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玉依姫
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玉依姫の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.19pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全29件 21~29 2/2ページ
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本作は我々側の人間が主人公の話。今までの金の烏シリーズの世界観の成り立ちを知ることができてすごく嬉しかったし、これほど緻密で壮大な構想を描いてくれた作者に感謝の念を覚えた。ただこれまでの作品とは大幅にそれた角度で物語を綴っているので物足りなさと少し感じた。これは単なる雪哉の活躍を見たかった自分のエゴかも知れないが。とにかく次巻が待ち遠しい! | ||||
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ということが明らかになる一冊です。 前回からメインを張っていた雪哉は出てきません。八咫烏として勁草院メンバーも浜木綿も長束も登場せず、ますほと明留(?名前は出てきませんが)、奈月彦が登場します。 今作は心機一転、現代の女子高生が主人公になり、生贄として連れて行かれた世界で、山神や奈月彦や大猿と出会い、拒み葛藤しながら世界を受け入れていきます。また、主人公を救おうとするおばあちゃんや、大天狗、奈月彦達の必死の謎解きがストーリーの進行と相まって、この世界の全貌を明らかにしていきます。 時は前回のお話から1年後。レビューでも評価は分かれていますが、大猿と奈月彦は並んで登場します。臨戦状態だった前作から1年の間、八咫烏と猿の間にいったい何があったのか。経緯はたった1ページに集約されたきりで、最初は少し戸惑います。山神が割って入ることにより、簡単にまとめられていて、作者としてもそこはさほど大事ではなかったのかなという印象も受けます。 でも全体として読んでしまえば、流れが自然で、変に説明っぽくもなく納得のいく一冊でした。 現代の女子高生がメインという部分も、山内や八咫烏の存在理由や、今まで曖昧だった下界(人間界)と山内の接点を理解する為に、下界側からの視点も必要だったのではないかと、、、 ちょうどこの本を読む直前まで荻原規子さんの『エチュード春一番』を読んでいて、認識される神々について考えていたところでもあり、本文の 〝我々、人ならざる者が人間界に存在するにあたり、一番大事なのは自覚。そして二番目に大事なのが『にんげんから何と認識されるか』である〟 という所が心に残りました。神々として認識され、畏れ敬われてきた『時代』。そしてそれは時代の流れと共に失われつつある現代で、神は変わらざるを得なくなり、そして玉依姫と共に最後の 決断をします。 次回はまた山内に視点が戻り、猿との全面対決のようです。ついにクライマックスへとありますが、よく見たら『八咫烏シリーズ第1部完結編』とありました。ということは、第2部があるのだろうかと期待を持ちつつ、来夏を楽しみに待とうと思います。 | ||||
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発売より早く入手出来たのでまだ感想が出ていない時点で読み終わり 「これは評価が分かれるだろうな」と言う予想通りの展開。 私個人はこれはアリだなと言うのが感想です。 続きを楽しみに待っていたと言う点から言えば肩すかしを食らった感が否めませんが 八咫烏シリーズの構想をここまで考えて書いている作者の手腕は凄いと素直に思いました。 世界観を広げるだけ広げて畳めない作家さんもいますが、阿部さんならやってくれるかもしれない そんな期待が持てる作品だと思っています。 なのでまた1年後を楽しみにしています。 もう一つ付け加えるとキャラ読みしている人には不評なのかもしれません。 今回は雪哉たちおなじみの登場人物が出て来なかったので。 しかしそれは次回作の予告を読めばこれから出てくる感じなのでここで見限るのは惜しいかと。 作品全体として捉えればこの作品はアリです。 | ||||
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初め読み始めた時は、あれ八咫烏シリーズじゃないの?と思いましたし、駆け足な感じで、どの登場人物にも感情移入しにくかったです。もっとみんなの心理描写があれば、それぞれがした選択が納得できたのにな、と思いました。特に何だか猿の扱いが悲しいです。けれど、阿部さんのこれまでの話のように、予想を裏切る展開が続いて、私は読んでいて楽しかったです。きっと別の本で山内の裏の話とか出てくれるんじゃないかな~と期待します。 というわけで、来年の夏もすごく楽しみにしています! | ||||
