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玉依姫



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【この小説が収録されている参考書籍】
玉依姫 八咫烏シリーズ5 (文春文庫)

玉依姫の評価: 3.19/5点 レビュー 64件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.19pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全64件 41~60 3/4ページ
No.24:
(5pt)

大好き

シリーズで読み進めてます。
ファンタジー小説好きにはおすすめ。
次回続編はやくでないかな。
玉依姫 八咫烏シリーズ5 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:玉依姫 八咫烏シリーズ5 (文春文庫)より
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No.23:
(5pt)

雪哉たちは本当に出ていないのか?

山内と八咫烏の長、金烏の一族の始まりについての伝承が明かされるという
私にとっては感動ものの今回の話でした。
奈月彦の記憶が蘇り、過去何が起こったか、そして山神との関係は?山内とは?
なぜ八咫烏は人の形を取るのか?全ての謎が明かされるのがこの巻です。
前作よりも時代がちょっと進み、八咫烏の住む山内が猿の侵入攻撃を
受けたのはもう6年も前の話となりました。
そして1年前には大地震が起き、禁門も開かれてしまった。
八咫烏の長、奈月彦は山神の召喚を受け、猿と共に山神に使える身。
前作からの時間の経過と共に、状況は一変です。
・・・ところで、非常に気になるのは、山神によって殺されてしまった
奈月彦の部下たち、彼らって一体誰だったのか・・・?
奈月彦を庇い重体となり、ますほに看病されていた彼は一体誰なのか?
奈月彦に常にくっついていた腹心の部下たちといえば・・・なのかなあ?
玉依姫 八咫烏シリーズ5 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:玉依姫 八咫烏シリーズ5 (文春文庫)より
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No.22:
(5pt)

全くもう、ドキドキはらはらが満載

そう来たか?と呟きながら一気に拝読致しました。う~ん、次はまだか!
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No.21:
(4pt)

世界が広がった

人間界と山内の関係性が分かり、この物語の世界観が広がりました。
八咫烏の話から一転して、今回の主人公は女子高校生。
これに物足りなさを感じる方もいらっしゃると思いますが、今後の展開に必要な物語なのだと私は感じました。
次回作は烏と猿の決着であるらしいんですが、ここからどう繋げていくんでしょう?
作者は一部は八咫烏シリーズの始まりにすぎないと仰ってるみたいですね。ここからさらに壮大な物語になるのか!と楽しみにしております。
次作、第一部完結巻も魅了される物語であることを楽しみに待っています!
玉依姫 八咫烏シリーズ5 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:玉依姫 八咫烏シリーズ5 (文春文庫)より
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No.20:
(3pt)

急展開にびっくり

場面変わって…な話。
このままだと、早々に山内も終わりになっちゃう?
早く次回作お願いします。
玉依姫 八咫烏シリーズ5 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:玉依姫 八咫烏シリーズ5 (文春文庫)より
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No.19:
(3pt)

玉依姫

今までのシリーズとは違うスタイルのお話。けれども侮ることなかれ。読まなくちゃ謎はとけないようですよ。
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No.18:
(4pt)

次巻(17年の夏?)が楽しみです

八咫烏シリーズの全容が分かる巻です。次巻で1部完結ということですので1年後が楽しみです。作品内容は星5つですが中古本商品としては、送料込で新品と大差ない価格設定となり満足感の点で星1つ減・・・200円程度の差なら次回からは新品を買おうと思います。
玉依姫 八咫烏シリーズ5 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:玉依姫 八咫烏シリーズ5 (文春文庫)より
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No.17:
(5pt)

この巻は必要だと思う

本作は我々側の人間が主人公の話。今までの金の烏シリーズの世界観の成り立ちを知ることができてすごく嬉しかったし、これほど緻密で壮大な構想を描いてくれた作者に感謝の念を覚えた。ただこれまでの作品とは大幅にそれた角度で物語を綴っているので物足りなさと少し感じた。これは単なる雪哉の活躍を見たかった自分のエゴかも知れないが。とにかく次巻が待ち遠しい!
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No.16:
(5pt)

八咫烏は、山内は、山上は、そして猿はどこから来て、なぜ存在するのか

ということが明らかになる一冊です。

前回からメインを張っていた雪哉は出てきません。八咫烏として勁草院メンバーも浜木綿も長束も登場せず、ますほと明留(?名前は出てきませんが)、奈月彦が登場します。

今作は心機一転、現代の女子高生が主人公になり、生贄として連れて行かれた世界で、山神や奈月彦や大猿と出会い、拒み葛藤しながら世界を受け入れていきます。また、主人公を救おうとするおばあちゃんや、大天狗、奈月彦達の必死の謎解きがストーリーの進行と相まって、この世界の全貌を明らかにしていきます。

