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ザ・フォックス
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ザ・フォックスの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.36pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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ワクワク読めます。 とても面白い。 でも90%ほど読んで、さぁ、クライマックスだ!と思うあたりから急に減速。 え、何これ?状態。 何、この終わり方?みたいな。 え?なんで引越しトラックが何度も来てるのに、引越しがバレないと思うわけ? え?ロシアのスナイパー、猟師にバレて知らされて撃たれて終わり?はぁ?みたいな。 また、天才ルーク少年の身代わりさんが血まみれで死んだふりして敵を誤魔化したようだけど、本物の暗殺兵士なら、死体と分かってても確実にヘッドショットをお見舞いして立ち去るのでは?と思ってしまった。 面白いけど甘さが鼻につきました。 | ||||
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若干の手抜き感は否めませんが、サイバー戦争を理解するためには良い副読本だと思います。深刻な誤訳がありました。「金日成」とあるべきところが「金正日」となっていました。それも複数箇所。もし誤訳でなければ、オリジナルの校正ミスです。早く訂正して下さい。Kindle版は修正版をダウンロードしてくれるんでしょうか? | ||||
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ジャッカルの日の頃からフォックスは読んでいる。 今回の新刊、面白いことは面白いが、1980年代や1990年代の諸作品のように、複数のプロットが絡み合って 結末に向かって収斂していくような緻密さはなくなっている。 ちょっと残念。 | ||||
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初期、かなりハマったフォーサイス。久しぶりに読んでみると読みやすくなったな、と感じました。内容は西側中心というか都合でドンドン進み、一つ一つの事件も浅く、ドラマチックでは無いです。ずーと、同じテンション。最後もマンガ的な終わりで肩透かしだったかな。博士とルークの関係性をより深く描いたら小説としては面白かったと思う。 | ||||
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都内の大型書店では2/28(金)の時点で店頭に並んでいて、夕刻には平積みの山も大分低くなっていたので、発売即購入という向きが結構いたのだろう。ご多聞に漏れず私もその一人である。 今回のテーマは、システムのハッキング。望外の成り行きからティーンエイジャーの天才ハッカーを掌中にした英国諜報機関が彼の力を借りて、ロシア、イラン、北朝鮮といったならず者国家に一泡吹かせるというお話である。物語は誠にテンポよく進行し、最後には現実世界を追い越して極東の独裁者の失墜まで描かれる。ハッキングによってこんなこともできる、レジーム・チェンジにはこんなやり方もあるというフォーサイスなりの意見表明が込められているのかも知れない。 昔々、インタビューでフォーサイスは「私にとってはよいストーリーこそが全て」といった趣旨の発言をしていた。確かに本作も「よいストーリー」ではあると思う。 が、しかし。小説としてはかなり薄っぺらな代物ではないか。 主要登場人物のプロフィール、国際情勢の背景説明を行った後は、数々のエピソードが駆け足で淡々と並べられていくだけである。テンポがよいのも道理。ディテールの書き込みは一切放棄されているのだから。この傾向は『アヴェンジャー』辺りから一貫していると思う。そのため、着々と進められる陰謀を描いても、困ったことに、さっぱり緊張感が生まれない。例えば、長編第5作の『第四の核』では、時のサッチャー政権を転覆させ労働党極左派を使嗾した英国の赤化を目論む伝説的スパイ、キム・フィルビー(とソ連)の謀略を描き、工作員が小型核爆弾をパーツに分けて英国内に秘密裡に持ち込む手段や過程が入念に描かれて、迫りくる核爆発の脅威に向けたハラハラドキドキ感をいやがうえにも高めていたものだ。そもそも、こんな一つ間違えば絵空事にしかならない大胆不敵な設定をいかにもあり気な話に思わせる手際が見事だった。フォーサイスのここ数作に関して云えば、そういった盛り上げ方では、スティーブン・ハンターのスワガーものにも及ばない。 よいストーリーがあっても、それをどう肉付けしてエンタテインメントに仕上げるかは、作家の力の入れ方次第だろう。このテの題材を念入りにやったら、280頁足らずで収まるはずがない。巻末の「訳者あとがき」でいくらヨイショして取り繕ったところで、フォーサイスの初期作品との差は歴然としている。そういう意味で本作は残念な出来。 | ||||
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