(短編集)

ふがいない僕は空を見た

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評判

ふがいない僕は空を見たの評価:

3.91/5点 レビュー 183件。 A ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.91pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全366件 261〜280 14/19ページ
No.106
(3pt)

現実味があまりないですが小説の世界としては

非常に読みやすかったです。しかもそれなりに面白い。

但し、私の人生経験が不足しているのかもしれませんが、
各話の主人公が置かれてたシチュエーションに現実味が
感じられず、別世界の人間の話のようでした。

ただ、そういう状況にもし万が一陥ったら、こんな風に
考えたり、行動したりするかも、という部分が若干あり
その点で、少し共感は覚えました。
少年の「性」が「生」へと昇華する第1話のラストは
とても上手いと思いましたし、友達を思いながらも、
友達を傷つける行動をするお話も良かった。
ので、星は三つです。

本屋大賞の「謎解き・・」よりは良い作品ですけれどね。
(但し、この作品も大賞になるクラスのものではないと
思います。)
ふがいない僕は空を見た Amazon書評・レビュー: ふがいない僕は空を見たより
4103259213
No.105
(3pt)

現実味があまりないですが小説の世界としては

非常に読みやすかったです。しかもそれなりに面白い。

但し、私の人生経験が不足しているのかもしれませんが、
各話の主人公が置かれてたシチュエーションに現実味が
感じられず、別世界の人間の話のようでした。

ただ、そういう状況にもし万が一陥ったら、こんな風に
考えたり、行動したりするかも、という部分が若干あり
その点で、少し共感は覚えました。
少年の「性」が「生」へと昇華する第1話のラストは
とても上手いと思いましたし、友達を思いながらも、
友達を傷つける行動をするお話も良かった。
ので、星は三つです。

本屋大賞の「謎解き・・」よりは良い作品ですけれどね。
(但し、この作品も大賞になるクラスのものではないと
思います。)
ふがいない僕は空を見た (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ふがいない僕は空を見た (新潮文庫)より
4101391416
No.104
(5pt)

ふがいない君に魅せられた。

むっちゃくちゃ面白かった。

前から評判になってるのは知ってたし、
著者のデビュー作である「ミクマリ」を読んだ選考委員に
「ここまで書けるひとがいるのなら自分が書く必要なんかない」
とまで言わしめた作品だというから一体どんなもんなんだろうと思っていたら。

ポルノ小説が嫌いな私でもどんどん先が気になってすいすい読める。
連作集になっている各話の主人公たちの心理描写が、淡々とした筆致ながらも
おそるべきリアリティをもって迫ってくる。
特に全編を通した主人公である斉藤くんの描写が秀逸。
高校生ってこんな感じだよなー、まだ危うくて勝手に突っ走って
失敗して号泣して不貞寝したりそれでもやっぱり前に進んだり。
読んでいて圧倒される反面微笑ましくも思った。

アダルト小説に対する偏見を、本作は見事に払拭してくれた。
彼女の次回作が楽しみです。
ファンだ。
ふがいない僕は空を見た Amazon書評・レビュー: ふがいない僕は空を見たより
4103259213
No.103
(5pt)

ふがいない君に魅せられた。

むっちゃくちゃ面白かった。

前から評判になってるのは知ってたし、
著者のデビュー作である「ミクマリ」を読んだ選考委員に
「ここまで書けるひとがいるのなら自分が書く必要なんかない」
とまで言わしめた作品だというから一体どんなもんなんだろうと思っていたら。

ポルノ小説が嫌いな私でもどんどん先が気になってすいすい読める。
連作集になっている各話の主人公たちの心理描写が、淡々とした筆致ながらも
おそるべきリアリティをもって迫ってくる。
特に全編を通した主人公である斉藤くんの描写が秀逸。
高校生ってこんな感じだよなー、まだ危うくて勝手に突っ走って
失敗して号泣して不貞寝したりそれでもやっぱり前に進んだり。
読んでいて圧倒される反面微笑ましくも思った。

アダルト小説に対する偏見を、本作は見事に払拭してくれた。
彼女の次回作が楽しみです。
ファンだ。
ふがいない僕は空を見た (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ふがいない僕は空を見た (新潮文庫)より
4101391416
No.102
(4pt)

