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(短編集)
invert 城塚翡翠倒叙集
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invert 城塚翡翠倒叙集の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全84件 61~80 4/5ページ
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mediumに続く城島翡翠霊媒探偵シリーズ2段目、但し霊媒味少な目。 さて1作目で魅惑の城島翡翠の虜となった読者ファンにとっては待望の 再登場であり、カバーの遠田志帆さんのイラストも相まってドンピシャ、 といったところだろう。 実際本作は倒叙集、(倒叙小説とは倒錯美小説とは異なり、推理小説で 最初に犯人が判っている構成の物を言う。翡翠嬢の倒錯美に溺れる艶姿 を期待する読者はご注意なされよ:それは僕だ(笑)) 刑事コロンボ、古畑任三郎タイプの三作の短編集でそれぞれ犯人は、 1女性経験に疎いコンピュータープログラマー、2小学校の女性教師、 3警察OBの探偵会社の社長、といった面子が城島翡翠の追求を逃れようと 足掻くが、そこは城島譲、きっちりとあざとく犯人を嵌めるというもの。 本書の読者は基本的にはミステリー好き、兼、城島翡翠ちゃん大好きファン、 といった分類だ。レビューを見ると賛否あり、賛多めであるが、これも上記の 読者層を確保した作者相澤氏の功績といったものだろう。 わが家でも同様で、まず、高3 JKの長女がちゃっかりと父の懐からこの書籍代 を拝借し、いち早く読了後、父親に下げ渡すとと同時に、ハヨ読メ、スグ読メ! の叱咤催促であった。自分の評価はその結果、シビア、辛口であるもご容赦願おう。 この本、或いはこのシリーズは魅力的な女性探偵が主人公のミステリー、と括った 場合にはとてもよく出来ている。 キャラクターの所作もセリフ回しも期待値通りで実にアタリのTVドラマの様だ。 だから、読者はこの世界観はこういうもの、ここの住人たちは、こういう風に ふるまうもの、、、と無意識に当てはめて読み込んでいる。 いわゆる、お約束の世界だ。そのお約束の中で読んだ場合にこの本の作品は、とても 満足値が高い、よくできている、☆4つ以上だ。 だが、このように、お約束内でよくできているモノにおいてはその世界の外から眺めて いたり、メタ的に俯瞰して視る者にとっては、弱点が現れる。 例えば、何故、犯人は殺人を起こさねばならないのか?ほかの選択肢はないのか? 探偵は何故犯罪を解決するのか?なぜ被害者は死ぬのか?死なない被害者ではダメなのか? といった、そもそも論的な疑問は出さないのがお約束である。そのため、他の、その疑問 に正対し挑む作品、文学作品や歴史小説、ノンフィクションなどの著作物には及ばない。 或いは、作中、特に1作目に出てくる、オタクの犯人を手玉に取る城島翡翠嬢の愛らしさ 美しさについても、好感度を微妙に飛び越して鼻につくように覚えてくる。 ドジっ子ぶり、メガネっ子ぶりの攻め具合も、オタク男子をくすぐる理系に弱いカワイイ女子 ぶりも、きっとステキだろうファッションもメイクもフレグランスも、詰めていれば詰めて いるほど痛クなっちゃうのだ。 きっと、この作者、相澤さんは女性ってキライなんだろうな。。 とか、或いは、つい最近、キレイな人に酷い目にあったのかな。。。 なんて印象まで持ってしまうのだ、 うーーーん、、?果たしてこのオヤジ探偵の洞察っていかがなもんだろうか? 合っているのかな?それともてんでマトハズレだったりして。。。。 | ||||
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中編を3編収録しています。 第1話「雲上の晴れ間」と第2話「泡沫の審判」はおもしろく読めました。 特に、後者のほうは、犯人に感情移入して、捕まらなければいいのに、と思いながら読みました。 ただ、犯人が被害者から恐喝されていた内容が不明なのが、少しひっかかっています。 第3話「信用ならない目撃者」は、読むのにエネルギーが必要でした。 最後はあんなふうになって、大どんでん返しが待っていて、それはそれでよいのですが、そこに至るまでが、どうもかったるかったです。 あまり探偵が前へ出すぎないほうがよかったのではないか、という気が、個人的にはしました。 もちろん、あくまで個人的な好みの問題ですので、ほかのかたが「すばらしかった」と称賛するのを非難しているわけではありません。念のため。 | ||||
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霊媒探偵城塚翡翠シリーズの第二弾で、倒叙ミステリーが三編収録されています。 翡翠が細かい理屈の積み上げていき論理的に犯人を追い詰めていく。 本作のミステリーの特性上、衝撃度は前作の方が上回っていると感じましたが、それでも最終話では仕掛けも用意されておりミステリー好きは楽しめると思います。 | ||||
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3本の短編で1冊になっていて、凝った仕掛けが楽しめるのは最後の1篇だけだった。いずれも犯人は最初からわかっていて犯人にボロを出させて追い込むというものだが、同じ様なタイプの話であれば個人的には東川篤哉先生の魔法使いマリィシリーズの方が好き。 ただ、3篇目の話はとてもよく出来ていたので評価は星2から3に上がった。 3篇目単体であれば星4もしくは5だと思う。 今の所、相沢先生の最大のヒット作は前作のメディアムだと思うけど、個人的にはマツリカ・マトリョーシカ。 これも続編を出してほしい。 | ||||
