(短編集)
うたかた/サンクチュアリ
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ある時期、吉本ばななさんの本ばかり読んでた。100冊ぐらい読んだかもしれない。一種の麻薬中毒。 最近、時代小説ばかり読んでた。あらためて、吉本ばななさんの本を読んでみると、あの頃の中毒症状が、よみがえってくる。独特の世界に、引きずりこまれる。 「うたかた」は、事実上の母子家庭に育った女の子の物語。 母親が、恋する男(父親)と、ネパールに行ってしまう。その後、会ったことがなかった兄のような存在、嵐くんと出会い・・・・。 「サンクチュアリ」は、はじめ、物語の世界に入り込めなかった。大学生、智明が海辺で泣いてる女と出会う。だから何? 高校時代仲の良かったマドンナ、友子と再会する。結婚してるのを承知で、つきあうようになる。その後、あの夜、海辺で泣いてた未亡人●●と再会。2人の女性と智明は・・・・。 久しぶりに読んでみると、やっぱり吉本ばななは、いいなぁ! ひき続き、あと2冊注文した。 | ||||
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昔から落ち込んだ時や悲しい時、これを読むと何故かココロのが落ち着いた。設定や内容に自分と似たところなんて少しもないのに不思議なものだと思う。断捨離で文庫は捨ててしまったのでKindleで買い直す事になるとは… | ||||
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まだ前半しか読んでいませんが、面白い本です | ||||
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よしもとばななさんの本は、もともと、TUGUMIから入り、キッチン、うたかた/サンクチュアリ、トカゲ、白河夜船、アムリタ、ハチ公の最後の恋人、パイナップルヘッド、High and dry、マリカ、どんぐり姉妹、海のフタ、ハゴロモ、アルゼンチンババア、不倫と南米、なんくるない、ハードボイルド/ハードラック、王国、など…覚えているだけで、結構読みました。中学生の時に本嫌いがこれで直りました。なので、自身のバイブルと言っても良い程です。よしもとばななさんの本の中でも、大好きなのが…キッチン、白河夜船、うたかた/サンクチュアリの3つで…どれも、心に染み渡るような独特な文章の表現で大好きです。 売ってしまったり、友人に貸したまま戻ってこなかったりなどあって、買い直しました。やはり、自分の手元に置いておきたいなって。 | ||||
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「うたかた」「サンクチュアリ」の2編の中編からなる作品集。 どちらも偶然に出会った男女が、お互いの過去や境遇を受け止めあいながら惹かれあっていくお話でした。 どちらかというと「うたかた」の方が好きです。「サンクチュエリ」は作品に佇む死の存在感が強すぎて、私には重すぎます。 ばななさんの文章は、他の作家の文章とはまったく違う美しさがあり、心に響きます。 だからいつもここに書きださずにいられません。 「うたかた」の中での嵐と人魚の出会いのシーンでの 「彼と言葉を交わした瞬間、突然世間に色がついたので私はびっくりした」という表現。なんという的確な表現なんだろう。 まるで私の視界までそこからパーッと明るく広がるようでした。 で、あるにもかかわらず、 「嵐を好きになってから私は、恋というものを桜や花火のようだと思わなくなった」という箇所もあり、 おだやかにごくごく自然に、2人の関係は出来上がっていったんだなということがわかります。 このやわらかな感じがとても好きです。 「さゆりの目を通して出会う嵐は、私の初めて見る嵐で、瞬間私はまた彼に恋をする。 失望も欲望も、あらゆる角度から彼を繰り返し発見して、繰り返し恋をする。 そして、こういう恋はもうあと戻りできないことを、くりかえし知る」ここも素敵です。 自分の目から見た彼だけでなく、第三者の目から見た彼を知り、より一層好きになる。 こういうの、いいですね。そういう経験、私にも昔ありましたw 「幸せとは走り続けること」というのもなるほどな~、です。ばななさんの作品から“幸せの定義”を学ぶことってほんと多い。 「サンクチュアリ」は 悲しさが作品全体を覆う作品です。つらすぎて、私はあまり好みではありません。 でも、必要としてるタイミングでその人とちゃんと出会える奇跡。それは信じたいし、待ちたい。 そう強く思わせてくれる作品でした。 | ||||
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