すべてがFになる

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評判

すべてがFになるの評価:

3.53/5点 レビュー 372件。 A ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.53pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全601件 161〜180 9/31ページ
No.441
(1pt)

自分には合わなかった

これは酷い…。「犯人は宇宙人でした」と同じレベル。わざわざ殺害する必要(動機)はないし、トリックを仕掛ける理由もないだろ、これじゃ…。
ほかのレビューであがっている矛盾点にも同意。赤ちゃん育てられるわけないやん、などなど。
すべてがFになる (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: すべてがFになる (講談社ノベルス)より
4061819011
No.440
(5pt)

F 数学好きにオススメの作品です

後味スッキリ
ハラハラ感も存分に味わえる良品
数学好きな方、オススメです。
すべてがFになる (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: すべてがFになる (講談社ノベルス)より
4061819011
No.439
(5pt)

F 数学好きにオススメの作品です

後味スッキリ
ハラハラ感も存分に味わえる良品
数学好きな方、オススメです。
すべてがFになる―THE PERFECT INSIDER (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: すべてがFになる―THE PERFECT INSIDER (講談社文庫)より
4062639246
No.438
(3pt)

発想★4、キャラ★1〜2

発想が奇抜なので、展開知りたさでグイグイ読めてしまいます。IT系の用語が多いのでとっつきづらさはあるかもしれませんが、専門知識がないと理解できないトリックではないです。発想が面白いだけに、キャラの陳腐さが鼻についてしまう印象でした…。

天才キャラの言動が天才と思えない
→現実の天才とは案外そういうものかもしれませんが、フィクションにそのリアリティを求める読者は多くないのでは

主人公が謎にモテる
→シリーズ4作目らしいので、本作で描かれていない魅力もあるのでしょうが、ほぼ初対面の女性にも好意を寄せられてる意味がわかりませんでした。

状況に対する言動が不自然
→主要キャラふくめ、天才の考えることだから…みんな内なる別人格を持ってるから…という無理矢理感を感じました。
予想を裏切る展開ですが、そんなオリジナリティありまくりの動機じゃ予想しようがないよな…みたいな肩透かし感がありました。

なんというか、各キャラの個性が、物語に深みや味わいを与える役割を果たしていないように感じました。いっそ中途半端なロマンスは全て削って、読者をトリックに集中させたほうがコアなファンを得られたのでは。
よくも悪くもお茶の間向けドラマ向けだと思いました。個人的に、魅力を感じるキャラが本作ではいなかったため、次回作を読むか検討中です。

ボロクソ書いてしまいましたが発想は面白いです。
すべてがFになる (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: すべてがFになる (講談社ノベルス)より
4061819011
No.437
(3pt)

発想★4、キャラ★1〜2

発想が奇抜なので、展開知りたさでグイグイ読めてしまいます。IT系の用語が多いのでとっつきづらさはあるかもしれませんが、専門知識がないと理解できないトリックではないです。発想が面白いだけに、キャラの陳腐さが鼻についてしまう印象でした…。

天才キャラの言動が天才と思えない
→現実の天才とは案外そういうものかもしれませんが、フィクションにそのリアリティを求める読者は多くないのでは

主人公が謎にモテる
→シリーズ4作目らしいので、本作で描かれていない魅力もあるのでしょうが、ほぼ初対面の女性にも好意を寄せられてる意味がわかりませんでした。

状況に対する言動が不自然
→主要キャラふくめ、天才の考えることだから…みんな内なる別人格を持ってるから…という無理矢理感を感じました。
予想を裏切る展開ですが、そんなオリジナリティありまくりの動機じゃ予想しようがないよな…みたいな肩透かし感がありました。

なんというか、各キャラの個性が、物語に深みや味わいを与える役割を果たしていないように感じました。いっそ中途半端なロマンスは全て削って、読者をトリックに集中させたほうがコアなファンを得られたのでは。
よくも悪くもお茶の間向けドラマ向けだと思いました。個人的に、魅力を感じるキャラが本作ではいなかったため、次回作を読むか検討中です。

