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オルタネート
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オルタネートの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.95pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全64件 21~40 2/4ページ
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当方かなりの高齢者。見知らぬ世界への好奇心で購入した。入り込むまでに苦労したが、 そここそがネット語若者語の上手く出来た解説文だったとは後で気づいたこと。 あとは流れるように若者たちの初々しい感性に溺れていくばかり。 コミック「響」のように直木賞+芥川賞を差し上げても良いくらいの素晴らしさでありました。 | ||||
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この本では将来に関する悩み、恋愛する事への期待と不安、理想と現実のギャップに対する苦しみといった思春期ならではの様々な葛藤が若さ溢れる登場人物達を通して鮮やかに描かれており、とにかく次に何が起きるか気になってページをめくる手が止まらなかった。清々しい気持ちになれる素晴らしい青春小説だと思います。 | ||||
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私が読もうと購入しましたが、何故か息子が読みたがり、真っ先に読んでいました。 加藤くんの世界感がとてもすきみたいで、ピンクとグレー、今回のオルタネートもとても面白いと言って何度もリピートして読んでおります。彼によるとオススメだそうです。 現在中学生ですが、高校生の群像劇と、加藤くんは言っていましたが、中学生でも楽しめる内容だそうです。 | ||||
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加藤シゲアキさんはジャニーズ系の男性アイドルグループNEWSの一員ととして、また俳優として活躍した後、小説家として本格的に活動を開始した方です。前作『ピンクとグレー』が映画化され話題を集めました。本作品は2020年に発表されたもので、同年の直木賞、本屋大賞の候補となりましたが惜しくも受賞できなかったものの、第42回吉川英治新人文学賞を受賞しました。加藤さんというひとはジャニーズJr.の中から選りすぐりのメンバーで結成されたNEWSのメンバーにも選ばれ、アイドルとしてエリートコースを歩き出したかに見えたのですが、こういった活動に馴染むことが難しい性格だったようで、グループの休業やメンバーの脱退を機に本格的に作家としての活動を始めました。俳優・タレントとしての活動から完全に足を洗ったという訳ではないようですが、活動の方向に大きな舵を切ったことは間違いないようです。この方の書く小説についてはいろいろと議論があることは、この欄に寄せられた沢山の書評で賛否がかなりはっきり分かれていることでも理解されるのではないかと思います。 いきなり登場するオルタネートとは高校生を対象とした情報発信・連絡などを目的としたSNSで、他のよくあるSNSと一線を画しているのは高校生しか入会できないことと写真付きの学生証を登録しないと登録されないことです。つまり匿名での発言や情報発信はできないようになっているのがいわばウリになっています。学校や住んでいる地域が違う同年代の生徒たちとやりとりができるというので人気で、一部に現実との区別が怪しくなってしまう中毒がいることは、作品内でもうまく利用されています。 いきなりわれわれ年配者には馴染みのないSNSのはなしから物語が始まりますので一瞬鼻白らむのですが、内容はそれぞれに事情を抱えた高校生たちが織りなす青春ドラマで、登場人物たちは決して恵まれた環境で生きているひとたちばかりではないのですが、一部で事件を起こすようなひともでるものの、物語としては落ち着くべきところに落ち着いていきます。みんなが自分なり、自分相応の人生を見つけようとしていくことにはそれなりに共感が持てます。ただ誰かが仰有っていたように、どうしてもこうした青春小説として、人生を考えるという点からもう一歩踏み込みが足りないというのも事実ではあります。ただ、そうした点も含めてこの小説の安定感には好感を持ちました。才能のある方だと思いますので、これからの作品が楽しみです。 もっともかなりきつい批評も書かれていましたね。つまりコロナ+出版不況のなかで話題性のある作家の書いたものを直木賞候補などに取り上げることにより商売に利用しているのではないのかといった評です。たしかにそういう面はあるのかも知れませんね。しかしこの世界はデビューするだけでも並大抵のことではありませんから、加藤さんがアイドル・タレントとしの知名度を上手く利用したことは誰も責められないんじゃないですか。要はこの作家さんがこれからどういう作品を書いていくかではないかと思います。 | ||||
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楽しく読んでいます | ||||
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正直、 こんなに面白い作品だとは思わずに読みました。 作家シゲ、凄いです。 本屋大賞に値すると思います。 次回作も期待してます。 | ||||
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いつkindle版出ますか? | ||||
