猿来たりなば
評判
猿来たりなばの評価:
4.00/5点 レビュー 11件。 B ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1〜2 1/1ページ
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猿来たりなばの評価:
4.00/5点 レビュー 11件。 B ランク
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小説の詳細ページを閲覧すると、ここに履歴が表示されます。最近閲覧した小説詳細ページへ簡単に戻る事が出来ます。
そこで発見するアーマの死体。ところが、アーマはチンパンジーだった...。ポール教授は霊長類学者で、アーマともう一匹のレオフリックと言うチンパンジーを飼育しており、共に"誘拐"され、アーマが死体で発見されたと言う次第。これは、そもそも事件なのか、と言う想いがするし、加えて、事件関係者が揃いも揃って奇矯な人物なため、作者がミステリを書こうとしているのか、単なるナンセンスものを書こうとしているのか前半は疑念が湧く。特に作者が一人称ミステリの原則を守って、トビーが見聞きした事を順番に綴っているので、人物関係や背後にある動機の可能性が見えずらい。しかし、登場人物も出揃い、証拠らしきものも揃い始めた後半は俄然パズラーの体裁を成して来る。上述の通り、奇矯な人物揃いの中で、犯行に係る部分だけロジカルに説明されるのは如何とも思うが、充分楽しめる内容になっている。
英国の田園を舞台にした、ミステリ黄金時代末期のパズラーとして中々の出来。かつての英国人は、週末のティー・タイムにこうした作品を読んで楽しんでいたのだと思わせ、読後感が良かった。