(短編集)

ふがいない僕は空を見た

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評判

ふがいない僕は空を見たの評価:

3.91/5点 レビュー 183件。 A ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.91pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全366件 241〜260 13/19ページ
No.126
(5pt)

おもしろい

久々におもしろい新書に出会った。読み始めは、電車の中で読んでいたら痴漢にあうんじゃないかとひやひやしたが、進むうちにこれがただの淫猥な私小説でないことを確信する。登場人物それぞれの視点、というより世界からなる各章は、あるひとつの地域のひとつの町の一角、それも同級生からなる数人の関係者だけの物語とはとうてい思えない広がりをみせている。現代の縮図であり、日本の縮図であり、人間の縮図がここにある。
ふがいない僕は空を見た Amazon書評・レビュー: ふがいない僕は空を見たより
4103259213
No.125
(5pt)

おもしろい

久々におもしろい新書に出会った。読み始めは、電車の中で読んでいたら痴漢にあうんじゃないかとひやひやしたが、進むうちにこれがただの淫猥な私小説でないことを確信する。登場人物それぞれの視点、というより世界からなる各章は、あるひとつの地域のひとつの町の一角、それも同級生からなる数人の関係者だけの物語とはとうてい思えない広がりをみせている。現代の縮図であり、日本の縮図であり、人間の縮図がここにある。
ふがいない僕は空を見た (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ふがいない僕は空を見た (新潮文庫)より
4101391416
No.124
(5pt)

希望を感じることができてよかった

登場する人物が生きるのに疲れた絶望的な人ばかりで
読み進めるのが大変な小説だった。
とはいえ、主人公を替えての目線なのでペース良く読めた。

助産婦をやっている斎藤くんのお母さんの
前向きな生き方に希望を感じることができてよかった。
ふがいない僕は空を見た Amazon書評・レビュー: ふがいない僕は空を見たより
4103259213
No.123
(5pt)

希望を感じることができてよかった

登場する人物が生きるのに疲れた絶望的な人ばかりで
読み進めるのが大変な小説だった。
とはいえ、主人公を替えての目線なのでペース良く読めた。

助産婦をやっている斎藤くんのお母さんの
前向きな生き方に希望を感じることができてよかった。
ふがいない僕は空を見た (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ふがいない僕は空を見た (新潮文庫)より
4101391416
No.122
(5pt)

なぜだか共感できる「ふがいなさ」。女性ならではの表現に違和感はすこしあります。

山本周五郎受賞作でもある高校生と主婦の交わりを中心とした作品

作者の窪 美澄さんってwikiで確認したところ、フリーランスの編集ライター
なんだそうです。新人の作品はスムーズ感が少ないものが多い中
なんだか手管なラノベ作家のように引っかかり無く読み進めることができました。

この単行本は5つの作品から成り立っています。
1.ミクマリ..高校生の主人公(男の子)にコスプレをしながら不倫する
      主婦あんず。男の子に女子高生の彼女が出来、あんずと別れるも
      再びあんずと会ってしまう話 R−18文学賞だそうです。
2.世界ヲ覆フ蜘蛛ノ糸..この不倫主婦あんずのお話になります。
      実はあんずは高校時代酷い「いじめ」にあって楽に入れる
      大学に入り、大学時代言い寄る男性の友人に体を許して
      いたことが原因で不妊になったこと。そして不妊治療の
      厳しさなどの背景が交えた作品になっています。
3.2035年のオーガズム..2が主婦あんずのお話とすると、これは
      もう一人の女性、女子高生の七菜中心のお話。彼女には
      優秀な成績の兄がいて、お約束の様に大学に入ってカルト教団に
      はまり、ぼろぼろになって「引きこもり」。
      七菜の彼氏、つまり主人公も、主婦あんずとの写真や動画を
      ばら撒かれて、登校拒否になって「引きこもり」。そんな中、
      大雨が来て、引きこもりと言っていられない事態になった
      話です。
4.セイタカアワダチソウの空..主人公の友人と、七菜の友人二人を中心
      とした話です。二人とも貧民街のような公団に住み、コンビニで
      バイトする仲間でもあります。特にセイタカアワダチソウとの
      あだ名を持つ、主人公の友人は、父親は自殺し、母親は男が出来て
      次第に家に帰ってこなくなり、認知症が進みつつある祖母を
      食べさせてゆく、まさに「底辺」のような話です。
5.花粉・受粉..主人公の母親、助産婦を中心としたお話で、〆にも
      なっている作品です。彼女のなかなか大変な半生を通じて
      息子(主人公)の事件がそんなに大きなことではないこと
      そして、最後に主人公の感情がふきだします。

