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(短編集)
町かどの穴 ラファティ・ベスト・コレクション1
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町かどの穴 ラファティ・ベスト・コレクション1の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.67pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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目次を一瞥した瞬間に思ったのは、このセレクトは決してベストではないし、この本ではじめてラファティに触れた読者はもう読まなくなるだろうな、ということ。 「編者あとがき」には「なるべく多くの読者にラファティの魅力がつたわるように企画した」とあるが、であれば並列的なベスト本を複数出版するのではなく、まず比較的とっつきやすく楽しい作品を集めた入門編的選集を出すべきだったのでは。 短編集初収録作品があるのは嬉しいが、これらもベスト本に含まれるべき作品というより、あくまでボーナストラック的な扱いが順当な作品だろう。 といったうっぷんを晴らすために以下、妄想の『ラファティ入門コレクション』を選んでみる。 『みにくい海』(1961) 『せまい谷』(1966) 『断崖が笑った』(1968) 『ブリキ缶に乗って』(1970) 『また、石灰岩の島々も』 『われらかくシャルルマーニュを悩ませり』(1967) 『コンディヤックの石像』 『うちの町内』(1965) 『つぎの岩につづく』(1970) 『太古の殻にくるまれて』(1971) タイトルは『みにくい海』、カバーイラストと挿画は片山若子さんにぜひ。 | ||||
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長らく『ホークスビル収容所』収録作としてしか読むことができなかった「いなかった男」を含め、日本ではラファティの単著には未収録であった短編が収録されている。 しかし、これまで『九百人のお祖母さん』『つぎの岩につづく』『どろぼう熊の惑星』『昔には帰れない』を読んできた者にとっては、これら既存の短編集からの再録との、抱合せ販売でしかないところがツラい。 新しい読者を獲得したいなら、これまでの4冊はKindle版で再刊するなりした上で、未収録短編を集めたオリジナル短編集を1冊加えれば良いのでは? それなら、従来からのファンも困らない。 せめて青心社版『子供たちの午後』等から、新たにハヤカワで新訳したものも収録するとか、もう少し「サービス」が欲しいところ。 本書と、ポーランド語原典からの新訳である『インヴィンシブル』(国書刊行会 スタニスワフ・レム・コレクション第二期)とを比べて、昭和の昔からのSFファンがどちらを先に買うか。 『インヴィンシブル』では? | ||||
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