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(短編集)
シークレット・エクスプレス
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シークレット・エクスプレスの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.91pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1~6 1/1ページ
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JR貨物を扱う異色の作品ではある。 青森県から佐賀県までシークレット・エクスプレスとして秘密の燃料を運搬する。青森にある核燃料リサイクルへ搬入される核廃棄物はあるものの、搬出される燃料など現時点であるはずがない。 政府の要請とは言え疑問に思う元貨物運転手の井澄。 同時に不審なコンテナが交通規制で搬出されるのを見た新聞社の記者。 日本を横断するとてつもない計画が原発反対同盟らによって架線切断などの妨害を受けながら佐賀へ到着。 そこに隠された積み荷の燃料とは。 核燃料の保存に使う金属材料の不良隠しから始まる日本の核行政の杜撰さが浮き彫りにされる。 ストーリーの進行が遅すぎる。 すべての真相が最後になって一機に暴露される点などはどうかと思った。 一般文学通算2686作品目の感想。2022/09/19 14:00 | ||||
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井澄(いずみ)はJR貨物に勤める元運転士。航空自衛隊が東青森駅から佐賀県の鍋島駅まで特殊な燃料をJR貨物に緊急輸送してほしいと言う。重さは50トンで、貨車の許容限度ギリギリである。できるだけ秘密にして、3日後に出発することになる。 東日本新聞の記者、都倉佐貴子と木月聡は青森で警察が交通規制をしていることに不信感を抱き、いろいろと調べ始める。 輸送の準備を進めるうちに、運転士の水谷がこの積み荷は液体燃料ではないと言う。積み荷は全部で18個ものタンクコンテナに入っている。燃料でなければ、何を運んでいるのだろうか。 原発監視団体も動き出す。列車を無理やり止めて中身を調べようというのだ。コンテナの中に核に関連したものが入っていないかと疑っているらしい。 そして、新潟の長島駅の先で事故が起き、信越線が使えなくなった。上越線のほうにルートを変更することもできるが、急なことなので運転士が足りなくなる可能性もある。井澄もその列車に乗り込んでおり、いざという時には自分が運転すると主張する。 長島駅の事故がテロの可能性もあり、新しいルートでダミーの列車を先に走らせたらどうかという案が出る。この案は受け入れられ、手配が進む。井澄はもう一つ思いついた策を告げる。 高崎駅から新鶴見駅までは、井澄が運転する。名古屋の先の関ヶ原付近ではトンネルが多く、山岳地帯になっている。通る時間帯も深夜になる。事件が起きる可能性も大きい。 この列車は無事に目的地にたどり着けるのか?そして、運んでいるのは何なのか。 真保作品らしい、サスペンス色の強い小説になっている。 | ||||
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悪くは無いんだけど 3視点がグルグル入れ替わって それはそれで良いのですが どうしてもストーリー上 単調になってしまうのは仕方ないのかね? でも、どうしても感情移入しにくいです ストーリーが展開しながらの謎解きなので 先読み感が否めません 目が進みませんでした ※図書館で借りました | ||||
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KBCラジオで、紹介されてたので購入。 鉄道ファンではない私にとっては、10点満点中5点かな。 | ||||
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読み始めた時のワクワクはどこへやら。 クライマックスでの「これで終わり?」感がどうしても残りました。 ずっと「自衛隊」という存在が出てきているのにそのような展開は一切ありませんでした。 でもJR貨物という題材を実名で主役にした事は評価したいのでそこに星3です。 | ||||
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最近の作品では「小市民」「小役人」という路線は維持していたもののスケール感まで「小」になってきて失礼ながら「?」でしたが、ここで貨物列車による列島縦断という大局観がよみがえってきました。 ただしいつものとおり「基本的にはみんないいひと」「都合よく手伝ってくれる協力者」「組織内軋轢」「自己犠牲」「きわめて小規模で非暴力的な反勢力」といういつもの構造は変わっていません。 銃器、爆薬、殺人、テロがないことは救いで、エンタメ系冒険小説としては常軌を逸した反社会感がないことで物足りない気もしますが、逆に安心して読めました。典型的な庶民である自分としても日ごろの地道な仕事こそが王道であることを改めて確認させていただきました。 | ||||
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