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過去、芸能人の文学賞受賞作品で一度も面白いと思った作品に巡り合ったことがありません。 オルタネートもどうせ出版業界の話題作りだろうと思いましたし、何より表紙が安っぽくみえて 全く興味を惹かれませんでした。 たまたま時間が出来たためダメもとで手に取ってみた所、文章も上手く、とても面白く読むことが出来ました。 年齢や職業、表紙でダメと決めつける事は愚かですね。反省しました。 ただ、表紙は失敗だったと思います。せっかくの本の面白さが伝わりません。 星を一つ減らしたのは表紙の安っぽさ。 | ||||
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私は普段は純文学専門で読んでいますが、直木賞・本屋大賞候補、吉川英治文学新人賞受賞と世間で話題と僻み沸騰の作品と言うことで読んで見ました。 序盤は登場人物たちのキラキラネームとともに、ストーリーを追うだけの文章が気になりました。この文章力で本当に直木賞候補かい?と思う箇所もありましたが内容が中高生向けなのでわざとかなとも思いました。 しかし読み進めるうちにこの文章だからこそ出せるスピード感が物語をどんどんクライマックスへと読者を誘ってくれると思えてきました。映像的な文章ですね。 とにかく読ませる構成力が素晴らしい。この技はなかなかのものです。べつにミステリーとかじゃないんですが後半の畳み掛けるような展開は圧巻です。 ひとつの作品が優れてるとかじゃなく、将来有望な作家にしか与えられない吉川英治文学新人賞をもらうのも納得な作家さんです。 まぁ、青春小説を読むような世代じゃないんでこの作家を追いかけるようなことはしませんが圧倒的な筆力を持つ作家の本を読める若い読者は幸せだと思いました。 | ||||
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デビュー作から段々と力をつけて努力してきたなと感じた。とても読みやすく、読み進めながら映像が浮かぶ作品。 近未来が舞台。マッチングアプリというツールを通して描かれるが、そこには普遍的な人と人の関係性、つながりがある。今と変わるもの変わらないもの。3人の成長する姿を応援したくなる作品。 この作品を女子中高生向きと評する人は普遍的なものを見落としているのかもしれない。確かに作者は読書をあまりしてこなかった若者に手にとってもらいたいとしているだけに、読書初心者にも読みやすく書かれている。 主人公がキラキラネームという人がいるが、作者の隠した遊び、だろう。明治に生まれ、芥川に絶賛され文筆活動に入った作家の名前からきていると思われる。たとえ昔の著名人からとっていたとしても、珍しい名前を全てキラキラネームとするなら、主人公の名もそうというべきか。 多様性をテーマに作詞作曲もしている作者はLGBTについて過去作品でも何度か描いている。近未来を舞台にした本作でもそれがすごく自然で当たり前の世界として受け入れられ描かれている。今の世界の流れでもあるし、希望や理想でもあるのだろう。 設定や多様性なんかにひっかかりをもってしまうのは時代の流れに乗れずにいる頭が古い状態なのかもしれない。そうはなりたくない。 賞候補作品について評することを仕事としている方が、なんにも残らない作品としていて、驚いた。私にとっては、かなり心にいろんなものを置いていってくれた作品だった。小説を読んで全くなにも残らないという経験したことがないので、多くの小説に触れているだろう方の発言としてとても強く印象に残った。しかし選考委員の賞賛を得られていたので、誰かの心に届けばいいのかなと。 兼業作家のなかでも偏見、先入観を持たれがちな職業のため手に取ってもらうところまでなかなかいかず、書くことで闘ってきたのかもしれない。賞候補になり手に取る人が増えても、まだ全ての偏見、先入観は拭えていない。評価していても、~にしてはといった言葉からはじまる。いつかただ作家として受け入れられる日がくることを願う。 作者の次回作に期待している。突き抜けた少しダークな世界も描いてほしい。 | ||||
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高校生にとってはSNSは生活必需品なのだろう。そのSNSの名前がオルタネートというものだ。高校生しか利用できないというところに特徴がある。卒業や退学をしたら使用不能になる。「とうやってそれを知るんだ!」とつっこみを入れたくなるが、そこはフィクションということで大目に見る。 オルタネートから発展して、物語は料理コンテストのバトルへと移行する。あるいは、マッチングアプリを信頼して出会いを求める女子高生にスポットを当てる。また、高校を退学したことでオルタネートから外れてしまった男子高校生が、旧友を求めて上京する。オルタネートに対して、妄信的、懐疑的、否定的な高校生のそれぞれの立場から物語は進んでいく。SNSというものがわからない私にはとても難しかったが、おそらく現代人の若い人には苦もなく読めるのだろう。直木賞の候補作になったということも分かる気がする。 | ||||
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読みやすかったです。是非みなさんも読んでください。 | ||||
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3人の視点が交代交代進むので、 「Aさんのパート終わってしまった!続きが読みたい!」となっても、ほかの2人のエピソードを読み進めないと読めません。 だからこそ、時間忘れて読んでしまいました! 特に後半の疾走感はとっっっても良かったです! ただ、綺麗なだけのお話ではなく、結構、鬱展開とまではいきませんが、暗めのパートもあったので少し読む手が止まってしまいました。それが自分の求めているものではなかったので星四つです。(読了後は爽やかな感じです。) ですが、個人の好みによると思うので是非一度読んで見ることをオススメします('ω`*) 最初、表紙の装丁に一目惚れして購入したのですが、案の定素敵でした。 是非現物として持っておきたい1冊だと思います( * ॑˘ ॑* ) ⁾⁾ | ||||
