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テンプラー家の惨劇



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【この小説が収録されている参考書籍】
テンプラー家の惨劇   世界探偵小説全集 (42)

テンプラー家の惨劇の評価: 3.60/5点 レビュー 5件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.60pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(3pt)

全てが神の御業

1923年にハリントン・ヘクスト名義で書かれた、イーデン・フィルポッツによる長編推理小説。
イギリスの名家テンプラー家の人々を襲う、不可解な連続殺人事件。警察の手を容易くすり抜けて凶行を続ける、謎の殺人者の正体と、その驚愕の目的とは!?というのが簡単なあらすじである。

以下良かった点
①事件発生のタイミングとそのセンテンスがスリリングで、殺害方法も多様な点
②作者が持つ、道徳・宗教・善悪など様々なジャンルの主義・思想についての広範な知識が登場人物によって読者に提供される点
③ありえないのか、ありえるのか、絶妙なバランスを保った設定された動機。

以下不満点
①アンフェアな記述
②探偵(警察)の杜撰な捜査
③終盤の告白部

不満点の③は、読んでいただければわかると思うが、探偵と真犯人しか知りえない事件の真相が、三人称視点で書かれている小説にもかかわらず、サラッと明かされるのだ。「お前は誰だ?」

不満点①のアンフェアな記述と②の警察の不手際も含めて、やはり「神の御業」であったと言うほかない。
テンプラー家の惨劇   世界探偵小説全集 (42)Amazon書評・レビュー:テンプラー家の惨劇 世界探偵小説全集 (42)より
4336044422

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