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前作がちゃんと騙されたー!という感じで面白かったのですが、 やってることが同じ&中編になった分、内容が薄く感じました…。 犯行動機もいまいちだし…。 前作のネタバラシ後の話になってしまうので仕方がないですが、 キャラ立ちがわかってしまっている分、素の状態も演技中もどちらもわざとらしく感じます。 このキャラのシリーズでは、一作目の驚きを超えることができなさそうですね。 なぜこの事件に顔を突っ込んだのか、 もっと探偵側の日常を描くなどした方が深掘りできるのでは? これは完全に個人の感想ですが、なろう系小説を読んでいる気分になってしまって、 「頑張って読む」本になってしまいました…。 まだ読み切れていないので頑張ります。 | ||||
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面白くはありましたが、 個人的にはあまり好きではなかった。 サブキャラについてもうちょっと掘り下げてくれないと犯人がどうしてもアホっぽくなってしまっている。 どうしようもない状況に追い詰められてるわけでもなく、 殺人以外の方法でも現状を打破できそうなのに真っ先に殺人に走る犯人たちどうしてもアホすぎると思ってしまった。 前半の犯人2人が最後の犯人に唆されたみたいな展開なのかと思ったらそうでもないし、 これを一冊の本とした意味がわからなかったわ。 次作に期待したい。 ただ出版が違うところで書くべきではないのかもしれんが、 「マツリカ」シリーズも「酉野」シリーズもまだまだほったらかしなので、 この人はシリーズものを完結させる気がない?(させる能力がない?) から次作がいつ出るかもわかんないけどな。 | ||||
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とにかくしつこい。美女に付きまとわされる。質問を何度もされる。それは男にとっては幸せ......ではないですね。 ジリジリと追い込まれていく犯人達。神経を保っていられるのがやっと。 因みに私は、ミステリーはあまり読みません。もちろん、「翡翠より先に、謎を解いてやる!」と息巻いて読んでもいません。 でもね、ある台詞にハッとさせられます。そう、推理小説とはなにか。それは展開ではありません。理論です。 謎を解く。それが推理小説の醍醐味なのかもしれません。 | ||||
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第2弾は倒叙ミステリが3編です。個人的な感想としては、1話と2話はキャラクター重視で楽しませてもらった感じで、3話でがっつり引っ掛けにきている感じがしました。 第1弾はかなり面白った印象があったのですが、正直短編集はあまり好きではないので、本作の方はなかなか食指が動かなかったのですが、読み始めてからは読み終えるのが勿体ないと思うくらい面白くて、一気読みでした。このまま第3弾もぜひ書いてもらいたいです。 | ||||
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翡翠のキャラを好きになれるかどうかで評価が分かれる作品だと思う。殺人犯相手とはいえ人の気持ちを弄ぶようなやり口は人としてどうなの?相手が殺人犯だから何やっても問題ないという理屈なのだろうが、捕まえるために手段を選ばない翡翠のことがどうしても好きになれなかった。 霊媒師の設定は今作では持て余しているように感じた。でも霊媒師じゃなければ普通の美女探偵でよくある推理物になっちゃうし、前作のように霊媒師設定をもっと上手く活用できたらいいのでは。 | ||||
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前作はあれほどのものだったので続編は無理かな?と思っていたが、めちゃくちゃ面白かった。 多分この作品に批判的なレビューを書いている人たちは前作みたいな予想以上のどんでん返しを求めたかったのではないかと思う。 ストーリーを重視していて、論理的な推理を求めていない、倒叙ミステリーによる展開が好きではない人はあまり楽しめないと思う。 またパクリなどと書いている人たちがいたが、大してミステリーを読んでいない人だろう。 | ||||
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いやいや、めちゃめちゃつまらんやん、、、 煽りじゃなく、どこがどう面白いと思って出版したんだ。どの事件も無能な刑事でもたぶん解決できるよね。前作だけの一発屋と認めたのかな、作者への信頼度はしっかり反転はしました。 | ||||
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前作が面白かったので購入しましたが、うーん?という感じでした。 犯人が最初からわかりきってしまっていると、どんでん返しが難しくなってくると思います。 前作はワクワクしながら読み進めましたが、今回はそういった感情は少なかったし、短編集で繋がりがあるのかと思っていたのも悪い意味で裏切られました。 | ||||
