(短編集)

ふがいない僕は空を見た

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評判

ふがいない僕は空を見たの評価:

3.91/5点 レビュー 183件。 A ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.91pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全366件 301〜320 16/19ページ
No.66
(2pt)

これを読んで泣けるかなぁ?

この作品を読んだ新潮社の中瀬さんが某TV番組で「この作家は本当に才能ある」と言い切ってたので読んでみ
ました。
読みやすさは評価できますが、最終的には「だから何?」って感じの期待外れ作品でした。
正直、これで泣けるっていう意味がわかりません。
個人の性に徹底的にこだわった書きっぷりにイマイチ意図しているところがわからりませんでした。
ふがいない僕は空を見た Amazon書評・レビュー: ふがいない僕は空を見たより
4103259213
No.65
(2pt)

これを読んで泣けるかなぁ?

この作品を読んだ新潮社の中瀬さんが某TV番組で「この作家は本当に才能ある」と言い切ってたので読んでみ
ました。
読みやすさは評価できますが、最終的には「だから何?」って感じの期待外れ作品でした。
正直、これで泣けるっていう意味がわかりません。
個人の性に徹底的にこだわった書きっぷりにイマイチ意図しているところがわからりませんでした。
ふがいない僕は空を見た (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ふがいない僕は空を見た (新潮文庫)より
4101391416
No.64
(4pt)

読み易いけど不完全燃焼

それぞれの登場人物が最終的にどうなるのか気になって読み進めましたが結末はなかったのが残念でした。斉藤くん、里美のその後が気になります。
あまり読書が好きでない私でも読み易い文章で、飽きる事無く読んでいてその世界に入っている時が心地良かったです。読むのが楽しみでした。
図書館で借りるか購入するか迷って他の方のレヴューを見てずっと自分の元にあった方が良い本かなと判断し購入しましたが、微妙でした。
でもこの世界の心地良さはなんなのだろう?爽やかで穏やかな風に吹かれている感覚がしました。
ふがいない僕は空を見た Amazon書評・レビュー: ふがいない僕は空を見たより
4103259213
No.63
(3pt)

マイノリティのごった煮

登場人物がころころ変わる連作短編集。特殊な性癖をもったマイノリティが出てきたりする小説。タイトルから受ける印象は実に清々しい青春小説を思わせるが、そんな読者の頬をひっぱたくように性描写が思いのほか過激なので、御手に取られた方はお気を付けください。
 一つ一つ品評していては長いので二つだけ。

 ・ミクマリ

 大江健三郎の「セブンティーン」を意識したような文体で「俺」という一人称が淀みなく続いていくのだが、「セブンティーン」とは違いその独白は思春期特有のモラトリアムに満ちた鬱々としたものではなく、どこか空虚で、何も考えてないのかどこかバカっぽいのである(そこであまりのっていけなかったのだが)日々の営み(アニオタ不倫妻とのセックス)で快楽を貪り、同級生に心が傾くと、その不倫妻を捨てちゃう。でもなんだかんだあってまた寄りを戻しちゃって、結局不倫妻に捨てられるという話。
このなんだかんだの部分に、重要な意味が込められているのだとすれば、あくまで僕個人の解釈です(主人公はそれまでアニオタ不倫妻をダッチワイフぐらいの認識しかしていなかったんだけど、その不倫妻が赤ん坊用の靴下をじっと見ていて、それまで性具(言葉は悪いが)としてしか見ていなかった不倫妻を一人の「母親」だと認識し直すことで、不倫妻への恋が芽生えてしまったんだよね。主人公は、恋愛の対象に「母性」というエディプスコンプレックス的な要素を求めていた。それは母親の分娩仕事を今まで見てきて、人が生まれるってどういうことなんだろうって実感がわかず、ゆえに「生」への実感もわかず、とにかく「性」へと倒錯し、お手盛りの満足感を得ていたんだけど、初めて「母性」を発見することによって、「生」への実感が湧いてくる)
要約するとそういう解釈ができるけど、少しわかりにくいので最初は戸惑う。あと冒頭で、セックスライフの道を大きく外れたとか言っておきながら、不倫妻とやりまくっているという展開は、俺を含め(童貞喪男集団)から金剛力士のごとく怒りをかうことになるから気を付けたがいい。