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山内が閉鎖された「異界」であることは当初から明らかだし、若宮が雪哉に「不知火」の正体は人間界の灯(あかり)であることを見せたときから、人間に浸食される「異界」の運命が見えてきた。一方、先代の真の金鳥の遺体が「禁門」で見つかり、その記憶を回復しないと自ら真の金鳥になれない若宮はどうなるか、大猿は人間と八咫烏の両方を食う存在だが、そもそも八咫烏との関係は?、等々が浮かび上がってきた。この大河小説の中で、それらをきちんと整理する必要があるのはもう明確になっていたわけだ。 第4巻が雪哉を中心とした楽しい物語であったので、その続編への期待と先入観が強いようで、アマゾンの先行するユーザーリポートを見ると、いきなり現代の女子高生に話が飛ぶのに皆さん面食らった混乱が見て取れる内容だった。確かに話の密度が薄くなった印象もあり、筆者の好みではもう少し神話的な彫りの深さを求めたくなるが、むしろ「山神」と神の本質について分かりやすく丁寧に積み上げている点を重視したいと思う。民俗学の本とかにはいろいろあっても、神の立場を人間や、八咫烏などと合わせて、この巻で整理して異世界とその歴史の大部分が見えるようになった。山内の全体像発掘という感覚で再読願えればわかりはずだ。 ヒンドゥーでは人間が神々を畏れ敬う力を「マーヤー=幻力」と呼び、マーヤーが薄れ儀式を執り行う人間がいなくなれば、神々は消えて行かざるを得ないとされています。ラストの山神と女子高生(←玉依姫)の再会と愛の場面は、わかりにくいだろうがとても美しく感動的です。この巻では、山神、大猿、八咫烏、人間たちとの関係が明確になり、山神と女子高生が自分たちの代で終わる覚悟を決め後ろに退いていく中で、焦点はともに山神の使いであった大猿と八咫烏に再び戻っていく。来年夏発行の完結編では彼らの決戦が、明らかになる。それを期待してこの壮大な物語をを行きつ戻りつ再読して、楽しみに待つとうではありませんか。 | ||||
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あまり評価が良くない様だけど、それは人それぞれでしょうね。 今までの作品を読んできた人がコレを読まなくて先には進めません。 だってこれで完結ではないのですから。 今までのどの話よりもあっさり読めました、が、少し怖かった、、。怖がりな私が夜に読むんじゃなかった。 元々、小野不由美の十二国紀を連想させられるなぁと思っていましたが、ここに来て現代の人間の世界が出てきて、尚更十二国紀感が否めなくなりました(もちろん内容は違う)。 少々の謎を残しつつ、今までの謎が少しは解明されて、また次作が楽しみなところです。 ネタバレですが、あの「彼」があんな目に遭ったと判った時は、胸がギュッとしました。 いつもの主従関係が一切出てこないので、星4つ(笑) | ||||
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他の方の評価が低いのですが・・・・・σ(^◇^;) 1巻で「ほぉーーー」となって興味を持ち、2巻がなかなか進まず、3巻から一気に読みました。 他の方の評価を読みましたが、この巻はこの巻で良かったと思っています、今後の展開に必要だからこそ、この巻にこの話を持ってきたのだと思っています。 特に残念だとか、失望感とかは感じませんでした。 このシリーズに登場するキャラクターは皆、個性的なキャラばかりで・・・・・・・・クセが強いって云うのか、二面性のキャラ尽くしって云うのか・・・・ 素直なキャラが全く登場していないな・・・・と。。。嫌いじゃないから読むのですけど。 早く次巻が読みたいです。 | ||||
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今作は、ファンタジーが現実味を帯びていきます。 今までの主人公、雪哉は出てきません。 全く新しい主人公で、現代人の女子高校生。(でも、携帯は持っていない様子) あとは、金烏の奈月彦、大天狗の潤天、大猿、ますほの薄もちらりと。 あまり書くとネタバレになりそうなので、この辺で。 このあと、どう続くのか楽しみです。 自作で、烏と猿の決着はつくのかなぁ。 | ||||
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面白い。山内の神の物語。次作いよいよクライマックス。来夏に期待。 | ||||
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