■スポンサードリンク
TUGUMI
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
TUGUMIの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.25pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全106件 1~20 1/6ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
シンプルなストーリーですが描写が美しい。透明感のある文章ってこういうことなのかなと思いました。 つぐみのキャラが魅力的。ツンデレに病みを入れたようなキャラで、しかも病弱美少女という、30年以上前の作品ですが今風でもあります。 終わり方も、この町で過ごす時間を示唆しているようにも思えて、お話の世界観に合っていて良かった。 舞台の西伊豆(wikiによると土肥海岸らしい)に行ってみたくなりました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
著者の名前はしっていたけれど、今まで読もうとはしなかった。空港でイタリア語に翻訳された本を見て読了。文章に散りばめられた色彩表現がとても豊かで、西伊豆の情景が容易に思い起こすことができ、久々にいや恐らくはじめて美しい小説に出会えました。多くの言語で翻訳されているので、友人たちに勧めます | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
何がよいのやら... つぐみのキャラ付けも主人公の家庭環境もうまらない原稿用紙をうめるだけのものに過ぎないような気がします。そこにこの手の話にはつきものの取ってつけたような読んでて嫌になるような事件。そもそも人の家庭を壊して良いのかみたいな気にさせられ、それを美化してるようで。登場人物達はなにか成長したのでしょうか?海にも行きたくならないし... | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
物語として読みやすく、かつ面白いので一気に読めてしまいました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ひさびさに楽しく味わって読むことができました。 愛人の子から正式家族になったばかりの大学生と、病弱でしかしたくましく美しい1つ下の従妹という主人公たちが、美しい西伊豆の海辺の風景とともに、ときに楽しくときに多感に、恋も交えて、ふっと死もよぎりながら、描かれていました。 小説でしか味わえない、言葉のつながり、展開でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
病弱だけど勝ち気で口が悪いつぐみと、故郷に帰省した従姉妹の私が過ごすある夏のお話。 「でも、恭一はちがうんだ。何べん会ってもあきないし、顔を見てると手に持ってるソフトクリームとかをぐりぐりってなすりつけてやりたくなるくらい、好きなんだ」〈父と泳ぐ〉 無償に、無条件に、好きだと思う気持ちが表れているつぐみのこの言葉がとても良くて、何度も読み返した。ぐりぐりってなすりつけたくなるくらい好きというのは、我が子に対する愛情によく似ている気がする。自分の言動で驚かせたり笑わせたりしたくて、そしてその表情をひとつも見逃したくないというような。 素行は悪いが、つぐみにはつぐみにしかない眩い輝きがあった。それでもみなと同じようにはつぐみを愛せなかった私は、そこにはいない、外の人間であることをすっかり思い知らされてしまった。けれどそのことを寂しく感じるくらいには、私も同じ夏を過ごしていたのだと思う。 たとえば、潮の香りを肺に吸い込む。 たとえば、遠くにある海辺の旅館群やホテルを眺める。 そういう瞬間にふとつぐみのことが脳裏を掠めたとき、この本との出会いが真価を発揮するような気がする。 日記であり、手紙のような一冊。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
今は引っ越していて子供の時に住んでいた家は、もうない。主人公と同じような体験があるので、ノスタルジックな気分になります。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
言ってしまえば傍若無人な女の子・つぐみに振り回される、主人公まりあや恭一達…。 ラストは個人的にまさかまさかの展開ですが、これだからこそ、逆に安直なお涙頂戴小説にならなかったのかもしれない。もしや、よしもとばななさんもそのように考えていたのか…。 つぐみの傍若無人っぷりは全く可愛げがなく、ただ口も性格も悪い少女という感じ。だが、生まれつき体が弱く、皆と同じように遊べなかったり、多分同年代の子達よりも病気や死を意識して生きている。 そう考えると、生意気な態度にも頷けてしまう。よしもとばななさんは、人物を書くのが上手いなぁと思った。また、キッチン同様にこの頃の作品は「死」やその反対に「生」、「孤独」や「寂しさ」、「愛」というものを真正面から書いており(解説で安原 顯さんが言っているように)、なんだか言葉にできない温かいような切ないような、胸がキュッと縮まるような気持ちになる。 この感情は一体何なのだろう? キッチンを読み終えた時も上手く言葉にできなかったのだが、きっと登場人物が私は死ぬと思って遺書を真面目に書いたり、カツ丼に感動してすぐに一緒に食べたいと駆けつけたりする、その真剣に生きる本能的な姿に感動したのかもしれない。また、ちょっと早とちりだったり、後先考えずに動くおっちょこちょいな姿に、人情を感じて愛おしくなったのかもしれない。 何かを食べた時の美味さの感動を誰かと共有したかったり、つい思い込みのまま大胆な行動を取ってしまったりするのは「あー分かる気がする。あるよねぇ」と思わせられる。そういったふとした感動や共感を書くのが上手いんだろうなぁ、と思った。 また「キッチン」も「TUGUMI」も登場人物の愛に溢れているのだ。無償の愛や、不器用な愛、つい反抗的になってしまう態度であっても、ついつい愛してしまう人達。よしもとばななさんの根本的な人間愛を、この頃の作品には感じる(最近の作品については追えてないので感想を述べられません)。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