・世界を覆フ蜘蛛の糸
 
 今度はうってかわってその不倫妻の話。幼少期からいじめられ、アニオタとしてアイデンティを確立させながら、大学生活をすごし、ふとしたきっかけで出会った男と結婚し、順風満帆かに見えたが、その旦那が粘着質の冬彦さんキャラで、しかもその母親がまた絵に描いたような野沢陽子でっていう話(野沢陽子は悪い人じゃないけど)
「子供を産め、産め」と迫ってくる義母に対し、子供が産めない体質の主人公は追い詰められる。まぁ正直、話としてはありがちだし、オチの気持ち悪いだけだが、主人公の絶妙の頭のゆるさ加減は秀逸。ただそこがリアルなのに反し、一人称で自分の好きなアニメをただ「アニメ」という単語で言ったり(本当のオタクなら、ちゃんと固有名詞で言います!)しかも、そのアニメが「魔法少女マジカル・リリカ」と恥ずかしくなるほどぬるいアニメなのは、著者が「アニオタってこんな感じでしょ」っと頭で考えているのが見え透いて、ほんの少しだけ腹が立った。マイノリティを扱うテーマの小説が、マイノリティを上辺だけしか理解していないってどういうこっちゃ!? もう少しアニオタという生態を研究してください!(俺もそんなに知らないが…)

 残りの品表はブログにアップします。
ふがいない僕は空を見た Amazon書評・レビュー: ふがいない僕は空を見たより
4103259213
No.62
(4pt)

読み易いけど不完全燃焼

それぞれの登場人物が最終的にどうなるのか気になって読み進めましたが結末はなかったのが残念でした。斉藤くん、里美のその後が気になります。
あまり読書が好きでない私でも読み易い文章で、飽きる事無く読んでいてその世界に入っている時が心地良かったです。読むのが楽しみでした。
図書館で借りるか購入するか迷って他の方のレヴューを見てずっと自分の元にあった方が良い本かなと判断し購入しましたが、微妙でした。
でもこの世界の心地良さはなんなのだろう?爽やかで穏やかな風に吹かれている感覚がしました。
ふがいない僕は空を見た (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ふがいない僕は空を見た (新潮文庫)より
4101391416
No.61
(3pt)

マイノリティのごった煮

登場人物がころころ変わる連作短編集。特殊な性癖をもったマイノリティが出てきたりする小説。タイトルから受ける印象は実に清々しい青春小説を思わせるが、そんな読者の頬をひっぱたくように性描写が思いのほか過激なので、御手に取られた方はお気を付けください。
 一つ一つ品評していては長いので二つだけ。

 ・ミクマリ

 大江健三郎の「セブンティーン」を意識したような文体で「俺」という一人称が淀みなく続いていくのだが、「セブンティーン」とは違いその独白は思春期特有のモラトリアムに満ちた鬱々としたものではなく、どこか空虚で、何も考えてないのかどこかバカっぽいのである(そこであまりのっていけなかったのだが)日々の営み(アニオタ不倫妻とのセックス)で快楽を貪り、同級生に心が傾くと、その不倫妻を捨てちゃう。でもなんだかんだあってまた寄りを戻しちゃって、結局不倫妻に捨てられるという話。
このなんだかんだの部分に、重要な意味が込められているのだとすれば、あくまで僕個人の解釈です(主人公はそれまでアニオタ不倫妻をダッチワイフぐらいの認識しかしていなかったんだけど、その不倫妻が赤ん坊用の靴下をじっと見ていて、それまで性具(言葉は悪いが)としてしか見ていなかった不倫妻を一人の「母親」だと認識し直すことで、不倫妻への恋が芽生えてしまったんだよね。主人公は、恋愛の対象に「母性」というエディプスコンプレックス的な要素を求めていた。それは母親の分娩仕事を今まで見てきて、人が生まれるってどういうことなんだろうって実感がわかず、ゆえに「生」への実感もわかず、とにかく「性」へと倒錯し、お手盛りの満足感を得ていたんだけど、初めて「母性」を発見することによって、「生」への実感が湧いてくる)
要約するとそういう解釈ができるけど、少しわかりにくいので最初は戸惑う。あと冒頭で、セックスライフの道を大きく外れたとか言っておきながら、不倫妻とやりまくっているという展開は、俺を含め(童貞喪男集団)から金剛力士のごとく怒りをかうことになるから気を付けたがいい。