時は前回のお話から1年後。レビューでも評価は分かれていますが、大猿と奈月彦は並んで登場します。臨戦状態だった前作から1年の間、八咫烏と猿の間にいったい何があったのか。経緯はたった1ページに集約されたきりで、最初は少し戸惑います。山神が割って入ることにより、簡単にまとめられていて、作者としてもそこはさほど大事ではなかったのかなという印象も受けます。

でも全体として読んでしまえば、流れが自然で、変に説明っぽくもなく納得のいく一冊でした。
現代の女子高生がメインという部分も、山内や八咫烏の存在理由や、今まで曖昧だった下界(人間界)と山内の接点を理解する為に、下界側からの視点も必要だったのではないかと、、、

ちょうどこの本を読む直前まで荻原規子さんの『エチュード春一番』を読んでいて、認識される神々について考えていたところでもあり、本文の

〝我々、人ならざる者が人間界に存在するにあたり、一番大事なのは自覚。そして二番目に大事なのが『にんげんから何と認識されるか』である〟

という所が心に残りました。神々として認識され、畏れ敬われてきた『時代』。そしてそれは時代の流れと共に失われつつある現代で、神は変わらざるを得なくなり、そして玉依姫と共に最後の
決断をします。

次回はまた山内に視点が戻り、猿との全面対決のようです。ついにクライマックスへとありますが、よく見たら『八咫烏シリーズ第1部完結編』とありました。ということは、第2部があるのだろうかと期待を持ちつつ、来夏を楽しみに待とうと思います。
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No.15:
(3pt)

え!いきなり・・・

相変わらず、読みやすいお話しでした。
でも!せっかくここまでシリーズを読んできて、締めの巻だと楽しみにしてました。
一気に読みましたが、今までの山内の苦労は何??でした。
謎だった、猿も何もかも禁門が開いた事でさらっと流されていました。
えっ!ていうほどの八咫烏のあつかい。
今までの名前のあったカラスは、名も無い烏合の衆。
現代社会の宗教観、信者の減少等の締めなのだろうとある程度は予測していましたが
一巻目の「烏に単衣は・・」の時にも感じた
(作家って概ねそれで書いてるのでしょうが)
さ、分かったでしょ。だからお終いなのよ。
的な、ほったらかしな感じを受けるのは私だけなのでしょうか?
それはもうソレナノヨ的な〆。

宗教学?民俗学の教科書のような山神と姫のやり取り。
作者が、知ってる何かを語りたいのはここだったのかな。

でも、お勉強でなく物語が読みたいと感じました。

サブストーリー山内側の物語も今後あるかもしれませんが
いやー、なんか玉依姫が主役だから・・・仕方ないですね。
でも、なんだか玉依姫って人の話が通じないストーカーっぽい怖い人だなぁと思ったのは私だけかな。
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No.14:
(2pt)

うさぎ穴を通って現実世界とつながりました

うさぎ穴を通って現実世界とつながりました、という巻です。

今までの空想の話らしい読みやすさや心地よさがなくなり、でも外は現実世界というほどではないので重みも加わらずでした。
経緯を見たいので次の巻が出れば読むかもしれませんが…
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No.13:
(5pt)

評価が割れる

発売より早く入手出来たのでまだ感想が出ていない時点で読み終わり
「これは評価が分かれるだろうな」と言う予想通りの展開。

私個人はこれはアリだなと言うのが感想です。
続きを楽しみに待っていたと言う点から言えば肩すかしを食らった感が否めませんが
八咫烏シリーズの構想をここまで考えて書いている作者の手腕は凄いと素直に思いました。
世界観を広げるだけ広げて畳めない作家さんもいますが、阿部さんならやってくれるかもしれない
そんな期待が持てる作品だと思っています。
なのでまた1年後を楽しみにしています。

もう一つ付け加えるとキャラ読みしている人には不評なのかもしれません。
今回は雪哉たちおなじみの登場人物が出て来なかったので。
しかしそれは次回作の予告を読めばこれから出てくる感じなのでここで見限るのは惜しいかと。
作品全体として捉えればこの作品はアリです。
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No.12:
(5pt)

待っていました。

初め読み始めた時は、あれ八咫烏シリーズじゃないの?と思いましたし、駆け足な感じで、どの登場人物にも感情移入しにくかったです。もっとみんなの心理描写があれば、それぞれがした選択が納得できたのにな、と思いました。特に何だか猿の扱いが悲しいです。けれど、阿部さんのこれまでの話のように、予想を裏切る展開が続いて、私は読んでいて楽しかったです。きっと別の本で山内の裏の話とか出てくれるんじゃないかな~と期待します。
というわけで、来年の夏もすごく楽しみにしています!
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No.11:
(5pt)

