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キネマの神様 ディレクターズ・カット
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キネマの神様 ディレクターズ・カットの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.70pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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なかなかいい出来だったが、一部ウッディ・アレンの『カイロの紫のバラ』のアイデアが使われていた。 | ||||
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原田マハさんの原作の素晴らしさに感動し、映画館で鑑賞する日を待ちわびていたのにコロナ禍で延期になり、やっと映画を観た時には残念な気持ちしかなかったのが感想でした。原作と映画は別物です。1931年生まれの山田洋次監督の若き日の松竹の大船撮影所への思いが強すぎたのが要因でした。 映画では、主人公たちの年代を合致させるために1969年という舞台背景を用意しましたが、役者も撮影風景も、山田監督が助監督時代の大船撮影所のオマージュになっていたわけですから。もっと言えば小津安二郎監督全盛期の1950年代半ばの撮影風景が持ち込まれているから別物の雰囲気が漂ってしまうのです。 そんな思いを持っている当方ですから、このディレクターズ・カットは蛇足だと評価するのは致し方ないですね。シナリオに忠実に描かれており、その上、映画で語っていない背景や感情まで原田さんは描写しているのは事実です。なるほど、そのような思いがシーンに込められていたのかという気付きはありました。それでもこれは書くべきではなかったですね。あの原作の香りが吹き飛んでいますので。 原田さんは流石に、上手い作家だと評価していますが、如何せん山田監督のシナリオをベースに書いているため、映画に寄せ過ぎていました。なぜディレクターズ・カットを出版しないといけないのかが疑問となっています。山田監督の思い描く時代背景が違いすぎるため、このディレクターズ・カットでも、原田さんの寄せている時代背景にも違和感を覚えながら読み続けるのは辛かったです。 とはいえ、ディレクターズ・カットを読んだ人が、その後に映画を観ることもあるでしょうから、一概に否定ばかりは出来ないのも承知しています。読後感は個人的なものですから。 原田さんのまえがき「歓び」と山田監督のあとがき「驚き」は収穫でした。それぞれのクリエーターの思いが凝縮している感じで、本作品の中で一番良かったポイントでしょう。 | ||||
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山田洋次監督のアレンジもあるのでしょうが主人公ゴウのイメージやストーリー構成を変えすぎててがっかり。原作の出来映えが良すぎたからかな? | ||||
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‘ 映画館 ’ で観賞するのがこんなにふさわしい作品があるだろうかと思わせる、美しい1冊です。 内容のすばらしさ、映画と映画館への愛、人生への愛については、先の原作『キネマの神様』そのものとその解説文に、すべてが表されていると感じます。 このたいへんな社会状況と、辛さもそれぞれに伴う主演俳優さんの変更という事象を経て、 ‘ 映画 ’ と‘ 映画館で映画を観る ’という文化への熱い思いがこめられた作品がもうひとつ生まれたことが、この映画のうたう重なる奇跡のひとつなのだろうと、多くの関係者の方々の名前を拝見しながら思いました。 原作『キネマの神様』とともに、『キネマの神様 ディレクターズ・カット』は、映画への愛にあふれた美しい作品です。 この作品は、映画館で観るべき最たるものなのでしょう。 そしてもし、この作品に関連している映画館で観ることができたなら、どんなにしあわせで興味深いことでしょう! 私は9月に入ってから、ようやくこの映画『キネマの神様』を観にいくことができました。 この社会状況下により、誰もいない館内の席で、楽しすぎてハイになってしまい、ほとんど笑いっぱなしの時間をすごしました。 すばらしく楽しく、さわやかで、あたたかさいっぱいの時間になりました! 何度でも映画館で見たくなる映画です。 本当に素敵な楽しい美しい作品なので、ぜひ!ブルーレイかDVD化を希望したいのですが、. . . 大きな声では、そのせつなる希望は言うに言えなくなってしまいます。 ‘ 映画館 ’ で観たときにこそ、深い美しい意味を持つ作品だと思います。 『キネマの神様 ディレクターズ・カット』、映画という文化への愛いっぱいの作品は、これから長く、多くの人の心に響きつづけていくと思います。 | ||||