・世界を覆フ蜘蛛の糸
 
 今度はうってかわってその不倫妻の話。幼少期からいじめられ、アニオタとしてアイデンティを確立させながら、大学生活をすごし、ふとしたきっかけで出会った男と結婚し、順風満帆かに見えたが、その旦那が粘着質の冬彦さんキャラで、しかもその母親がまた絵に描いたような野沢陽子でっていう話(野沢陽子は悪い人じゃないけど)
「子供を産め、産め」と迫ってくる義母に対し、子供が産めない体質の主人公は追い詰められる。まぁ正直、話としてはありがちだし、オチの気持ち悪いだけだが、主人公の絶妙の頭のゆるさ加減は秀逸。ただそこがリアルなのに反し、一人称で自分の好きなアニメをただ「アニメ」という単語で言ったり(本当のオタクなら、ちゃんと固有名詞で言います!)しかも、そのアニメが「魔法少女マジカル・リリカ」と恥ずかしくなるほどぬるいアニメなのは、著者が「アニオタってこんな感じでしょ」っと頭で考えているのが見え透いて、ほんの少しだけ腹が立った。マイノリティを扱うテーマの小説が、マイノリティを上辺だけしか理解していないってどういうこっちゃ!? もう少しアニオタという生態を研究してください!(俺もそんなに知らないが…)

 残りの品表はブログにアップします。
ふがいない僕は空を見た (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ふがいない僕は空を見た (新潮文庫)より
4101391416
No.60
(3pt)

読み手を選ぶ作品

読む側が何を求めるかによって違うと思います。
私は読み手に選ばれなかった人です。
評判が良いので買いました。
確かに、最初は官能小説?と思う描写ですが、読み進めると全く違います。
細かな表現力が素晴らしく、その情景が目に浮かぶようですし、うんうんと頷きながら共感もできます。

が!どんな形でもいいから、はっきりした結末がほしい私には、最終ページにたどり着いた時、えっ?終わり?って感じでした。
全編繋がっているようで繋がっていない…結局は何を言いたかったのかが全くわかりませんでした。
斉藤くんは、結局あんずのせいで腑抜け状態なままなのか…松永さんとは結局どういう関係なのか…田岡さんて一体…
と、読み終えてから、グルグルモヤモヤしました。
ふがいない僕は空を見た Amazon書評・レビュー: ふがいない僕は空を見たより
4103259213
No.59
(3pt)

読み手を選ぶ作品

読む側が何を求めるかによって違うと思います。
私は読み手に選ばれなかった人です。
評判が良いので買いました。
確かに、最初は官能小説?と思う描写ですが、読み進めると全く違います。
細かな表現力が素晴らしく、その情景が目に浮かぶようですし、うんうんと頷きながら共感もできます。

が!どんな形でもいいから、はっきりした結末がほしい私には、最終ページにたどり着いた時、えっ?終わり?って感じでした。
全編繋がっているようで繋がっていない…結局は何を言いたかったのかが全くわかりませんでした。
斉藤くんは、結局あんずのせいで腑抜け状態なままなのか…松永さんとは結局どういう関係なのか…田岡さんて一体…
と、読み終えてから、グルグルモヤモヤしました。
ふがいない僕は空を見た (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ふがいない僕は空を見た (新潮文庫)より
4101391416
No.58
(4pt)

