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羊たちの沈黙
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羊たちの沈黙の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.01pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全68件 41~60 3/4ページ
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レクター博士の見た目がかわいそうで 助けてあげたくなるのは私だけです 独房に居てイラついてるからクラリスにいろんないらないことを質問してます 後 看護婦に噛みついたレクター博士に敬意を払います 全ての人へ無念が消えるのではないでしょうか? | ||||
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映画も名作である。しかし、どんなに素晴らしい映画でも、心理面は描ききれない。心理面をじっくりと描いた本書は、本当に息が詰まるような内容である。一方で、アクション的なところは、やはり映画の方が印象深い。映画も本もどちらも素晴らしい。 | ||||
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言うまでも無く、現在に至るまでのサイコスリラー〜シリアルキラー物の氾濫の端緒を作ったエポックエイキングな作品。 そして最も邪悪で優雅な「名探偵」ハンニバル・レクターが宿命的なヒロイン、クラリスと邂逅する歴史的傑作。 いささか生硬な文体であった(D・フランシスの「競馬シリーズ」などではそれがまた魅力に転じるのだが・・・)菊池光の訳より、初読の方には今回の高見訳をお勧めする。 | ||||
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いわずかものなサイコミステリー小説の最高峰と言ってもいい 腰を据えて読みふけられる上質の作品です です、が、やはりね映画のイメージを強く感じる私がいけないのでしょうが、クラリスが品のない女性だと印象づきそうな記述が目立つ 訳者のセンスが感じられない訳、原文が読めればと心から思います 古典的な言い回しらしきところは理解出来ますが品がないのは頂けない 私は下品と、品がないは天と地ほどの差があると考えてる 下品は救いあるが、品がないのは救いようがない つまりはそういう事です | ||||
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ハンニバルライジングも見たので もし洞察力に優れてる映画だとしたら レクター博士がなぜ見張りの警察をあれだけ無惨に殺害出来るのかちょっと共感出来ます 僕に置き換えると 何より非情な人間に一番憎悪を抱いているんでしょう 悪の親玉がいて 非情な人間とは悪の親玉に従わざるを得ない人です 何も考えてなくて多数決で人を辱める罪の意識がない人です 僕は そんな人をシマウマかハトと呼んでます シマウマはどんなに群れても僕がライオンならずっと同じ一匹を狙います ハトはパッと掴みます 憎悪は隠すことが出来ます 皆さん気をつけましょう | ||||
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確かにモダンとは言えない訳が散見されるが作品世界に害を与えるほどのものではないだろう。 他の方もおっしゃっているようにこの作品の一番の魅力はレクター博士とクラリスの駆け引きだと思う。犯人が・・・や例の蛾をもっと主幹においてほしかったという不満を吹き飛ばすクオリティー。クラリスは本作とハンニバルでしか拝めないのがもったいないキャラクターだと思う。 | ||||
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私は映画の方は十数年前に観ており、 いつかは原作の方も読みたいとは思いながら今まで過ごしてしまった。 たとえ結末を知っていても十分に読む価値があると感じた所は、 何と言ってもレクター博士とFBI訓練生クラリスの秀逸なやりとりだと思う。 レクターの天才的なモンスターぶりが映画以上に伝わってくるのはもちろん、 映画では表現し切れていなかったクラリスの捜査官としての頭の回転と勘の鋭さが 非常に巧く描かれている。 余談ながら精神異常犯罪者用病院の院長チルトン博士に対する レクター博士のおちょくり方がとてもおかしく、 特に「ビリー・ルービン」の所は自分的には大爆笑だった。 翻訳が直訳っぽくて読みづらいという指摘もあるが、 これは優れた原著に敬意を表して出来るだけ忠実に訳そうとしたからではないかと 私は好意的に解釈したい。 | ||||
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映画の方を先に見てしまいましたが、原作を読んでその面白さが 映画には結構抜け落ちているのが分かって、とても残念に思いました。 ストーリー展開はスリリングで面白く、アメリカの人種・階層・政治と 司法の関係、犯罪など、緻密に組み立てられていて完璧でした。 しかし、何せ高級靴・香水の名前や多重人格などポイントとなる言葉で 翻訳にまずい点があって、雰囲気が損なわれているのが、☆が1つ欠けた 理由です。 | ||||