繋がり続く毎日。一気に読んで欲しい。

本屋大賞1位に唖然…
2位となり初めて目にした著者に興味を持ちました。

小説のエロ描写は正直苦手で、村上氏のものなどは嫌悪感すら感じますが、
こちらは興しろく読み進められました。

巻き起こる問題、願ったり叶ったりなんて続かない。でも積み重ねる日々。
繋がった人々に時には救われ、時には泣かされ…
自分とは立場の違った登場人物でも、彼らの思い・悩みが非常にリアルに響きます。
登場人物それぞれの人に向けた思いを感じ、受け取るには是非一気に読みきることをお勧めします。

次の1冊も楽しみな著者が増えました。
ふがいない僕は空を見た Amazon書評・レビュー: ふがいない僕は空を見たより
4103259213
No.101
(4pt)

繋がり続く毎日。一気に読んで欲しい。

本屋大賞1位に唖然…
2位となり初めて目にした著者に興味を持ちました。

小説のエロ描写は正直苦手で、村上氏のものなどは嫌悪感すら感じますが、
こちらは興しろく読み進められました。

巻き起こる問題、願ったり叶ったりなんて続かない。でも積み重ねる日々。
繋がった人々に時には救われ、時には泣かされ…
自分とは立場の違った登場人物でも、彼らの思い・悩みが非常にリアルに響きます。
登場人物それぞれの人に向けた思いを感じ、受け取るには是非一気に読みきることをお勧めします。

次の1冊も楽しみな著者が増えました。
ふがいない僕は空を見た (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ふがいない僕は空を見た (新潮文庫)より
4101391416
No.100
(2pt)

第2話で終わっている話を、単行本化のために、だらだらと延ばしているだけに思える

各賞受賞作の中には、「この作品がなぜ?」と思う作品も少なくないのだが、この「ふがいない僕は空を見た」は、私にとって、その最たるものだった。 

この連作短編集には5話が納められており、その語り部、つまりは主人公が、全て異なっている。このうち、まず、斉藤とあんずの物語である冒頭の2話、特に、「ミクマリ」は、性描写が露骨過ぎる。私は、文学の中での性描写に目くじらを立てるタイプではないのだが、はっきりいって、この性描写には必然性が全く感じられず、露骨さと卑猥さだけが際立ってしまっていると思う。私は、通勤電車内を読書時間にしているのだが、満員電車の中で読むには、さすがに気恥かしかった。

私は、この連作短編集は、結局は、この第2話までの斉藤とあんずの物語だったと思っているのだが、この後の作品の主役は、七菜、福田、斉藤の母となっており、あんずは、直接的には全く登場してこない。斉藤の方は、その後も各話に登場してくるのだが、各話の付け足しのような扱いで、最後の書き下ろし作品「花粉・受粉」で、辛うじて、彼のドラマに落とし前を付けているといった感じなのだ。そういった意味では、この連作短編集は、実質的に、第2話までで終わっており、後は、斉藤の周りの脇役たちの、それこそ単行本化のための付け足しのようなエピソードをだらだらと書き連ねているだけといっても過言ではないと思う。そもそも、作者に、もともと第3話以降の構想があったのだろうかと思ってしまう。 

後の作品には、たとえば「セイタカアワダチソウの空」の田岡のように、掘り下げて描けば、さらにドラマがふくらみそうな、魅力のあるキャラも描かれている。斉藤とあんずはもちろんのこと、全ての登場人物のキャラとドラマの掘り下げが浅過ぎて、消化不良の作品ばかりの連作短編集に終わってしまっているのが勿体ないと思う。
ふがいない僕は空を見た Amazon書評・レビュー: ふがいない僕は空を見たより
4103259213
No.99
(2pt)

第2話で終わっている話を、単行本化のために、だらだらと延ばしているだけに思える

各賞受賞作の中には、「この作品がなぜ?」と思う作品も少なくないのだが、この「ふがいない僕は空を見た」は、私にとって、その最たるものだった。 

この連作短編集には5話が納められており、その語り部、つまりは主人公が、全て異なっている。このうち、まず、斉藤とあんずの物語である冒頭の2話、特に、「ミクマリ」は、性描写が露骨過ぎる。私は、文学の中での性描写に目くじらを立てるタイプではないのだが、はっきりいって、この性描写には必然性が全く感じられず、露骨さと卑猥さだけが際立ってしまっていると思う。私は、通勤電車内を読書時間にしているのだが、満員電車の中で読むには、さすがに気恥かしかった。