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「雲上の晴れ間」「泡沫の審判」「信用ならない目撃者」の三編からなる。前作と違ってそれぞれが全く別の事件で犯人は3人いる。倒叙推理小説だから、犯人は最初からわかっている。『刑事コロンボ』と同じだと思えば良い。城塚翡翠(じょうづか・ひすい:女性)自身はシャーロック・ホームズだと思っているようだが。最後の謎解きは『古畑任三郎』に近いと思う。 翡翠の言うように殺人は絶対に許すことはできない。けれども、犯人をそこまでおとしめなくてもいいのではないだろうか、という気にさせられる。特に「泡沫の審判」は強く思った。個人的には「雲上の晴れ間」の犯人に心から同情する。美人で若い翡翠が近寄ってきたら、舞い上がってしまっても仕方がないではないか。モテない男、はやり言葉でいえば陰キャの男の心をもてあそばないでほしい。 パートナーである千和崎真(ちわさき・まこと:女性)が、「翡翠のことがわからない」とこぼす。生い立ちから探偵を続ける動機まで、近くにいる人間にすら把握できないという辺りは、「掟上今日子」のようでミステリアスだ。たぶん、これからもこのシリーズは続いて行くのだろう。 | ||||
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前作が面白かったので期待して購入。なんですが、、、 今作は探偵側が強過ぎてアンバランスに感じます。探偵側が勝つと分かりきっているのでハラハラしません。 探偵もどきを媒介して解決していた前作とのギャップを感じてしまいます。 あと、助手も頭脳以外万能すぎてなんだか興醒めしてしまいました。超人キャラは翡翠一人で十分。 謎多き主人公のことももう少し分かると思っていたのですが、こちらも期待していたような内容はありませんでした。 前作のことを無かったものとして考えれば、普通に面白いと思っていたかもしれません。主人公のキャラは好きなので、また続編が出れば気になるだろうな、と思います。 | ||||
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ミステリー“小説”として、ストーリーはよくできていると思います。前作同様、ミステリー要素に限れば、そのトリックは大きなものではなく、小さな断片の積み重ねです。これは著者の好みなのだと思います。 ミステリー“小説”は「びっくり小説」ではないのですから。 気になるのは主人公のキャラクターです。ミステリー要素は締まっている印象なので、主人公のキャラクターが水を差していると感じました。 この作品がミステリー“ドラマ”化された場合、主人公のキャラクターはキャッチーだろうと思います。でも、ストーリーはいただけません。 多くの視聴者は「びっくりストーリー」を期待しているのですから。 小説なのか映像なのか、どちらかに振り切ったストーリーとキャラクターであれば、より読者や視聴者を引き込んだ作品になったのだろうと思います。 | ||||
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前作が非常に面白く、続編を作れない感じの終わり方だったので続編が出てビックリして購入。 1作目ほどの衝撃はないが、城塚翡翠は令和の女版ホームズと言えるほどキャラが立っている。 | ||||
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「ちゃ~ら~ん」ヴァイオリンを弾く真似で、「犯人は自明。~はたして、あなたは探偵の推理を推理することができますか?」 主役、城塚翡翠の挑戦を、貴方は正面から受け止めるか、はたまた驚きに包まれた”うっかりさん”に成り下がるか。 どこまでもあざとい、人を食った城塚翡翠の、倒叙:inverted mystery 3中編。 「「相手をもっとも苛立たせる言葉は、あわわ、ではなく、はわわ。あらら、ではなく、あれれ、ですーー」どうでもよくないか?」 「城塚翡翠は、あらゆるすべてが、中間の狭間だ---」 今回も面白かった~。 | ||||
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普通のミステリである。あれだけ凝った前作を越えられないだろうと想像していたので、驚きも落胆もない。探偵役のキャラクター性も二作目ともなれば新鮮味はない。 倒叙ものにして目先を変えようという意気込みは買うが、コロンボや古畑が相手だと分が悪い。最後まで読めたので星二つは厳しいかと思いつつ、やはり前作のハードルは高いのであった。 | ||||
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確かに前作は面白かったので、今回も期待値が上がる分評価は辛口になるかとは思いますが、はっきり言ってまあ普通でした。完全犯罪を目指す割にはボロ出過ぎで(特に2話目)、これでは翡翠でなくてもおかしいと思うでしょ。犯人引っ掛けもコロンボのパクリあからさまで、ちょっと引きました。それと他の方のレヴューにもありましたが、話が冗長で中編なのに途中で飽きるということもちょっとマイナスですね。 倒叙物はかなりとハードル上がるので、もう少し細かいところまで作り込まないとコロンボ、古畑といったツワモノには遠く及ばないでしょう。 値段を考えると残念でした。(文庫ならね) | ||||
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前作では最後の章で完全にやられたと驚かされて、 続編はどうするのだろうと楽しみに購入しました。 私的には、それなりに楽しく読ませて頂きましたが、 前作を越える驚きはありませんでした。 翡翠ちゃんのキャラクターを楽しむ作品なので、 翡翠ちゃんのあざとさが受け入れられない方は、 ただただ、イライラするかもしれませんね。 (自分も前作の中盤くらいまで読んでてキツかったけど、 今は楽しめています。) それと、あるドラマへのオマージュなのか、 そのドラマの主人公を明らかに真似ている 演出が何度もあり、 話の構成もなんだかそのドラマに似ているなと.... 昨今の流れで、 浜辺美波さんあたりが主演で、 映画化やドラマ化しそう。 | ||||
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