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綺麗な状態で届いてすごく満足です | ||||
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娘が学校で読んでます。帰ってくると嬉しそうに話してくれます。買ってよかったです。 | ||||
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この小説には主役と考えられる3人の人物、新見蓉(にいみいるる・女)、伴凪津(ばんなづ)、楤丘尚志(たらおかなおし)が登場しますが、3人それぞれの人物間の繋がりは非常に薄いです。だれが本当の主役ということもないようです。 そして蓉を中心とした調理部のメンバーおよび料理コンテスト「ワンポーション」の参加者からなるグループ、高校生専用のマッチングアプリ「オルタネート」の信奉者である凪津を中心として、オルタネートを通じて知り合った男友達たちとのグループ、ドラムが得意な尚志を中心とした、かつてのバンド仲間でギターを弾く豊とパイプオルガン奏者の深羽(みう)などからなるグループの3グループが並行的に話を展開していきます。 マッチングアプリの「オルタネート」は凪津たち以外でもいろいろな形で登場はしますが、作者はAIを使った「オルタネート」というものを肯定も否定もしたいわけではなく、こうしたツールが現実に存在してもおかしくない現代、またはごく近い近未来の姿を描いたのかもしれません。 「オルタネート」信奉者である凪津は、マッチング率の高かった君園よりも、システムの不具合で選ばれただけで本当はマッチング率も高くなく、客観的にみたら魅力がある男性にも見えない桂田に最後まで妙にこだわります。この辺もAIがいくら優れていて合理的な結果を示したとしても、最後に人が選択する答えはAIの答えそのものではないことを示唆しているのでしょうか? 全体的には面白く読みましたが、いくつか気になった点もありました。 ますだれか他のレビューでも指摘されていたように、人物の名前が一般的でないものが多い上に性別の記述がないので、漫画やドラマと違って小説では男か女かがわかりづらい人が何人かいた点です。ダイキのようにLGBTの人物も登場してさらに混乱したし、笹川先生なども下の名前が出てこないので男かとずっと思っていましたが、途中の会話での言葉遣いを見ると女性なのでしょうか? またストーリーの切れ目の個所から、いきなり主要でない登場人物との会話の内容が始まったりすると、誰がその相手と話しているのかしばらくわからないというところが何か所かありました。 作者の頭の中にははっきりシーンが描かれているのでしょうが、そんなに登場人物を細かく把握しながら読んでいない私などには、わかりづらかったです。 | ||||
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Haven't gotten the chance and time to finish it but read the first few pages, seems like an interesting story. Like it. | ||||
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直木賞残念でした。。 本当に上手く、書かれてたのになぁ。。 シゲのかく引き込まれる文章が本当に好きです♪ | ||||
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とても綺麗な状態で届きました! 梱包もしっかりしていて満足です! | ||||
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主人公の3人が、マッチングアプリや脇役を介して徐々に絡まり合っていき、それぞれのクライマックスへと昇り詰めていく話。 読む前は恋愛小説なのかと思ったのですが、恋愛がメインというわけでもなく、部活をメインとした青春が中心にあって、その中の一つの要素として恋愛があるという感じの印象を私は受けました。 著者のファンで、本は全部読んでいます。 おそらく今回意図的にさわやかさを押し出していて、負の感情の描写はあっても、エグみとかグロテスクさみたいなものは最低限に抑えられている感じ。そういうさわやかじゃない部分は著者の書く文章の大きな魅力の一つだと思っているので、少し物足りなく感じてしまいました。 でも、時々本当にドキッとするような描写があって、さすがだなと思いますね。 大きなクライマックスがあり、そこへの加速感は素晴らしいのですが、予想だにしない大事件やどんでん返しがあるわけではないので、どうしても物足りなく感じられてしまう部分はありました。 良い作品ではあるのですが、著者の他の作品と比べて突き抜けて良いかというと、そうでもない気がしてしまいます。 私小説的なピンクとグレーから始まって、今まではだんだんと小説と著者が乖離していっていたのですが、この作品はググッと著者自身にまた寄せている感じがします。 3人の主人公は(うち2人は女性ですが)すべて著者自身を投影してできたキャラクターなんじゃないかなと思います。 料理・園芸・音楽と、どれも映像映えするモチーフなので、映像でも見てみたいなーと思います。ピンクとグレーの映画はかなり別物だったので、できれば本の読者のイメージ通りの映像化になったらいいな…なんて思っています。 | ||||
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