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英語、特にアメリカ英語はその浮き沈みが激しく、新語がどんどん出てきては消え、消えては出てきているのが日常の人騒ぎであり、から騒ぎであるが、本書にも1989年当時としては日本語に訳しにくいアメリカ新語があるようで、訳者の菊池氏はカタカナ交じりの翻訳をしている部分がそこそこある。 "turn him on" の "turn on" というのをロックの歌詞に最初に使われたのが、ジョン・レノンの "A DAY IN THE LIFE" で、「彼を興奮させる」という意味のドラッグソングだったのだ。 "skin" (皮を剥ぐ)の類義語に "flay" があるが、FBIは "skin" を使おうといっている。 FBI行動科学課のジャック・クローフォド課長は、ミスター・ザリガニ(crawfish)と揶揄されている。 SWAT は、"Special Weapons And Tactics" (警察特殊部隊)のことで、通常 "SWAT team" として使われるようだ。 「さなぎ」を英語では、"pupa" というが、「ピューペイ」ではなく、本当は「ピューピー」と発音する。なお複数形は、"-pae" となる。 "flush" は「閃光」であり、「前を見せる」のか? このように、この本は、ホラー・ミステリーとしての面白さのほかに英語のお勉強にも役立つのだ。 小説よりも、映画のほうが面白いのは、そもそも本書自体が、映画化を想定して作られているからだ。 | ||||
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サイコものなんて珍しくないのに、倦むことなく読めたのは、この作品が確かな知識(と思える)に裏打ちされた骨太なストーリーを持っているから。 サイコ(バッファロービルの連続殺人)を土台にして、教養小説(クラリスの)と推理小説(レクターが探偵)を構築したような感じ。そのバランスがいい。 推理小説的には、ビルの動機に焦点が当てられていて、解明されたそれがサイコなのがよかった。また、最大の見せ場は、レクターの脱出の場面。もちろん、クラリスの造型にも十分な厚みが与えられている。幼少時の事情、「ちくしょう」と舌打ちする心の声など。ルームメイトがいい感じなのもお約束。 ただ、クラリスにどっぷり感情移入出来た訳ではなく、結構、冷静に読んだ。 | ||||
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これはとても楽しく読んだ。珍しく映画も見に行ってしまったほどだ。レクター博士の頭の良さにはほれぼれさせられた。医師であるだけでなく、芸術にも秀で、趣味が良くて、いや実にいい男だ。あれだけの残虐非道も、頭のいい男だから許される。 星を四つにしたのは、他の方も書いておられるが、訳がなっていないからだ。「クローフォド」と「ハニバル」だけは何とかしてよ。「ハンニバル」で訳者を変えたのは正解だった。 で、ここに書くのもどうかと思うが、「ハンニバル」はまだいいとして、「ライジング」はやめておけ。殺人鬼に過去は要らない。 | ||||
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シリーズ中最高の出来だと思います。本作と前作『レッド・ドラゴン』はこのジャンルの最高レベルにあるのではないでしょうか。 しかし、翻訳はひどいものです。そのままカタカナでもいいものを無理やり日本語に訳したところがあるかと思えば、「授業」とすべきところが「クラス」になっていたりなど…ほとんど中学生レベルですね。また、人名や商品名、ブランド名などの固有名詞の表記もメチャクチャで、読みにくくてしょうがない。翻訳者の独りよがりでここまで文章を壊されたら原作者もかわいそうですね。 改訳を心の底から望みます。 | ||||
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かつて10数年前に劇場で本作の映画版を見て感激し、その後も何度か視聴したが今回初めて原作を読んだ。(買ってから読まないで本棚に10数年放置・・・・) 「レッドドラゴン」「ハンニバル」と比較して、本作が最高傑作だと思う。クラリスとレクターの駆け引きもさる事ながら、「倉庫で死体を見つける場面」や「レクター博士逃亡シーン」「クラリスと殺人犯との死闘」などは、まるで自分がその場にいるごとくの恐怖を感じた。映画ではよく理解できなかった細部の疑問も本作にて消化。大変満足しました。 | ||||
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ネットが普及して以降の、一般の方にはあまり気が付かれていない現象は、かなり低レベルの意見が、もっともらしくあっちこっちに平気で登場していることだ。それはそれらの意見のレベルをチェックする人間が、どこにもいないからだ。活字雑誌の場合には、プロの編集者という者が必ず存在し、そういうことが起きないよう目を配っていた。文章や作品評価に一定の見識をもつプロの存在というものは、そういう意味で重要なものなのだ。ここに頻出している、「翻訳が低レベル」「文章が古い」などの評価は、それらの典型である。かなりの読書を重ねていない者のこういう意見は、その意見のほうが見当ちがいである場合もあると、知っておいたほうがよい。この本の文章は、原文も翻訳も、とても上質である。それがほんとうのところだ。 | ||||
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他の方の言う通り、翻訳がダメダメです。しかし、内容が良いので☆3つ。 | ||||
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久しぶりに読み返したが、やはり非常に引きつける力のある作品だった。 翻訳の文章には多少の難があるが、それはせいぜいカタカナ単語の音をどう表現するかに過ぎないので、私はあまり気にならなかった。 この頃のレクター博士にはまったく破綻がない。 次回作であるハンニバルあたりから人物に少々破綻が生じ、ハンニバル・ライジングでは更なる破綻が起こってきている。 文章や単語や人物の変化に疑問をさしはさんで不愉快な読書をするよりも(これは文学作品ではないのだから)そのあたりは大目に見て、作品そのものを楽しめばそれでいいのではないだろうか。 | ||||
