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邪教の子
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邪教の子の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.58pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全24件 1~20 1/2ページ
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冒頭から「おや?」「ん?何かがおかしい」と思わせる手法を警戒しつつ「今度こそ騙されないぞ」と思って読んでいたのに、今回もまんまと澤村さんの手腕にやられちゃいました 思いもよらない展開の連続、とても面白かったです また騙されたい笑 | ||||
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澤村先生の小説は大体読んでいますが今作もツボにハマりました…… | ||||
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澤村伊智さんの本にしては…といった感想。 話の3分の1はあらすじ通り。しかしこの3分の1を読み進めるのがとても苦痛。 後半への仕掛けなのは分かるけど、わざと違和感を感じさせる文章で、しかもそこがうまくも面白くも無いから読むのが辛いこと辛いこと。 『予言の島』はここらへんがうまいし面白いしでぐんぐん読めたんだけれども。 その仕掛けの文章を受けての後半も特に怖くも面白くもない引きの弱い内容。 『澤村伊智作品』に期待する引きの強さ、怖さ、驚きといった面白さが無い残念な作品でした。 これを読むなら『怖ガラセ屋サン』や『アウターQ』の方が面白いデスヨ!(アウターQは胸糞悪いオチだけど・笑) | ||||
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飽きずに最後まで盛り上げてくれる話です。 前半と後半ではガラリと色々と代わってくるので、新興宗教の怖さとかが凄く伝わってきます。 | ||||
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カルト宗教の小説とはホラーやミステリー小説として色々な作者が書かれていますが異世界転生の小説みたいにカルト宗教という設定で各々の作家の個性を表現できる非常に書きやすいテーマだと思っています。 作者の比嘉姉妹シリーズが好きで今度はカルト宗教の小説ということで期待していましたが結末には期待を裏切られました。 正直、裏切られた結末ではなくて期待通りの展開のほうが読みたかったです。 期待通りが何かはネタバレになるので書きませんが。 とはいえ前半はどういう展開になるかとドキドキしながら楽しめました。 | ||||
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面白かった。作者の本を読むのは「ぼぎわんが、来る」に次いで二冊目。やはり構成がうまく、叙述トリックであったりミステリ的な手法で飽きさせないのがさすがだと思った。 ただ、前半は良かったが、後半になって現代の話になってからは展開の都合が良すぎると感じた。茜のキャラのせいもあるかもしれないが「ひぐらしのなく頃に」を彷彿とさせる感じのライトな雰囲気も漂い、少し戸惑った。不可思議な点に対して説明がなされるのは、ミステリ的に読んでいる人にとってはそこそこ納得できて良いのだろうが、もう少し解説せずに謎のまま残してくれる方が個人的には好み。また、ラストシーンに関しても、「その道具でその効果が出せるか?」と感じてしまった。 | ||||
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この作者の作品にしてはこんなもんなの???っていうのが正直な感想。 前半の手記がとにかく長い、150pくらいあって全体のページの半分近く占めてるから読むのやめちゃおうかなと思ったくらい内容的には辛かった。 後半、取材に行くとなってからはおもしろかったけど、どうしてケイトががめつくのをやめて急に落ち着き始めたのかとか茜が教団やケイトに対して破滅的なことを求めているのかもう少し掘り下げて欲しかった。 すらすら読めるのは筆力の賜物だと思うが、内容的には読後は消化不良な感じがした。 | ||||
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澤村伊智先生はわりと洋楽が好きだったりするのかな?と思いました。 比嘉姉妹シリーズにもMJのマン・イン・ザ・ミラーがちらっと出てきたり、今回はブロードウェイ作品に出てくる主人公の名前がそのまま登場人物に使われていたりします。 (知っていれば本質をつくなあというような登場のさせ方なので、いきなりネタバレというのはないです。) 新興宗教の気持ち悪さというか、なんだこれは?という奇妙さが始終つきまといますが、今までの作品群と比べるとライトノベル感が強いかもしれないなあ。という感じです。 読みやすさという点では皆さんがおっしゃる通り、毎回素晴らしいのですが、読みやすく恐ろしいというのがあるのに、後半の失速感はちょっと残念でしたね。 これこそ、味読するための作戦なのかも?と考えれば、大どんでん返しそして戦慄!の帯も合っているのでは? | ||||