コスプレ、引きこもり、ネット社会による暴露など多くの話題が盛り込まれていて楽しめた

R‐18文学賞にふさわしく、性描写がリアルで、コスプレ、引きこもり、ネット社会による暴露など多くの話題が盛り込まれていて楽しめた。

5つの短編集はどれもリンクしており、最初の物語に登場した人物たちのその後の様子が、別の物語でも描かれていたのもよかった。

個人的には「セイタカアワダチソウの空」が一番好きだった。大変な状況におかれた主人公が自分のことだけでもいっぱいなのに、友達や家族のことを大事にしながら精一杯生きていこうとがんばる様子は応援したくなった。
ふがいない僕は空を見た Amazon書評・レビュー: ふがいない僕は空を見たより
4103259213
No.57
(4pt)

コスプレ、引きこもり、ネット社会による暴露など多くの話題が盛り込まれていて楽しめた

R‐18文学賞にふさわしく、性描写がリアルで、コスプレ、引きこもり、ネット社会による暴露など多くの話題が盛り込まれていて楽しめた。

5つの短編集はどれもリンクしており、最初の物語に登場した人物たちのその後の様子が、別の物語でも描かれていたのもよかった。

個人的には「セイタカアワダチソウの空」が一番好きだった。大変な状況におかれた主人公が自分のことだけでもいっぱいなのに、友達や家族のことを大事にしながら精一杯生きていこうとがんばる様子は応援したくなった。
ふがいない僕は空を見た (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ふがいない僕は空を見た (新潮文庫)より
4101391416
No.56
(5pt)

声を出して泣きました

図書館から本が届いて、ちょっと読みはじめたら…
思った以上のキワドイ描写に「どうしよう…」と戸惑いました。
けれど、ここのとこ、どーも小説を手にしてもページが進まなくて挫折しまくりだったのに、なぜかこれは先に進みたくなって…
この先に何かあるのでは!と読み進めました。

結論、読んで良かった!

きちんとした書評が既にありますので、
下手に私がチープなことを書いてしまうと嘘臭くなりそうなんで、簡単な感想に留めておきますが…
最後、とにかく号泣。
でした。
一話進む度ウルウルして…
最後はもう声出して泣いてしまいました。
誰か死ぬとか、永遠の愛だとか、
そういうんじゃなくて、そういうんじゃないのに。
ただ全員がガムシャラに生きる姿に泣きました。
こんなの初めてです。

衝撃のデビュー作品。
次回作も楽しみにしています。
ふがいない僕は空を見た Amazon書評・レビュー: ふがいない僕は空を見たより
4103259213
No.55
(5pt)

声を出して泣きました

図書館から本が届いて、ちょっと読みはじめたら…
思った以上のキワドイ描写に「どうしよう…」と戸惑いました。
けれど、ここのとこ、どーも小説を手にしてもページが進まなくて挫折しまくりだったのに、なぜかこれは先に進みたくなって…
この先に何かあるのでは!と読み進めました。

結論、読んで良かった!

きちんとした書評が既にありますので、
下手に私がチープなことを書いてしまうと嘘臭くなりそうなんで、簡単な感想に留めておきますが…
最後、とにかく号泣。
でした。
一話進む度ウルウルして…
最後はもう声出して泣いてしまいました。
誰か死ぬとか、永遠の愛だとか、
そういうんじゃなくて、そういうんじゃないのに。
ただ全員がガムシャラに生きる姿に泣きました。
こんなの初めてです。

衝撃のデビュー作品。
次回作も楽しみにしています。
ふがいない僕は空を見た (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ふがいない僕は空を見た (新潮文庫)より
4101391416
No.54
(3pt)

何なんだ。

なんなんだ、このザワザワ感は。共感できるようで、なんか違うと感じる。自分の心の奥底になんかあるようで、つかめない感覚。そこをチロチロと触られているような。不快なのか、快いのか…。わからない。読むべきか、と言われれば、よむべきだ。面白いか、と問われれば、わからない。これは面白いという感覚ではない。なんなんだ。
ふがいない僕は空を見た Amazon書評・レビュー: ふがいない僕は空を見たより
4103259213
No.53
(3pt)