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映画化もされ、話題を呼んだ<ハンニバル>シリーズの原点となる作品。ずいぶん遅まきながら、今回初めて原作を読んだ。私が手にした文庫は、なんと56刷目だった。 ’89年、「このミステリーがすごい!」海外編でダントツ第1位になっている。 ストーリーは―若い女性ばかりを狙った連続皮剥ぎ殺人犯の手がかりをつかむため、FBIアカデミーの訓練生クラリスが稀代の殺人鬼ハニバル・レクター博士と接触する・・・。そして、今、上院議員の娘を誘拐して、まさに血祭りに挙げんとする、くだんの殺人犯と対決する―というもので、映像化によってすっかりお馴染みである。 今回原作を読んでみて、いかに原作に忠実な映像化がなされていたかを再確認した。特に本作では脇役であるはずのレクター博士が、主役やストーリーの本筋を食わんばかりに存在感たっぷりに、衝撃的に登場するあたりは圧巻である。 また、原作である本書は、トマス・ハリスの、映像とはまた別の、小説ならではの格調高い独特な筆致と、短い章立ての簡潔・鮮明な描写を場面ごとに味わうことができる。決して通俗スリラーに堕すことなく、高いレベルと次元でスリルとサスペンスを盛り上げているあたりはさすがである。 ともあれ、ジョディ・フォスター主演の映画が公開され大ヒットしたことも手伝って、それまで一部ミステリー・ファンにしか知られていなかったサイコ・スリラーというジャンルが、巷にどっと溢れることとなった。FBIのプロファイリングという独特の捜査法が一般に流布したのも、この作品がきっかけだったのではないかと思う。 この作品から、一世を風靡する“サイコ”の時代が始まったのである。 | ||||
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翻訳の評判が悪いようですが、実は私もあまり好きな文体ではありませんでした。原書を読んだことがないので、悪いとかいいとかまでは判断できかねますが、好みの範囲のみの話でいうと「なんか気持ち悪い文章」なんと言うか原作の英文をまさに忠実に「そのまま」訳している印象を受けました。あくまで英文を、というイメージです。(えらそうなこと書いて申し訳ありません)文体の古臭い感が否めませんでした。前のレビューでも書いていらっしゃる方がいますが、日本でカタカナ英語としても定着している単語の書き方の気持ち悪いこと!「ベイビイ」「キャンザス」・・カタカナが多いページは少しイラっとしました。 また、特に男性の個人個人の話し方の違いがあまり感じませんでした。英語に比べて日本語は「誰が」話しているのかをかなりわかりやすく表現できると思うのですが・・・誰が話しても同じ印象。 クラリスがしょっちゅう「ちくしょう」だの「くそ野郎」と言って(思って)いますが、映画のクラリス=ジョディフォスターのイメージで固まりすぎていたせいか、私はそこにはしっくりきませんでした。そりゃ知的で教養のある人も「ちくしょう」くらいは言うかもしれませんが、美しく優秀だ、という描写があるのですから、もうちょっとなんとか表現はなかったものでしょうか。ちょっと下品すぎやしませんか。 ☆は翻訳が合わなかったのが全ての評価につながります。翻訳で読むことが多い海外の作品はそれが難しいところですね。 違う人の翻訳も読んでみたいです。できれば自分で原書を読んでイメージを膨らませるのが一番だとは思うのですが。そのうち挑戦してみたいと思います。 | ||||
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映画も観たけど映画だけだと分かりづらいデティールを知りたかったので小説も読んでみました。 結末が分かっていても読まされるし、スラスラと読めたしなかなか面白いと思います。 一連の映画を観てて完全にアンソニー・ホプキンズのイメージで読んでたんですが、微妙に重ならなかった です。アンソニー・ホプキンズのイメージが強すぎて本来のレクターの人物像をつかむ前に読み終わってし まいました。どうも映画版のレクター博士の方は意図的に絶対的な超越した人物として描れている様な気が します。映画の方は2割増で描いているんですね。普通は逆なんですが。 その辺が微妙なズレなのかなと思います。作中でのクロフォードのレクター評が多分一番正しいのかな。 翻訳者を変えるべきという意見には賛成ですね。本来この小説は様々な要素をもった面白い小説のはずです。 作品に直接関係ないかもしれないけど、翻訳者による解説もひどいですよ。ほとんど作品のあらすじを 書いてるだけですからね。 | ||||
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映画化されるずっと前に読んでいたので、これ程の話題作になるとは思わなかった。作者の代表作とされているが、実は前作の「レッド・ドラゴン」より衝撃度は落ちている。サイコ・キラーによる連続殺人が起き、FBIの訓練生クラリスは上司の命令で獄中の天才精神科医で殺人犯のレクター博士に相談に行く。レクターはクラリスを助手にして獄中で犯人を推理するという、変形安楽椅子探偵物なのだ。 設定を上のように分析してみると、異常な構成のようでいて、実は旧来のパターンに乗ったものである事が分かる。作者も「干草の一針」物に疲れたのであろう。映画のA.ホプキンスのイメージがあまりにも強くなったので、作者は次作からレクターをA.ホプキンスのイメージに合わせて書くと公言しているそうである。 商業的小説家としての巧さが光るサイコ・サスペンス風快作。 | ||||
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