ボロクソ書いてしまいましたが発想は面白いです。
すべてがFになる―THE PERFECT INSIDER (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: すべてがFになる―THE PERFECT INSIDER (講談社文庫)より
4062639246
No.436
(4pt)

タイトルにニンマリ

理系テイストが今読んでも斬新。
王道の孤島ミステリーに終わらない。
癖のある理系の独特な言い回し。
ロジカルな真相への迫り方。
ミステリー作品は多いが類を見ない。
新たな領域を見事に築いた。
続編が気になって仕方ないです。
すべてがFになる―THE PERFECT INSIDER (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: すべてがFになる―THE PERFECT INSIDER (講談社文庫)より
4062639246
No.435
(4pt)

タイトルにニンマリ

理系テイストが今読んでも斬新。
王道の孤島ミステリーに終わらない。
癖のある理系の独特な言い回し。
ロジカルな真相への迫り方。
ミステリー作品は多いが類を見ない。
新たな領域を見事に築いた。
続編が気になって仕方ないです。
すべてがFになる (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: すべてがFになる (講談社ノベルス)より
4061819011
No.434
(2pt)

どこがどんでん返し?赤川次郎よりは良い。。。という程度。

まず、文章力があまりないので読んでいて少し恥ずかしくなるシーンがたくさんありました。
「〜はにっこりと微笑んだ。」を頻発していて、他の表現はないのか?と思ってしまう。
また、ヒロインの西之園萌絵は天才的な才女、そして父は有名な博士、叔父は警視庁のお偉方という令嬢で
二十歳そこそこの美人、という何とも作られすぎの設定です。これも読んでいて恥ずかしい。。。
そして、「へーそうだったの」という程度の結末で、他のレビューにあるようなどんでん返しがいつ来るのだろう?と読み進めましたが、そのまま終わってしまいました。これがそんなにすごい結末なのでしょうか。。。
赤川次郎よりは少しマシな終わり方だったと思いますが、モノによっては赤川次郎の方が上だと思います。
うーん。どんでん返しで言うならば、他の作品の方がよっぽど驚いたものがたくさんあります。
ちょっと残念。。。他のシリーズは読みません。お口直しに違う作者のミステリを読もうかな。
すべてがFになる―THE PERFECT INSIDER (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: すべてがFになる―THE PERFECT INSIDER (講談社文庫)より
4062639246
No.433
(2pt)

どこがどんでん返し?赤川次郎よりは良い。。。という程度。

まず、文章力があまりないので読んでいて少し恥ずかしくなるシーンがたくさんありました。
「〜はにっこりと微笑んだ。」を頻発していて、他の表現はないのか?と思ってしまう。
また、ヒロインの西之園萌絵は天才的な才女、そして父は有名な博士、叔父は警視庁のお偉方という令嬢で
二十歳そこそこの美人、という何とも作られすぎの設定です。これも読んでいて恥ずかしい。。。
そして、「へーそうだったの」という程度の結末で、他のレビューにあるようなどんでん返しがいつ来るのだろう?と読み進めましたが、そのまま終わってしまいました。これがそんなにすごい結末なのでしょうか。。。
赤川次郎よりは少しマシな終わり方だったと思いますが、モノによっては赤川次郎の方が上だと思います。
うーん。どんでん返しで言うならば、他の作品の方がよっぽど驚いたものがたくさんあります。
ちょっと残念。。。他のシリーズは読みません。お口直しに違う作者のミステリを読もうかな。
すべてがFになる (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: すべてがFになる (講談社ノベルス)より
4061819011
No.432
(3pt)

