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(短編集)
invert 城塚翡翠倒叙集
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invert 城塚翡翠倒叙集の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全44件 21~40 2/3ページ
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前作の結末には衝撃を受けました。城塚翡翠のキャラも良いし、シリーズ化して欲しいなぁと思いつつ、あの結末では続編を書くのは難しいだろうなぁとも思っていました。 そこに出た続編。この巻の第1話、第2話を読んで、この手があったかと感心しました。倒叙ミステリ。これなら、あの前巻の結末からでも続編が書けるし、城塚翡翠のキャラにもあった形式でもある・・・。 ・・・などと呑気に思っていた時代が私にもありました。第3話を読むまでは・・・。 第3話の結末で、帯の惹句のとおり、「すべてが、反転」。全巻の結末にも匹敵する驚愕! ここまで読むと、第1話、第2話もこのための伏線というか、前振りだったと気づきます。のほほんと感心していた自分を笑ってやりたいw。恐るべし、城塚翡翠・・・そして相沢沙呼・・・。 しかしこれ、ドラマではどうするんだろう。この話まではドラマ化しないのかもしれない。しかし、現在ドラマの第1話が終わったところ(今夜第2話)だが、このペースからすると、ここまで進んでもおかしくない。まさか、ドラマの第1話からこの反転に向けての大仕掛けがされているなんてことは・・・。そういえば、ドラマのホームページの挑戦状の謎解きの答えの1つもそれを仄めかしているような・・・。 ドラマも楽しみです。 | ||||
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まだ途中だけど、読みやすくておもしろい | ||||
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類まれなる推理力をもった城塚翡翠が、犯人に挑む倒叙短編集。 古畑愛を感じる演出や翡翠のあざといキャラをラノベ感覚で楽しく読めるものの、どうしても前作と比較してしまい物足りなさを感じていた、2話目までは。 しかし、3話目…… また同じような話かと思っていたら…嵌められていた…すでに作者の術中…! 本文にも伏線というかヒントが書いてあるしw「同じことが繰り返され、なにが起こるかは自明となり、客席にいる者たちは思うことでしょう。タネがばれているのに、どう騙すつもりなのか? ですが、それこそが盲点なのです。知っているからこそ、繰り返しだからこそ、わたしたちは魔法の只中に迷い込んでいる」 よくみたら表紙にも伏線がw 前作には及ばないかもしれないが、読者の期待を十分に超えた傑作である。 | ||||
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audibleでも出してほしい。 | ||||
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キャラクターの立ったいわゆるラノベ的な部分も魅力のミステリとしては充分。面白く読めました。mediumと比較すれば確かにインパクトは及びませんが前作での延長と考えれば「この線」しかないだろうとも思います。 城塚翡翠のキャラに興味を持った人にはお勧めできます。 | ||||
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ずばりTVドラマ化映画化を狙ってるからでしょう やはりあざといww 今回はコロンボと古畑任三郎のパロディで笑わせてくれた 作品的には小粒で 前作のような大どんでん返しが欲しかった気はするが シリーズの長期化を目論むならこれぐらいで上出来でしょう。 | ||||
