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ジャッカルの日
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ジャッカルの日の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.53pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全57件 41~57 3/3ページ
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映画化された作品を観られた方も多くいるかと思いますが、 是非原作も読んでいただきたい作品です。映画同様、一気に 引き込まれます。 映画との対比でいえば、当然かもしれませんが各々の個人や 組織の背景が、丁寧に描かれています。 米国のクライム・ノベル、警察小説や犯罪小説に食傷気味の 方にオススメ。 主人公のジャッカルは単独犯ではありますが、本作の構成は 組織対組織のお話。個人の狂気や怨念・復讐とは無縁なだけに 安心して読めます。ハンバーガーを食べ飽きた方はどうぞ…。 ボブ・リー・スワガーとはもちろん違うスナイパーの物語です。 | ||||
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終盤に行くに従ってどんどんと高まるサスペンス。その緊張感が物凄い迫力を生む。確かに傑作スリラーだ。身元が全く不明の男ジャッカル。プロフェショナルな暗殺者とはここまで凄い人物なのか。さいとうたかおの劇画「ゴルゴ13」は、おそらくこのジャッカルをモチーフにしているのではないかと思う。 追う者と追われる者の相克。サスペンス小説の最も普遍的なテーマだ。 | ||||
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フォーサイスがこの小説を書いた当時と現在とでは、多くの事が異なっている。現在は、例の9・11後であるし、小説執筆当時は冷戦構造が強靭だった時代である。この小説がやはり名作であるのは、登場人物がとる行動の動機が、人間心理の不条理と合理性の両方から描出されていることだと思う。執筆当時、作者が持つ制度についての知識や情報量に「そんなことまで知っているフォーサイスって凄いな」と圧倒された読者も多いだろうが、本作品の素晴らしさはそれだけではない。ドラマの登場人物の行動には「そんなことするヤツァいないだろ」とツッコミたくなるものが多いのだが、本作品の登場人物にはそういう人や行動は少ない。極めて少ない。フォーサイスの「人間とはこういうものだ」という視座と主張がシッカリしているのだと思う。 | ||||
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フォーサイスの処女作にして、情報謀略小説の金字塔であり、最高傑作である。 というより情報謀略小説というジャンル自体が本作によって生まれたといっても 過言ではない。記録的なベストセラーとして名作の列に名を連ねることになった のみならず、その登場以前と以後とでは、スパイ・冒険小説の表現世界は大きく 変わったといってよい。以前はただの小説であり、文学であったものが、新たに "リアリティ"が求められるようになったのである。実際に本書は、歴史的事実を 背景に語られていて、どこまでが事実で、どこまでがフィクションなのか曖昧な ところにその魅力がある。そして圧倒的に面白く、読者を夢中にさせるスリルが ある。発刊から三十年以上たった今でもその輝きはまったく失われていない。 高名な評者による無数の書評がある本書に、私のような素人の御託は無用だ ろう。とにかく面白い小説が読みたい人には、是非ひもといていただきたい。 | ||||
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主人に借りて読みましたが、一気に読んでしまいました。 海外物のスリラー小説は、今まで読んだことがなく、 とっつきにくいのでは、と(旧版の表紙のデザインもかなりハードな印象だったので) 敬遠していましたが、次から次へと舞台と立場を変えてすすむ臨場感のある世界に、 見事に引き込まれてしまいました。 冒頭の解説で、暗殺が失敗に終わることは(史実上も)明言されているのですが、 そんなことを意識させない、ストーリーテリングの見事さは、 フォーサイスの手腕の見事さだけでなく翻訳者の翻訳もほめたたえたい。 | ||||
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暗殺が失敗に終わるのは分かっていながらも,最後の5ページ付近まで「成功するのでは」と思わせる展開。 物語の中盤まで万事順調に進む暗殺計画。詰め将棋を解くような醍醐味。他人になりすますための準備に下見。彼は優雅に着々と事を進める。一方,計画を察知してからの仏官憲側の迅速な動き。風采の上がらない一人の男が地道かつ冷静に活躍。終盤になるにつれ,ジャッカルとその男は互いの能力を認め合いつつ,近付いてゆく・・・ 情景描写も素晴らしい。ある時はベルギーの寂れた港町,ある時は霧に煙るロンドン,またある時はパリのど真ん中で,ギリギリの戦いが繰り広げられる。どこまでが真実か,なんて考えるのも読後の楽しみだ。 | ||||
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昔々勤めていた会社に組合の図書館があって昼休みに本を借りることが出来た。何気なく借りたこの「ジャッカルの日」は金曜日の夜から読み出して、結局読み終わるまで寝ずに読んでしまった。どこまで真実でどこからがフィクションか分からないのがこの作者の真骨頂でありますが、多分ドゴール暗殺に関する噂はいっぱいあったのだろうと思います。第一線にいた作者はその辺の話をくっつけてさも本当のような小説を書いたのではないだろうかと私は思っております。結構、長い本ですが、意外と疲れないで読めました。プロットの設定の仕方が上手くダレない工夫が散りばめられているような気がします。映画もありますが、原作も映画も両方ともいいというのは稀です。是非ご覧になってください。これは、本から映画、映画から本、どちらでも楽しめると思います。 | ||||
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フォーサースの処女作にして最高傑作。ストーリーは他の方が書かれているので繰り返さないが、史実とフィクションがミックスされたスリリングな展開は冒険小説における最高傑作と言っても過言ではない。 米ソの冷戦構造が崩れた現在では、スパイ小説はしらけ気味の感があるが、本書は久々に読み返しても新鮮さを失わない。 因みにフォーサイス作品のおすすめは本書とオデッサファイルの2冊。 | ||||