感想

中々面白かったと思うが、突っ込みどころは満載かな。
通信やプログラムの仕事をしている人などが読むと・・・・
1995年頃の設定でコンピュータ、ネットワーク、生体認証、音声認識、AI、VRがそれなりに発達しているのに、携帯電話が出てこないというのには非常に違和感がある。もっとも、携帯が出た時点でストーリが破綻してしまうので出せないのだが・・・・
あと、プログラムのトリックもかなり稚拙。
すべてがFになる―THE PERFECT INSIDER (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: すべてがFになる―THE PERFECT INSIDER (講談社文庫)より
4062639246
No.431
(3pt)

感想

中々面白かったと思うが、突っ込みどころは満載かな。
通信やプログラムの仕事をしている人などが読むと・・・・
1995年頃の設定でコンピュータ、ネットワーク、生体認証、音声認識、AI、VRがそれなりに発達しているのに、携帯電話が出てこないというのには非常に違和感がある。もっとも、携帯が出た時点でストーリが破綻してしまうので出せないのだが・・・・
あと、プログラムのトリックもかなり稚拙。
すべてがFになる (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: すべてがFになる (講談社ノベルス)より
4061819011
No.430
(3pt)

探偵、助手、IQの高い天才イカレ犯罪者、密室。紛れもない王道ミステリ

この作品の冒頭に書かれているのは、ある女性との面会シーンである。しかも、相手はただの女性ではない。
子どもの時から、コンピュータ科学の頂点に立つ、天才プログラマーであり
そして十四歳のときに両親を殺害し、それ以降、孤島の研究所の一室で、完全に世間から
隔離された生活を送ってきた女性、真賀田四季との、モニターを通しての面会である。

面会を許された女性は西之園萌絵。その親族が、それぞれの分野で地位と富の頂点にいる、名門のお嬢様であり
驚異的な頭の回転と判断力を持つ、いわば真のエリートであり、天才女子大生でもある。
この2人の天才による静かな心理戦から、物語ははじまる。

「165に3367をかけると、いくつかしら?」女は突然質問する。
「55万……、5555です。5が六つですね」萌絵はすぐ答えた。
それから少し驚く。「どうして、そんな計算を?」「貴方を試したのよ。計算のできる方だと思ったから……」

この尋常でない会話の内容からも、今後展開されるであろう、物語への期待が否応なしに高まってくる、というものである。そして、物語のほうも、その期待に見事なまでに応えてくれる。

面会からしばらくして、大学助教授とともに、ゼミ合宿と称して
その孤島のキャンプ場にやってきた萌絵は、犀川をつれて、やや強引に研究所に押しかけるのだが
そこで彼女たちが見たものは、完全な密室であるはずの、真賀田女史の部屋から現われた
両手足を切断され、ウェディングドレスを身にまとった、真賀田四季、本人の死体だった……。

密室殺人、狂的とも言える天才の存在、不可解な殺人事件の謎を解く探偵役。
ミステリーの要素がてんこ盛りと言える。ありきたりな推理サスペンスに思えるが
巧みに作られた本書は、それぞれの要素を極限まで上質なものに磨き上げられて
どのミステリーよりも、魅力的なものに仕上げることに成功している。

外からは絶対に出られない、荷物も完全にチェックされる。
電話や手紙はおろか、ネットワークからもつながることのできない。
しかも、最新のセキュリティーシステムをもつ、研究所のなかにある、完璧な密室。

このクローズド・サークルとしては、最高の舞台を用意したうえで
ときに厭世的にすら思われるほどの、冷静な思考を持ち、自分もふくめたすべてを
客観的に見据える犀川と、理知的で洞察力にも優れ、ときに大胆に行動をおこすこともできる萌絵という
最高のコンビを登場させ、これまでにない天才である真賀田四季の殺人の真相に迫らせる本書は
あるいはこれ以上はない、というくらいに贅沢なミステリーなのかもしれない。

もちろん、謎の真相も驚異的なものであることを保証しておこう。充分に驚いてもらいたい。
すべてがFになる―THE PERFECT INSIDER (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: すべてがFになる―THE PERFECT INSIDER (講談社文庫)より
4062639246
No.429
(3pt)