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「invert」は、相沢沙呼による城塚翡翠シリーズの単行本2冊目、「城塚翡翠倒叙集」の副題で、3編の中編を収めている。うち、2編目は雑誌に掲載された作品で、これを挟む1編目と3編目が書き下ろし。前作「medium」が、連続死体遺棄事件を縦糸とする中短編集だったのに似ているが、もはやそれすらも作者の「仕掛け」だ。 何を書いてもネタバレになりそうなのは前作と同じだが、表題の通り3編とも倒叙形式を採っている。冒頭で犯人による犯行が描かれ、物語の途中から探偵役が登場し「犯人はどこでしくじったか?」を探りだしていく形式。「倒叙」という用語が浸透しているかどうかはさておき、「古畑任三郎」シリーズのおかげで、日本ではお馴染みになっている。ぼくが初めて倒叙形式を意識して読んだ推理小説は佐野洋「轢き逃げ」。「倒叙」という用語もそれで知った。 「invert」は、クラシカルな倒叙形式をしっかり踏襲しているが、それだけでは終わらない。城塚翡翠シリーズで一貫している要素に奇術(マジック)がある。探偵役の城塚翡翠は趣味でかなり高度なマジックを嗜み、マジックが客を欺き、驚かせる方法論や構造について語る。「客を欺き、驚かせる」という点はミステリにも通じ、「medium」においても、作中で語られるマジックに関する論述が、作品全体の構造と重なり、1冊のミステリが、マジックとして機能するという超絶技巧を披露した。 それは「invert」でも繰り返される。3編目の作中にマジシャンが登場し、彼女が披露したマジックの構造を城塚翡翠が言語化する。その構造が「invert」という1冊の中編集全体にも仕組まれていたことに巻末に至って気づかされ、ゾクッとした。これはトリックではなく、マジック。そこにシビれた。そのマジックは、犯人が仕組んだものでも、探偵が解き明かしたものでもない。作中人物が知ることのないメタレベルで、作者が読者に仕掛けたマジック。 相沢沙呼というマジシャンが、客である読者に向けて、3つのマジックを披露する。趣向は「演目はすべて、倒叙ミステリ」。作者がどの時点でこの「ショー」の構成を着想したのかは確然としないが、冒頭と末尾の2作が書き下ろしであることに、深く納得させられる、実に凝った仕掛けの中編集。ハードル上がってる気もするけど、3冊目の単行本も楽しみだ。 | ||||
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前作と同じく三作目でどんでん返しがあります。城塚翡翠のファンですので追っかけたいと思います。城塚翡翠の詐欺師時代とか読みたいです。 | ||||
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年明け五冊目は翡翠ちゃんの倒叙作品集。 一気読み。どうしても傑作だった前作と比べてしまうので地味に感じてしまうところもあったが、倒叙として素晴らしい完成度だった。特によかったのは『泡沫の審判』で、犯人側にとても感情移入して読めた。ただ、翡翠ちゃんがバイオリンをひくまねをするシーンだけはどうも好きになれなかった。 | ||||
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メディウムの後半の種明かし部分で感じられた翡翠のしっくりこない気持ち悪さが改善されていた。個人的には、話がテンポがよく進んでいくので、メディウムよりも好きです。ただ、メディウムから読んでいかないと面白さは激減します。 星-1の理由は翡翠の気持ち悪さが完璧に抜けていないから。翡翠を気持ち悪く、怖い人物にしたいという作者の意図が一目瞭然。ミステリー小説で味わう初めての気持ちでした。 両極端に賛否が分裂される作品だと思いました。 | ||||
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前作の「medium」ではすっかり城塚翡翠にトラウマ級の騙しをくらった。本作品では城塚の本性(の一部)がばれているのが前提となる。どのような続編になるのかと思ったら倒叙集ときた。なるほど、これなら翡翠の正体(の一部)が分かった上で犯人とのやり取りを第三者の目線で楽しめる。終始、犯人には「ご愁傷様」という気持ちで読み進め、翡翠が犯人を追い詰めたときのスカっと感がよい。倒叙集ということで、古畑任三郎へのオマージュがクスリと笑わせる。 城塚翡翠はキャラがたっているので、倒叙集という形態で今後も作品を発表されてほしい。心にに残った作品は「泡沫の審判」。犯人は殺人でしか解決できなかったのだろうか、殺人を企てる度胸があるのなら別の合法的な手段で被害者を断罪できなかったのだろうか。 | ||||