全体の構成としては、ミクマリでおきた大きな事件に対して、主人公の周辺の
登場人物を通じて展開してゆく手法で短編連作のように軽く読めてしまう
構成になっています。 確かにR−18文学賞を受賞しているように、
エッチな表現はあるものの、女性ならではの書き方なのであまり
卑猥さなどをほとんど感じず読み進めることが出来る作品でした。
ちょっと違うかなと思うのは、どうしても女性作家、男子高校生である
主人公の行動が、なんだかこんな行動は男だとしないんじゃないというのが
多い気がします。

 ちょっとエッチな表現があるものの、女性らしい作風なのでそんなに
どぎつさも無いし、なにより書きなれた文書はこの作品の中に引きずり
込まれる力があります。なんだかこの「ふがいなさ」は自分の中にも
ある世界で、共感を覚える作品に感じました。読後感も良いこの作品
本屋大賞であることがよくわかる作品でした。お勧めです。
ふがいない僕は空を見た Amazon書評・レビュー: ふがいない僕は空を見たより
4103259213
No.121
(5pt)

なぜだか共感できる「ふがいなさ」。女性ならではの表現に違和感はすこしあります。

山本周五郎受賞作でもある高校生と主婦の交わりを中心とした作品

作者の窪 美澄さんってwikiで確認したところ、フリーランスの編集ライター
なんだそうです。新人の作品はスムーズ感が少ないものが多い中
なんだか手管なラノベ作家のように引っかかり無く読み進めることができました。

この単行本は5つの作品から成り立っています。
1.ミクマリ..高校生の主人公(男の子)にコスプレをしながら不倫する
      主婦あんず。男の子に女子高生の彼女が出来、あんずと別れるも
      再びあんずと会ってしまう話 R−18文学賞だそうです。
2.世界ヲ覆フ蜘蛛ノ糸..この不倫主婦あんずのお話になります。
      実はあんずは高校時代酷い「いじめ」にあって楽に入れる
      大学に入り、大学時代言い寄る男性の友人に体を許して
      いたことが原因で不妊になったこと。そして不妊治療の
      厳しさなどの背景が交えた作品になっています。
3.2035年のオーガズム..2が主婦あんずのお話とすると、これは
      もう一人の女性、女子高生の七菜中心のお話。彼女には
      優秀な成績の兄がいて、お約束の様に大学に入ってカルト教団に
      はまり、ぼろぼろになって「引きこもり」。
      七菜の彼氏、つまり主人公も、主婦あんずとの写真や動画を
      ばら撒かれて、登校拒否になって「引きこもり」。そんな中、
      大雨が来て、引きこもりと言っていられない事態になった
      話です。
4.セイタカアワダチソウの空..主人公の友人と、七菜の友人二人を中心
      とした話です。二人とも貧民街のような公団に住み、コンビニで
      バイトする仲間でもあります。特にセイタカアワダチソウとの
      あだ名を持つ、主人公の友人は、父親は自殺し、母親は男が出来て
      次第に家に帰ってこなくなり、認知症が進みつつある祖母を
      食べさせてゆく、まさに「底辺」のような話です。
5.花粉・受粉..主人公の母親、助産婦を中心としたお話で、〆にも
      なっている作品です。彼女のなかなか大変な半生を通じて
      息子(主人公)の事件がそんなに大きなことではないこと
      そして、最後に主人公の感情がふきだします。

全体の構成としては、ミクマリでおきた大きな事件に対して、主人公の周辺の
登場人物を通じて展開してゆく手法で短編連作のように軽く読めてしまう
構成になっています。 確かにR−18文学賞を受賞しているように、
エッチな表現はあるものの、女性ならではの書き方なのであまり
卑猥さなどをほとんど感じず読み進めることが出来る作品でした。
ちょっと違うかなと思うのは、どうしても女性作家、男子高校生である
主人公の行動が、なんだかこんな行動は男だとしないんじゃないというのが
多い気がします。

 ちょっとエッチな表現があるものの、女性らしい作風なのでそんなに
どぎつさも無いし、なにより書きなれた文書はこの作品の中に引きずり
込まれる力があります。なんだかこの「ふがいなさ」は自分の中にも
ある世界で、共感を覚える作品に感じました。読後感も良いこの作品
本屋大賞であることがよくわかる作品でした。お勧めです。
ふがいない僕は空を見た (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ふがいない僕は空を見た (新潮文庫)より
4101391416
No.120
(3pt)

文才?どこが?

