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TUGUMI
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TUGUMIの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.25pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1~6 1/1ページ
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病弱だけど勝ち気で口が悪いつぐみと、故郷に帰省した従姉妹の私が過ごすある夏のお話。 「でも、恭一はちがうんだ。何べん会ってもあきないし、顔を見てると手に持ってるソフトクリームとかをぐりぐりってなすりつけてやりたくなるくらい、好きなんだ」〈父と泳ぐ〉 無償に、無条件に、好きだと思う気持ちが表れているつぐみのこの言葉がとても良くて、何度も読み返した。ぐりぐりってなすりつけたくなるくらい好きというのは、我が子に対する愛情によく似ている気がする。自分の言動で驚かせたり笑わせたりしたくて、そしてその表情をひとつも見逃したくないというような。 素行は悪いが、つぐみにはつぐみにしかない眩い輝きがあった。それでもみなと同じようにはつぐみを愛せなかった私は、そこにはいない、外の人間であることをすっかり思い知らされてしまった。けれどそのことを寂しく感じるくらいには、私も同じ夏を過ごしていたのだと思う。 たとえば、潮の香りを肺に吸い込む。 たとえば、遠くにある海辺の旅館群やホテルを眺める。 そういう瞬間にふとつぐみのことが脳裏を掠めたとき、この本との出会いが真価を発揮するような気がする。 日記であり、手紙のような一冊。 | ||||
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海岸沿いの小さな町が舞台の大学生まりあが幼なじみらとひと夏を過ごす物語。 病弱でわがまま、でも、いつもこころに嘘をつかない幼なじみのつぐみの強烈なキャラが面白いが、 まりあ自身も、複雑な家庭だったからか、当たり前の両親との生活に幸せを感じているあたりもいい。 キッチンが空の描写が多いのに対して、海の描写が多い。 文章はとてもきれいだが、展開におもしろさを感じなかった。 | ||||
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おもしろかったです。また吉本ばななさんの違う作品を読みたいと思いました。 | ||||
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登場人物が皆魅力的だし、山本容子さんのエッチングも良い。何度も訪れた家族旅行の思い出の地をとどめておきたくて書いた小説だというあとがきを読み、肩肘張らぬ温かい文体の出自を知りました。小説家というのはなんと羨ましい!「お化けのポスト」の章は特に鮮烈です。 | ||||
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「キッチン」「哀しい予感」「デットエンドの思い出」。 4冊目に読んだのが「TUGUMI」。 山本周五郎賞を受賞しているのですね。 でも、私は、前述の3作品の方が好きです。 体が心についていかない、つぐみのもどかしさ、苛立ちは何となく理解できますが、我が儘な人は基本好きではないので、つぐみに感情移入ができませんでした。 恭一と犬と浜を歩くつぐみを描いた部分は、想像力を掻き立てられましたが……。 つぐみが、まりあに出した手紙も私の心には響きませんでした。 | ||||
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読みやすかったー ばななにはまったきっかけです。 真っ直ぐ歩かなきゃって思う。 | ||||
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