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作者の妖怪をモチーフにした作品しか読んでなかったので、カルトをどう扱うのかワクワクして読みました。 前半の違和感が後半を読むに従ってわかる仕組みは面白かったです。ただ、ヒントが分かりやすく書かれているので、やっぱりそうだったか!という面白さでした。前半の叙述で作られた読者の思い込みを後半で覆していく仕掛けは文字ならではですね。 ラストも良かったです。本当に。 | ||||
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テーマとしては目新しさのない新興宗教でも、前半は子供目線からある少女を助け出す物語が、後半はテレビ局社員が新興宗教に取材を行う様子が描かれ、そこに工夫が感じられました。 違和感を覚えつつ読み進め、前半のラストから驚きが始まり、それが後半にどう繋がるのか期待させます。ミステリーやホラーでというよりも、読者への仕掛けを楽しむことがメインのような小説と思いました。 | ||||
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多少無理がある設定や人物像が気になったが、面白く一気に読んでしまいました。澤村 伊智の小説はテンポが極めて良く購入したものは、すべて一気に読んでしまった。比嘉姉妹が登場しなかったので、星4つとしました。比嘉姉妹ものをぜひ書いてほしいと思います。 | ||||
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沢村さんの作品の中でも一番つまらない作品でした。 | ||||
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すぐそこで、身近に起こりうるかもしれないこと。 平凡な暮らしのなかで、ちょっとしたすき間に入り込んでくるもの。 奇な体験との巡り合わせは、いつのまにか超自然的な救い主のごとくにシフトしていく。 普通の中に潜む尋常ではない空間は世の中を乱すことに。 ぞくぞくとするおぞましさ。 そんな中で、あー残念、ラストのオチ。 | ||||
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面白く読みましたが、中盤のひっくり返しを最後のどんでん返しを越えなかった印象。 まあ普通のミステリ?って感じです。 | ||||
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終盤、盛り上がってきたと思ったら、二転三転して、えっこれで終わり?という感じで吃驚するやらがっかりするやら・・・ | ||||
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物語の結末を推測しながら楽しく読むことが出来ましたが、今回も意外?な結末が用意されておりますので、読み応えあります。子供⇔大人?の設定は以前の予言の島にもありましたが、ちょっとずるいです。善⇔悪?は良かったです。私は比嘉シリーズが大好きでして、今回読んでて比嘉琴子さん出てくるんじゃないかな?と思わせるような箇所があり、(「邪教の子」は比嘉シリーズではないです。)超絶楽しく読了出来ました。 | ||||
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序盤は、ケイトという主人公が囚われの少女を助け出す的な話 普通に(というかかなり)物語として面白くて一気に読み進められた。 ちょくちょく不穏な感じとか違和感?があって、それもまたワクワクした。 中盤は序盤から数十年?が経ち、主人公が矢口というテレビ関係者に代わり、 主にカルト宗教から抜け出した人の取材と宗教都市になった光が丘の取材をしている ここも生々しさというかガチ感?があって怖いもの見たさでどんどんページを捲ってた。 終盤は、、、要約むずい、色々あって矢口がカルト宗教の集会?を盗み聞きする ここは「どうやって終わらせるんだっ!!」てな感じで物語の行方が全然想像つかないけど、 それが逆にわくわくしてどんどん進んでいく。 問題は最終盤、ラスト3,40ページくらい 詳しくはネタバレになるから書かないけど、めちゃ肩透かし食らった、ホントに。 無理があるというか、強引というか、取って付けた感というか、、、 上手いオチが見つからないけど、〆切近いし取り敢えず書ききらなきゃって感じ? 序盤~終盤までが面白いだけに残念です。 「終わりよければ~」ってことわざあるけど逆は駄目なんだなーってことを学べました。 文庫化されるか知らんけど、されなかったら買わなきゃいいし、待って買うことをオススメします。 | ||||
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ネトフリあたりでドラマ化したら面白そうな作品。 ラストが大胆というかエンタメ感満載なのは比嘉姉妹シリーズから理解してるので、「邪教の子」というタイトルもちょっとキャッチーに受け取れる。 | ||||