作者の文体や世界観、ヒロインの設定に賛否や好みはあるだろうが、私にはどうも「つぐみ」の持つ性質が現代の日本の様々な創作の端々に顔を覗かせているように思えてならない。この作品も今は昔のものとなってしまったかもしれないが、この観点では今尚色褪せない魅力を持っていると言っても過言ではなかろう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
あまりに黄ばんでいてびっくりした。今まででいちばん!手にしたくないので、そのままおいてます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
積年の私の一生と言っていいほどの読書から構築してきた精神の牙城。この牙城を吉本ばななという変な名前のたかが一作家が、根底からゆさぶってくる。わたしはわたしの牙城の中で安穏としていたかったのだ。しかし、吉本ばななを体験してしまった。なんなんだ。おまえは。何者なんだ! 「うっかり他人のことを真に理解しようとし出すと、自分の人生観が根っこあたりでぐらついてくる」ー河合隼雄 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
口がわるい(こんなに口が悪い子は、最近ではいないんじゃないかな) でもガラス玉のように澄んだ瞳を持っている美しい少女。それが「つぐみ」。 友達になったら絶対に大変だろうけど、「つぐみ」に憧れてしまう。なんの憧れかはうまく言えないけれど。 病弱だけど強い生命力、儚さとエネルギーを持った「つぐみ」のことを、この先もずっと忘れないと思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
子供の頃好きだった本を 読み返したくて購入したのですが、 子供もこの作品が好きになったようで、夏休みの読書感想文に利用していました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
初めて読んだのは、少3の時でした。イラストが気に入って、購入したのが、きっかけです。夏休みの読書感想文の材料にしたのを覚えています。ばななというお名前にも惹かれました。。あの時の好奇心いっぱいの気持ちは、もう思い出せませんが、純粋無垢な気持ちとも違い、経験が邪魔させながらも不思議な気持ちで手に取りました!‼️ | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
感性で書かれた本。年取るとかけない本。青い本。若い本・・・・ 孫娘の高校入学のお祝いのひとつとして送りました。 少し目を通しました。爽やかな印象が残っています。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
決めているわけではないけど、毎年気温が上がってくると、なぜかこの本を読み返してしまいます。 舞台が夏だからなのか、海だからなのか、理由はわかりませんが、無性に読みたくなり、本棚から抜いて一気に読みます。 泣かせる本でも何でもない(と思っています)、私はいつも読み終えると泣いてしまいます。 どこが好きか、と聞かれてもこりゃまたうまく言葉にできないですが、私にとって「毎年必ず読み返したくなる本」です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
今まで多くの小説を読んできたが、本書の語り口の若々しく新鮮さに引き込まれていきました。若い頃経験した海辺での楽しい生活を思い起こさせてくれました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
私自身は、夏に海水浴場で過ごした記憶というのはあまりないのですが、日本の夏の海をとても良く表現されていると思いました。ひとつ残念だったのは、つぐみの言葉遣いがあまりにも悪く、男ことばであったことに最後まで慣れることができず、違和感がありました。同じ性格が悪いにしても、つぐみがもう少し普通の言葉で話してくれていたら、もっと共感できた作品だと思います。いつかまた読み返そうと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
どこか懐かしくて、切なくて、甘酸っぱくて、やさしい。まっすぐで、儚くて、セピア色に溶ける景色。10代の頃心に流れていたメロディが古びたレコードから流れ出すような心地よさが、この小説にはある。 多感で、繊細だったあの頃。自分一人で生きている気になっていた。けれどきっと周りの人々から温かく見守れていたんだろう。そう気づかせてくれる小説だった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
伊豆諸島で青い海を見て思い出し、改めてTSUGUMIのストーリーに感動しました。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!