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不在



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不在

不在の評価: 3.29/5点 レビュー 7件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.29pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全7件 1~7 1/1ページ
No.7:
(4pt)

最後まで読ませたのはさすがだけど

DV父の血を受け継いだ主人公が余り好きになれないのと、ところどころ変な言葉遣い(「住居する」など)があり、結局登場人物の誰にもシンパシーを抱くことなく読了してしまった。お宝だらけの洋館なのだから、鑑定団的な部分をもっと書き込めば面白くなったかもしれない。
不在Amazon書評・レビュー:不在より
4041049105
No.6:
(5pt)

醜いストーリーの中に時々光る純粋な何か

愛という言葉を持ち出すときは、愛じゃないものを何かにすり替えたい時だ、というようなセリフがあって、グサリと思い当たるところがあった。ストーリーは一筋縄ではいかない。芸術と、家族と、自己実現と、いくつかの愛の形と、テーマが万華鏡のようにギラギラ変化しながら進んでいく。
 旧家に現れる超自然的な少年は、孤独そのものが実体化したものか。それは娘に理解されることで浄化されたのか。
 わかりやすくバランスのとれた物語ではないが、それぞれのキャラクターの生きる懸命さのようなものに、どこか納得してしまう小説だった。
不在Amazon書評・レビュー:不在より
4041049105
No.5:
(1pt)

日本語が変

いくつかの食器「だったり」小物「だったり」を求められるまま…

ノースリーブ「だったり」ホットパンツ「だったり」…

「だったり」って過去形にするは必要ない。
食器「や」小物「を」
ノースリーブ「や」ホットパンツ「など」でいいのでは?

特に「小物だったりを」って、変。

変な日本語のせいで物語に没頭できなかった。
小説家ならば正しい日本語で文章を書いて欲しい。
不在Amazon書評・レビュー:不在より
4041049105
No.4:
(3pt)

面白くなかった訳ではないが

今ひとつピンと来なかった
息子と娘がいて、あえて娘一人に家を遺して、「娘以外の親族の立ち入りを禁止」した理由が分からなかった
弟を牽制するために表現を憚った?のかなあ
10分で洗濯・濯ぎ・脱水できる洗濯機ってあるのかなあ?
と、
「大人は分かってる」っていう「振り」を思春期の子どもにしてみせるのって…なんか違う気がした
自分は十分大人だけど、大人になって思うのは「世間知は蓄えたけど、何かを『分かって』などいない」って事なんだがなあ
無理に愛してる訳じゃなくて、自分が愛したいからぐちゃぐちゃ絡まる訳で、どっちかというと自分を損う不毛な片思いは断っちゃった方が楽だよ
って気がする
面白くない訳じゃないけど、色々腑に落ちない感じだった
不在Amazon書評・レビュー:不在より
4041049105
No.3:
(3pt)

DV加害者からの言い分

愛に縛られ、愛を求め、支配する。
ディズニーの映画に出てきそうな屋敷を建てた偉大なる祖父。
祖父の期待に応えたかった父。
両親の離婚時、父に選択されたかった娘。
恵まれているのに、幸せでなかった人たち。
彩瀬まるの筆力があるだけに読めるけど、DV加害者の心を描いている感じで不快。
不在Amazon書評・レビュー:不在より
4041049105
No.2:
(3pt)

逃亡者に幸せは来ない

不倫してしまった過ちは仕方がないとしても、いつまでもケジメをつけないカップルに幸せなんて来るはずがない。
現実から目を背けた生き方には共感できませんでしたが改めて逃げてばかりては何も変わらないのだなとおもいます。
関わった人たちが不幸になるわけで
少なくとも順子は奥さんに謝罪なり離婚届なりだしてから幸せだと発しないといけない立場だったと思います。
性格が真っ直ぐだと強いとありましたが
本当の強さは男と逃げる事ではないと思います。

順子が北海道に帰らなかったのは
ダメな男が奥さんの元に帰ってしまうかもしれないという不安もあったでしょう。

人間やっていい事とやっちゃいけないことがあります。
本能のまま突き進む。高校の時の告白した先生の迷惑も考えない。

都合が悪くなったら逃げる。最低。って言ってくれる親身になる友人もいない。

なかなか心が寒くなる話でした。

うまく立ち回る必要はないけど
人様に迷惑をかけたら謝ろう。
逃げてちゃダメ。いい教訓になりました。
不在Amazon書評・レビュー:不在より
4041049105
No.1:
(4pt)

24年前に別れた父が亡くなり、父の家が遺言により明日香に渡されることに。明日香は古い家を片付けつつ、様々なことを考え始める。

24年前に離婚した母とともに父の家を出た明日香。
その父が亡くなり、父の家が遺言により明日香に渡されることになった。
明日香は恋人の冬馬とともに古い家を片付けつつ、様々なことを考え始める。
別れた父、祖父母、父の弟、兄、母、そして幼いころの自分。
愛情のとらえ方、家族のあり方。
冬馬との付き合い方にも変化が。

読後としては、どことなくさっぱりしなかった。
明日香の身勝手さが嫌だった。
あくまで自分中心なんだなあ。
勘違いした愛の中で育まれた、勘違いした自分と考えれば納得しないこともないのだけれど。
不在Amazon書評・レビュー:不在より
4041049105

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