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(短編集)
〈あの絵〉のまえで
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〈あの絵〉のまえでの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.10pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全30件 1~20 1/2ページ
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ちょっとこっぱずかしいような、照れ臭いような感じもするのだが、気軽に読めて、どれも爽やかな読後感の残る短編集。寝る前に1話読むくらいがちょうどよい。原田マハさんの長編も読んでみようと思う。 紹介される絵は、東山魁夷を除いてヨーロッパの画家なのだが、それが日本各地の美術館経由で、どこにでもいそうな日本人の庶民的な暮らしとつながっているのが面白い。 筆者はこういうストーリーをどうやって編み出しているのだろう。意外と楽しいプロセスなのかもしれない。 絵とは全然関係なさそうな話に、急展開で絵が降りて来ることもある。ちょっと無理やりかなと感じることもあり、もう少し丁寧な展開にして、中編くらいで読んでみたいとも思う。一方で、私たちの人生や生活にとって、美術館の絵は主人公というよりは、光るわき役、ということも多い。だから、短編でちょい役みたいに絵が登場するのも悪くないのかも、と思い直した。 自分を育ててくれた亡くなったおばあちゃんの生まれ変わりのような隣人が引っ越してきたというストーリーの「豊穣」。愛する人が亡くなっても、きっとまた会えるかも、というのは、こういうことなのかもしれない。 | ||||
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この本を読んでから、出てくる6つの美術館に行きたくなって、どくご3か月で6つの美術館を巡りました。しかも本の内容とリンクして、それぞれの絵画を深く鑑賞することができました。 | ||||
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作者は、この頃「多忙」を期していたのでは?物語の作り方に無理がり、こじつけのような「作意」が感じられる。忙しいのは良いことですが、手抜きはこまる。同じ6遍の「常設展示室」は5割バッターだったのが、この作品は1割バッターに成り下がってしまった。 6遍ある作品のうち、まあまあ良いなと思えるのは「聖夜」ぐらいですかね?6遍は詰め込み過ぎ。3片ぐらいにして、もっと「掘り下げて」欲しい。 | ||||
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6話の中でも、ピカソの鳥籠が俊逸 キンドルで読書後、書籍も購入をした。 懇意にしている画材屋さんへのプレゼントで購入した。 | ||||
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女性の視点からとらえているので、同調しやすく安価で助かります。 | ||||
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隣街にある美術館はとても歴史もある素敵な美術館なのですが、そこが題材になっているお話があるとの事で読んでみようと思い購入しました。 | ||||
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絵は全て知っているが、行ったことがあるのは大原美術館だけだ。 切ないのは息子に先立たれた夫婦の話。 大好きな東山魁夷の絵にこんなストーリーをぶつけてくるなよーと思ってしまった。 上手に仕上げている短編集だな、こなれているなという印象かな。 「○○の絵」シリーズが色んな絵画の情報を楽しく読めるように裾野を広げてくれていたあとに、 このような絵を盛り込んだ小説集がでてきて、絵そのものではなく、 絵を取り巻く人々の生活や人生を浮き上がらせる。 | ||||
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色んな人の感情や主人公の人柄、相変わらず不器用な訳あり女性達のストーリーで面白いです。 | ||||
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名画をそれぞれの人間模様に絡んだ短編物語。どれもみんな素敵です。中でも「聖夜」は、泣けてしまった。登山遭難者の遺族の手記から作られた「山に祈る」という曲があるのですが、その歌詞そのままの心情が描かれてるなと思うと涙が止まらなかった。それに絡めた名画が東山魁夷の白馬の森とは、まさに祈りを意味してるのかなと感じました。感動です。 | ||||
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親子三代カープ女子の話を立ち読みして、購入を決意した。ヤクルトとの力関係が今は逆転してるんだよな、と思いつつ、楽しく読む。問い合わせに、広島弁丸出しで答える美術館職員に、そんな人いるわけない、と違和感を覚え、そもそもこの話に絵画が大きな意味を持ってるのか、と感じてしまった。 どの短編も絵画が出て来るが、あまり大きな意味があるとは思えず、美術小説と言うには弱いと感じたのが、本当のところ。カープ女子に免じて「4」評価とするが、やや深みに欠ける内容だったと思う。小説と言うより寓話的。 | ||||
