(短編集)

ふがいない僕は空を見た

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評判

ふがいない僕は空を見たの評価:

3.91/5点 レビュー 183件。 A ランク

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平均点3.91pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全366件 281〜300 15/19ページ
No.86
(5pt)

女性らしい繊細さ

小説を読んで、「うまい」と評するのは失礼だと思うのだけれど、「うまいなあ、さすが山本周五郎賞受賞」と俗っぽく感心してしまった。

誰でもが買って続きを読みたくなる魅力的な導入だと思う。
最初はセンセーショナルだけれども、実際に性描写のウエイトが決して多いわけではなく、
細部まできめ細かに小道具を敷き詰めた用意周到で繊細巧緻な作品。

私は女性で、作者も女性で、女性の視点というのはすごくわかるのだけれど、男性がこういう作品をどう思うのか。
単行本を二度読んで、このアマゾンのレビューをまた読んで、3倍楽しめました。

今の高校生がどう思うのかも知りたいなあ、と思いました。
ふがいない僕は空を見た Amazon書評・レビュー: ふがいない僕は空を見たより
4103259213
No.85
(5pt)

女性らしい繊細さ

小説を読んで、「うまい」と評するのは失礼だと思うのだけれど、「うまいなあ、さすが山本周五郎賞受賞」と俗っぽく感心してしまった。

誰でもが買って続きを読みたくなる魅力的な導入だと思う。
最初はセンセーショナルだけれども、実際に性描写のウエイトが決して多いわけではなく、
細部まできめ細かに小道具を敷き詰めた用意周到で繊細巧緻な作品。

私は女性で、作者も女性で、女性の視点というのはすごくわかるのだけれど、男性がこういう作品をどう思うのか。
単行本を二度読んで、このアマゾンのレビューをまた読んで、3倍楽しめました。

今の高校生がどう思うのかも知りたいなあ、と思いました。
ふがいない僕は空を見た (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ふがいない僕は空を見た (新潮文庫)より
4101391416
No.84
(1pt)

ただただ気持ちが悪い作品

性を描くことをとおして社会や、人間や、女性の
現代の病理を描くという手法はとてつもない才能がなくては
不可能に近い。
ほとんどかきつくされているし、書いたとしても
つまらない作品になってしまう。
そのくらい、昔から扱われてきた根源的な素材だと想う。
男性が書いてもソウであるが、
ここのところを勘違いしている女性が書くと
もっともっと気持ちの悪い、一部の文学好きには受ける
まがい物が生まれる。
センセーショナルに喧伝されるから、賞にはなるし売れる。
ただの勘違いした、才能のない、気持ちの悪い女性が書いた気持ちの悪い駄作に過ぎない。
こんなものを読んで、何かが心に届くことがあるのだろうか?
もうやめにしないか?
こういう小説は・・・。
ふがいない僕は空を見た Amazon書評・レビュー: ふがいない僕は空を見たより
4103259213
No.83
(1pt)

ただただ気持ちが悪い作品

性を描くことをとおして社会や、人間や、女性の
現代の病理を描くという手法はとてつもない才能がなくては
不可能に近い。
ほとんどかきつくされているし、書いたとしても
つまらない作品になってしまう。
そのくらい、昔から扱われてきた根源的な素材だと想う。
男性が書いてもソウであるが、
ここのところを勘違いしている女性が書くと
もっともっと気持ちの悪い、一部の文学好きには受ける
まがい物が生まれる。
センセーショナルに喧伝されるから、賞にはなるし売れる。
ただの勘違いした、才能のない、気持ちの悪い女性が書いた気持ちの悪い駄作に過ぎない。
こんなものを読んで、何かが心に届くことがあるのだろうか?
もうやめにしないか?
こういう小説は・・・。
ふがいない僕は空を見た (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ふがいない僕は空を見た (新潮文庫)より
4101391416
No.82
(4pt)

ジャケ買い

久々に小説をジャケ買いした。

中身を一切見ずに。

想定外にリアルな性描写が多く、少し戸惑ったのは事実。

僕には理解できない世界でもある。

でも、本を読み進むにつれてグイグイ引き込まれて行った。

後半を読み終えたスピードは前半の比ではなかった。

何かが救われたのかどうかは分からない。

だけど何やら不思議な感覚。

答えを探す物語ではないのだろう。
ふがいない僕は空を見た Amazon書評・レビュー: ふがいない僕は空を見たより
4103259213
No.81
(4pt)

ジャケ買い

久々に小説をジャケ買いした。

中身を一切見ずに。

想定外にリアルな性描写が多く、少し戸惑ったのは事実。

僕には理解できない世界でもある。

でも、本を読み進むにつれてグイグイ引き込まれて行った。

後半を読み終えたスピードは前半の比ではなかった。

何かが救われたのかどうかは分からない。

だけど何やら不思議な感覚。

答えを探す物語ではないのだろう。
ふがいない僕は空を見た (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ふがいない僕は空を見た (新潮文庫)より
4101391416
No.80
(5pt)