「山神」と神の本質、山神、大猿、八咫烏そして背景の人間たちの関係がかなり明確になる。

山内が閉鎖された「異界」であることは当初から明らかだし、若宮が雪哉に「不知火」の正体は人間界の灯(あかり)であることを見せたときから、人間に浸食される「異界」の運命が見えてきた。一方、先代の真の金鳥の遺体が「禁門」で見つかり、その記憶を回復しないと自ら真の金鳥になれない若宮はどうなるか、大猿は人間と八咫烏の両方を食う存在だが、そもそも八咫烏との関係は?、等々が浮かび上がってきた。この大河小説の中で、それらをきちんと整理する必要があるのはもう明確になっていたわけだ。
第4巻が雪哉を中心とした楽しい物語であったので、その続編への期待と先入観が強いようで、アマゾンの先行するユーザーリポートを見ると、いきなり現代の女子高生に話が飛ぶのに皆さん面食らった混乱が見て取れる内容だった。確かに話の密度が薄くなった印象もあり、筆者の好みではもう少し神話的な彫りの深さを求めたくなるが、むしろ「山神」と神の本質について分かりやすく丁寧に積み上げている点を重視したいと思う。民俗学の本とかにはいろいろあっても、神の立場を人間や、八咫烏などと合わせて、この巻で整理して異世界とその歴史の大部分が見えるようになった。山内の全体像発掘という感覚で再読願えればわかりはずだ。
ヒンドゥーでは人間が神々を畏れ敬う力を「マーヤー=幻力」と呼び、マーヤーが薄れ儀式を執り行う人間がいなくなれば、神々は消えて行かざるを得ないとされています。ラストの山神と女子高生(←玉依姫)の再会と愛の場面は、わかりにくいだろうがとても美しく感動的です。この巻では、山神、大猿、八咫烏、人間たちとの関係が明確になり、山神と女子高生が自分たちの代で終わる覚悟を決め後ろに退いていく中で、焦点はともに山神の使いであった大猿と八咫烏に再び戻っていく。来年夏発行の完結編では彼らの決戦が、明らかになる。それを期待してこの壮大な物語をを行きつ戻りつ再読して、楽しみに待つとうではありませんか。
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No.10:
(4pt)

確かに少し飛んだ話だけど必要だし面白い

あまり評価が良くない様だけど、それは人それぞれでしょうね。
今までの作品を読んできた人がコレを読まなくて先には進めません。
だってこれで完結ではないのですから。

今までのどの話よりもあっさり読めました、が、少し怖かった、、。怖がりな私が夜に読むんじゃなかった。
元々、小野不由美の十二国紀を連想させられるなぁと思っていましたが、ここに来て現代の人間の世界が出てきて、尚更十二国紀感が否めなくなりました(もちろん内容は違う)。
少々の謎を残しつつ、今までの謎が少しは解明されて、また次作が楽しみなところです。
ネタバレですが、あの「彼」があんな目に遭ったと判った時は、胸がギュッとしました。
いつもの主従関係が一切出てこないので、星4つ(笑)
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No.9:
(5pt)

あれぇー・・・?

他の方の評価が低いのですが・・・・・σ(^◇^;) 1巻で「ほぉーーー」となって興味を持ち、2巻がなかなか進まず、3巻から一気に読みました。

他の方の評価を読みましたが、この巻はこの巻で良かったと思っています、今後の展開に必要だからこそ、この巻にこの話を持ってきたのだと思っています。
特に残念だとか、失望感とかは感じませんでした。

このシリーズに登場するキャラクターは皆、個性的なキャラばかりで・・・・・・・・クセが強いって云うのか、二面性のキャラ尽くしって云うのか・・・・
素直なキャラが全く登場していないな・・・・と。。。嫌いじゃないから読むのですけど。
早く次巻が読みたいです。
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No.8:
(3pt)

読みました

早速読みました。
ストーリーは「ふむふむ、へー」と読み進めましたが、「だから??」
と、疑問が残りました。
このお話が、山内とどうかかわるのか、この時点でヤマガミによって猿の処分(?)が行われたのであれば、次回作品(17年夏)での猿との対決は起きないような気がするのですが。
この作品が次回作にどういう関わりを持つのか...
一つの作品として読めば面白いように思いますが、シリーズとして考えると、よくわかりませんでした。
私は「烏は主を選ばない」が一番好きで、段々好きではなくなってきました。
皆さんには皆さんのお考えがあると思います。
皆さんの感想を教えてください。
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No.7:
(3pt)