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澤村伊智氏の本を読むのは初めて。ネットの書評を読んで興味を持つも、同時に評価されていていた辻村美月氏の「琥珀の夏」を先に読むと大変面白い。同じく新興宗教が舞台の本作への期待値も上がった。 帯によると「まずは驚愕やがて戦慄」とのこと。煽り過ぎ! 警戒しつつ前半の“慧斗(けいと)の手記”を読み始める。叙述トリック以前にここ書かれたこと(あるいは書かれていないこと)からおおよその真実を見出すことは可能だ。 面白いのは後半。手記に書かれたことが段階を踏んで明らかになる。そして巧妙に仕掛けられたトリックが炸裂し二転三転。 とはいえ、本作はホラーでもなく、ミステリーでもない。 最後のどんでん返しがなければ典型的なイヤミスになり得たかもしれないが… 驚愕より唖然、戦慄より脱力だ。 「琥珀の夏」ほど深くなく感動はないが、こういうオチ嫌いじゃない。 | ||||
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. 著者の本を読むのは3冊目だが、この作家の特徴は、ほば掴めたようだ。 著者・澤村伊智は、第22回日本ホラー小説大賞大賞作受賞である『ぼぎわんが、来る』(応募時のタイトル『ぼぎわん』)で作家デビューし、同作は『来る』のタイトルで映画化もなされている。また、長編『ずうのめ人形』で山本周五郎賞候補になり、短編「学校は死の匂い」では第72回日本推理作家協会賞(短編部門)受賞している。一一つまり「書ける」作家だというのは間違いないわけだ。 だが、結論から言えば、「うまいが、書くものは良くも悪くも型取りエンタメであり、その範疇での優等生タイプの作家」だと言えよう。つまり、「破格の傑作」とか「大化け作品」なんてものは書けない作家であろうということである。 だから、暇つぶしで読むのには手堅く便利な作家ではあるが、ホラーやミステリというジャンル小説ではあっても、何か「プラスアルファ」が欲しいという読者、「この作家でしか読めない何か」を求める読者向きではない。 例えば、私の前にAmazonにレビューを投稿している4人の感想は、おおむね肯定的(好意的)ではあるが、次のような感じである。 『テンポよくぐいぐい読めるので厚みの割に時間がかからない。エンタメ性が高く、数時間読書に没入したい時におすすめ。ラストはもう少し余韻があってもいいのでは、という気もした。』星4つ(Amazonカスタマー) 『ライトで読みやすいのに、どんでん返しもきっちり盛り込んで綺麗にまとめてあったというのはとても素晴らしいとは思うのですが。』星3つ(メープルラブ) 『決して面白くなくはない…のですが、』星4つ(まゆ) 『面白いのは、まちがいない』星3つ(グレ猫ちゃん) ついでに、ホラー大賞選考委員であった綾辻行人の『ぼぎわんが、来る』評も引いておくと、 『文句なしに面白いホラーエンターテインメントである』 となっている。 一一つまり、すべての人の評価は、ほぼ一致しており、要は「うまいし、それなりに面白いのだが、それ以上のものはない」ということである。 ○ ○ ○ 私はこの作家をホラー大賞の受賞者として知り、長らく気にはしていたが、長編を読むほどの興味までは持てなかったので、最初に読んだのが短編集『ひとんち』だった。だが、その際の印象も「うまいがイマイチ」だった。 それでも、長編『予言の島』を読むことにしたのは、この作品が「新本格ミステリ」へのオマージュ作品だと知ったからである。私は、もろに「新本格」世代だったからだ。一一しかしこれも、読んだ結果は「凝ってはいるが、イマイチ」というものだった。 そして、これまた、それでも今回『邪教の子』を読んだのは、私が自覚的に宗教批判を行っている「積極的無神論者」だからであり、「宗教」には一家言があったから「どのくらい書けているか」が気になったのと、本書のタイトル『邪教の子』が、芥川賞作家・今村夏子が、新興宗教の信者一家を「普通の家族」として描いた『星の子』(野間文芸新人賞受賞作。芦田愛菜の主演で映画化)を「裏返した作品ではないか」と推測したからだ。また、もしかすると、新海誠監督の長編アニメ『天気の子』を、どこかで意識した作品かも知れないとも考えた。 結果としては、本作は『星の子』や『天気の子』との内容的な関係は無かった。つまり、私の「深読み」のしすぎであった。 無論、本作『邪教の子』でも、いろいろと工夫がなされており、エンタメとしてはそれなりに楽しめる。しかし、例によって、そこまでである。 「宗教」や「人間」についての見るべき洞察など無いし、ミステリの部分での工夫も、これといって新しいものがあるわけではない。つまり、それらしい素材を集めてくて、それらしく上手に組み上げられた「85点」の作品、といった感じの仕上がりだ。 結局、「なんでこの人は、こんなことをしたの?」という読者の疑問に、「それは狂気だからです」と答えて済ませられるような作品は、エンタメにはなり得ても、文学にはなり得ないということであろう。 . | ||||
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