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映画「キネマの神様」は原作本とは大幅に違うので、むしろ読まずに観た方が良い作品です。 そして、この「ディレクターズカット」は、映画を観終わった後にこそ、是非読んでいただきたい逸品です。 本書は、映画のラッシュを原田さんに見て貰い、その後に原作者の手でノベライゼーションされました。 なので、ストーリーやキャラがむしろ映画よりも丁寧で良く出来ています。 今回の劇場版は、本編の半分を撮り終わったところでコロナ禍に遭い、普通ならお蔵入りしてもおかしくない処を、山田監督以下制作陣が苦心惨憺して完成にこぎつけたものですから、よくぞ完成させた、という処と、止む無く粗が出てしまう処があります。しかし、それを土台にしている本作は人物描写も丁寧に、劇中で語られなかった(それゆえストーリー上ギクシャク感が出ていた)箇所も丁寧に拾っており、 完璧な劇場版「キネマの神様」がそこにあります。 ゴウ一家の映画を介した家族の絆やゴウとテラシンとの深い友情、淑子のキャラも行動は似ているけど筋の通ったものに改善されています。 まさに、流石の原作者による作品(むしろこれはリテイクと言った方が良いかも)だけあって、各キャラをバッチリ掴んでおかしな箇所はありません。 いみじくもあとがきで山田監督が「こう撮れば良かったのか」と本書の感想を述べられています。 まさに劇場版の完成形は本書でしょう。 映画を観て、「大体いいんだけど、なんかひっかかるな」等々思われた方は必読です。そして、読み終われば脳内補正が働いて、劇場版がもっと良い作品になったように錯覚出来るでしょう。私は読みながら、映画のシーンに当てはめて”ああ、そうだったのか!”と思わず落涙した箇所がいくつかありました。描写において、小説には小説の強み、映像には映像の良さがありますが、本書では小説ならではの良さがあちこちにまぶされています。映画とセットで、是非。 | ||||
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ちょっと寄りすぎです。 これは何故新たに出されたたかいまいち不明。 やはり元のほうが好きかも。 映画は見にいきます。 | ||||
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マハさんの作品はどれも心の中にスッと入ってきます。今回の「キネマの神様」は、特に沢田研二さんがゴウさんを演じることがわかった上で読んだので、こんな表情をするかな?こんな笑い方するかな?などと想像するのを楽しみながら読みました。読む度に想像が現実のように思えたりしてきています。ますます映画を観るのが楽しみです。 2度楽しめた「キネマの神様」どちらもお勧めです。 | ||||
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まず、なぜか「サンプルをダウンロード」したはずなのに、購入になってしまっていた。「えらい長いサンプルやね。」と思い、「え?まさかこれ間違って購入してないよね。」と戻るボタンで戻ってみたら、「無料サンプルダウンロードありがとうございます」に画面がなってたので、「よかった。やっぱりサンプルだよね。。」と安心していましたが、でも全部、内容が読めるけど。どゆこと??? と混乱し、今一度きちんと購入履歴をみたら購入したことになっておりました。。。 電子書籍ということもあり、返品で手間取ることは目に見えていたことと、気が付かないうちに、まちがって購入したのかもと思い、とりあえず釈然としないまま しぶしぶ読み始めたせいなのかもしれません。が とくに感動しませんでした。。。。 キネマの神様のローズバットvsゴウ さんの話はティッシュが沢山必要でしたが、 今回は「いつ泣けるとこ??どこ?もうおわっちゃうけど、、」という感想になっちゃいました。 お話は面白いのかもしれませんが、 キネマの神様の原田さんのに比べると、ワクワクやハラハラが少ないのかな、と感じました。 また映画を小説にしているためなのか、そういう物なのか、説明ぽく感じ、どこで盛り上がるんだ!という盛り上がりにかけました。 というよりも、いつもなら小説の世界に入り込めるのに、今回はそれができませんでした。 映画で見たら違うのかな。。あとがきとかよんで期待しすぎたのかな。。ただ、好みに合わないのかな。。。 無知で素人なので難しいことはわかりませんが、 ローズバットとゴウさんの友情の話の方がわたしはすきです。 作者の方がこんなに内容が変わってもよろこんでいらっしゃるようなので、ほんとに良かったですが、 監督が有名な方?なので気を使って、「こんなに変わっているが、家族愛や映画が好きっていう要素があってよかったです!」としか言えないなんてことなら、なんとなく嫌だなとおもいました。 余計なお世話ですが、素人の単なる想像です。 とにかく、わたしはオリジナルの方が大好きです! | ||||
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『キネマの神様』はすでに読んでいて好きな本。映画公開を心待ちにしている矢先、こちらの本の発売を知り迷わず購入しました。 映画の予告編を観て、原作と随分違うなあ〜と思っていた謎が、こちらの本を読んで解けました! "山田洋次監督のキネマの神様"とマハさんがおっしゃっているのに頷けます。 原作『キネマの神様』を読んでいて、映画も楽しみにしている方、こちらの本をぜひ読んで頂きたい。 原作まだの方は原作からの方が楽しめるかも? 小津作品をちょくちょく観ている身としては、とても楽しくて嬉しい読後感でした。 映画公開が待ち遠しいです! | ||||
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小説「キネマの神様」を原作とした映画を、さらに原作とした小説がディレクターズ・カットらしい。 あえて映画で例えれば、ディレクターズ・カットというよりは、スターウオーズのエピソード構成って感じ。変則的な時系列順で本家の小説を包んでいる。 いずれにせよ、書いた小説家とアレンジした監督が、映画愛を表現することで一致しているので、予定調和で出来過ぎたストーリーなのに、気持ちよーく進んでいきます。 前回は「映画好き」の視点でしたが、今回は映画監督のアレンジが入っているので「制作サイド」の視点になっているのも変化があって面白いですね。 | ||||
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