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テンプラー家の惨劇
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テンプラー家の惨劇の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.60pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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イギリスの名門テンプラー家は、広大な領地と屋敷、多くの美術品を所有する大富豪です。敷地内には森や湖やシャクナゲの大庭園まであります。当主サー・オーガスティンは75歳。妻はすでになく、ギリシャの作家メナンドロスに心酔し、彼の言葉を引用するのが口癖になっています。一人息子のマシュー・テンプラー大佐は50過ぎ。妻のヘレン、20歳の娘ペトロネル、15歳の息子トムがいます。他の血縁は、当主の甥モンタギュー少佐と兄弟ではない甥フェリックス神父がいます。ある深夜に黒ひげ黒めがねの怪しい人物が屋敷の図書室に侵入しました。当主の遺言状を読んでいたと思われます。その後家族1人ずつが殺されていきます。その周囲には常に黒ずくめの人物の存在があるのでした…最後に明かされる犯人の動機に驚愕させられました。私はこの動機に納得いかないですね。正に狂人の仕業としか思えないです。 | ||||
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かつて栄華を誇ったテンプラー家。莫大な財産を有する当主とその相続人は謎の 男により襲撃される。素性も目的も不明の謎の犯人により、ひとりまたひとりと その毒牙にかかる。 読み進むうちに犯人のめぼしをつけるのですが、見事にハズレます。 最後に明らかになる犯人像のインパクトは本当に強烈。 推理小説としてはアンフェアな点があり、巻末解説に、本作の評価は従来から真っ二つに分 かれる、と書いてありますが、それも納得。 ですがそれらの点を考慮しても怪物とさえいえる犯人像には魅かれるものがあります。 | ||||
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原題 The Thing at Their Heels (1923年刊) 嘗ての威光何処へやらといった感のあるヘクスト=フィルポッツだが、筆者がミステリを読み始めた1970年代には『赤毛のレドメイン家』はオールタイム・ベストテンの常連であり『アクロイド』や『幻の女』と並ぶ必読書だった。 『レドメイン』のいささか時代がかっているとはいえ強烈なドラマ性や印象的な犯人像は今でも充分に評価できると思う。 本書も一家皆殺しという迫力ある展開とミステリ史上においても特筆すべき異様な犯罪動機に大いに見るべきものがある。古色が目立つといって切り捨てるには惜しい作家だ。 | ||||
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