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mediumに続く城島翡翠霊媒探偵シリーズ2段目、但し霊媒味少な目。 さて1作目で魅惑の城島翡翠の虜となった読者ファンにとっては待望の 再登場であり、カバーの遠田志帆さんのイラストも相まってドンピシャ、 といったところだろう。 実際本作は倒叙集、(倒叙小説とは倒錯美小説とは異なり、推理小説で 最初に犯人が判っている構成の物を言う。翡翠嬢の倒錯美に溺れる艶姿 を期待する読者はご注意なされよ:それは僕だ(笑)) 刑事コロンボ、古畑任三郎タイプの三作の短編集でそれぞれ犯人は、 1女性経験に疎いコンピュータープログラマー、2小学校の女性教師、 3警察OBの探偵会社の社長、といった面子が城島翡翠の追求を逃れようと 足掻くが、そこは城島譲、きっちりとあざとく犯人を嵌めるというもの。 本書の読者は基本的にはミステリー好き、兼、城島翡翠ちゃん大好きファン、 といった分類だ。レビューを見ると賛否あり、賛多めであるが、これも上記の 読者層を確保した作者相澤氏の功績といったものだろう。 わが家でも同様で、まず、高3 JKの長女がちゃっかりと父の懐からこの書籍代 を拝借し、いち早く読了後、父親に下げ渡すとと同時に、ハヨ読メ、スグ読メ! の叱咤催促であった。自分の評価はその結果、シビア、辛口であるもご容赦願おう。 この本、或いはこのシリーズは魅力的な女性探偵が主人公のミステリー、と括った 場合にはとてもよく出来ている。 キャラクターの所作もセリフ回しも期待値通りで実にアタリのTVドラマの様だ。 だから、読者はこの世界観はこういうもの、ここの住人たちは、こういう風に ふるまうもの、、、と無意識に当てはめて読み込んでいる。 いわゆる、お約束の世界だ。そのお約束の中で読んだ場合にこの本の作品は、とても 満足値が高い、よくできている、☆4つ以上だ。 だが、このように、お約束内でよくできているモノにおいてはその世界の外から眺めて いたり、メタ的に俯瞰して視る者にとっては、弱点が現れる。 例えば、何故、犯人は殺人を起こさねばならないのか?ほかの選択肢はないのか? 探偵は何故犯罪を解決するのか?なぜ被害者は死ぬのか?死なない被害者ではダメなのか? といった、そもそも論的な疑問は出さないのがお約束である。そのため、他の、その疑問 に正対し挑む作品、文学作品や歴史小説、ノンフィクションなどの著作物には及ばない。 或いは、作中、特に1作目に出てくる、オタクの犯人を手玉に取る城島翡翠嬢の愛らしさ 美しさについても、好感度を微妙に飛び越して鼻につくように覚えてくる。 ドジっ子ぶり、メガネっ子ぶりの攻め具合も、オタク男子をくすぐる理系に弱いカワイイ女子 ぶりも、きっとステキだろうファッションもメイクもフレグランスも、詰めていれば詰めて いるほど痛クなっちゃうのだ。 きっと、この作者、相澤さんは女性ってキライなんだろうな。。 とか、或いは、つい最近、キレイな人に酷い目にあったのかな。。。 なんて印象まで持ってしまうのだ、 うーーーん、、?果たしてこのオヤジ探偵の洞察っていかがなもんだろうか? 合っているのかな?それともてんでマトハズレだったりして。。。。 | ||||
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中編を3編収録しています。 第1話「雲上の晴れ間」と第2話「泡沫の審判」はおもしろく読めました。 特に、後者のほうは、犯人に感情移入して、捕まらなければいいのに、と思いながら読みました。 ただ、犯人が被害者から恐喝されていた内容が不明なのが、少しひっかかっています。 第3話「信用ならない目撃者」は、読むのにエネルギーが必要でした。 最後はあんなふうになって、大どんでん返しが待っていて、それはそれでよいのですが、そこに至るまでが、どうもかったるかったです。 あまり探偵が前へ出すぎないほうがよかったのではないか、という気が、個人的にはしました。 もちろん、あくまで個人的な好みの問題ですので、ほかのかたが「すばらしかった」と称賛するのを非難しているわけではありません。念のため。 | ||||
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霊媒探偵城塚翡翠シリーズの第二弾で、倒叙ミステリーが三編収録されています。 翡翠が細かい理屈の積み上げていき論理的に犯人を追い詰めていく。 本作のミステリーの特性上、衝撃度は前作の方が上回っていると感じましたが、それでも最終話では仕掛けも用意されておりミステリー好きは楽しめると思います。 | ||||