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フランスの極右組織に雇われた正体不明の暗殺者。コードネームは「ジャッカル」。彼の標的はフランス大統領ドゴール。だが暗殺計画が当局の知るところとなり、追う者と追われる者の息もつかせぬ攻防が始まる。そしてラストの思いもかけないどんでん返し。後にフレッド・ジンネマン監督によって映画化もされた、フレデリック・フォーサイスの処女作。というよりも、ミステリー小説の最高峰と言っても過言ではない。どこまでがフィクションで、どこまでがノンフィクションなのかわからないフォーサイス独特の作風。単に国際情勢に詳しいだけでなく、その裏の世界にも精通した彼ならではの作品。簡潔明瞭で、決して感情過多に陥らない語り口は、大人が読んでも十分楽しめる。一度読み始めたら止められなくなる小説の最右翼。私もこれを読んでいた間は、ほとんど睡眠をとらなかった。 | ||||
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手にとるとズシりとくるぶ厚さだが、読み始めるととまらない。メシを食う時間も惜しく、徹夜で一気に読了した。 ドゴールが実名で登場するが、ドゴールが暗殺されなかったのはだれでも知っている周知の事実なのだから、ジャッカルが暗殺に失敗することは読む前からわかっている。なのに、読みだすと引きずりこまれてしまう。スピーディーな展開、背後にせまる捜査の手を、何度も危機一髪のタイミングでかわすジャッカル。読みながら手が汗ばんでくる・・・、そしてクライマックス・・・。 後日、かなりたってから映画も見たが、ジャッカル役の男優(エドワード・フォックス)が本を読んでイメージしていたジャッカルとかなりピッタリだったので驚いた。本と映画を比べてみるのも一興。 篠原慎の訳も申し分ない。間違いなくスパイ小説の最高峰。 | ||||
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最高です。どこまでが史実でどこからがフォーサイスの捜索なのか判断できないリアルなストーリー。スパイものにありがちなヤクザ映画顔負けの任侠の世界とは無縁のプロの殺し屋の物語です。 | ||||
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当時の歴史と社会背景についてこれほど精緻に描き出している作品は他にない。特に、最後にイギリス人であるジャッカルはフランスの思いもよらぬ「作法」により致命的なミスを犯すというシーンに至っては、作家が如何にヨーロッパを良く理解しているのかが現れているといってよい(彼はイギリス人だが・・・)。作家の他の作品同様に「ウ~ン」と唸らずを得ない。お勧めの一作だ。 | ||||
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とても有名な作品で、映画にもなっているので、細かい内容はともかく、結末だけをご存知の方も多いと思います。私もその口だったので、これまでなかなか手が伸びませんでしたが、読んでみると、そんなことは全く関係ありませんでした。ストーリーは著者が言う通り、「狩る者と狩られる者」を描いたものですが、その臨場感、スピード感は、第一級です。結末だけを何となく覚えている方が読めば、そこに至るまでの緊迫感あふれるプロセスを存分にお楽しみいただけることと思います。ラストをご存知でない方には、さらにオススメです! | ||||
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私が読書で徹夜してしまった唯一の小説です。長編としても長めの部類に入る作品ですが、一気に読めます、というより次の展開が気になって途中でやめられません。ノンフィクションとフィクションの境界線を見失ってしまいそうな文句なしの傑作。 | ||||
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いまさら語るまでもないフォーサイスの代表作ですが、やっと原作小説を読むことが出来ました。やはりと言うか当然のことでしょうが、オリジナルの映画「ジャッカルの日」そのものでした。ただその小説版の細かい描写フランスやベルギー・スコットランドとかの細かい地方風物の描写の細かさはただただ読むのが精一杯で、またフランスのみならずイギリス・アメリカ等ほぼ全世界を網羅し尽くす其の幅広い語り口はあっけにとられるばかりで圧倒されるばかりでした。細かい描写とは言うものの大まかな展開はオリジナル映画「ジャッカルの日」と同じでしたので、所々後々への伏線としてあげられるうる展開もやはり映画の展開を知っているので、その伏線が読めてしまうのでどうなるのかなと意外にとんで読むよりも映画の内容細かい描写を確認するために読んだにすぎなかったでしたのは何とも言えませんでした。歴史的事実としてやはりドゴール暗殺はなされなかったものの最後に追うものルベル警視の追われるものの暗殺者ジャッカルとの白熱のせめぎあいは分かってはいてもこちらからも緊迫感が伝わりそうなくらいの読み応え十分の迫力でした。そして映画では謎の正体不明の暗殺者だったジャッカルが小説では気色が異なってきてこれは小説版は展開が違うのかなと思っていたら、最後にはやっぱり、魅せてくれました。ジャッカルの狙う暗殺の標的のドゴール大統領も世界史の偉い人物でもしジャッカルが成功していたら世界史が変わるくらいとんでもないことになるのでしょうけど今となっては今は昔と過ぎず、歴史の教科書の一硊を読ませていただいているみたいでした。最後の暗殺遂行までの緊迫したせめぎあいにいたりまでがやや退屈でしたが映画の原作確認として歴史の一編として本当にあったかと錯覚してしまいそうな名作小説を堪能させていただきました。 | ||||
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記者だったフォーサイス。綿密な調査がなされている。 フィクションであるが、真相がこうであったと思えるくらいである。最初は取っつきにくい文章であるが読むに連れてあっという間に時間が過ぎていき最後に至ります。映画もなかなか良い出来でこの小説にかなり忠実なものとなっている。フォーサイスで一番良いと私は思っています。とにかく一読されたい。そうすれば他のフォーサイス作品もきっと読みたくなります。でもこれが最高です! | ||||
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