賛否両論かと思われます。

が、私は前回と次回作の繋ぎとなる転換作として評価しました。

タイトルに烏の文字がないことからも分かりますが、『玉依姫』は今までの作品とはガラリと違う世界観でのお話です。
奈月彦は今作ではいち登場人物ですし、雪哉達、他の烏もいるやらいないやら、描写が詳しくはありません。(あくまで今回の主人公である少女の視点に寄っているため)
舞台が変わっていることや、神が神たるシステムの唐突な説明などに多少面喰らう場面もあります。
正直、前回の幕引きから楽しみにしていた分、八咫烏達からスポットライトがずれていたこともあり、「え、これで終わりなの?」と消化不全になりました。
ですが次回作では、『烏は主を〜』で描かれたような、「表舞台の裏」が語られるのではないかな?と、思いました。
ひとつの話を表裏で読める、というのは巻数が分かれてしまうと1冊1冊が不完全な作品になりがちですが、阿部さんは『烏に単は〜』でも『烏は主を〜』でも、堂々たる作品として書かれていました。
なので、今作もそうなればいいな、と言う願いをこめて、楽しみに来年の続きを待とうと思います。
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No.6:
(1pt)

超展開すぎて理解できない。

読了後に真っ先に感じたのは、2〜4作目まで築き上げてきたものを、ことごとく粉砕するような展開だよおい!です。

正直、支離滅裂すぎてついていけませんでした。評判が悪い1作目以上にとっちらかった印象です。

シリーズものなのに、前作からどう繋がって今作の流れになったのかの説明がされなさすぎです。前巻で、「さあ舞台役者は出揃ったし、これからいよいよ始まるぞ!」という雰囲気を出しておいて、いざ蓋を開けたら一番読みたかったところを「まぁ詳しくは話さないけど、いろいろあって今こういうことになってんだけどさぁー」という調子でスルーした上で話が始まった、というのが一番近い感覚です。
空棺の烏までを読んだ読者は、山神うんぬん山内うんぬんよりも烏と猿の抗争に焦点があったのではないでしょうか。あるいは、少年雪哉が若宮の忠臣として士官学校で得た仲間とともに世界の謎と敵に立ち向かいながら成長するハリポタ的な展開とか。
今回、雪哉の名前は一切出てきません。むしろ、永遠に退場した可能性もあります。が、そこも明言されてないんです。「え、雪哉…どうなった?」としか言えません。文春で発表された短編ではあれだけ空棺の烏の流れを汲んだ内容にしていたくせにとんだ裏切りです。
登場人物の描写がブレにブレまくって、結局この人はどんな人だったんだ?とイマイチ掴みきれない人達ばかり。黒幕の種明かしも、ラストの神と姫のやりとりも「?????」としか言えません。今作のヒロインにまったく魅力を感じることができないため、感情移入できず読むのがしんどくなる始末。作者が一番気合を入れたであろうラストシーンですが、何が言いたいのかさっぱりわかりませんでした。それとも私の理解力が無さすぎなのでしょうか(~_~;)

シリーズが出るごとに読みやすい文章になってると思っていたのに、今作でとどんと退化した?作者の処女作が基になっているらしいですが、一切推敲せず当時のまま刊行したのでは?と言いたくなる位全体的に読みにくい文章です。山内の秘密や山神の謎の解説が、説明くさすぎてとても会話の中で交わされていると思えず、違和感しかなかったですし、流れがぶった斬れる感じを何度も味わいました。

作者の中で世界観や書きたいことは確立していることは感じるのですが、それを上手に表現できていないと思います。なんというか、なんとなく伝わってはくるけれど、しっくりこない。もう少し上手な書きようはないのかなぁ、編集部はアドバイスとかしなかったのかなぁ?

発売日を指折数えるくらい楽しみにしていただけに、感じたがっかり感が半端ないです。読者が読みたいこと・予想する展開を悪い意味で裏切るのがこの方の売りなのかもしれないですけどそれが効果的に機能していないのが痛い。

うーん、とにかくいきなり買うのは得策じゃない一冊だと思います。まずは図書館もしくは立ち読みしてから購入を判断したほうが賢明では。

最後に、個人的に思うことは「雪哉は結局どうなったの?茂丸、千早、明瑠もどうなったの?はっきり書いてください」です。
玉依姫 八咫烏シリーズ5 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:玉依姫 八咫烏シリーズ5 (文春文庫)より
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No.5:
(2pt)

う、うう~ん。

前作巻末にある「遂にすべての謎が明かされる」とありますが…明かされたのかなぁ。一年間期待していたのですが、残念感たっぷりでした。普段読み終えた後、再読して楽しむのですが今回ばかりは気分が乗りません( 。゚Д゚。)
玉依姫 八咫烏シリーズ5 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:玉依姫 八咫烏シリーズ5 (文春文庫)より
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