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とにかくしつこい。美女に付きまとわされる。質問を何度もされる。それは男にとっては幸せ......ではないですね。 ジリジリと追い込まれていく犯人達。神経を保っていられるのがやっと。 因みに私は、ミステリーはあまり読みません。もちろん、「翡翠より先に、謎を解いてやる!」と息巻いて読んでもいません。 でもね、ある台詞にハッとさせられます。そう、推理小説とはなにか。それは展開ではありません。理論です。 謎を解く。それが推理小説の醍醐味なのかもしれません。 | ||||
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第2弾は倒叙ミステリが3編です。個人的な感想としては、1話と2話はキャラクター重視で楽しませてもらった感じで、3話でがっつり引っ掛けにきている感じがしました。 第1弾はかなり面白った印象があったのですが、正直短編集はあまり好きではないので、本作の方はなかなか食指が動かなかったのですが、読み始めてからは読み終えるのが勿体ないと思うくらい面白くて、一気読みでした。このまま第3弾もぜひ書いてもらいたいです。 | ||||
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前作はあれほどのものだったので続編は無理かな?と思っていたが、めちゃくちゃ面白かった。 多分この作品に批判的なレビューを書いている人たちは前作みたいな予想以上のどんでん返しを求めたかったのではないかと思う。 ストーリーを重視していて、論理的な推理を求めていない、倒叙ミステリーによる展開が好きではない人はあまり楽しめないと思う。 またパクリなどと書いている人たちがいたが、大してミステリーを読んでいない人だろう。 | ||||
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「雲上の晴れ間」「泡沫の審判」「信用ならない目撃者」の三編からなる。前作と違ってそれぞれが全く別の事件で犯人は3人いる。倒叙推理小説だから、犯人は最初からわかっている。『刑事コロンボ』と同じだと思えば良い。城塚翡翠(じょうづか・ひすい:女性)自身はシャーロック・ホームズだと思っているようだが。最後の謎解きは『古畑任三郎』に近いと思う。 翡翠の言うように殺人は絶対に許すことはできない。けれども、犯人をそこまでおとしめなくてもいいのではないだろうか、という気にさせられる。特に「泡沫の審判」は強く思った。個人的には「雲上の晴れ間」の犯人に心から同情する。美人で若い翡翠が近寄ってきたら、舞い上がってしまっても仕方がないではないか。モテない男、はやり言葉でいえば陰キャの男の心をもてあそばないでほしい。 パートナーである千和崎真(ちわさき・まこと:女性)が、「翡翠のことがわからない」とこぼす。生い立ちから探偵を続ける動機まで、近くにいる人間にすら把握できないという辺りは、「掟上今日子」のようでミステリアスだ。たぶん、これからもこのシリーズは続いて行くのだろう。 | ||||
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ミステリー“小説”として、ストーリーはよくできていると思います。前作同様、ミステリー要素に限れば、そのトリックは大きなものではなく、小さな断片の積み重ねです。これは著者の好みなのだと思います。 ミステリー“小説”は「びっくり小説」ではないのですから。 気になるのは主人公のキャラクターです。ミステリー要素は締まっている印象なので、主人公のキャラクターが水を差していると感じました。 この作品がミステリー“ドラマ”化された場合、主人公のキャラクターはキャッチーだろうと思います。でも、ストーリーはいただけません。 多くの視聴者は「びっくりストーリー」を期待しているのですから。 小説なのか映像なのか、どちらかに振り切ったストーリーとキャラクターであれば、より読者や視聴者を引き込んだ作品になったのだろうと思います。 | ||||
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前作が非常に面白く、続編を作れない感じの終わり方だったので続編が出てビックリして購入。 1作目ほどの衝撃はないが、城塚翡翠は令和の女版ホームズと言えるほどキャラが立っている。 | ||||
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