探偵、助手、IQの高い天才イカレ犯罪者、密室。紛れもない王道ミステリ

この作品の冒頭に書かれているのは、ある女性との面会シーンである。しかも、相手はただの女性ではない。
子どもの時から、コンピュータ科学の頂点に立つ、天才プログラマーであり
そして十四歳のときに両親を殺害し、それ以降、孤島の研究所の一室で、完全に世間から
隔離された生活を送ってきた女性、真賀田四季との、モニターを通しての面会である。

面会を許された女性は西之園萌絵。その親族が、それぞれの分野で地位と富の頂点にいる、名門のお嬢様であり
驚異的な頭の回転と判断力を持つ、いわば真のエリートであり、天才女子大生でもある。
この2人の天才による静かな心理戦から、物語ははじまる。

「165に3367をかけると、いくつかしら?」女は突然質問する。
「55万……、5555です。5が六つですね」萌絵はすぐ答えた。
それから少し驚く。「どうして、そんな計算を?」「貴方を試したのよ。計算のできる方だと思ったから……」

この尋常でない会話の内容からも、今後展開されるであろう、物語への期待が否応なしに高まってくる、というものである。そして、物語のほうも、その期待に見事なまでに応えてくれる。

面会からしばらくして、大学助教授とともに、ゼミ合宿と称して
その孤島のキャンプ場にやってきた萌絵は、犀川をつれて、やや強引に研究所に押しかけるのだが
そこで彼女たちが見たものは、完全な密室であるはずの、真賀田女史の部屋から現われた
両手足を切断され、ウェディングドレスを身にまとった、真賀田四季、本人の死体だった……。

密室殺人、狂的とも言える天才の存在、不可解な殺人事件の謎を解く探偵役。
ミステリーの要素がてんこ盛りと言える。ありきたりな推理サスペンスに思えるが
巧みに作られた本書は、それぞれの要素を極限まで上質なものに磨き上げられて
どのミステリーよりも、魅力的なものに仕上げることに成功している。

外からは絶対に出られない、荷物も完全にチェックされる。
電話や手紙はおろか、ネットワークからもつながることのできない。
しかも、最新のセキュリティーシステムをもつ、研究所のなかにある、完璧な密室。

このクローズド・サークルとしては、最高の舞台を用意したうえで
ときに厭世的にすら思われるほどの、冷静な思考を持ち、自分もふくめたすべてを
客観的に見据える犀川と、理知的で洞察力にも優れ、ときに大胆に行動をおこすこともできる萌絵という
最高のコンビを登場させ、これまでにない天才である真賀田四季の殺人の真相に迫らせる本書は
あるいはこれ以上はない、というくらいに贅沢なミステリーなのかもしれない。

もちろん、謎の真相も驚異的なものであることを保証しておこう。充分に驚いてもらいたい。
すべてがFになる (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: すべてがFになる (講談社ノベルス)より
4061819011
No.428
(1pt)

駄作

ますタイトルで想像できる事象が想像以上の物ではない。システム屋なら考えることの上を全く行っていない。次にやたらと天才と言われる人が出てくるのだがまったく天才に感じない。天才像の紹介が小学生が書いた作文かよという内容。登場人物にも魅力がないというか性格付けが出来ていないから単なる多重人格者がうようよいる状況でしかない。全体的に未熟な作者の作品。以上が小説が発売された当時に読んだ感想。
すべてがFになる―THE PERFECT INSIDER (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: すべてがFになる―THE PERFECT INSIDER (講談社文庫)より
4062639246
No.427
(1pt)