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先の見えない同棲生活を送る幼馴染の男女。男が現実的な生き方を選択しようとした時、女が何気なく掛けた言葉で、胸にしまっておいた夢の実現を考え直した。二人が離れて暮らすことになった残り少ない日々。いつも通勤のため通る道の奥に美術館があり、子供のころ一度だけ学校から連れていかれたことを思い出し、二人で再訪する。そこで出会った名画の謎に触発される。(「窓辺の小鳥たち」) | ||||
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原田マハさんらしい短編でした。 其々の主人公のその先が気になるような作品です。いつもながら読み易くあっという間に読み終えました。 | ||||
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絵に絡めた人生模様、6短編。どれも素敵なお話。少し人生に前向きになれる力を与えてくれます。 全て今日本で見れる作品。美術館学芸員による解説付き。 「ハッピー・バースデー」<ドービニーの庭>ゴッホ。ひろしま美術館。 「窓辺の小鳥たち」<鳥籠>ピカソ。大原美術館。 「檸檬」<砂糖壺、梨とテーブルクロス>セザンヌ。ポーラ美術館。 「豊穣」<オイゲニア・プリマフェージュの肖像>クリムト。豊田市美術館。 「聖夜」<白馬の森>東山魁夷。長野県立美術館。 「さざなみ」<睡蓮>モネ。地中美術館。 一度は見てみたいな。 | ||||
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とある人生に在る絵画 日本の美術館に所蔵されている1つの作品を題材にした短編がいくつか収録されている 絵ってこんな風に出会い人の人生に残るんだなというのが沢山みれて面白い 読了後に満足して終わりではなく、題材となった絵画に実際に会いに行きたいと思わせてくれるのが嬉しい マハさんの他の作品も好きだけど、この短編は絵画をより身近に感じられて素敵 | ||||
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日本の美術館に収蔵されている絵画をモチーフにした、短編集。 それぞれの主人公が、絵と関わって、救われるような気持ちになる、それぞれのストーリーを読むと、こちらも心が洗われるような気持ちになります。 いつか、それぞれの絵を現地で見よう。 | ||||
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この作家は大好きなので、見つけたらてにいれています | ||||
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絵にまつわる短編小説で、ほっこり温かな気持ちになりました 考えてみれば、絵を通して人と繋がったり時空を超えて自分と向き合ったり、支えられたり、そういうことって誰の身にもあるのですよね | ||||
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つい先日、作品の3篇目「檸檬」の美術館に行くことができました。この本で、世界的な作家の作品が国内の美術館にも収蔵されていることを知り、これからの旅の目的を、美術館を訪ねることにしてみようと思っています。 装丁もオビも美しく、それでいて媚びていない感じが好印象を受けます。6篇の短編小説が描かれているこの本は、物語の中にすっと入っていける、読みやすい良品です。ただ、5篇目の「聖夜」は、既視感があり、他の物語と違って登場人物が綺麗すぎて、テレビドラマのような映像しか浮かびませんでした。自分や息子と同じ年代が描かれていて、多分一番泣かせる内容なのに、私がひねくれているのでしょうね、この作品だけは好きになれませんでした。 | ||||
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「ハッピー・バースデー」、「窓辺の小鳥たち」、「檸檬」、「豊饒」、「聖夜」及び「さざなみ」の6つの短編から構成される作者の自伝(あるいは私小説)的短編集。絵画を題材としたミステリ・タッチのサスペンス小説という予想とは大きく食い違った(ただし毎回、美術館が出て来る)。 各短編の内容は青臭い。ヒロイン(=作者?)を"良い人"(多くは母親に捨てられた健気な"おばあちゃん"子)に描き過ぎているのである。誰もが味わう青春(同棲)時代の一コマを美術に関連付けて綺麗に纏めているだけで、新規性・独自性を感じなかった。作中で多くのヒロインが「将来、作家になる」と連発するのも嫌味。すると、本作は習作という事か。 "おばあちゃん"子でなければ、難産で産んだ息子が冬山登山で遭難するとか現実から乖離している設定。多くの場合、ヒロイン(とパートナー)が<絵>の力によって生きる希望を取り戻すという気恥ずかしい内容にも呆れ果てた。小説というよりは絵本だと思った。 | ||||
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原田マハのマジック?国内の美術館所蔵の有名画家の絵画の前に自分もたたずんでいる錯覚にとらわれる。最後の章はジヴェルニーの庭からの風を感じた。評価の星4は、もう少し読みたかったから。 | ||||
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