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杜子春の失敗 名作万華鏡 芥川龍之介篇



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【この小説が収録されている参考書籍】
杜子春の失敗 名作万華鏡 芥川龍之介篇 (光文社文庫)

杜子春の失敗 名作万華鏡 芥川龍之介篇の評価: 3.50/5点 レビュー 2件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.50pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(4pt)

グロテスクな部分は評価が分かれる

芥川龍之介のファンであるから、彼の作品をつなげて一つのストーリーを作り上げたことはいい方に評価したい。また、現在の我々が抱える問題の多くがコミュニケーションをきちんととれれば解決に向かう、という作者の主張にも賛意を示したい。ただ、以下の点で「?」と思った。誤植が散見されることについては初版・初刷であるからしかたがないにしても、重版がかかるようなことがあればしっかりチェックしてほしい。
 ・本、ゲルマニウムラジオ(若い人は知らないだろうけれども)、合わせ鏡、万華鏡と、異世界の人物とコミュ  ニケーションをとるための道具がおもしろいのはいいのだが、コミュニケーションギャップを乗り越える方法  についての考察が不十分。例えば、杜子春は中国人でも、本が日本語だから文字でやりとりできるとか。もと  が短編だから枚数に制限がある、というのは困る。一工夫ほしい。
 ・「杜子春の失敗」や「蜘蛛の糸の崩壊」程度ならどうということもないが、「河童の攪乱」のグロテスクさは  どうだろうか。私の記憶違いで本家の『河童』もグロテスクだったのかと思って、文庫を買い直してチェック  したら、やはりこの作者のオリジナルだった。少しやり過ぎの感がある。こういうのが好きだという人もいる  だろうけれども、私は登場人物と同じように吐きそうになった。
杜子春の失敗 名作万華鏡 芥川龍之介篇 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:杜子春の失敗 名作万華鏡 芥川龍之介篇 (光文社文庫)より
4334790364

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