私は、この連作短編集は、結局は、この第2話までの斉藤とあんずの物語だったと思っているのだが、この後の作品の主役は、七菜、福田、斉藤の母となっており、あんずは、直接的には全く登場してこない。斉藤の方は、その後も各話に登場してくるのだが、各話の付け足しのような扱いで、最後の書き下ろし作品「花粉・受粉」で、辛うじて、彼のドラマに落とし前を付けているといった感じなのだ。そういった意味では、この連作短編集は、実質的に、第2話までで終わっており、後は、斉藤の周りの脇役たちの、それこそ単行本化のための付け足しのようなエピソードをだらだらと書き連ねているだけといっても過言ではないと思う。そもそも、作者に、もともと第3話以降の構想があったのだろうかと思ってしまう。 

後の作品には、たとえば「セイタカアワダチソウの空」の田岡のように、掘り下げて描けば、さらにドラマがふくらみそうな、魅力のあるキャラも描かれている。斉藤とあんずはもちろんのこと、全ての登場人物のキャラとドラマの掘り下げが浅過ぎて、消化不良の作品ばかりの連作短編集に終わってしまっているのが勿体ないと思う。
ふがいない僕は空を見た (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ふがいない僕は空を見た (新潮文庫)より
4101391416
No.98
(5pt)

どうなんだろう。人を選ぶような。

最初の三章だけを読んだ感想は「なんだよただの官能小説じゃん」。
しかし最後までよんでみると、ただの官能小説じゃないことが分かります。

これは人の成長を書いた物語です。しかもものすごくリアルに。

本編は連作短編の形式になっていて、どれも主人公は異なります。
どの主人公も性に溺れ、その中で自分の生き方、人生と向き合い、それぞれの歩幅で前に進んでいく様子を描いています。

単純に面白い。
ただ、性描写が非常にきわどいため、人を選ぶ。
その性描写をリアルと受け取るのか、エロいだけと受け取るのかで、この本の評価は分かれると思います。
ふがいない僕は空を見た Amazon書評・レビュー: ふがいない僕は空を見たより
4103259213
No.97
(5pt)

閉塞感に満ち溢れた時代を乗り越える人間賛歌をしみじみと味わえ!

エロくてグロい第1篇で読み進むのをやめた人がいるかもしれません。あるいは第1篇の途中で…。

斯く言う私も第1篇を読み終えた時点で、何故このような作品が『本屋大賞第2位』なのかと???でしたが…

2編・3編と読み進むにつれ、エロ・グロは一つのキーワードに過ぎず、『性』が(多分)著者にとって極めて重要なテーマではあっても
決してそれだけではないことに…
コスプレ・不妊治療・徘徊老人・団地の荒廃・小児性愛・いじめ・貧困・産婦人科医の減少etc.etc.時代の閉塞感を表す出来事が次から次へと提示され、
何故か行き詰ってしまった“現代日本”こそが、メインテーマであることに気が付かされます。

それでも何故か読後感が爽やかなのは、最終編に向かって、重苦しい閉塞感の中でも前に向かっていこうとする
普通の人々が描かれていて、何よりも産婆という職業を通じて新たな命の誕生=『生』への賛歌が力強く謳われているから。

但し、この小説を本当のハッピーエンドにする為には
私たち現役世代には、ただ漫然と新たな『生』を迎えるだけでなく、少しでも“この閉塞感を打ち破る何かを
ひとりひとりが積み重ねていくこと”が求められているのでしょう。
ふがいない僕は空を見た Amazon書評・レビュー: ふがいない僕は空を見たより
4103259213
No.96
(5pt)

どうなんだろう。人を選ぶような。

最初の三章だけを読んだ感想は「なんだよただの官能小説じゃん」。
しかし最後までよんでみると、ただの官能小説じゃないことが分かります。

これは人の成長を書いた物語です。しかもものすごくリアルに。

本編は連作短編の形式になっていて、どれも主人公は異なります。
どの主人公も性に溺れ、その中で自分の生き方、人生と向き合い、それぞれの歩幅で前に進んでいく様子を描いています。

単純に面白い。
ただ、性描写が非常にきわどいため、人を選ぶ。
その性描写をリアルと受け取るのか、エロいだけと受け取るのかで、この本の評価は分かれると思います。
ふがいない僕は空を見た (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ふがいない僕は空を見た (新潮文庫)より
4101391416
No.95
(5pt)

閉塞感に満ち溢れた時代を乗り越える人間賛歌をしみじみと味わえ!