性のその先にあるモノ

>個人の性に徹底的にこだわった描き方
なぜ性を取り入れる必要があったのか?浅はかな作品…

との意見もありますが、
この作品はそんな薄っぺらい表面上のことではなく、性のその先にある人間の本質を描いていると思います。
この作品での性描写というのは、あくまでとっかかりに過ぎない。

正直、読み手にその先を経験したことがあるか、ないかでも、
評価が二分される作品だと思います。

どの章のラストを読んでも都合よく正義の味方は現れない、待っていても光はやってこないといった
描かれ方だけれど、なぜだか暖かさが残るんです。それは登場人物たちが皆、私たち人間が持つ光と闇を
同じように持っているからだと感じます。

特に「セイタカアワダチソウの空」は秀逸。
主人公の行動に最初は腹立たしささえ感じるのですが、ラストに向かうにつれて主人公たちが
あまりに人間味溢れる人間であることに気付かされて涙が出た程でした。

人間の愚かさ、不甲斐なさ、醜さ、優しさ、愛しさなどを包み隠すことなく、
懸命に本能の赴くままに生きる主人公たちを描いたこの作品では、性という描写を避けることはできないと思う。

たんなる【性描写の強い作品】と意識せず、読んで欲しい作品だと思います。
ふがいない僕は空を見た Amazon書評・レビュー: ふがいない僕は空を見たより
4103259213
No.79
(5pt)

性のその先にあるモノ

>個人の性に徹底的にこだわった描き方
なぜ性を取り入れる必要があったのか?浅はかな作品…

との意見もありますが、
この作品はそんな薄っぺらい表面上のことではなく、性のその先にある人間の本質を描いていると思います。
この作品での性描写というのは、あくまでとっかかりに過ぎない。

正直、読み手にその先を経験したことがあるか、ないかでも、
評価が二分される作品だと思います。

どの章のラストを読んでも都合よく正義の味方は現れない、待っていても光はやってこないといった
描かれ方だけれど、なぜだか暖かさが残るんです。それは登場人物たちが皆、私たち人間が持つ光と闇を
同じように持っているからだと感じます。

特に「セイタカアワダチソウの空」は秀逸。
主人公の行動に最初は腹立たしささえ感じるのですが、ラストに向かうにつれて主人公たちが
あまりに人間味溢れる人間であることに気付かされて涙が出た程でした。

人間の愚かさ、不甲斐なさ、醜さ、優しさ、愛しさなどを包み隠すことなく、
懸命に本能の赴くままに生きる主人公たちを描いたこの作品では、性という描写を避けることはできないと思う。

たんなる【性描写の強い作品】と意識せず、読んで欲しい作品だと思います。
ふがいない僕は空を見た (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ふがいない僕は空を見た (新潮文庫)より
4101391416
No.78
(3pt)

女性的なあまりに女性的な

感じたことを言語化するのが女性的,混沌のまま保持するのが男性的という見解のレビュアーにとって,極めつけの女性的な1冊でした。首都圏近郊の普通とまずしさの混在する川縁で,若い人も若くない人も皆生きている,そういう話です。
道具仕立てや設定はコスプレや不妊治療など現代をよく映しているので,一見通俗風俗小説に見えますが,普遍さを著者の生に対する姿勢から得ていますので,あまりそういったどぎつさを好まない読者にも受け入れられるのではないでしょうか。
一息に読み終えてしまいました。
周囲の本好きな人を見回すと,そのうち男性では30%ぐらい,女性では90%ぐらいの割合で気に入ったと感じられるのではないかしら。
ふがいない僕は空を見た Amazon書評・レビュー: ふがいない僕は空を見たより
4103259213
No.77
(3pt)

女性的なあまりに女性的な

感じたことを言語化するのが女性的,混沌のまま保持するのが男性的という見解のレビュアーにとって,極めつけの女性的な1冊でした。首都圏近郊の普通とまずしさの混在する川縁で,若い人も若くない人も皆生きている,そういう話です。
道具仕立てや設定はコスプレや不妊治療など現代をよく映しているので,一見通俗風俗小説に見えますが,普遍さを著者の生に対する姿勢から得ていますので,あまりそういったどぎつさを好まない読者にも受け入れられるのではないでしょうか。
一息に読み終えてしまいました。
周囲の本好きな人を見回すと,そのうち男性では30%ぐらい,女性では90%ぐらいの割合で気に入ったと感じられるのではないかしら。
ふがいない僕は空を見た (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ふがいない僕は空を見た (新潮文庫)より
4101391416
No.76
(2pt)

文の上手い恋空?

