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ブラックウェルに憧れて 四人の女性医師



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【この小説が収録されている参考書籍】
ブラックウェルに憧れて
ブラックウェルに憧れて (光文社文庫)

ブラックウェルに憧れて 四人の女性医師の評価: 4.62/5点 レビュー 13件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.62pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(3pt)

楽しく読んだ

楽しく興味深く読みました
白内障の手術が点眼のみの麻酔だと知らんかった。てっきり、「眼球に注射」だと思い込んでいた
将来、白内障の手術する事になる時の「恐怖」が一つ軽減された…けど「見える」のはやっぱ怖いか…
絵心の全くない自分には「スケッチ」の出来ってのは、絵が上手いか下手かに左右される気がしていたんだが、そうでもないんかな?物の形を写し取る能力といわゆる画力というのは別なんだろうか?
人の骨を粉砕すると茶碗1杯?これは良い事を知った。それなら粉砕しちゃえば「燃えるゴミ」で出せるやん!
↑かねてより、自分は墓はいらないから、遺骨はゴミ扱いで良いんだが、人骨ゴミに出したら遺族が咎められるだろうし…の、逡巡クリア!
と、とりとめない事に思考を飛ばしながら読んだ
で、本題。
「男女のバランス」。
男女混合チームがあるのに、男のみチーム・女のみチームが出来ると「何で?」と当り前に思う
どっちかが不足してるなら、仕方ない。と思う
↑はもうどうしようもなく染みついた感覚でもある
それでもって、学力レベルで「女子のが優秀」となって、医学生が女子ばかりになったと想定したら「不安」になる。ついでに勝手なイメージだと「皮膚科、眼科、精神科は増えるだろうが、外科や救急のなり手はいるのか」の危機感にかられる
ブラックウェルは素晴らしい先駆者で、この方を排除しようとした男社会は狭量だと思う
同時に、ブラックウェルは生涯独身で医業に邁進し、自分の子を産もうとか、家庭を作ろうとか、そういう事を並び立たせようと、無茶な事はしなかった(養女は貰ったけど)とも思う。
「薬で生理を止めて、女を捨てれば認められるなんて、おかしいじゃないですか」
おかしい。確かにすごくおかしい。挙句の果てに「ケチャマン」などという卑しい言葉を発する輩には猛然と掴み掛りたい
その一方で、
自分が頼りにしている主治医が「産休・育休の為」に休んだら、口では祝福するが「これだから女はなあ…」と思うだろう。能力が同じであれば、誰でもOK。ではないから。ある程度の期間診て貰って、相手の「操縦法」を習得し、信頼すら構築されたトコで「担当医変更」と言われると「また初めっからやり直しか…」と力が抜ける
医師にも個人の生活がある。それはもちろん分かっている
男性医師に異動がない訳ではないし、転職されてしまう場合もある
が、異動転職での担当替えと、産休育休での担当替えでは虚脱・落胆感が全く違う
男性医師でも、それこそ育休取る場合もあるだろう
が、まだまだ絶対的に、男性の方が「後方支援(この言葉は余り好かないが「内助の功」とも言う)」は受けやすい
患者の勝手な言い分だと、「医業を一番に置いて欲しい」。女性は自分の子が出来ると、それ迄どれ程真摯に邁進していても、優先順位が…変わる
結婚しても、子供が出来ても、男は「今までの生活を変えない」タイプは多い(←意識低いタイプとも言う)。患者の身としては正直「有難い」。しかし女は違う

「医者は軍隊と同じなんです」と、長く医業を家業として続けていらっしゃる医師の言葉を思い出した

…駄目だ。自分は「どっち派」なのか決められない
「倫理的に正しい」のと「実際どうか」は「当たった女医さん個人」がどうなのか、で都度ころころ変わってしまうのが自分だろう
と、思った
ブラックウェルに憧れて (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:ブラックウェルに憧れて (光文社文庫)より
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