寒いので家にいることが多い季節。暇だから本でも読んでみようと思い立ちネットで探していたらこの本と出会った。
レビューを見てたら文才があり、なかなか実力の持ち主らしい。うむ、うむ。タイトルも気に入ったので早速購入。
ミクマリで、文才?どこが?
世界ヲ覆フ蜘蛛ノ糸で、あれっこれ一冊の小説じゃなかったの?
でも、読み進んで行くうちに「おれ」や「あたし」が登場人物の私小説になっていて全体で繋がっているのね。
もしかしたらこんな小説初めてかも・・・。本あまり読まないのがバレバレ?
でも、自分の中ではこんなの小説じゃない。というか文学じゃない。この本は、自分の中では上手な作文的な位置づけになる。簡単に映像化できてしまうというか実体験に基づいて書いているだけと言うか・・・。だからつまり上手な作文な訳です。
やっぱり文学って簡単に映像化できないんだよね。簡単に映画化できないのですよ。そこに文学ならではの良さがある訳で・・・。
という訳で文学好きな人には不向きだと思います。
ふがいない僕は空を見た Amazon書評・レビュー: ふがいない僕は空を見たより
4103259213
No.119
(3pt)

文才?どこが?

寒いので家にいることが多い季節。暇だから本でも読んでみようと思い立ちネットで探していたらこの本と出会った。
レビューを見てたら文才があり、なかなか実力の持ち主らしい。うむ、うむ。タイトルも気に入ったので早速購入。
ミクマリで、文才?どこが?
世界ヲ覆フ蜘蛛ノ糸で、あれっこれ一冊の小説じゃなかったの?
でも、読み進んで行くうちに「おれ」や「あたし」が登場人物の私小説になっていて全体で繋がっているのね。
もしかしたらこんな小説初めてかも・・・。本あまり読まないのがバレバレ?
でも、自分の中ではこんなの小説じゃない。というか文学じゃない。この本は、自分の中では上手な作文的な位置づけになる。簡単に映像化できてしまうというか実体験に基づいて書いているだけと言うか・・・。だからつまり上手な作文な訳です。
やっぱり文学って簡単に映像化できないんだよね。簡単に映画化できないのですよ。そこに文学ならではの良さがある訳で・・・。
という訳で文学好きな人には不向きだと思います。
ふがいない僕は空を見た (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ふがいない僕は空を見た (新潮文庫)より
4101391416
No.118
(5pt)

本当に伝えたいことはいつだってほんの少し

5つの連作短編集。主人公が入れ替わっていくことで、それぞれの立場からの切なさがこみあげてくる。
恋は一人では成り立たない。しかし、「ミクマリ」と「世界ヲ覆フ蜘蛛ノ糸」の対で終わらないところが、いい。
主人公達の息ができなくなりそうなほどのどうしようもない気分に現実感を感じる。それが不妊であれ、貧困であれ、嫌がらせであれ。
単なる恋ではなく、性行為ではなく、この世に産み落とされた命というものの物語であったことが見えてくるのだ。
全体を通じてひとつの物語になっており、完成度が高い。引き込まれるのに十分な魅力があった。
主人公たちと一緒に泣き出したくなった。神さまって祈りながら。
ふがいない僕は空を見た Amazon書評・レビュー: ふがいない僕は空を見たより
4103259213
No.117
(5pt)

本当に伝えたいことはいつだってほんの少し

5つの連作短編集。主人公が入れ替わっていくことで、それぞれの立場からの切なさがこみあげてくる。
恋は一人では成り立たない。しかし、「ミクマリ」と「世界ヲ覆フ蜘蛛ノ糸」の対で終わらないところが、いい。
主人公達の息ができなくなりそうなほどのどうしようもない気分に現実感を感じる。それが不妊であれ、貧困であれ、嫌がらせであれ。
単なる恋ではなく、性行為ではなく、この世に産み落とされた命というものの物語であったことが見えてくるのだ。
全体を通じてひとつの物語になっており、完成度が高い。引き込まれるのに十分な魅力があった。
主人公たちと一緒に泣き出したくなった。神さまって祈りながら。
ふがいない僕は空を見た (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ふがいない僕は空を見た (新潮文庫)より
4101391416
No.116
(4pt)