本がもっと売れて映画化ドラマ化しようものならそんな声もでてきそう 実際福田と斎藤母以外の話はそう感じたし… 話の展開にややご都合主義なところも多く感動はできなかった
ふがいない僕は空を見た Amazon書評・レビュー: ふがいない僕は空を見たより
4103259213
No.75
(2pt)

文の上手い恋空?

本がもっと売れて映画化ドラマ化しようものならそんな声もでてきそう 実際福田と斎藤母以外の話はそう感じたし… 話の展開にややご都合主義なところも多く感動はできなかった
ふがいない僕は空を見た (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ふがいない僕は空を見た (新潮文庫)より
4101391416
No.74
(1pt)

意志を欠く表象としての世界

タイトルに惹かれて買ってみた。が、やはりいつもの通りであった。
この作家も他の作家同様に、我々の生きているこの現代に起きる様々な出来事を網羅する
ばかりで、何がこうした表象(出来事として我々の目に飛び込むもの)の基となっているのか、
こうした出来事を引き起こす時代の精神とは何かということには、まったく思いが至っていない。
ドストエフスキーの「悪霊」でも読んでみたらどうであろうか。
昨今の作家の99%は、時代精神に言及できないただの「物書き」であって、とても「作家」などとは言えない。
これでもかこれでもかという性描写にはもう飽き飽きである。
物質至上主義の文明と、大量消費社会の中で生まれ育った人の書く本は、どうしてもこの手のものとなってしまう。
こんな人だらけになってからもう何年経つだろう。
映像にし易い文体を貶しているのではない。むしろ褒めるべきだと思う。だがそれでは他のメディアと変わりがないでしょう。
今の物書きは、どうして小説が成り立っているのか考え抜いてほしい。
私のような老いぼれを少しはビビらせてほしいものだ。
ふがいない僕は空を見た Amazon書評・レビュー: ふがいない僕は空を見たより
4103259213
No.73
(4pt)

現代の社会的背景や問題がすべて網羅されている感動問題作

それぞれの作品は単独で成立しているが、連作短編集になっている。5作品の主な登場人物は共通しているが、語り手である「私」「俺」が変わっていく。
 「ミクマリ」は、いきなりアニメおたくの主婦と高校生の特異なセックスシーンで始まる。「どこが山本周五郎賞?本屋大賞第二位?」と思っていると、どんどん深くはまっていく。
 アニメおたく、不妊症、ネット社会、ひきこもり、カルト宗教、老人問題、貧困、学力、ホモセクシュアル、命、結婚、離婚など、あらゆる社会問題を網羅している。
 高校生の斎藤君のお母さんで助産院を営む女性が、とても魅力的だ。
ふがいない僕は空を見た Amazon書評・レビュー: ふがいない僕は空を見たより
4103259213
No.72
(1pt)

意志を欠く表象としての世界

タイトルに惹かれて買ってみた。が、やはりいつもの通りであった。
この作家も他の作家同様に、我々の生きているこの現代に起きる様々な出来事を網羅する
ばかりで、何がこうした表象(出来事として我々の目に飛び込むもの)の基となっているのか、
こうした出来事を引き起こす時代の精神とは何かということには、まったく思いが至っていない。
ドストエフスキーの「悪霊」でも読んでみたらどうであろうか。
昨今の作家の99%は、時代精神に言及できないただの「物書き」であって、とても「作家」などとは言えない。
これでもかこれでもかという性描写にはもう飽き飽きである。
物質至上主義の文明と、大量消費社会の中で生まれ育った人の書く本は、どうしてもこの手のものとなってしまう。
こんな人だらけになってからもう何年経つだろう。
映像にし易い文体を貶しているのではない。むしろ褒めるべきだと思う。だがそれでは他のメディアと変わりがないでしょう。
今の物書きは、どうして小説が成り立っているのか考え抜いてほしい。
私のような老いぼれを少しはビビらせてほしいものだ。
ふがいない僕は空を見た (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ふがいない僕は空を見た (新潮文庫)より
4101391416
No.71
(4pt)

現代の社会的背景や問題がすべて網羅されている感動問題作

それぞれの作品は単独で成立しているが、連作短編集になっている。5作品の主な登場人物は共通しているが、語り手である「私」「俺」が変わっていく。
 「ミクマリ」は、いきなりアニメおたくの主婦と高校生の特異なセックスシーンで始まる。「どこが山本周五郎賞?本屋大賞第二位?」と思っていると、どんどん深くはまっていく。
 アニメおたく、不妊症、ネット社会、ひきこもり、カルト宗教、老人問題、貧困、学力、ホモセクシュアル、命、結婚、離婚など、あらゆる社会問題を網羅している。
 高校生の斎藤君のお母さんで助産院を営む女性が、とても魅力的だ。
ふがいない僕は空を見た (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ふがいない僕は空を見た (新潮文庫)より
4101391416
No.70
(5pt)

