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残像に口紅を
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残像に口紅をの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.92pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全71件 1~20 1/4ページ
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気に入りました。良かったです! | ||||
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小学生の息子へ購入。 YouTubeで流行した本のようです。 | ||||
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当たり前なんですが、読んでみないと面白いかどうかが伝わらない。先進的な実験小説、是非お試しあれ | ||||
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おもしろい | ||||
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世界から音が1音ずつ消滅していき、消えた音を使わないと描写できないものは作中世界から実際に消えてしまうという、実験小説のような小説。 正確には「『そのような実験小説を書いている作家の主人公』の分身である『小説内の主人公自身』が、消えていく事物や言葉に四苦八苦しながらも、いろいろなテーマに挑戦したりする様を、実際に使う音を制限しながら書き上げた小説」 作中でだいぶ音が消えてるのに官能描写をするパートと、ほぼ音が消えているのに詩を読んでみるパートは完全に芸術の域に達している。 | ||||
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なんていえばいいんだろう。初めて読んだ筒井康隆作品だけど、素直に作家としてカッコいいと思ってしまった。メタ的表現で、本来は反則だと思われがちなことばかりしているのに、筆者の実力でねじ伏せている感じがある。構成力や展開、そしてコンセプト、これらすべてに脱帽するしかない。芸術に一歩足を踏み入れたような狂気的なラストらへんも熱意を感じて唸ってしまった。自分も作家の端くれみたいなところがあるので、逃げずに勝負しているのが作家として素晴らしいと感じた。小説って本来なんでもありだからね、を文字通り体現したような実験作品。これがプロの小説家か。 | ||||
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最初はあらゆる道具が、大切な人が、施設が消えていく様子を物語の観客のように感情移入しながら見れるが、 途中から小説としてのメタさが顕著になってきて、筒井先生の書き手としての挑戦を見守っているようなドキュメントを見ているような、そんな気持ちになってくる。 そんな小説としてのメタさ、言葉の独裁者になっていく主人公の酷い言動の様を描いている小説は今まで出会ったことがなかったし、その場面が1番笑ったり驚いたりと一喜一憂させられた。 | ||||
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良い本です | ||||
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なにかのサイトを見て知ったのか、子供が自分から初めて欲しいと言われた小説だったので購入しました | ||||
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文庫をあまり読まない息子が珍しく欲しがった本でした!発売は結構前ですがあらすじを読んでみたら親の私も興味が湧いたので息子が読み終わったら貸してもらうつもりです。 | ||||
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子供が欲しがっていたので購入。 良かったらしいです。 | ||||
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まだ読んでません! | ||||
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孫に頼まれて、本を頼んだのですが、翌日に、着いて、宿題の感想文を書くのに、間に合ったんです。本当に助かりました。 | ||||
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見た目は、地味な難しそうですが小学生の子供が読んで楽しいと言うぐらい内容は楽しいみたいです | ||||
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「なんとか意識」が本当に「臭い」と感じます | ||||
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実験的な作品ですが、作者が本当に伝えたいこと(生い立ちの独白、官能表現など)は、このような制約的な環境だからこそ素直に表現できたと感じます。言葉と同時にものがなくなっていく、その儚い世界は滑稽ながら、「もののあはれ」すら感じます。 | ||||
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日本語表現のマエストロ的存在たる筒井康隆の実験的小説。 小説と書いたのはそれ以外に表す言葉がないからで、どのジャンルにも分けられない文章、作者が生み出す虚構との対話、或いは実験試行の記録というのが正解かもしれません。 内容は他の人が書いてる通りですが、作中では第四の壁、作者の思考さえも超越しているのでそこに辻褄や筋書きを求めるのはナンセンスかと思います。あくまで思考実験の記録。 | ||||
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この小説の主人公で作家の佐治勝夫は、自らが虚構内の存在であることを認識している。そしてひとつの試みを始める。虚構内で進行する出来事を描写するにあたり、ひとずつ使用できる音声を消していくというのだ。「あ」から始まった音声消去の試みは、果たして最後の音を消すまでにどのように進んでいくのか……。 ------------------------- 1989(平成元)年4月に中央公論社から単行本で出たこの『残像に口紅を』が、およそ30年が経過した令和の今、大きな注目を集めています。2017年11月に放送されたテレビ朝日系バラエティ番組『アメトーーク!』の中で、「読書芸人」としても知られるカズレーザー(お笑いコンビ「メイプル超合金」のボケ担当)が紹介したことがきっかけだそうです。 私は番組を見てはいませんが、文庫本『残像に口紅を』が確かに大型書店でも長期に渡って平積みされているのを目にしてきました。 主人公が自分は所詮、実世界では存在していないことをわかっていて、だからこその摩訶不思議な、突飛な実験で自らを縛っていくという奇想天外な話です。使用を禁止する音声の順番は恣意的なのかと思いきや、作者・筒井康隆氏による計画立案の課程は巻末に簡単に触れられていますので、それを読了後の楽しみにして読んでみるのも良いでしょう。(そういえば、シャーロック・ホームズの『踊る人形』とポーの『黄金虫』のどちらもが、英語の文字で一番使用頻度が高いのは「e」の文字だと言っていたのを思い出しました。ですから、使用を禁止されても困らない日本語音声が何かをある程度解明したうえで書き始めたことは容易に想像がつきます。) さて、日本語の音声の半分近くを削っても、物語はさほど描写や会話に困窮することがないので意外に感じました。使われていない音声が相当量にのぼっていることに、言われなければ気づかないほど、そこに書かれている日本語は一向に窮屈さを感じさせていきません。 ようやく3分の2を越えたあたりから、変化が顕著になってきます。使えない音声が多いので、同じ対象を表現する上で、使える音声を最大限活かして見慣れない単語に置き換えていく努力が続けられます。「こなたを睨む」「タクシーの天蓋」「眼下の展開が大観可能」など、戦前の日本文学を読んでいるような錯覚に陥ります。 主人公の佐治勝夫もさすがに弱音を吐き始めるのが第29章あたりからです。 「音が失われていくにつれ、誰のことばもどんどん遠回しになり何回になっていくようだと勝夫は思う」(191頁) そして制限された日本語によって紡がれる物語はというと、混迷を深めていく一方です。描かれる内容が人類の真実を映し出していくような深化を見せるということはなく、奇妙奇天烈さがいや増していくばかり。そういえばこの小説のかなり早い段階で作家・佐治自身がこんなふうに嘯(うそぶ)いていました。 「記号としての言語が表現する意味内容なんて、実にいい加減なもんだ」(17頁) あえて言うなら、言語を制限することによって生まれる物語の無味乾燥ぶりを露呈させることを目的とした小説、といえるのかもしれません。それを思うと、この小説の4年後(1993年)に断筆宣言をした筒井康隆氏の思想がすでにここに表れていたと捉えることもできなくはないかもしれません。 厳格な言語記号ルールにもとづいて描く特異な物語を最後にひとつ紹介しておきます。 ◆泡坂妻夫『 しあわせの書―迷探偵ヨギガンジーの心霊術 』(新潮文庫) :230頁もの間、とてつもない企みが目の前で常に展開されていながら、私自身、全く気がつかなかったことに大きな驚きを味わいました。たとえて言うならば、まつ毛が目に映らないかのような、その見事なトリックに呆然としました。 . | ||||
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子供の夏休みの宿題、読書感想文用に購入しました。子供曰くとても興味深く読めたとの事でした。 | ||||
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キレイな状態で良かったです。安心しました。 | ||||
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