僕は、息子の事があってこの一年間、障害という概念に向き合わざるをえなかった。

僕は、息子の事があってこの一年間、障害という概念に向き合わざるをえなかった。
結果、健常者と障害者、定義としての説明は有ったとしても、
人生においてその線引きに意味は無い様に思うようになった。

だって、子に対し、親が必要とするエネルギーは変わらない。
彼らが健常者であっても、心に大きな傷を負う事だってあるし、その可能性は思ったより高い。

この小説に出てくる登場人物の全てが普通の人たち。僕はそう思う。
普通の人たちが、弱さゆえに、傷ついたゆえにとってしまった行動が他人の理解を得られない事は、それほど珍しい事ではない。
彼らをノーマルとして捉えるか、アブノーマルとして捉えるかで、この小説の意味合いは全く違ってくるはず。

その傷ついた彼らを救えるのは、家族だけなんだろうなと思う。
「救う」なんて、おこがましい気もしなくはない。
でも身近にある事実として、娘や息子は僕を救ってくれている。そう思うと、その言葉もすっと受け入れられる。
今は、傷ついた主人公卓巳をお母さんが抱きしめる時だけど、
かつてお母さんが一番傷ついていた時、きっと卓巳に救われたはず。

障害者。健常者。
不思議な物で、今や違和感を感じるのは「健常者」という言葉の方。
傷の無い人なんているのか?みたいな。

切ないお話しでした。
ふがいない僕は空を見た Amazon書評・レビュー: ふがいない僕は空を見たより
4103259213
No.115
(4pt)

僕は、息子の事があってこの一年間、障害という概念に向き合わざるをえなかった。

僕は、息子の事があってこの一年間、障害という概念に向き合わざるをえなかった。
結果、健常者と障害者、定義としての説明は有ったとしても、
人生においてその線引きに意味は無い様に思うようになった。

だって、子に対し、親が必要とするエネルギーは変わらない。
彼らが健常者であっても、心に大きな傷を負う事だってあるし、その可能性は思ったより高い。

この小説に出てくる登場人物の全てが普通の人たち。僕はそう思う。
普通の人たちが、弱さゆえに、傷ついたゆえにとってしまった行動が他人の理解を得られない事は、それほど珍しい事ではない。
彼らをノーマルとして捉えるか、アブノーマルとして捉えるかで、この小説の意味合いは全く違ってくるはず。

その傷ついた彼らを救えるのは、家族だけなんだろうなと思う。
「救う」なんて、おこがましい気もしなくはない。
でも身近にある事実として、娘や息子は僕を救ってくれている。そう思うと、その言葉もすっと受け入れられる。
今は、傷ついた主人公卓巳をお母さんが抱きしめる時だけど、
かつてお母さんが一番傷ついていた時、きっと卓巳に救われたはず。

障害者。健常者。
不思議な物で、今や違和感を感じるのは「健常者」という言葉の方。
傷の無い人なんているのか?みたいな。

切ないお話しでした。
ふがいない僕は空を見た (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ふがいない僕は空を見た (新潮文庫)より
4101391416
No.114
(2pt)

読者によって評価は変わりやすい

背景・設定はそのままに、章ごとに主人公が変わって別の視点で語られてゆく連作集。
そのテーマは性、恋愛、妊娠・出産、夫婦・嫁姑や親子などの家族関係と、それぞれの章によって微妙にずらされてゆく。

文体や語り口は、練れていて素晴らしいと思う。
しかし、各章で扱われているこれらのテーマは、すでにこれまで語られ尽くされているもので、本作で決して新しい視点を提示しているわけではないため、新規性には欠ける。

自分はどうしても小説をプロット重視で読むクセがあるため、個人的には面白いと感じられなかった。
ここの登場人物の造形は、かなり陰影が深く描かれているので、登場人物に自己投影できれば、評価は真逆になるかと思う。
ふがいない僕は空を見た Amazon書評・レビュー: ふがいない僕は空を見たより
4103259213
No.113
(2pt)

