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(短編集)

伯母殺人事件



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伯母殺人事件の評価: 4.04/5点 レビュー 23件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.04pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全23件 21~23 2/2ページ
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No.3:
(4pt)

イギリス文学の一つの伝統としてもー。

イギリス文学の中には、作者が登場人物や社会から一歩距離をとって、非常に客観的に物事を描写した、しかも見事なユーモアとウィットを併せ持つ作品群の豊かな伝統があると思うのですが、この作品などもその一つの典型なのではないでしょうか。
前半と後半で語り手が交代して、同じ物語がまったく違った視点で二度繰り返されます。見方を変えると、こんなにも話は違ってくるのか、と驚かされ、特に後半の抜群のユーモア・センスに笑わされ、読み終わった後に、人間性に対する、一つの透徹した理論を作者がつかんでいることに感心させられ、しかもそれを娯楽小説として表現する名人芸に感嘆させられました。
ややもすると、おとなしくて地味な印象を与えがちなイギリス文学のこういった一つの伝統ですが、やはり私は個人的に学ぶところ大です。私はどう見ても第一の語り手タイプの人間ですのでなおさら要注意-です。
伯母殺人事件 (1957年) (世界推理小説全集〈第64巻〉)Amazon書評・レビュー:伯母殺人事件 (1957年) (世界推理小説全集〈第64巻〉)より
B000JAWHUM
No.2:
(4pt)

憎らしい語り手、すっきりする結末

語り手である男性は、ウェールズのLlwllという町に伯母さんと一緒に暮らしています。読者に向かっていろいろと愚痴をこぼしているうちに、とうとう伯母さん殺害することになります。一生懸命計画を練って努力するのですが、なかなかうまくいきません。伯母さんは悪運が強い。やがて最後の計画を実行に移します…。普通、語り手には感情移入しやすいものですが、この主人公は憎たらしい、いけすかない若者で、応援する気がおきません。伯母さんは、この男の言うとおりの人物なのか、それとも本当は全然違った人なのか。フィルタのかかっていない伯母さんの姿が見たい!という気持ちになります。あまり推理のことは考えずに、最初からじっくり読んでいきましょう。
伯母殺人事件 (創元推理文庫 125-1)Amazon書評・レビュー:伯母殺人事件 (創元推理文庫 125-1)より
4488125018
No.1:
(4pt)

憎らしい語り手、すっきりする結末

語り手である男性は、ウェールズのLlwllという町に伯母さんと一緒に
暮らしています。
読者に向かっていろいろと愚痴をこぼしているうちに、
とうとう伯母さん殺害することになります。
一生懸命計画を練って努力するのですが、なかなかうまくいきません。
伯母さんは悪運が強い。やがて最後の計画を実行に移します…。
普通、語り手には感情移入しやすいものですが、
この主人公は憎たらしい、いけすかない若者で、
応援する気がおきません。
伯母さんは、この男の言うとおりの人物なのか、
それとも本当は全然違った人なのか。
フィルタのかかっていない伯母さんの姿が見たい!
という気持ちになります。
あまり推理のことは考えずに、最初からじっくり読んでいきましょう。
伯母殺人事件 (創元推理文庫 125-1)Amazon書評・レビュー:伯母殺人事件 (創元推理文庫 125-1)より
4488125018

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