駄作

ますタイトルで想像できる事象が想像以上の物ではない。システム屋なら考えることの上を全く行っていない。次にやたらと天才と言われる人が出てくるのだがまったく天才に感じない。天才像の紹介が小学生が書いた作文かよという内容。登場人物にも魅力がないというか性格付けが出来ていないから単なる多重人格者がうようよいる状況でしかない。全体的に未熟な作者の作品。以上が小説が発売された当時に読んだ感想。
すべてがFになる (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: すべてがFになる (講談社ノベルス)より
4061819011
No.426
(3pt)

探偵、助手、IQの高い天才イカレ犯罪者、密室。紛れもない王道ミステリ

この作品の冒頭に書かれているのは、ある女性との面会シーンである。しかも、相手はただの女性ではない。
子どもの時から、コンピュータ科学の頂点に立つ、天才プログラマーであり
そして十四歳のときに両親を殺害し、それ以降、孤島の研究所の一室で、完全に世間から
隔離された生活を送ってきた女性、真賀田四季との、モニターを通しての面会である。

面会を許された女性は西之園萌絵。その親族が、それぞれの分野で地位と富の頂点にいる、名門のお嬢様であり
驚異的な頭の回転と判断力を持つ、いわば真のエリートであり、天才女子大生でもある。
この2人の天才による静かな心理戦から、物語ははじまる。

「165に3367をかけると、いくつかしら?」女は突然質問する。
「55万……、5555です。5が六つですね」萌絵はすぐ答えた。
それから少し驚く。「どうして、そんな計算を?」「貴方を試したのよ。計算のできる方だと思ったから……」

この尋常でない会話の内容からも、今後展開されるであろう、物語への期待が否応なしに高まってくる、というものである。そして、物語のほうも、その期待に見事なまでに応えてくれる。

面会からしばらくして、大学助教授とともに、ゼミ合宿と称して
その孤島のキャンプ場にやってきた萌絵は、犀川をつれて、やや強引に研究所に押しかけるのだが
そこで彼女たちが見たものは、完全な密室であるはずの、真賀田女史の部屋から現われた
両手足を切断され、ウェディングドレスを身にまとった、真賀田四季、本人の死体だった……。

密室殺人、狂的とも言える天才の存在、不可解な殺人事件の謎を解く探偵役。
ミステリーの要素がてんこ盛りと言える。ありきたりな推理サスペンスに思えるが
巧みに作られた本書は、それぞれの要素を極限まで上質なものに磨き上げられて
どのミステリーよりも、魅力的なものに仕上げることに成功している。

外からは絶対に出られない、荷物も完全にチェックされる。
電話や手紙はおろか、ネットワークからもつながることのできない。
しかも、最新のセキュリティーシステムをもつ、研究所のなかにある、完璧な密室。

このクローズド・サークルとしては、最高の舞台を用意したうえで
ときに厭世的にすら思われるほどの、冷静な思考を持ち、自分もふくめたすべてを
客観的に見据える犀川と、理知的で洞察力にも優れ、ときに大胆に行動をおこすこともできる萌絵という
最高のコンビを登場させ、これまでにない天才である真賀田四季の殺人の真相に迫らせる本書は
あるいはこれ以上はない、というくらいに贅沢なミステリーなのかもしれない。

もちろん、謎の真相も驚異的なものであることを保証しておこう。充分に驚いてもらいたい。
すべてがFになる―THE PERFECT INSIDER (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: すべてがFになる―THE PERFECT INSIDER (講談社文庫)より
4062639246
No.425
(3pt)

探偵、助手、IQの高い天才イカレ犯罪者、密室。紛れもない王道ミステリ

この作品の冒頭に書かれているのは、ある女性との面会シーンである。しかも、相手はただの女性ではない。
子どもの時から、コンピュータ科学の頂点に立つ、天才プログラマーであり
そして十四歳のときに両親を殺害し、それ以降、孤島の研究所の一室で、完全に世間から
隔離された生活を送ってきた女性、真賀田四季との、モニターを通しての面会である。