読者によって評価は変わりやすい

背景・設定はそのままに、章ごとに主人公が変わって別の視点で語られてゆく連作集。
そのテーマは性、恋愛、妊娠・出産、夫婦・嫁姑や親子などの家族関係と、それぞれの章によって微妙にずらされてゆく。

文体や語り口は、練れていて素晴らしいと思う。
しかし、各章で扱われているこれらのテーマは、すでにこれまで語られ尽くされているもので、本作で決して新しい視点を提示しているわけではないため、新規性には欠ける。

自分はどうしても小説をプロット重視で読むクセがあるため、個人的には面白いと感じられなかった。
ここの登場人物の造形は、かなり陰影が深く描かれているので、登場人物に自己投影できれば、評価は真逆になるかと思う。
ふがいない僕は空を見た (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ふがいない僕は空を見た (新潮文庫)より
4101391416
No.112
(1pt)

何か物足りない

表現が卑猥すぎて、何が言いたいのか分からなくなります。
最後の終わりかたも、結局、どうなったの?と思ってしまいます。
ふがいない僕は空を見た Amazon書評・レビュー: ふがいない僕は空を見たより
4103259213
No.111
(1pt)

何か物足りない

表現が卑猥すぎて、何が言いたいのか分からなくなります。
最後の終わりかたも、結局、どうなったの?と思ってしまいます。
ふがいない僕は空を見た (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ふがいない僕は空を見た (新潮文庫)より
4101391416
No.110
(4pt)

よい小説ですが、敢えて文句を言います。

ミステリー手法に頼らず最後までぐいぐい読ませる「おもしろさ」の詰まった1冊。
肉欲というものをうまいこと処理したものだと感心する。

ただ、若干勢いに任せた部分もあり、例えばいつまでたっても卓巳がニートのままなのが、なんとももどかしく、鼻についてくる。
松永、福田、母のそれぞれの不幸を際立たせるための舞台道具として引きこもりの卓巳が使われているような感もあり、読むのが辛い。
また典型的な全能キャラ「リウ先生」を出したのも正直気持ち悪かった。(余談だが、こうゆう気持ち悪さは重松清にもある)
また「オプション」という言葉の意味を履き違えているのが非常に気にかかった。
(オプションとは単なる付属品という意味でなく、こちら側に選択権のある状態を言う)
これは決め台詞になるべき箇所なので、もう少し繊細になってほしかった

ということで☆4つ
ふがいない僕は空を見た Amazon書評・レビュー: ふがいない僕は空を見たより
4103259213
No.109
(4pt)

よい小説ですが、敢えて文句を言います。

ミステリー手法に頼らず最後までぐいぐい読ませる「おもしろさ」の詰まった1冊。
肉欲というものをうまいこと処理したものだと感心する。

ただ、若干勢いに任せた部分もあり、例えばいつまでたっても卓巳がニートのままなのが、なんとももどかしく、鼻についてくる。
松永、福田、母のそれぞれの不幸を際立たせるための舞台道具として引きこもりの卓巳が使われているような感もあり、読むのが辛い。
また典型的な全能キャラ「リウ先生」を出したのも正直気持ち悪かった。(余談だが、こうゆう気持ち悪さは重松清にもある)
また「オプション」という言葉の意味を履き違えているのが非常に気にかかった。
(オプションとは単なる付属品という意味でなく、こちら側に選択権のある状態を言う)
これは決め台詞になるべき箇所なので、もう少し繊細になってほしかった

ということで☆4つ
ふがいない僕は空を見た (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ふがいない僕は空を見た (新潮文庫)より
4101391416
No.108
(3pt)

232ページの中に5人の主人公

長い正月休みを退屈しないように,薦めてもらった本です.
簡単に読み進められる本です.

読後は,「何か自分の中に残るものはあったか?」と自問しつつ執着せずにあっさりと本を置きました.

だけど,薦めてくれた人はこの本で号泣したという.

何故・・・?

もしかして私は,このテの本(R-18という事ではなく)を読む時に心を閉ざしてしてから読む癖があるのかな?と思いました.

最初の「ミクマリ」は斉藤(息子)が主人公で始まり・最後の「花粉・受粉」は斉藤(母)が主人公で終わる.

