騙し屋
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うまいですね。これは4篇ものですが、最後まで読まなくちゃと思わせます。TV映画のミニシリーズとして制作したら面白いのでは。吹替ならば、主人公には故・小池朝雄さんが最適。あたしは・・なんてセリフがでてきて笑います。しかしフォーサイスものは篠原氏の訳で当たりました。ジャッカルで、すぐはまりました。出版社に感謝! | ||||
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最後にフォーサイスのおちがすばらしい | ||||
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題名の騙し屋とは逆情報工作員のことをいう。逆情報工作とは嘘や中傷や、影響力を行使できるエージェント(誘導工作員)の活用、その他逆情報によって相手の国内に不和の種をまく、それによって士気の低下や混乱を醸成、拡大することをさすと本書で定義されている。イギリスのSIS,アメリカのCIA、ソ連のKGBなどが代表的なそれを実行する組織である。著者のフォーサイスによるとイギリスのSISがダントツに優れた能力を発揮している。本書の設定はその優れたSISの中でも最も成績の良かった工作員が冷戦の崩壊で失業するというところから始まる。1991年に書かれているので、ソ連の崩壊で悪役がいなくなってしまったので過去を振り返るという形にしたのだとおもうが、この設定は非常に面白い。 | ||||
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マクレデイ・シリーズ二作目『売国奴の持参金』を、迂闊にも先に読んでしまったので一作目の本書『騙し屋』を、遅まきながら読むことにした。 プロローグを「聴聞会」で始め、過去へと辿るストーリーならSISのベテラン諜報員の活躍する作品を書くことは可能になるし、プロットとしても面白い構成になる。 フォーサイスは、東西冷戦を終えた90年代に入りスパイものを書くことが難しくなったことから、上手い手を考えたものだと思いながら、このシリーズを読むことになってしまった。 過去には世界中で活躍したマクレデイも、冷戦後職場を失い、歳も歳だから閑職左遷される勧告を受ける。 が、それを不服として聴聞会を要請した。 センチュリー・ハウス内での聴聞会は、ある月曜日の朝、長官室の一階下にある会議室で開かれた。 「それではここで、サムの過去六年の間に手がけた事例をいくつかご紹介しましょう。まず最初のケースは―」と、話し出すデニス・ゴーントが、過去のマクレデイの業績を並べることからこの物語は始まる。 その第一弾が本書『騙し屋』である。 西ドイツBNDで働くブルーノ・モレンツは、冴えない初老のBND職員であるが、陰で長年マクレデイの諜報活動をしてきた経歴の持ち主である。 だが、もう何年もマクレデイからモレンツへ依頼の仕事はない。 何年も前から正規のスタッフではなくなっていたが、マクレデイがCIAから無理やり押し付けられた難題を成し遂げることが出来るのが、このポルタ―ガイストことブルーノ・モレンツだけであった。 マクレデイが資産(情報提供者)としていたころは大佐であったソ連のイェフゲーニイ・バンクラティンは、今では国防省の少将になっていた。 もともとマクレデイの資産であったイェフゲーニイ・バンクラティンは、SIS予算削減からCIAへ委譲した人物であった。 仕事に乗り気でないモレンツを、長年のよしみでマクレデイは、この仕事をなんとか引き受けさせた。 準備万端、マクレデイは、ポルタ―ガイストを東ドイツへ送り出すが、モレンツは、この仕事に先だってとんでもないトラブルを抱えていて冷静さを欠いている。 残りページ数が少なくなってきたが、この結末をどう書き切るのか少し心配になってきたが、さすがフォーサイスならではの結末を用意してあった。 スパイもの中編として、マクレデイ・シリーズ一作目『騙し屋』を、まあまあ楽しく読み終えました。 <追記> 篠原慎氏の「あとがき」と「訳文」が優れていることも附記しておきたい。 | ||||
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騙し屋とよばれるサム・マクレディは、イギリス秘密情報機関SISのベテラン・エージェント。切れ者で世界各地で敵を欺き、多くの成果をあげてきた。しかし、冷戦は終結し、共産主義は崩壊した。世界情勢は急転したのだ。それは、スパイたちに過酷な運命を強いることになった。マクレディは引退を勧告された。SISの人員整理構想のスケープゴートにされたのだ。マクレディは現役に留まるため、聴聞会の開催を要請した…。 | ||||
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