面会を許された女性は西之園萌絵。その親族が、それぞれの分野で地位と富の頂点にいる、名門のお嬢様であり
驚異的な頭の回転と判断力を持つ、いわば真のエリートであり、天才女子大生でもある。
この2人の天才による静かな心理戦から、物語ははじまる。

「165に3367をかけると、いくつかしら?」女は突然質問する。
「55万……、5555です。5が六つですね」萌絵はすぐ答えた。
それから少し驚く。「どうして、そんな計算を?」「貴方を試したのよ。計算のできる方だと思ったから……」

この尋常でない会話の内容からも、今後展開されるであろう、物語への期待が否応なしに高まってくる、というものである。そして、物語のほうも、その期待に見事なまでに応えてくれる。

面会からしばらくして、大学助教授とともに、ゼミ合宿と称して
その孤島のキャンプ場にやってきた萌絵は、犀川をつれて、やや強引に研究所に押しかけるのだが
そこで彼女たちが見たものは、完全な密室であるはずの、真賀田女史の部屋から現われた
両手足を切断され、ウェディングドレスを身にまとった、真賀田四季、本人の死体だった……。

密室殺人、狂的とも言える天才の存在、不可解な殺人事件の謎を解く探偵役。
ミステリーの要素がてんこ盛りと言える。ありきたりな推理サスペンスに思えるが
巧みに作られた本書は、それぞれの要素を極限まで上質なものに磨き上げられて
どのミステリーよりも、魅力的なものに仕上げることに成功している。

外からは絶対に出られない、荷物も完全にチェックされる。
電話や手紙はおろか、ネットワークからもつながることのできない。
しかも、最新のセキュリティーシステムをもつ、研究所のなかにある、完璧な密室。

このクローズド・サークルとしては、最高の舞台を用意したうえで
ときに厭世的にすら思われるほどの、冷静な思考を持ち、自分もふくめたすべてを
客観的に見据える犀川と、理知的で洞察力にも優れ、ときに大胆に行動をおこすこともできる萌絵という
最高のコンビを登場させ、これまでにない天才である真賀田四季の殺人の真相に迫らせる本書は
あるいはこれ以上はない、というくらいに贅沢なミステリーなのかもしれない。

もちろん、謎の真相も驚異的なものであることを保証しておこう。充分に驚いてもらいたい。
すべてがFになる (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: すべてがFになる (講談社ノベルス)より
4061819011
No.424
(3pt)

孤島、クローズド・サークル状態で、さらに密室殺人事件

・孤島で、クローズドサークル状態での、さらに密室殺人で、ミステリーとして面白い方でした。また、死体の登場の仕方が無残で異様すぎです!「決して一人では読まないでください」w
クローズド・サークルものの多くは計画殺人と言われています。この作品も、一応、計画殺人でした。

・登場人物が多いので、紙に書き写して、それを見ながら読みました。
坂口安吾の「不連続殺人事件」の方が登場人物が多いです。それは、大勢の登場人物の複雑な人間関係で煙をまき、トリックを目立たなくする意図があるかのようでした。しかし、こちらの作品は、必要だから多いといえます。

・N大学工学部助教授の犀川創平が探偵役で、同1年生の西之園萌絵がワトソン役です。犀川創平の方はそうでもありませんが、西之園萌絵のキャラは面白い方です。(悪いけど本家のワトソンより面白いかも。まあ、探偵役は理屈っぽいことばっかり言うので、案外、ワトソン役が面白ければ、それでいいのかも知れません)

以下、ネタバレあり

・登場人物一覧に出ていない人物が、とても重要な位置づけでした。それは意外性はありました。しかし、登場人物一覧に出ていないので、本当は、フェアとは言えないと思います。

・ミステリーなので、姉と妹の場合、入れ替えは想定されます(読みながら「姉と妹、入れ替わっているのでは?」と考えました)ので、真犯人の意外性はありません。(特に、バラバラとか首無し死体の場合、人の入れ替えは全然珍しくないです。この作品は首無しではありませんが)