エロくてグロい第1篇で読み進むのをやめた人がいるかもしれません。あるいは第1篇の途中で…。

斯く言う私も第1篇を読み終えた時点で、何故このような作品が『本屋大賞第2位』なのかと???でしたが…

2編・3編と読み進むにつれ、エロ・グロは一つのキーワードに過ぎず、『性』が(多分)著者にとって極めて重要なテーマではあっても
決してそれだけではないことに…
コスプレ・不妊治療・徘徊老人・団地の荒廃・小児性愛・いじめ・貧困・産婦人科医の減少etc.etc.時代の閉塞感を表す出来事が次から次へと提示され、
何故か行き詰ってしまった“現代日本”こそが、メインテーマであることに気が付かされます。

それでも何故か読後感が爽やかなのは、最終編に向かって、重苦しい閉塞感の中でも前に向かっていこうとする
普通の人々が描かれていて、何よりも産婆という職業を通じて新たな命の誕生=『生』への賛歌が力強く謳われているから。

但し、この小説を本当のハッピーエンドにする為には
私たち現役世代には、ただ漫然と新たな『生』を迎えるだけでなく、少しでも“この閉塞感を打ち破る何かを
ひとりひとりが積み重ねていくこと”が求められているのでしょう。
ふがいない僕は空を見た (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ふがいない僕は空を見た (新潮文庫)より
4101391416
No.94
(1pt)

欲求不満の中年女性の気持ち悪い作文

評判がいいので読んでみたが単なるエロ小説で辟易する。40過ぎのライターが高校生の言葉遣いをするとこれほど不自然で気持ち悪くなるのかと嗚咽をもよおした。

女も年齢を問わず欲望はあると言うことを素直に表現しているのは分かるがそれにしても気持ち悪い。

バイト先のリーダーがT大出でプリントを作って勉強を見てやるとか高級マンションに住んでいるとかすべて不自然でとても読めたものではない。

読もうとするのは時間の無駄である。
ふがいない僕は空を見た Amazon書評・レビュー: ふがいない僕は空を見たより
4103259213
No.93
(1pt)

欲求不満の中年女性の気持ち悪い作文

評判がいいので読んでみたが単なるエロ小説で辟易する。40過ぎのライターが高校生の言葉遣いをするとこれほど不自然で気持ち悪くなるのかと嗚咽をもよおした。

女も年齢を問わず欲望はあると言うことを素直に表現しているのは分かるがそれにしても気持ち悪い。

バイト先のリーダーがT大出でプリントを作って勉強を見てやるとか高級マンションに住んでいるとかすべて不自然でとても読めたものではない。

読もうとするのは時間の無駄である。
ふがいない僕は空を見た (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ふがいない僕は空を見た (新潮文庫)より
4101391416
No.92
(4pt)

読者として選ばれた心持ち。

読むものを選ぶ作品であるが、読むものに選ばれる人間でありたいとも
感じた。

内容の概要は聞いていたけのだが、冒頭から衝撃的な描写があり読む姿勢を問うてくる。
身に覚えがある閉塞感、やるせなさを感じながら、それでも作中内の現実から目をそらすことは
したくない。自分が引き込まれているのか、負けじと入り込んでいっているのかは
自らの中ですら境目は曖昧だ。

宣伝文句に性と生を真正面から取り上げた小説、とあった。
性の部分を描いているのは事実だが、その部分をプッシュするのは作品にはそぐわないような
気がした。性と生の比重は著者の中では明確に異なっているように思う。

こういった作品を読める人間でありたい。
ふがいない僕は空を見た Amazon書評・レビュー: ふがいない僕は空を見たより
4103259213
No.91
(4pt)

時代の閉塞感がじっとりと・・・・・

コピーに惹かれて興味本位で読みました。文体としては読みやすいです。
4つの家庭、延べ5人の物語が交差しますが、奥田英朗の一部作品のように、救いのない描写が続きます。性描写もこれでもかというくらい、特に前半に集中します。
貧乏な、あるいは若くしてはや人生に疲れたような人物が登場するかと思えば、認知症の祖母のために自分の食べる分まで分け与えるやさしい高校生たちが描かれます。全体に暗い雰囲気で物語が進みますが、ただ、奥田のように毒を含んではいませんし、問題提起をしているようにも思えませんでした。あえていえば、貧困の拡大再生産は、現実世界の大きなテーマではあると痛感はしました。とはいってもねぇ・・・。
「まぁ、女性にしては思いっきりよく書いたなぁ」という感じ。電車の中で読む本ではないですね。度胸がいります?!
ふがいない僕は空を見た Amazon書評・レビュー: ふがいない僕は空を見たより
4103259213
No.90
(4pt)

