■スポンサードリンク
死亡通知書 暗黒者
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
死亡通知書 暗黒者の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.53pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
おもしろい!とてもおもしろいミステリーです!気付いたら最後のページ。あれ?完結しないの?第2部に続くだって。。? ボーゼンとしつつ次巻を待ちます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
最近の日本ミステリーには無いエンタメ系ミステリーで楽しめました。 ただ翻訳というか表記、人物の名まえが漢字で書いて現地読み?で読めない発音で苦労しました(というか苦痛でした)。 北欧ミステリーなんかだと英語圏にはない人物の名まえが出てきて面喰ったらりしますが、それとてカタカナで書いてあるから読めないということはないのです。 なんなら漢字無しで常にカタカナ表記・・・それがダメなら日本語読みにしておいてくれた方がありがたい。 単純な疑問だが登場人物は現地読みにしておいて、作者名シュウコウキは日本語読みにしてますよね。 次回は何卒読みやすくお願いします。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
中国SFがやたらと面白いので、ミステリの代表作も読むことにした。 エウメニデスと名乗る謎の殺人者の手で、ベテラン刑事が殺された。 腕利きを揃えた特捜班はその後も裏をかかれ、何人もの犠牲者が出る。 龍州市から来た刑事・羅飛は、十八年前の警察学校生爆殺事件との関連を疑うのだが。 緊迫感と意外性に満ちた力作である。こんな凄い作品がうまれるほど、本土の娯楽コンテンツは充実しているのか。英国で戦後ミステリ100選に選ばれただけある。 息詰まるサスペンスに惹かれてページをめくる手が止まらない。鮮やかなトリックに翻弄される。 作中の警察だけでなく、読者もだ。犯人が鏡に向かって呟くセリフが忘れられない。 「銃なんか使ったら、銃の奴隷になる。購入先から足がつく、証拠が残る、持ち運ぶのも処分するのも難しい。どこにでもある物で、終わったら捨てられる品がベストだ」。 素晴らしい。ぜひ参考にしたい(いや、しないけど)。 ストーリーに逆転はあるが不自然ではない。 捜査官に人間的な葛藤はあるが、北欧ミステリのように不自然なトラウマ野郎ではない。力感溢れる娯楽作だ。 これは欠点ではないが、SFの劉慈欣やケン・リュウと違って、中国らしさがない。 登場人物の名前を変えれば、世界中どこの事件であっても通用する。 褒めて言えば世界標準ということになるのか。三部作残りの訳出をお願いします。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
三体、面白いですね。三作目の翻訳を待っています。そういう中、本書は新聞の紹介欄にありました。日本人との感覚の違いがあります。一言でいうと大げさな表現。若干の違和感です。それでもストーリーはよく練りこまれている。二転三転と自分の予想の先を行っていました。日本では、警察小説が好きです。隠蔽操作(今野敏)シリーズなんかいいですね。その組織内部感もあります。本作も第二部、第三部と続くようです。楽しみに待っています!! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
どんでん返し!登場人物は魅力的だわ、マジ文句無しの逸品。 夜寝る前に読むの厳禁。徹夜するから。 やらかしました。手に持ったまま、寝落ちしました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
久しぶりの一気読み。 お昼を食べてから読み始め、晩ご飯もそこそこにしてひたすら読んでた。 いやぁ面白い! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
寝しなに読もうと夜11時に読み始めて、気がつけば朝4時だった。ほんとうに止まらない。傑作。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「死亡通知書 暗黒者 "Death Notice"」(周 浩暉 早川書房)を一気に読み終えました。華文ミステリは、2019/4月に読んだ「ディオゲネス変奏曲」(陳浩基)以来になりますが、警察小説でありながら、"トマス・ハリス"も加味され、尚且つ、骨太でシンプルな物語構造であるにも関わらずストーリーの先が読みにくく、錯綜しながら連続する「部品」がしっかりとクライマックスに向けて一つに形作られて行く展開は、見事だと思います。 舞台は、中国のある省都、A市。ベテラン刑事・ジョンが殺され、刑事隊を率いるハン・ハオはネットの書き込みに起因して殺害されたという結論に辿りつきます。復讐の女神<エウメニデス>は、法では裁かれない悪人をネット上で募り、制裁を加えていきます。捕まらないシリアル・キラー。専従班が設置され、刑事が集められます。龍州市公安局の過去あり、一匹狼風・ルオ、IT技術顧問・ゾン、犯罪心理学のエキスパート・ムー、特殊部隊・シオンと個性派揃いですが、例えば2020/5月に読んだ「集結 P分署捜査班」とは異なり、感情がうねり、かなりの切迫感の中、体温の高い刑事たちに出会うことができると思います。果たして、専従班は、シリアル・キラーによる「私刑」を止めることができるのか?加えて、ルオの18年前の警察学校時代に起因する事件が取り込まれて行くことによって、物語は輻輳し、1/3を過ぎたあたりからは、一気に読み進めることができると思います。いつものように、ストーリーを語るのはこのぐらいにして。 作者は、骨太な物語の中にいくつかのアクション、エピソードを書き連ねていますが、それぞれが合理性を持ったパズラーとして緻密に描かれていて、<意外性>が<意外性>を引き出し、その<意外性>がまた次のミステリを畳み掛けるように引き出しており、とても巧みだと思います。よくできた「サスペンス映画」5本分ぐらいが盛り込まれているような印象があります。 また、テクニカルなだけではなく、刑事たち、犯罪者たちの思いもまた熱風のように読者の身を焦がしてくれると思います(笑)(瑕疵はありますね。パズラーとして「どうかな?」と思える<論理>もあり、2008年に発表された作品とのことですので、サイバー関連の描写は現時点の警察捜査と比較すると少し古いと感じるかもしれません) 独り立ちした死刑執行人。絶望の果てにありながら、食いついて離れない<鮫>のようなルオ。クラリス・スターリングのようにクールなムー。そして、その物語を一言で表すのならば、チャイナ版、"ジェイムズ・エルロイ"のような饒舌な文体をも想起させて(少しだけ、マイケル・スレイド・スパイスを効かせながら)、とても熱っぽい。 次の翻訳もまた、期待して待ちたいと思います。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!