みんな一生懸命

一つの出来事に対して,それに関わる人たちの悩みや想いがうまくつながっているように,しっかりとした構成で書かれていると思いました。世間的に“良いこと”をしていても,される方の受け取り片もあり,“余計なこと”“迷惑”になることもあるのに,それを批判するようなことを言うと,「善意が分からないなんて」「悪気があるわけじゃないのだからそんなふうに言わなくても」などとされてしまいます。でも,世間的に良くないことだとそうはならない,むしろ同じように気味悪く捉えられたりと,結局はその人の判断の押しつけなんだな,悪いときは歩み寄ってはくれないんだなといったことを考えながら読んでました。でも,最後に命の尊さというか,「いろいろあるけど人って何か健気に頑張るよね」という内容だったので,気分よく読み終えることができました。
ふがいない僕は空を見た Amazon書評・レビュー: ふがいない僕は空を見たより
4103259213
No.69
(5pt)

セイタカアワダチソウの空を読んでジワッときた・・

R-18文学賞大賞作品「ミクマリ」の斎藤くんとその周辺の人々をめぐる連作短編集。
出だしから、うまいなーと感心しながら読み進める。でも、そのうまさというのはプロのライターの書く小説の上手さであり、正直、性やコスプレが題材に使われることには抵抗があった。性と生はすごくつながっているんだけども、うーーん、という感じで・・・。

「セイタカアワダチソウの空」を読んでびっくり!
抑えた文章の中に確かに存在するのは、まぎれもなく山本文緒氏の評するところの「この世に生まれ落ちることの苦悩と喜び、その凄まじい痛みに涙が出た」このままの心境になったのである。淡々と爽やかに描かれているけど、けなげに冷静に自分の運命を受け入れている福田くんに涙した。田岡の哀しい習性と人間臭さにも・・・・。
この一編がすべてを物語る。すべての登場人物を理解できる。

つまりそれぞれの登場人物が見上げた空は、ふがいないけど、どこか優しい空気で繋がっているということだろうか。

結果的に、今生きている人々の抱える問題や貧困、孤独感もきちんと描かれて山本周五郎賞にふさわしい作品になった。
ふがいない僕は空を見た Amazon書評・レビュー: ふがいない僕は空を見たより
4103259213
No.68
(5pt)

みんな一生懸命

一つの出来事に対して,それに関わる人たちの悩みや想いがうまくつながっているように,しっかりとした構成で書かれていると思いました。世間的に“良いこと”をしていても,される方の受け取り片もあり,“余計なこと”“迷惑”になることもあるのに,それを批判するようなことを言うと,「善意が分からないなんて」「悪気があるわけじゃないのだからそんなふうに言わなくても」などとされてしまいます。でも,世間的に良くないことだとそうはならない,むしろ同じように気味悪く捉えられたりと,結局はその人の判断の押しつけなんだな,悪いときは歩み寄ってはくれないんだなといったことを考えながら読んでました。でも,最後に命の尊さというか,「いろいろあるけど人って何か健気に頑張るよね」という内容だったので,気分よく読み終えることができました。
ふがいない僕は空を見た (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ふがいない僕は空を見た (新潮文庫)より
4101391416
No.67
(5pt)

セイタカアワダチソウの空を読んでジワッときた・・

R-18文学賞大賞作品「ミクマリ」の斎藤くんとその周辺の人々をめぐる連作短編集。
出だしから、うまいなーと感心しながら読み進める。でも、そのうまさというのはプロのライターの書く小説の上手さであり、正直、性やコスプレが題材に使われることには抵抗があった。性と生はすごくつながっているんだけども、うーーん、という感じで・・・。

「セイタカアワダチソウの空」を読んでびっくり!
抑えた文章の中に確かに存在するのは、まぎれもなく山本文緒氏の評するところの「この世に生まれ落ちることの苦悩と喜び、その凄まじい痛みに涙が出た」このままの心境になったのである。淡々と爽やかに描かれているけど、けなげに冷静に自分の運命を受け入れている福田くんに涙した。田岡の哀しい習性と人間臭さにも・・・・。
この一編がすべてを物語る。すべての登場人物を理解できる。

つまりそれぞれの登場人物が見上げた空は、ふがいないけど、どこか優しい空気で繋がっているということだろうか。

結果的に、今生きている人々の抱える問題や貧困、孤独感もきちんと描かれて山本周五郎賞にふさわしい作品になった。
ふがいない僕は空を見た (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ふがいない僕は空を見た (新潮文庫)より
4101391416