・研究所所長の新藤清二が、犯人にナイフを首に刺され、絶命寸前まで、犯人をかばうのは全くありえません。したがって、このトリックは成り立ちません。

雑感
・捜査員が100名とありますが、リアルでも殺人事件の捜査本部の人員の相場といえば相場でしょう。小説でも文章で書くだけだから、多い方が私はいいと思います。
(某人気作家の代表作の一つで、殺人事件なのに、事件を捜査している人員の数が、たった2名というのがあります。それよりはいいです)
・章のタイトルに色の名前を付けているのは、珍しくてシャレています。
すべてがFになる―THE PERFECT INSIDER (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: すべてがFになる―THE PERFECT INSIDER (講談社文庫)より
4062639246
No.423
(3pt)

孤島、クローズド・サークル状態で、さらに密室殺人事件

・孤島で、クローズドサークル状態での、さらに密室殺人で、ミステリーとして面白い方でした。また、死体の登場の仕方が無残で異様すぎです!「決して一人では読まないでください」w
クローズド・サークルものの多くは計画殺人と言われています。この作品も、一応、計画殺人でした。

・登場人物が多いので、紙に書き写して、それを見ながら読みました。
坂口安吾の「不連続殺人事件」の方が登場人物が多いです。それは、大勢の登場人物の複雑な人間関係で煙をまき、トリックを目立たなくする意図があるかのようでした。しかし、こちらの作品は、必要だから多いといえます。

・N大学工学部助教授の犀川創平が探偵役で、同1年生の西之園萌絵がワトソン役です。犀川創平の方はそうでもありませんが、西之園萌絵のキャラは面白い方です。(悪いけど本家のワトソンより面白いかも。まあ、探偵役は理屈っぽいことばっかり言うので、案外、ワトソン役が面白ければ、それでいいのかも知れません)

以下、ネタバレあり

・登場人物一覧に出ていない人物が、とても重要な位置づけでした。それは意外性はありました。しかし、登場人物一覧に出ていないので、本当は、フェアとは言えないと思います。

・ミステリーなので、姉と妹の場合、入れ替えは想定されます(読みながら「姉と妹、入れ替わっているのでは?」と考えました)ので、真犯人の意外性はありません。(特に、バラバラとか首無し死体の場合、人の入れ替えは全然珍しくないです。この作品は首無しではありませんが)

・研究所所長の新藤清二が、犯人にナイフを首に刺され、絶命寸前まで、犯人をかばうのは全くありえません。したがって、このトリックは成り立ちません。

雑感
・捜査員が100名とありますが、リアルでも殺人事件の捜査本部の人員の相場といえば相場でしょう。小説でも文章で書くだけだから、多い方が私はいいと思います。
(某人気作家の代表作の一つで、殺人事件なのに、事件を捜査している人員の数が、たった2名というのがあります。それよりはいいです)
・章のタイトルに色の名前を付けているのは、珍しくてシャレています。
すべてがFになる (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: すべてがFになる (講談社ノベルス)より
4061819011
No.422
(4pt)

"なぜ理解できないのかというと、僕がそうプログラムされているからです"

タイトルがずっと気になっていたにも関わらず、ページ数的に一気読みできるかな〜と避けてきた本でしたが、読了して本当に良かったです。
途中まではタルいよぉ!と思ってましたし正直そそられる事件でもなかったですが‥

8、9章あたりから格段に面白くなります
事件解明もそうなのですが、キャラのセリフが自分が現実に日々抱いてるような疑問とリンクして、新たな見方をみせられました。
むしろ著者の考えに興味が出ましたね

ただ欠点というのは変かもしれませんが、森博嗣の作品に触れると他のミステリー物が楽しめなくなるかもって感覚は残りました
すべてがFになる―THE PERFECT INSIDER (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: すべてがFになる―THE PERFECT INSIDER (講談社文庫)より
4062639246