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キネマの神様 ディレクターズ・カット
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キネマの神様 ディレクターズ・カットの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.70pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1~6 1/1ページ
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なかなかいい出来だったが、一部ウッディ・アレンの『カイロの紫のバラ』のアイデアが使われていた。 | ||||
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‘ 映画館 ’ で観賞するのがこんなにふさわしい作品があるだろうかと思わせる、美しい1冊です。 内容のすばらしさ、映画と映画館への愛、人生への愛については、先の原作『キネマの神様』そのものとその解説文に、すべてが表されていると感じます。 このたいへんな社会状況と、辛さもそれぞれに伴う主演俳優さんの変更という事象を経て、 ‘ 映画 ’ と‘ 映画館で映画を観る ’という文化への熱い思いがこめられた作品がもうひとつ生まれたことが、この映画のうたう重なる奇跡のひとつなのだろうと、多くの関係者の方々の名前を拝見しながら思いました。 原作『キネマの神様』とともに、『キネマの神様 ディレクターズ・カット』は、映画への愛にあふれた美しい作品です。 この作品は、映画館で観るべき最たるものなのでしょう。 そしてもし、この作品に関連している映画館で観ることができたなら、どんなにしあわせで興味深いことでしょう! 私は9月に入ってから、ようやくこの映画『キネマの神様』を観にいくことができました。 この社会状況下により、誰もいない館内の席で、楽しすぎてハイになってしまい、ほとんど笑いっぱなしの時間をすごしました。 すばらしく楽しく、さわやかで、あたたかさいっぱいの時間になりました! 何度でも映画館で見たくなる映画です。 本当に素敵な楽しい美しい作品なので、ぜひ!ブルーレイかDVD化を希望したいのですが、. . . 大きな声では、そのせつなる希望は言うに言えなくなってしまいます。 ‘ 映画館 ’ で観たときにこそ、深い美しい意味を持つ作品だと思います。 『キネマの神様 ディレクターズ・カット』、映画という文化への愛いっぱいの作品は、これから長く、多くの人の心に響きつづけていくと思います。 | ||||
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映画「キネマの神様」は原作本とは大幅に違うので、むしろ読まずに観た方が良い作品です。 そして、この「ディレクターズカット」は、映画を観終わった後にこそ、是非読んでいただきたい逸品です。 本書は、映画のラッシュを原田さんに見て貰い、その後に原作者の手でノベライゼーションされました。 なので、ストーリーやキャラがむしろ映画よりも丁寧で良く出来ています。 今回の劇場版は、本編の半分を撮り終わったところでコロナ禍に遭い、普通ならお蔵入りしてもおかしくない処を、山田監督以下制作陣が苦心惨憺して完成にこぎつけたものですから、よくぞ完成させた、という処と、止む無く粗が出てしまう処があります。しかし、それを土台にしている本作は人物描写も丁寧に、劇中で語られなかった(それゆえストーリー上ギクシャク感が出ていた)箇所も丁寧に拾っており、 完璧な劇場版「キネマの神様」がそこにあります。 ゴウ一家の映画を介した家族の絆やゴウとテラシンとの深い友情、淑子のキャラも行動は似ているけど筋の通ったものに改善されています。 まさに、流石の原作者による作品(むしろこれはリテイクと言った方が良いかも)だけあって、各キャラをバッチリ掴んでおかしな箇所はありません。 いみじくもあとがきで山田監督が「こう撮れば良かったのか」と本書の感想を述べられています。 まさに劇場版の完成形は本書でしょう。 映画を観て、「大体いいんだけど、なんかひっかかるな」等々思われた方は必読です。そして、読み終われば脳内補正が働いて、劇場版がもっと良い作品になったように錯覚出来るでしょう。私は読みながら、映画のシーンに当てはめて”ああ、そうだったのか!”と思わず落涙した箇所がいくつかありました。描写において、小説には小説の強み、映像には映像の良さがありますが、本書では小説ならではの良さがあちこちにまぶされています。映画とセットで、是非。 | ||||
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マハさんの作品はどれも心の中にスッと入ってきます。今回の「キネマの神様」は、特に沢田研二さんがゴウさんを演じることがわかった上で読んだので、こんな表情をするかな?こんな笑い方するかな?などと想像するのを楽しみながら読みました。読む度に想像が現実のように思えたりしてきています。ますます映画を観るのが楽しみです。 2度楽しめた「キネマの神様」どちらもお勧めです。 | ||||
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『キネマの神様』はすでに読んでいて好きな本。映画公開を心待ちにしている矢先、こちらの本の発売を知り迷わず購入しました。 映画の予告編を観て、原作と随分違うなあ〜と思っていた謎が、こちらの本を読んで解けました! "山田洋次監督のキネマの神様"とマハさんがおっしゃっているのに頷けます。 原作『キネマの神様』を読んでいて、映画も楽しみにしている方、こちらの本をぜひ読んで頂きたい。 原作まだの方は原作からの方が楽しめるかも? 小津作品をちょくちょく観ている身としては、とても楽しくて嬉しい読後感でした。 映画公開が待ち遠しいです! | ||||
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小説「キネマの神様」を原作とした映画を、さらに原作とした小説がディレクターズ・カットらしい。 あえて映画で例えれば、ディレクターズ・カットというよりは、スターウオーズのエピソード構成って感じ。変則的な時系列順で本家の小説を包んでいる。 いずれにせよ、書いた小説家とアレンジした監督が、映画愛を表現することで一致しているので、予定調和で出来過ぎたストーリーなのに、気持ちよーく進んでいきます。 前回は「映画好き」の視点でしたが、今回は映画監督のアレンジが入っているので「制作サイド」の視点になっているのも変化があって面白いですね。 | ||||
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