何なんだ。

なんなんだ、このザワザワ感は。共感できるようで、なんか違うと感じる。自分の心の奥底になんかあるようで、つかめない感覚。そこをチロチロと触られているような。不快なのか、快いのか…。わからない。読むべきか、と言われれば、よむべきだ。面白いか、と問われれば、わからない。これは面白いという感覚ではない。なんなんだ。
ふがいない僕は空を見た (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ふがいない僕は空を見た (新潮文庫)より
4101391416
No.52
(5pt)

タイトル命名の素晴らしさ・・・。

ふがいない僕でも、「空を見た」。
決して「下をうつむかずに・・・」だ。

導入部がエロ満載で、聊かこの先が期待薄・・・、
と思うなかれ。

読み進めるうちに、ただの最先端素材を扱った
どこにでもあるような作品ではないことに気付く。

登場人物は、現代でありがちな、現実逃避、自己責任
能力の欠如、向上心という言葉を知らない輩なのだが、
それでも「生きる」「生きていく」ためにもがき、
一筋の光明を導き出すために、それが非現実的であっても、
異常な選択であっても、前に進むためにあきらめない。

「性」から生み出される「生」への拘りも素晴らしい
アクセントになっている。

改行を極力減らして、一気に作品の世界へ引きこまれる。

「そんな趣味、おれが望んだわけじゃないのに、余計な
オプションつけるよな神さまって」
「おれは、本当にとんでもないやつだから、それ以外のところでは、
とんでもなくいいやつにならないとだめなんだ」

この二つの科白には、ヤラレた。

とてつもなく、想像力と着想力が秀逸な新人が現れた
ものだ。
人心の奥深さを描くことにかけては、リアリティーが
半端ない。

既読の方は、蛇足だが、腐男塾の「同じ時代に生まれた
若者たち」というシングルを聞いてみてほしい。

ストレートで恥ずかしい曲なのだが、今作品に通ずる、
「生きている理由など、考えないで生きる」という
歌詞が、ズシリと心に響いた曲である。

人間、悩みや、どうにもならない葛藤、逃げ出したくなる
境遇が、えてしてあるものだが、とにもかくにも「生きる」
こと以上に大切なものはない・・・。

つべこべいろいろ言いようがあるけれど、素直に
そう思った・・・。
ふがいない僕は空を見た Amazon書評・レビュー: ふがいない僕は空を見たより
4103259213
No.51
(5pt)

タイトル命名の素晴らしさ・・・。

ふがいない僕でも、「空を見た」。
決して「下をうつむかずに・・・」だ。

導入部がエロ満載で、聊かこの先が期待薄・・・、
と思うなかれ。

読み進めるうちに、ただの最先端素材を扱った
どこにでもあるような作品ではないことに気付く。

登場人物は、現代でありがちな、現実逃避、自己責任
能力の欠如、向上心という言葉を知らない輩なのだが、
それでも「生きる」「生きていく」ためにもがき、
一筋の光明を導き出すために、それが非現実的であっても、
異常な選択であっても、前に進むためにあきらめない。

「性」から生み出される「生」への拘りも素晴らしい
アクセントになっている。

改行を極力減らして、一気に作品の世界へ引きこまれる。

「そんな趣味、おれが望んだわけじゃないのに、余計な
オプションつけるよな神さまって」
「おれは、本当にとんでもないやつだから、それ以外のところでは、
とんでもなくいいやつにならないとだめなんだ」

この二つの科白には、ヤラレた。

とてつもなく、想像力と着想力が秀逸な新人が現れた
ものだ。
人心の奥深さを描くことにかけては、リアリティーが
半端ない。

既読の方は、蛇足だが、腐男塾の「同じ時代に生まれた
若者たち」というシングルを聞いてみてほしい。

ストレートで恥ずかしい曲なのだが、今作品に通ずる、
「生きている理由など、考えないで生きる」という
歌詞が、ズシリと心に響いた曲である。

人間、悩みや、どうにもならない葛藤、逃げ出したくなる
境遇が、えてしてあるものだが、とにもかくにも「生きる」
こと以上に大切なものはない・・・。

つべこべいろいろ言いようがあるけれど、素直に
そう思った・・・。
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4101391416
No.50
(4pt)

