。
言い訳がましさや被害者意識の一切ない、潔い人達の清々しい小説です。おもしろかった! 筆者の代表作になるんじゃないでしょうか。
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