物語で起こった出来事に傷つく主人公たちは,未成年だから傷つくのではない.(この本では,高校生でも小学生でも精神的には個人(大人)と見て良いと思う.小学生でも万引き行為の善悪はつく.)登場人物が自身の人生の中でトラウマになりそうな嫌な経験をするのにダラダラと日常は過ぎて行く.主人公が別の章を語り始めても並行して既出の登場人物たちの時間はダラダラときりなく続く.斉藤(息子)が登校拒否の時に嫌がらせをする友達と斉藤(母)の助産院に陰湿なメールを送り続ける近隣の人々に大人の世界・未成年の世界などという境界線はない.”妬み”・”嫉妬”・”いじめ”・”犯罪”にかかわるのに,大人・子どもの区別なんてない.長い人生を歩いていく途中で,生傷のようにぱっくりと口を開けて痛みそうな・・・そんな経験を書いた小説だと思う.しかし,作者の表現したかったのは何か?私にはわからない.だからこの小説の最初の方で,読者である私の方が心を閉ざして読みすすめてしまった.その方が読後感も軽いし不快感も減る.田岡や斉藤(母)の様に大人になってもふと,昔の傷を生々しく記憶に蘇らせる事がある.特に田岡は性犯罪者で病的で自身の行動に歯止めが効かなくなっている様子.加害者である田岡がどんなに悲惨な心情でも,自分で自分を救い様がないなぁと思う.まさに田岡自身もお手上げだと感じているのに,救いようもなく”生”が続く.

そう考えると,この小説の5つの章からなる短編集は中身があまりに重く暗い.斉藤(母)の助産院をはじめ日本中で新しい生が産声をあげるかもしれないが,成長する環境が悪くないか?この本の世界が日本の縮図とは思いたくないが,心が重いのは何故か・・・?

星は4つ付けたいところだが,読後感が良くなかったので星3つにする.
ふがいない僕は空を見た Amazon書評・レビュー: ふがいない僕は空を見たより
4103259213
No.107
(3pt)

232ページの中に5人の主人公

長い正月休みを退屈しないように,薦めてもらった本です.
簡単に読み進められる本です.

読後は,「何か自分の中に残るものはあったか?」と自問しつつ執着せずにあっさりと本を置きました.

だけど,薦めてくれた人はこの本で号泣したという.

何故・・・?

もしかして私は,このテの本(R-18という事ではなく)を読む時に心を閉ざしてしてから読む癖があるのかな?と思いました.

最初の「ミクマリ」は斉藤(息子)が主人公で始まり・最後の「花粉・受粉」は斉藤(母)が主人公で終わる.

物語で起こった出来事に傷つく主人公たちは,未成年だから傷つくのではない.(この本では,高校生でも小学生でも精神的には個人(大人)と見て良いと思う.小学生でも万引き行為の善悪はつく.)登場人物が自身の人生の中でトラウマになりそうな嫌な経験をするのにダラダラと日常は過ぎて行く.主人公が別の章を語り始めても並行して既出の登場人物たちの時間はダラダラときりなく続く.斉藤(息子)が登校拒否の時に嫌がらせをする友達と斉藤(母)の助産院に陰湿なメールを送り続ける近隣の人々に大人の世界・未成年の世界などという境界線はない.”妬み”・”嫉妬”・”いじめ”・”犯罪”にかかわるのに,大人・子どもの区別なんてない.長い人生を歩いていく途中で,生傷のようにぱっくりと口を開けて痛みそうな・・・そんな経験を書いた小説だと思う.しかし,作者の表現したかったのは何か?私にはわからない.だからこの小説の最初の方で,読者である私の方が心を閉ざして読みすすめてしまった.その方が読後感も軽いし不快感も減る.田岡や斉藤(母)の様に大人になってもふと,昔の傷を生々しく記憶に蘇らせる事がある.特に田岡は性犯罪者で病的で自身の行動に歯止めが効かなくなっている様子.加害者である田岡がどんなに悲惨な心情でも,自分で自分を救い様がないなぁと思う.まさに田岡自身もお手上げだと感じているのに,救いようもなく”生”が続く.

そう考えると,この小説の5つの章からなる短編集は中身があまりに重く暗い.斉藤(母)の助産院をはじめ日本中で新しい生が産声をあげるかもしれないが,成長する環境が悪くないか?この本の世界が日本の縮図とは思いたくないが,心が重いのは何故か・・・?

星は4つ付けたいところだが,読後感が良くなかったので星3つにする.
ふがいない僕は空を見た (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ふがいない僕は空を見た (新潮文庫)より
4101391416