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残像に口紅を
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残像に口紅をの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.92pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全99件 61~80 4/5ページ
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相変わらずの着眼点。 言うなれば、まるまる一冊を使った「いろはにほへと」、現代音楽。 言葉との関わり方について読者も考えさせられるための舞台装置としてはすごく優秀だと思う。 ただ、その試みに筒井康隆いえども実力が追いついていない感は否めず、後半は驚くほど冗長。 一点引っかかっているのは、冗長に感じたのはもしかすると、私がkindleで読んだからかで、紙の本で読んでいたら違う感想を持ったかもしれないけど。 | ||||
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この小説は実験と美しさが両立してる。 まず実験の面から。 筒井康隆さん『創作の極意と掟』刊行記念インタビュー これで検索すると作者のインタビューが見られる。(講談社公式youtube/2018-12現在) ここで、文字が消えていくという発想は(偶然)外国の小説にもあった、とはっきり言ってる。だからオリジナルではないのだが、 「言うは易く行うは難し」で、この制約の中で作品を作っただけでも怖ろしい執念だと思う。 しかしこっからが我々凡人と違って筒井康隆のすごいところ。なんと、一番使われそうな「あ」から消してしまう。 「あ」が消えれば、あなた・朝・雨・足・明日・愛する・あれあそこ・赤青・会う・兄姉・暑い熱い およそ身近に使われている言葉が消えてしまう。 そして文字が消えていっていることをまったく感じさせないような驚愕の文章。 それを堪能するだけでも言葉ヲタクには楽しめるだろう。 そして、それで終わらない。純粋に小説としておもしろい。 言葉の消失とともに愛するものを忘れていく哀しみ。自分も壊れていく。ここが怖くてこの小説のキモなのだ。 とにかく美しい。 | ||||
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「凄い」とは思ったけれど「面白い」とは思えなかった。と思ってレビューに来てみたら、案の定「面白い」と書いてる人はほとんどいませんでした。それにレビューにいる多くの人がこの人の他の作品も読んでいる旨の発言をしてる事から、初めてこの人の作品を読むのにこの本は向かないんじゃないでしょうか。 | ||||
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これは作者の作家人生のセルフパロディ満載なので、初期のドタバタや多大なエッセイ、その後の作中で自ら嘯く古典的前衛への回帰、と変化を知ったファンなら物凄く興味深い。 ちょっとハイコンテクストすぎるので、もうちょっと初期の狂ったような作品とか、映画原作のものとか、懲りずに読んでみて。 | ||||
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途中から作者の自己満足のように思えてしまい、最後まで読むのが非常に辛い一冊となりました。読み手次第でしょうが、僕には合いませんでした。 | ||||
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アメトーーークで紹介されたのを見て、読んで見たくなり購入しましたが、ちょっと期待しすぎてしまったのか、ちょっと物足りない感じがしました。 | ||||
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もうひとひねり欲しかった、作者の能力不足などと揶揄している人がいるが そもそもこのような発想を持つこと自体が素晴らしいと思います。 | ||||
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作品がふるいので元々の文章がやぼったく私には合わない感じだったので読むのに何日も費やした 途中、官能小説よりも生々しい場面が何ページにもわたって描写されるので、他人に勧めるには人を選ぶでしょう | ||||
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非常に挑戦的な作品。物語が進むごとに、音が一つづつ消えて行く。中盤までで、かなり音が失われているのにそれが感じられない。 解説が充実しており、最後に答え合わせ?もあるので、間違って使っている音を探しながら読むのも面白いかもしれない。 | ||||
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好き好き、好みがあると思う。 結末を期待したが、あっさり終わり。 創作物としての文章遊びなら、素晴らしいと思うが。 何も残らない。 まぁそういう感じの本だといえば、そんな感じ。 アメトーークに紹介される本は頭のいい読解力のある読書好きの芸人が紹介するので、こういった本が紹介されるのかなと思う。 それはそれでいいと思う。 | ||||
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先生の作品はいつも驚かされます。さすがカズレーザーさん、ほれ込んで紹介してくれてありがとう。 | ||||
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人に勧められて読んでみたが実験的な小説なので特にヤマも無く特に感動も無く。時間の浪費だった。ファンじゃないと無理。 軽い気持ちで買う本では無い。 | ||||
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言葉が消えれば対象物も消えてなくなるというのはフィクションのようで半分は真実である。特に行為や概念を意味したい場合はそうである。 そう考えると、冒頭で触れられる言葉そのものへの愛着というものが感じられるのではないでしょうか。 | ||||
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まだ読めていませんが、読むのを楽しみにしてます。老眼鏡が必要かもしれない...。 | ||||
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文庫のトップに上がってたので購入しました。 内容は言えませんが、おもしろい文章でした。 ぜひ、読んでみてください! | ||||
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まず最悪な一点。 作者の投影と思わしき、社会的に成功した(この描写は延々行われる)小説家の中年男性の主人公は、無意識に女性蔑視的な言動を繰り返す主人公が、中盤にさしかかり妻がナンセンスな理由により消滅し、性的満足を果たせなくなる。 相棒の男性と相談し、中盤に差し掛かって昔教え子に見かけた美女の夫が消滅しているからと押しかけて性的関係を結ぼうとする。 女性は主人公を慕っており、喜んで同意し、性交を始める。 完全に成人向け図書に抵触する内容になる直前で袋とじになっており、「ここまでの内容がお気に召さなければ袋とじを破らずお持ちいただければ返金いたします」といった旨が書かれている。 この仕掛けがどれほど低俗で、才知光る構成と文体を期待して購入した読者を失望させるものかは説明するまでもない。 肝心の50音が1音ずつ消えていくというギミックについては、冒頭のルール設定が厳密とは口ばかりの非常に曖昧なもので、終始実行される描写に一貫性が無い。SFというよりはナンセンスに近い。 単語は無作為に選出するといいながら使用頻度の低い音から減らしていき、途中でそれを開き直って説明するというもの。 作中で主人公が冗長にギミックの難しさや面白さを自ら説明するが、平均的な語彙のある作家になら誰にでも書ける代物。 | ||||
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どんどん音が減っていく。だがさすが筒井康隆、彼の語彙力には人をうならせるものがある。 最後の最後まで、音が減っていることに気づかせないほどの語彙力、表現力の豊かさには舌を巻いてしまう 最後のラストの畳みかけには思わず手が震えてしまって程の緊張感と旋律がある。一読をお勧めする。 | ||||
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言葉(音)がだんだん失われていく実験的小説。小説で使える言葉がだんだん減っていくので、最後まで小説の体をなしたまま行けるのか心配だったが、それは無用だった。言葉をたくさん知っている著書だから芸当なのは言うまでもない。もう見事としか言いようがなく、きっちりと最後まで読ませてもらい、読後は清々しさまで感じる。挿し絵がかわいい。 | ||||
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筒井康隆御大十八番のメタフィクション。 「世界から文字が消えていく」のコンセプトは、二昔前の作品ながら斬新でずっと前から目をつけていた。 詳細は避けるが、第1部終盤から第2部の冒頭にかけて些か冗長なきらいが否めないのだが、 読み遂げた折には、仕舞いまでやり遂げた著者本人のカタルシスが感じ取れる・・・かな? | ||||
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申し込んだ翌日に届き、その速さに驚きました。良品を安価で手に入れられて大変満足です。 | ||||
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