読者として選ばれた心持ち。

読むものを選ぶ作品であるが、読むものに選ばれる人間でありたいとも
感じた。

内容の概要は聞いていたけのだが、冒頭から衝撃的な描写があり読む姿勢を問うてくる。
身に覚えがある閉塞感、やるせなさを感じながら、それでも作中内の現実から目をそらすことは
したくない。自分が引き込まれているのか、負けじと入り込んでいっているのかは
自らの中ですら境目は曖昧だ。

宣伝文句に性と生を真正面から取り上げた小説、とあった。
性の部分を描いているのは事実だが、その部分をプッシュするのは作品にはそぐわないような
気がした。性と生の比重は著者の中では明確に異なっているように思う。

こういった作品を読める人間でありたい。
ふがいない僕は空を見た (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ふがいない僕は空を見た (新潮文庫)より
4101391416
No.89
(4pt)

時代の閉塞感がじっとりと・・・・・

コピーに惹かれて興味本位で読みました。文体としては読みやすいです。
4つの家庭、延べ5人の物語が交差しますが、奥田英朗の一部作品のように、救いのない描写が続きます。性描写もこれでもかというくらい、特に前半に集中します。
貧乏な、あるいは若くしてはや人生に疲れたような人物が登場するかと思えば、認知症の祖母のために自分の食べる分まで分け与えるやさしい高校生たちが描かれます。全体に暗い雰囲気で物語が進みますが、ただ、奥田のように毒を含んではいませんし、問題提起をしているようにも思えませんでした。あえていえば、貧困の拡大再生産は、現実世界の大きなテーマではあると痛感はしました。とはいってもねぇ・・・。
「まぁ、女性にしては思いっきりよく書いたなぁ」という感じ。電車の中で読む本ではないですね。度胸がいります?!
ふがいない僕は空を見た (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ふがいない僕は空を見た (新潮文庫)より
4101391416
No.88
(3pt)

ほっこり、ではないあたたかさ

日常のやり切れなさが性描写や性的事件をもって語られる。のはありがち。
登場人物の視点が章ごとに一人称で切り替わって新鮮に。というのもありがち。

ということで展開に特に新味はなく、内容も決してハッピーではないんだけど、読後感は悪くないです。

それは、最終的にはみんな救われてほっこり、といった類いの安心感ではなくて、
うーん、やっぱ誰でもドロドロした悩みを秘めてるんだよなっていう共感や連帯感みたいなものであって。
読後に感じる温かさも、決して気持ち良くはなくて、生温かい感じ。

途中までは★★だったのが★★★にしたのは、最後の章の語り手(一人称)が意外で、
さらにその章の心情描写が比較的丁寧に思えたから。
で、読み終わったあとに著者の経歴を見て、なるほどなと思いました。
ふがいない僕は空を見た Amazon書評・レビュー: ふがいない僕は空を見たより
4103259213
No.87
(3pt)

ほっこり、ではないあたたかさ

日常のやり切れなさが性描写や性的事件をもって語られる。のはありがち。
登場人物の視点が章ごとに一人称で切り替わって新鮮に。というのもありがち。

ということで展開に特に新味はなく、内容も決してハッピーではないんだけど、読後感は悪くないです。

それは、最終的にはみんな救われてほっこり、といった類いの安心感ではなくて、
うーん、やっぱ誰でもドロドロした悩みを秘めてるんだよなっていう共感や連帯感みたいなものであって。
読後に感じる温かさも、決して気持ち良くはなくて、生温かい感じ。

途中までは★★だったのが★★★にしたのは、最後の章の語り手(一人称)が意外で、
さらにその章の心情描写が比較的丁寧に思えたから。
で、読み終わったあとに著者の経歴を見て、なるほどなと思いました。
ふがいない僕は空を見た (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ふがいない僕は空を見た (新潮文庫)より
4101391416