風景描写がきれいで映画を観たあとの爽快感

「高校生の男の子が人妻と不倫」というきわどい内容紹介に惹かれ購入。
その内容紹介どおり、セックスシーンの描写が結構でてくるのですが、いえいえ、それは一つのオプション。
この本の骨になっている大きなテーマは、
ふつうに生きているように見える人たちが抱えているさまざまな問題(不妊、マザコン、いじめ、高齢化、貧困、性癖、夫婦関係など)が織りなす
ヒューマンドラマ。
そんな日常のドラマが丁寧に描かれています。

何も問題を抱えず生きている人なんてほとんどいないでしょう。
だから、読んでいて、自分にも思い当たるフレーズに出会い、心にグサッと刺さったりしました。
(私は夫婦関係のことでしたが)

風景描写がとてもきれいで、きらきらした感じ。
場面が頭に浮かんできて、映画を観ているようでした。

ふつうに見える人たちの人間ドラマ+風景描写で読後は心にさわやかな風がふきました。

ただ、4つ星なのは、章ごとに登場人物の視点が変わるので、私はそこでいったん集中力がとぎれてしまい、物語に入っていた自分が現実の世界に戻ってしまい、おもしろさが少し落ちた気がしたので。
ふがいない僕は空を見た Amazon書評・レビュー: ふがいない僕は空を見たより
4103259213
No.49
(4pt)

風景描写がきれいで映画を観たあとの爽快感

「高校生の男の子が人妻と不倫」というきわどい内容紹介に惹かれ購入。
その内容紹介どおり、セックスシーンの描写が結構でてくるのですが、いえいえ、それは一つのオプション。
この本の骨になっている大きなテーマは、
ふつうに生きているように見える人たちが抱えているさまざまな問題(不妊、マザコン、いじめ、高齢化、貧困、性癖、夫婦関係など)が織りなす
ヒューマンドラマ。
そんな日常のドラマが丁寧に描かれています。

何も問題を抱えず生きている人なんてほとんどいないでしょう。
だから、読んでいて、自分にも思い当たるフレーズに出会い、心にグサッと刺さったりしました。
(私は夫婦関係のことでしたが)

風景描写がとてもきれいで、きらきらした感じ。
場面が頭に浮かんできて、映画を観ているようでした。

ふつうに見える人たちの人間ドラマ+風景描写で読後は心にさわやかな風がふきました。

ただ、4つ星なのは、章ごとに登場人物の視点が変わるので、私はそこでいったん集中力がとぎれてしまい、物語に入っていた自分が現実の世界に戻ってしまい、おもしろさが少し落ちた気がしたので。
ふがいない僕は空を見た (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ふがいない僕は空を見た (新潮文庫)より
4101391416
No.48
(4pt)

高校生には刺激的

本屋大賞1位「謎解きは…」より、断然面白い。

ただ、今作品を1位にしてしまうと、読者が増えるわけで、やっぱり「R‐18大賞」受賞作という事もあり、高校生には刺激的です。

現在、高校生の人は大学生になったら読んでください。(こう書くと読みたくなるのが人間の心理だと思いますが)

視点が代わる連作短編集のなかには、秀作がいくつかあります。林真理子「みんなの秘密」、道尾秀介「光媒の花」等。

今作品は、それらに匹敵する出来だと思います。特に、「ミクマリ」は素晴らしい。 是非、期待して読んでみてください。
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4103259213
No.47
(4pt)

高校生には刺激的

本屋大賞1位「謎解きは…」より、断然面白い。

ただ、今作品を1位にしてしまうと、読者が増えるわけで、やっぱり「R‐18大賞」受賞作という事もあり、高校生には刺激的です。

現在、高校生の人は大学生になったら読んでください。(こう書くと読みたくなるのが人間の心理だと思いますが)

視点が代わる連作短編集のなかには、秀作がいくつかあります。林真理子「みんなの秘密」、道尾秀介「光媒の花」等。

今作品は、それらに匹敵する出来だと思います。特に、「ミクマリ」は素晴らしい。 是非、期待して読んでみてください。
ふがいない僕は空を見た (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ふがいない僕は空を見た (新潮文庫)より
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