■スポンサードリンク
(短編集)
まどろみ消去
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
まどろみ消去の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.61pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
森先生といえば研究者としても作家としてもとても尊敬する方のひとり.彼の大学,研究に対する独自の視点も,好感が持てる. 森ミステリィといえばやはり真賀田四季博士と犀川先生なんだけど,僕はこの短編集『まどろみ消去』を推したい.森先生自身も「たぶん、これが一番、森らしい作品です」とおっしゃっている. 特に素晴らしいのが『キシマ先生の静かな生活』.キシマ先生の学問への徹底した傾倒に凄い.研究者というものを突き詰めた究極の姿だろう.僕でもあそこまでは研究を愛せない.愛したいのに,愛せない.研究者のあるべき姿として,心にとめておきたいのだ. | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
1日1編、気楽に読もうかと思いましたが、甘かったです。 気楽にいけたのは『ミステリィ対戦の前夜』『誰もいなくなった』くらいで、 他の物は「ああ・・なるほど。」「あれ?あそこどうだったっけ?」みたいに、読後もいろいろと考えさせられてしまいます。 その、考えさせられるのが不快なわけではなく、 僕はそこがとても楽しめました。 『彼女の迷宮』『やさしい恋人へ僕から』『悩める刑事』 がオススメ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
前編書き下ろし(!)短編集。 読んでいて面白いは面白いし、気楽に読める作品なのではないか。 何ヶ月かたつとほとんど忘れるけど。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
1997年リリース。森博嗣第一短編集。短編集は書き手のこれから試みたいと思っている世界のラボラトリーの要素を秘めている。森博嗣の場合はその傾向が特に顕著に感じられる、というか試技実験と彼の持つファクターが一挙に体感できる。読んで最初に感じたこと、それは森博嗣とは実は小鳥遊練無である、というものだった。根本的な性格は小鳥遊練無なのである。彼が短編集を書いていると考えるとこの第一短編集のイメージが容易に構築できるのでは、と思う。(●^o^●)いずれも傑作ぞろいだが僕が一番気に入ったのは『やさしい恋人へ僕から』である。ここに登場する『スバル氏』はおそらくは奥様のささきすばる氏のことだろう。氏は第二短編集『地球儀のスライス』では挿し絵も担当されている。それ以外にもS&Mシリーズの『誰もいなくなった』の最後の部分など実に見事で一人ニヤニヤしてしまう・・・・。オススメの傑作である。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
初めて読んだ森作品です。とりあえず、最初に思ったのは、「こんなのもありなのか」。 どれもこれもそうですが、特に純白の女。詩的な文体で進行していく話は、私には思いもよらないというか、こういう小説もありなのかというラストを迎えます。 やさしい恋人へ僕からの、話しかけるような文体も魅力的で、最後でにやりとさせられます。 ミステリーなのかそうでないのか、ミステリーの定義はなんなのか、初めて読んでから3年ほどが経つ今でも、著者の意図したことが全てはわかっていないかもしれない。また、新しい発見があるかもしれない、宝箱のような本です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
文章によってしか作れないメカ。森氏の短編にはそんな印象を与えるものがあります。熟練工の手になるこの精密機械は、きっと、今の自分では感知不能な部分のネジ一つひとつまできっちり締められている……。読めばきっとそんな畏怖を感じるはず。絵も音もない文章でしかできない、そしてだからこそ有意な技巧。それを森氏は見せてくれます。そして、その対極にあるはずなのに、しかし同時に実現し得ている、豊かな詩的世界観。ポエジィに読者はまどろみ、メランコリィのうちに何かが消去され、やがて覚醒してディスカバリィの時が訪れる…。この短編集は、森氏の小説の入門編として最適です。(私のお気に入りは『キシマ先生の静かな生活』)いざ 夢のつづき☆ | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
森博嗣の今までのイメージとはまた違った雰囲気に仕上がっています。特にオススメなのは・・・、・ミステリィ対戦の前夜・誰もいなくなったの2作品です。この2作品にはS&Mシリーズの萌絵、「誰もいなくなった」には犀川が登場します。今までの森ミステリーとは違った形のミステリー(では無い気もしますが・・・)をぜひ一度お読み下さい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
これまでにも幾度か森氏の本を読んだ。もちろん、森氏の作品を非常に気に入っていたためであるが、この短編集は私の頭の中にある森氏の枠を軽く飛び越えてしまった。テンポ良く読める作品の数々。独特の言い回し。そして、ついニヤリとしてしまうラスト。まさに森氏のテイストをふんだんに盛り込んだフルコースである。これを読まずして森氏の作品は語れない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この作品は、森作品を(シリーズ物だけ)かなり読んだあとに買って、読んだのですが、シリーズ物とはまた違った雰囲気を醸し出している作品集ですね。ひとつひとつの世界観がとてもすばらしく、独特の世界が作り出されている感じでとてもステキですよ。ぜひ、読んでみてください。きっと森先生の世界にどっぷりとハマってしまいますよ! | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!